新機能

ここでは、リリース11.1.1.7.0の新機能を紹介します。主な新機能は、Apple iPad®のサポート、アクセシビリティの向上、パフォーマンス・メトリックの強化およびページレット・プロデューサの4つです。このクイック・リファレンス・ページでは、このリリースの新機能を要約するとともに詳細情報の参照先を示します。

注意: リリース11.1.1.7.0はパッチ・セットの一部です。パッチ・セットとは、まとめて適用するように設計された、パッチの単一インストール・コレクションです。Oracle WebCenter Portalおよび関連するすべての依存製品(WebCenter Contentなど)にパッチを適用する必要があります。パッチを適用すると、既存のインストール上にいくつかのファイルがコピーされます。 パッチは通常、Oracle製品の特定のバージョンに関連しており、製品の1つのマイナー・バージョンから同じ製品の新しいマイナー・バージョンへの更新(リリース11.1.1.6.0からリリース11.1.1.7.0への更新など)を含みます。 サポートを継続して受けるためには、リリース11.1.1.7.0パッチ・セットをインストールする必要があります。

リリース11.1.1.7.0の新機能と拡張機能

次の表では、このリリースの新機能と拡張機能について説明するとともに、詳細情報の参照先としてオラクル社のガイドへのリンクを提供します。

機能	説明	詳細情報の参照先
アクセシビリティ	高コントラストおよび大きいフォントのサポート	第38.4項「アクセシビリティ・オプションの設定」
Apple iPad®のサポート	iPad®でのOracle WebCenter Portalのデフォルトのアプリケーションおよびテンプレートのサポート(Admin UI、コンポーザ、Spacesテンプレート) iPad®へのADFコンポーネントのレンダリング	第13.1.1項「デフォルトのページ・テンプレート」 『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Webユーザー・インタフェース開発者ガイド』
ブログ	ブログのコメントに関するドキュメントの強化 ブログへのリンクに関するドキュメントの強化	第50.2.2項「「ブログ」ページ・スタイルの理解」 第50.7.6項「ブログ投稿の管理」
ドキュメント	「ドキュメントのアップロード」ペインのビューを変更するための新しいJavaシステム・プロパティ(複数のファイルを一度に追加し、必要に応じてすべてのファイルに適用する1つの説明を提供するか、ファイルを1つずつ追加し、必要に応じてファイルごとに説明を提供します) コンテンツ・プロファイルがある場合とない場合のファイルのアップロードに関するドキュメントの強化 リッチ・テキスト・エディタでの表の使用に関するドキュメントの強化	第43.8.1項「ファイルのアップロード」 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「ドキュメントのアップロード」ペインの変更に関する項 第43.11.3項「リッチ・テキスト・エディタでの表の使用」
ルック・アンド・フィール	HTML、CSS、JavaScript、メニュー、ページ・テンプレート、スタイルおよびスキンをまとめて使用してアプリケーションのルック・アンド・フィールを定義する方法に関するガイダンス	第10章「ルック・アンド・フィールの作成」
複数言語ポータル	言語サポートに関するドキュメントの強化	第27.1項「Spacesの言語の基本」
ページレット・プロデューサ	WebCenterサイトのサポート ポータルの統合、ページレット・プロデューサの利用 ページレット・プロデューサのライフサイクルに関する情報の追加	『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のOracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサを使用したページレットの作成に関する項 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のOracle WebCenter Portalのページレット・プロデューサの管理に関する項
パフォーマンス・メトリックおよびトラブルシューティング	パフォーマンスの監視やWebCenter Portalアプリケーションに関する問題の診断を行うためのFusion Middlewareにおけるホームページの新しい外観および追加メニュー システムに合わせてカスタマイズできる主要なパフォーマンス・メトリックの警告しきい値。アプリケーション内のページ、ポートレットまたはドキュメントのパフォーマンスに対して問題が影響を及ぼし始めると、この機能によってすぐに通知されます。CPU使用率、メモリー使用率、スレッド・アクティビティ、JDBCリソースなど、Oracle WebLogic Serverの重要なパフォーマンス・インジケータに関する警告しきい値を設定することもできます。 新しい機能を使用して、WebCenter Portalシステムの状態に関する問題を分析および診断する方法に関するガイダンス パフォーマンスおよび構成の問題を管理者が診断して解決するためのトラブルシューティングに関する付録 DFW(診断フレームワーク)インシデントのロギングのサポート	『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のOracle WebCenter Portalのパフォーマンスの監視に関する項 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWebCenter Portalのトラブルシューティングに関する項
プロファイル	LDAPからデータベースへのプロファイル情報の同期	『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のプロファイルとアイデンティティ・ストアの同期に関する項