| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B72923-01 |
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WebCenter Portal: Spacesアプリケーションでは、個人用ブログを作成および管理して、体験や意見を記述したり、複数のユーザーによって投稿された関連性のあるブログ投稿をグループ化したりできます。
この章では、ブログを作成および管理する方法を説明します。内容は次のとおりです。
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注意: この章で説明するタスクは、Content Server 11gがコンテンツ・リポジトリとして構成されている場合のみ使用できます。 |
対象読者
この章は、ブログの追加、編集および管理を目的とするSpacesユーザーを対象にしています。
この章で説明しているタスクを実行するユーザーには、Edit PagesとCreate and Edit Documents (これには自身が作成したブログに対する削除権限が含まれます)が含まれたロールが割り当てられている必要があります。他のユーザーのブログを削除するには、Delete Documents権限が必要です。ワークフローまたはアクセス制御設定を構成するには、Document Administration権限が必要です。ロールと権限の詳細は、第54.2.1.2項「スペース内の権限と権限モデルの理解」を参照してください。
ブログ機能をサポートするために、ドキュメント・サービスは、ブログが格納されるコンテンツ・リポジトリであるContent Serverを利用します。ブログ機能をSpacesで使用可能にするには、次の前提条件が満たされる必要があります。
Content Server 11gが、Spacesのデフォルトのコンテンツ・リポジトリとして構成されている必要があります。ブログ機能は、Content Server 10gでは使用できません。Content Server 11gのインストールおよび構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』の「コンテンツ・リポジトリの管理」を参照してください。
Content Server 11gへの接続が確立されている必要があります(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド』のコンテンツ・リポジトリ接続の構成に関する項を参照してください)。
ブログを作成する場所となるスペースに対して、ドキュメント・サービスが有効になっている必要があります。詳細は、第53.10.1項「スペースで利用可能なサービスの有効化および無効化」を参照してください。
一般にブログとは、個別ユーザーの経験や見解を個人的に記述したものを指します。ブログという用語は、Webログという用語の省略形です。これは1990年代後半に登場したオンライン日記を表す造語です。
ブログは、様々なアイデア、戦略、視点などを論じたり広めたりするのに有用な手段です。ブログの対象読者は、特定の集団にすることも不特定の大衆にすることもできます。一般に、各ブログには様々なブログ投稿が含まれており、最新のブログ投稿が先頭に表示されます。ブログの読者は、掲載されている情報についてコメントできます。
Spacesでは、相互に関連するブログ投稿をグループ化するためのブログを作成できます。たとえば、同じ作成者や関連トピックに基づいて投稿をグループ分けできます。
Spacesでは、次のいずれかの方法を使用してブログを作成できます。
ブログ・タスク・フロー: カスタマイズされたブログ・ビューを他のページ・コンポーネントとともにページ上で公開します。
「ブログ」ページ・スタイル: 専用のブログ・ページを作成します。
次の各項では、ブログ機能について、およびSpacesアプリケーションでブログを作成および管理するための要件について説明します。
ブログを他のページ・コンポーネントとともにページに組み込むには、ブログ・タスク・フローを使用して、1つ以上のブログ要素をSpacesアプリケーション内のページに追加できます。表50-1では、ブログ・タスク・フローを列挙して説明しています。
表50-1 ブログ・タスク・フロー
| ブログ・タスク・フロー | 説明 | ページ上の公開例 |
|---|---|---|
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アーカイブ |
日付に基づいてブログの複合リストを表示します。 |
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バナー |
ブログのバナーを表示します。 |
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ブログ・メイン・ビュー |
デフォルトのデザインを使用してブログまたはブログ投稿を表示します。 |
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ブログ・ビューア |
ブログまたはブログ投稿を表示します。 |
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最新のブログ投稿 |
最新のブログ投稿のリストを表示します。 |
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ブログ・タスク・フローを使用するには、次の項を参照してください。
Spacesアプリケーションには、新規ページを作成する際に選択できるいくつかのデフォルト・ページ・スタイルが用意されています。これらのページ・スタイルの1つである「ブログ」ページ・スタイルを使用すると、専用のブログ・ページを作成できます(図50-1)。
ブログ・ページでは、右側の「アーカイブ」セクションにブログ投稿が年別および月別に表示されます。いずれかの月をクリックすると、その月に作成されたすべてのブログ投稿が表示されます。
ブログ・ページには、各ブログ投稿の様々な詳細情報が表示されます。これらの詳細情報としては、ブログ投稿のタイトル、ブログ投稿のコンテンツ、作成日や変更日、投稿の作成者や最終変更者、ブログ投稿に対するコメントの数などがあげられます。
権限を持つユーザーは、「投稿の編集」(鉛筆)アイコンをクリックして投稿を編集したり(第50.7.4項「ブログ投稿の編集」を参照)、「投稿の削除」アイコンをクリックして投稿を削除したり(第50.7.5項「ブログ投稿の削除」を参照)、投稿下部にある対応するタブでコメントやタグを追加したりすることができます。表示のみの権限を持つ認証済(Spacesにログイン中)ユーザーは、ブログ投稿の下にある「コメント」リンクをクリックしてその投稿にコメントを追加できます。パブリック・ユーザーは、ブログ投稿にコメントすることはできません。
ブログ投稿のタイトルをクリックすると、そのブログ投稿がブログ・ページ全体に表示されて(図50-2)、そのブログ投稿を管理できるようになります。詳細は、第50.7項「ブログ投稿の使用」を参照してください。
スペース内やホーム・スペース内では、ブログ・ページは、ドキュメント階層内のそのスペースのルート・フォルダ下のBlogsという名前の別個のフォルダに格納されます。新規ブログ・ページを作成すると、そのブログ用の空のフォルダがこのBlogsフォルダの下に作成されます。そのブログ内で作成したすべてのブログ投稿は、そのブログのフォルダに格納されます。
図50-3では、Daily Blogsの例のディレクトリ構造を示しており、ここには2つのブログ投稿が含まれています。上部のブレッドクラムは、これらのブログ投稿がスペース内のDaily Blogsフォルダ内で作成されたことを示しています。
ブログ・ページを使用するには、次の項を参照してください。
次の各項では、ブログを作成および管理するために必要な権限を説明します。
ブログ・タスク・フローを使用してブログを作成および管理するには、Create and Edit Documents権限が必要です(図50-4)。ブログを削除するには、Delete Documents権限が必要です。これらの権限は、デフォルトではModeratorおよびParticipantロールで使用できます。
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注意: デフォルトでは、 |
「ブログ」ページ・スタイルを使用してブログを作成および管理するには、ドキュメント・サービス権限に加えてページ・サービス権限が必要です。
標準権限モデル: この権限モデルが使用されている場合は、ブログを作成および管理するには次の権限が必要です。
アドバンスト権限モデル: この権限モデルが使用されている場合は、ブログを作成および管理するには次の権限が必要です。
デフォルトでは、すべてのユーザーはホーム・スペース内でブログ投稿を作成できます。他のスペース内でブログ投稿を作成するには、Create and Edit Documents権限が必要です(図50-7)。
View Documents権限を持つすべてのユーザーはブログ投稿に対してコメントを投稿できます。
次の各項では、Spacesアプリケーション内でブログを作成する方法を説明します。
ブログを作成する2つの方法の違いを理解するには、第50.2項「ブログの基本」を参照してください。
専用のブログ・ページを作成するかわりに、1つ以上のブログを様々な他のコンポーネントとともにページ上に表示できます。そのためには、ブログ用のフォルダを作成してから、いくつかのブログ・タスク・フローの組合せを使用してこのフォルダをページ上で公開します。Spacesで用意されているブログ・タスク・フローの詳細は、第50.2.1項「ブログ・タスク・フローの理解」を参照してください。
ブログ・タスク・フローをページに追加するには:
「ドキュメント」ページ上またはドキュメント・サービスのタスク・フロー内で、Blogsフォルダの下にフォルダを作成します(第43.7項「フォルダの作成」を参照)。
新規作成したフォルダを右クリックして、「詳細」を選択してフォルダのプロパティを表示します。
「識別子」フィールドから、値をコピーします(図50-8)。
この値は、このフォルダを一意に識別するリソースIDです。このリソースIDをブログ・タスク・フローのプロパティにコピーして、このフォルダをブログとして公開します。
編集モードでページを開きます。
ターゲット・リージョンの「コンテンツの追加」をクリックして、リソース・カタログを開きます。
ブログ・タスク・フローへのアクセスを可能にするリソース・カタログのセクションに移動します。
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ヒント: このセクションが存在するかどうかと、このセクションが存在する場合の場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルト・リソース・カタログで、「ソーシャルとコミュニケーション」をクリックして、「ブログ」の横にある「開く」をクリックします。 |
ページに追加するブログ・タスク・フローの横の「追加」をクリックします(図50-10)。Spacesで用意されているブログ・タスク・フローの詳細は、第50.2.1項「ブログ・タスク・フローの理解」を参照してください。
「閉じる」をクリックして、リソース・カタログを閉じます。
選択されたブログ・タスク・フローがページに追加されて、リソースIDが欠落しているか無効であるというメッセージが表示されます(図50-11)。
図50-11で強調表示されている「編集」アイコンをクリックします。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブで、手順3でコピーしたリソースIDを「リソースID」フィールドに貼り付けます(図50-12)。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで設定できる他のブログ・プロパティの詳細は、第50.6項「ブログ・プロパティの設定」を参照してください。
「OK」をクリックします。
新しいブログ・タスク・フローがページに追加されます(図50-13)。
ブログ・タスク・フローを追加した後に、そのタスク・フローでサポートされるブログ・アクションを実行できます(ブログ投稿の追加など)。詳細は、第50.7.2項「ブログ投稿の作成」を参照してください。
ブログを作成する2つの方法の違いを理解するには、第50.2項「ブログの基本」を参照してください。
「ブログ」ページ・スタイルを使用して専用のブログ・ページを作成するには:
ブログの作成場所となるスペースに移動して、「ページの作成」ダイアログを開きます。
「ページ名」フィールドに、専用のブログ・ページの表示名を入力します。
「ページ・スタイル」オプションから、「ブログ」を選択します(図50-14)。
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注意: 「ブログ」ページ・スタイルをスペース内の「作成」ダイアログで使用できるためには、SpacesがContent Server 11gと統合されており、ドキュメント・サービスがそのスペースに対して有効になっている必要があります。 Content Serverへの接続の設定の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のコンテンツ・リポジトリの登録に関する項を参照してください。ドキュメント・サービスの有効化の詳細は、第53.10.1項「スペースで利用可能なサービスの有効化および無効化」を参照してください。 |
「作成」をクリックします。
新規作成したブログ・ページが別個のページとして表示されます(図50-15)。このページの場所は、スペース内で使用されているページ・テンプレートに依存します。
新規作成したブログにブログ投稿を追加するには、第50.7.2項「ブログ投稿の作成」を参照してください。
ユーザーはサブスクライブすることで、スペース内でブログ・エントリが投稿されるかコメントされるたびに通知を受けることができます。ブログの所有者は、そのブログに自動的にサブスクライブされません。ブログの所有者も、ブログ通知を受け取るためには明示的にサブスクライブする必要があります。ブログへのサブスクライブ方法の詳細は、第39.3.2項「スペースレベルのサブスクリプションの設定」を参照してください。変更が発生するたびに、選択したメッセージング・チャネルを介して通知を受け取ります。メッセージング・チャネルの詳細は、第39.2項「メッセージング・チャネルおよびフィルタの設定と管理」を参照してください。
ホーム・スペース内のブログに対するサブスクライブはサポートされていません。ただし、サブスクライブすることで、特定のブログ投稿に対する変更の通知を受けることができます。特定のブログ投稿へのサブスクライブの詳細は、第50.7.6項「ブログ投稿の管理」を参照してください。
ブログ・タスク・フローと「ブログ」ページ・スタイルには、いくつかのプロパティが関連付けられており、十分な権限を持つユーザーは、Composerの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログからこれらのプロパティにアクセスできます。
次の各項では、ブログ・タスク・フローと「ブログ」ページ・スタイルのプロパティについて説明するとともに、それぞれのブログ・タスク・フローと「ブログ」ページ・スタイルの「パラメータ」タブ上のプロパティについて説明します。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブ上のプロパティは、デフォルトのタスク・フロー・コンテンツを制御します。これらのプロパティは、そのタスク・フローのタイプに固有のものです。タスク・フローによっては、このタブのパラメータによって、タスク・フローとページ・パラメータおよびページ定義変数を簡単に結び付けることができます。詳細は、第22章「ページ、タスク・フロー、ポートレットおよびUIコンポーネントの結付け」を参照してください。
「表示オプション」タブ、「スタイル」タブおよび「コンテンツ・スタイル」タブのプロパティを変更すると、タスク・フローの外観と動作に影響します。これらのプロパティは、すべてのタスク・フローに共通しています。詳細は、第18.6.4項「コンポーネントの表示オプションの使用」および第18.6.6項「スタイル・プロパティおよびコンテンツ・スタイル・プロパティの使用」を参照してください。
「イベント」タブの内容は、タスク・フローでサポートされているイベントによって異なります。詳細は、第18.6.7項「コンポーネントのコンテキスト・イベントの使用」を参照してください。
「子コンポーネント」タブには、現在のコンポーネントに含まれているすべてのコンポーネントが表示されます。このタブには、子コンポーネントを並べ替えたり、表示/非表示を切り替えるためのコントロールが用意されています。すべてのコンポーネントに子コンポーネントがあるわけではありません。このタブは、「ブログ」ページ・スタイルに対して使用できますが、ブログ・タスク・フローに対しては使用できません。詳細は、第18.6.5項「子コンポーネントの使用」を参照してください。
「パラメータ」タブと「表示オプション」タブのすべてのプロパティから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。エディタを開くには、プロパティ・フィールドの横にある「編集」アイコンをクリックします。エディタの使用の詳細および一般的なEL式の説明は、付録B「式言語(EL)式」を参照してください。
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注意: 「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの汎用の「表示オプション」タブでELを入力すると、入力内容が自動的に検証されます。EL構文が無効な場合、エラーが表示され、値は適用も保存もされません。汎用の表示オプションとは、表18-1に掲載されているオプションです。 汎用以外の表示オプションには、ELの検証は行われません。 |
「ブログ・アーカイブ」タスク・フローには、日付に基づいてブログの複合リストが表示されます。
「アーカイブ」タスク・フローに固有のプロパティは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブに表示されます(図50-16)。
その他のタブ(すべてのSpacesコンポーネントに共通)のプロパティの詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
表50-2では、「ブログ・アーカイブ」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表50-2 「ブログ・アーカイブ」タスク・フローのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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ブログ・フォルダのリソースIDで(図50-8参照)、次の形式で指定できます。
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「ブログ・バナー」タスク・フローには、ブログのバナーが表示されます。
「ブログ・バナー」タスク・フローに固有のプロパティは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブに表示されます(図50-17)。
その他のタブ(すべてのSpacesコンポーネントに共通)のプロパティの詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
表50-3では、「ブログ・バナー」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表50-3 「ブログ・バナー」タスク・フローのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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(オプション)ブログ・バナーで使用する背景イメージ。指定しない場合は、背景イメージは、現在のスキンで提供されるデフォルトのイメージになります。 |
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ブログ・フォルダのリソースIDで(図50-8参照)、次の形式で指定できます。
|
|
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(オプション)ブログ・バナーに使用するタイトル。 デフォルト: ブログ・フォルダの名前。 |
「ブログ・メイン・ビュー」タスク・フローには、デフォルトのデザインを使用したブログやブログ投稿が表示されます。
「ブログ・メイン・ビュー」タスク・フローに固有のプロパティは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブに表示されます(図50-18)。
その他のタブ(すべてのSpacesコンポーネントに共通)のプロパティの詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
表50-4では、「ブログ・メイン・ビュー」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表50-4 「ブログ・メイン・ビュー」タスク・フローのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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「コメント」機能を公開するかどうか指定します。
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ブログ・メイン・ビューに同時に表示されるブログ投稿の数。ブログ投稿がこの数を超えると、「次」アイコンと「前」アイコンが使用可能になります。 デフォルト: |
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表示するターゲット・ブログ・リソースです。これは、このフォルダに対するブログ・リストを表示する場合にはフォルダID (図50-8参照)、またはブログ投稿を表示する場合にはドキュメントIDのいずれかとなります。 フォルダは、次の形式で指定します。
注意: ユーザーが新しいブログ投稿を追加できるようにするには(「新規投稿」のクリックにより)、Content Serverに割り当てられたセキュリティ・グループが指定されたフォルダ内に存在する必要があります。 |
「ブログ・ビューア」タスク・フローには、ブログやブログ投稿が表示されます。
「ブログ・ビューア」タスク・フローに固有のプロパティは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブに表示されます(図50-19)。
その他のタブ(すべてのSpacesコンポーネントに共通)のプロパティの詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
表50-5では、「ブログ・ビューア」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表50-5 「ブログ・ビューア」タスク・フローのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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「コメント」機能を公開するかどうか指定します。
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ブログ・エントリをフィルタリングするためのターゲット月を指定する1-12の数字。このパラメータを有効にするには、 例: |
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ブログ・ダイジェスト・ビューアに同時に表示されるブログ投稿の数。ブログ投稿がこの数を超えると、「次」アイコンと「前」アイコンが使用可能になります。 デフォルト: |
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表示するターゲット・ブログ・リソースです。これは、このフォルダに対するブログ・リストを表示する場合にはフォルダID (図50-8参照)、またはブログ投稿を表示する場合にはドキュメントIDのいずれかとなります。 フォルダは、次の形式で指定します。
注意: ユーザーが新しいブログ投稿を追加できるようにするには(「新規投稿」のクリックにより)、Content Serverに割り当てられたセキュリティ・グループが指定されたフォルダ内に存在する必要があります。 |
|
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ブログ・エントリをフィルタリングするためのターゲット年を指定する4桁の数字。 例: |
「最新の投稿」タスク・フローには、最新のブログ投稿のリストが表示されます。
「最新の投稿」タスク・フローに固有のプロパティは、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログの「パラメータ」タブに表示されます(図50-20)。
その他のタブ(すべてのSpacesコンポーネントに共通)のプロパティの詳細は、第18.6項「ページ・コンポーネントの変更」を参照してください。
表50-6では、「最新の投稿」タスク・フローに固有のパラメータを説明しています。
表50-6 「最新の投稿」タスク・フローのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
|
表示する最新の投稿の数。 デフォルト: |
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|
ブログ・フォルダのリソースIDで(図50-8参照)、次の形式で指定できます。
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次の各項では、ブログ投稿を追加および管理する方法を説明します。
ブログ投稿ごとに、ブログ投稿ページ上のコントロールを使用して、投稿の編集、サブスクライブ、共有、コメントなどのタスクを実行できます(図50-21)。これらのタスクの詳細は、第50.7.6項「ブログ投稿の管理」を参照してください。
ブログ投稿を作成すると、ブログ投稿タイトルと同じ名前のファイルがコンテンツ・リポジトリ内に作成されます。後で、そのブログ投稿を編集する際にブログ投稿タイトルを変更できますが、その結果として変更されるのは表示タイトルのみであり、そのブログ投稿のファイルの名前は元の名前のままになります。したがって、後から元のタイトルと同じ初期タイトルを指定した新しいブログ投稿は、そのファイル名が既に存在するため作成できません。
リッチ・テキスト・エディタ(RTE)を使用して、コンテンツとスタイル要素をブログ投稿に追加します。RTEを使用すると、イメージを埋め込んだり、新規リソースをその場で作成したり、コンテンツを追加したりできます。詳細は、第43.11項「リッチ・テキスト・エディタ(RTE)の使用方法」を参照してください。
デフォルトでは、ブログ投稿のコンテンツ全体がブログ・ページに表示されます。選択した段落のみを表示するには、RTEで「スニペット」アイコンをクリックします(表43-8「「リッチ・テキスト」タブにあるリッチ・テキスト・エディタのツールバーのアイコンとコントロール」を参照)。
ブログ投稿を作成すると、ブログ投稿ファイルのTypeプロパティはBlog Postに設定されます(図50-22)。ブログ投稿ファイルのプロパティを表示するには、第43.22.2項「ファイルのプロパティの使用」を参照してください。
ブログ投稿の作成場所となるブログに移動します。
「新規投稿」をクリックしてリッチ・テキスト・エディタ(RTE)を開きます。
RTEで、「タイトル」フィールドに、ブログ投稿の表示名を250文字以内で入力します(図50-23)。特殊文字(\ / : [ ] * ' " | ?など)を使用できます。
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注意: ブログ投稿に割り当てた初期タイトルは、そのブログ投稿用としてコンテンツ・リポジトリ内に作成されるファイルの名前になります。後で、そのブログ投稿を編集する際にブログ投稿タイトルを変更できますが、その結果として変更されるのは表示タイトルのみであり、そのブログ投稿のファイルの名前は元のファイル名のままになります。したがって、後から元のタイトルと同じ初期タイトルを指定した新しいブログ投稿は、そのファイル名が既に存在するため作成できません。ブログ投稿にどのようなタイトルを割り当てた場合でも、いつでもそのブログ投稿を編集してタイトルを変更できます。 |
「リッチ・テキスト」、「HTML」、「プレビュー」のうち適切なタブ付きペインで、テキスト、書式設定、スタイルを追加してプレビューします。RTEの使用の詳細は、第43.11項「リッチ・テキスト・エディタ(RTE)の使用方法」を参照してください。
「プレビュー」タブで、このブログ投稿を公開するためのモードを選択します。
「下書き」: このブログ投稿を下書きとして指定する場合に選択します。ブログ・ページ上では、下書きブログ投稿には「下書き」と表示されます。ブログ投稿の作成者とスペース・モデレータのみが下書き投稿を表示できます。表示権限のみを持つユーザーは、公開された投稿のみを表示できます。
「公開」: このブログ投稿を公開する場合に選択します。ブログ・ページ上では、公開された投稿には「投稿済」と表示されます。
デフォルトでは、投稿は現在の日時情報に基づいて公開されます。ブログ投稿を将来の日時に公開するには、日付ピッカーを使用します。これにより、ブログ投稿は指定した日付に自動的に公開されます。
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注意: アクティビティ・ストリームには、公開日のあるブログ投稿が表示されます(その公開日がいつであるかにかかわらず)。アクティビティ・ストリームに表示されないのは、下書き投稿のみです。 |
変更を保存してエディタを終了するには、「作成」をクリックします。
新規ブログ投稿は、そのブログの最上位エントリとして表示されます(図50-24)。
スペース内の「ドキュメント」ページで、新規ブログ投稿(Presidential Stamps)は、その親ブログ・フォルダ(Daily Blogs)にドキュメントとして保存され、この親ブログ・フォルダはBlogsフォルダに格納されます(図50-25)。
ブログ投稿を表示するには、そのブログ投稿が配置されたページを開くか、「ドキュメント・ビューア」プレビュー・ペインでそのブログ投稿をドキュメントとして開きます。
ブログ投稿をその配置先のページから表示するには:
ブログ・タスク・フローが含まれたページを開くか、または「ブログ」ページ・スタイルを使用して作成されたページを開きます。ページを開く方法は、スペースで使用しているページ・テンプレートに依存します。
図50-26には、「ブログ」ページ・スタイルを使用して作成されたページ上のブログ投稿を示しています。
ブログ投稿を「ドキュメント・ビューア」プレビュー・ペインで表示するには:
「ドキュメント」ページ上で、または「ドキュメント・エクスプローラ」、「ドキュメント・マネージャ」または「フォルダ・ビューア」のタスク・フロー内で、Blogsフォルダに移動します。
目的のブログ投稿が含まれたブログ・フォルダを開きます。
ブログ投稿ファイルをクリックして、「ドキュメント・ビューア」プレビュー・ペイン内にそのファイルを開きます。
図50-27には、ドキュメント階層内のブログ投稿を示しています。
「ドキュメント・ビューア」プレビュー・ペインで、このブログ投稿のコンテンツのみをブラウザ内の別個のタブで表示するには、「表示」メニューをクリックして、「ブラウザで開く」を選択します。
リッチ・テキスト・エディタ(RTE)を使用して、ブログ投稿のコンテンツを追加または修正します。
ブログ投稿を編集のために開くと、Spacesはそのファイルを自動的にチェックアウトします。別のユーザーによって編集中のブログ投稿を開こうとした場合は、ドキュメント・サービスは、そのブログ投稿がすでにチェックアウト済であるというメッセージを表示します。「ドキュメント」ページまたはドキュメント・サービスのタスク・フローでは、チェックアウトされたブログ投稿の横には錠のアイコンが表示されます。その錠アイコンにマウス・カーソルを合わせると、そのブログ投稿をチェックアウトしたユーザーの名前が表示されます。
ブログ投稿に対する変更内容を保存するたびに、Spacesはそのファイルを自動的にチェックインして、そのブログ投稿の新規バージョンを作成します。つまり、Wikiブログ投稿の最後に保存されたバージョンが現在のバージョンとして表示されます。
ブログ投稿を編集するには:
現在のビューに応じて、次のいずれかの方法でブログ投稿を編集モードで開きます。
「ドキュメント」ページまたはドキュメント・サービスのタスク・フローで、編集するブログ投稿ファイルの行をクリックしてから、「ファイル」メニューをクリックして「編集」を選択するか、そのファイルを右クリックしてコンテキスト・メニューから「編集」を選択して、そのブログ投稿をRTEで開きます。
ドキュメント・ビューアの「プレビュー」ペインで、「編集」アクションをクリックします。
ブログ・ページまたはブログ・タスク・フローで、目的のブログ投稿の「投稿の編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
ブログ・ページまたはブログ・タスク・フローで、ブログ投稿のタイトルをクリックしてそのブログ投稿を開いてから、「編集」アクションをクリックします。
RTEで、「リッチ・テキスト」、「HTML」、「プレビュー」のうち適切なタブ付きペインで、テキスト、書式設定、スタイルを追加、修正およびプレビューします。RTEの使用の詳細は、第43.11項「リッチ・テキスト・エディタ(RTE)の使用方法」を参照してください。
変更を保存して編集を続けるには、「保存」をクリックし、変更を保存してエディタを終了するには、「保存して閉じる」をクリックします。
ブログ投稿を削除するには、次の2つの方法があります。
ブログ・ページまたはブログ・タスク・フローで、目的のブログ投稿の「投稿の削除」アイコン(図50-28)をクリックします。
「ドキュメント」ページまたはドキュメント・サービスのタスク・フローで、目的のブログ投稿に移動して、第43.16項「フォルダおよびファイルの削除」の説明に従ってブログ投稿ファイルを削除します。
表50-7には、ブログ投稿を管理するために実行できるタスクを示しています。任意の種類のファイルに対して各タスクを実行するための手順へのリンクも掲載しています。
表50-7 ブログ投稿の管理
| タスク | 説明 | ドキュメント |
|---|---|---|
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ブログ投稿は、「ドキュメント」ページまたはドキュメント・サービスのタスク・フローで開くことができます。 目的のブログ投稿がブログ・ページを介して公開されている場合は、そのブログ・ページを開くことで、そのブログ投稿をそのページで表示できます。 |
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ブログ投稿は、コンテンツ・リポジトリからローカル・システムにダウンロードできます。「ダウンロード」アクションへは、「ドキュメント」ページ、ドキュメント・サービスのタスク・フローまたはドキュメント・ビューアの「プレビュー」ペインからアクセスできます。 ブログ投稿が含まれているページから直接そのブログ投稿を開いた場合は、「ダウンロード」アクションは実行できません。 注: Spacesでは、ファイル・システムからブログ投稿をアップロードすることはサポートされていません。HTMLファイルをアップロードした場合は、基盤メタデータが異なるため、そのHTMLファイルをブログ投稿に変換することはできません。 |
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ブログ投稿の名前は希望どおりに変更できます。 |
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ブログ投稿にタグを追加して、その投稿のコンテンツに関連するキーワードを指定することで、その投稿を検索結果内で見つけやすくできます。 |
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ブログ投稿にコメントを付加することで、他のユーザーにその投稿に関して伝えたい追加情報を提供できます。 注: 表示のみの権限を持つユーザーは、ブログ投稿の下にある「コメント」リンクをクリックしてその投稿にコメントを追加できます。表示できるコメントは最大500文字です。 |
第43.19項「ファイルに対するコメントの表示、入力および削除」 |
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ブログ投稿を保存するたびに、Spacesはその投稿の新規バージョンを保存して、バージョン履歴を保持します。 |
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ブログ投稿に関連付けられた基本プロパティと拡張プロパティを表示できます。ただし、変更できるのは、ブログ投稿の名前と説明のみです。 |
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( |
RTEで「リソースの選択」アイコンや「新規リソース」アイコンを使用して、ブログ投稿から既存のリソースへのリンクを追加したり、新規リソースを作成してこのリソースにリンクしたりできます。これらのインライン・リンクは、そのブログ投稿の詳細と関連付けられたタブには追加されません。 |
表43-8「「リッチ・テキスト」タブにあるリッチ・テキスト・エディタのツールバーのアイコンとコントロール」 (「リソースの選択」および「新規リソース」アイコン) |
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現在開いているブログ投稿のPDFバージョンを開いたり保存したりできます。これらの操作を実行できるためには、Content Serverがブログ投稿をPDF形式に変換するように構成されている必要があるとともに、アプリケーション管理者が『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWikiとブログのPDF変換の有効化に関する項の説明どおりにWebCenter Conversionコンポーネントを構成する必要があります。 |
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ブログ投稿のURLを使用して、そのブログ投稿に直接アクセスできます。リンクをアクティビティ・ストリームに公開したり、メール・メッセージで送信したりすることで、このリンクを共有できます。 |
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ブログ投稿にサブスクライブすることで、コメント、お気に入り登録、更新、削除などの操作に関する通知を受け取ることができます。選択したメッセージング・チャネルを介して通知されます。 |
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ブログ投稿が自身にとって特に関心対象であることを示すために、そのブログ投稿を「お気に入り登録」できます。すでにお気に入りに登録している投稿が関心の対象でなくなったことを示す場合は、その投稿を「お気に入り登録解除」できます。 |
第43.29項「ファイルのお気に入り登録とお気に入り登録解除」 |
