推奨は、サイト・ページで推奨される他のアセットを決定するアセットです。どのアセットを推奨するかは、訪問者が所属するセグメントと、場合によってはアセット間のコンテキストベースの関係(たとえば、映画がジャンルによって相互に関連付けられている場合など)に基づいて計算されます。
推奨アセットを作成したら(通常は、マーケティング担当者が推奨アセットを作成)、訪問者が所属するセグメントに対する重要度に基づいて子アセットを評価することによって、アセットを構成します。アセットは、この評価に基づいて、推奨するか、推奨しないかが決定されます。また、関連アイテム推奨では、アイテムの相互の関連付けに従ってクロスセルやアップセルを可能にするアセット間の関係を定義します。どのアセットにこのような関係があるかは、ご自身で判断してください。
この章は、次の項で構成されています。
推奨アセットは、アセットを収集、評価、ソートし、これらのアセットのうち現在の訪問者に最適なものを推奨します。どのアセットが最適かはどのように判断されるのでしょうか。訪問者が所属するセグメントのリストと、各アセットの推奨で設定されている確信度を参考にします。(確信度の詳細は、第19.2.2項「確信度」を参照してください。)
セグメントを作成したら、各セグメントに対するフレックス・アセットの重要度を評価します。サイト・ページから推奨アセットが呼び出されると、Engageでは、現在の訪問者がどのセグメントに所属しているかを特定し、それらのセグメントに対する評価が最も高いことが推奨によって判断されたアセットを選択します。これらが、訪問者に対して推奨されるアセットです。
Engageでは、次のタイプの推奨が提供されます。
静的リスト: リスト・モードと推奨モードの2つのモードで動作します。
リスト・モードでは、セグメント(またはセグメントが適用されるかどうか)にかかわらず、静的リスト推奨は、静的な事前に選択済のアセットのリストを1つだけ保持して返します。確信度の値は、リスト上の位置に基づいて、リスト上のアセットに自動的に割り当てられます。最初のアセットの確信度の値は100%、次は99%で、以下、降順となります。
推奨モードでは、推奨で定義されているセグメントに訪問者が該当する場合、および該当するセグメントがない場合に、静的リスト推奨は、静的な事前に選択済の推奨アセットのリスト(複数)を保持して返します。
テンプレートから推奨が呼び出されると、推奨からは、静的リスト上のアセットが返されます。セグメントの静的リストに追加するアセットごとに、「セグメント内」および「セグメント外」の評価の確信度の値を割り当てることができます。(このタイプの推奨のバリアントは、以前は「手動」と呼ばれていました。)
静的リスト推奨は、ブックマークからアセットを選択し、各セグメントのリスト(推奨モード)または共通リスト(リスト・モード)に追加することによって作成します。これは静的リスト推奨であるため、リスト内のアセットは、変更しないかぎり(またはデータベースから削除しないかぎり)同じままです。
動的リスト: CSElementアセットという特殊なアセットを参照します。これは、エレメントと呼ばれる一種のプログラムとして開発者がコーディングしたものです。テンプレートから動的リスト推奨が呼び出されると、エレメントが実行され、エレメントで定義されている条件に基づいてリストが返されます。たとえば、「新製品」という推奨を作成し、そこで参照されているエレメントが、過去5日間にデータベースに追加された製品アセットのみを選択するように指定できます。
動的リスト推奨は、ツリーでCSElementアセット(リスト生成のロジックが含まれる)を選択することによって作成します。その後、現在のリスト結果を表示することによって、選択したエレメントをテストできます。
名前からわかるとおり、このタイプの推奨は動的です。テンプレートによって呼び出されるたびに、推奨はエレメントを実行し、データベースの現在の状態に基づいてリストが再生成されます。
関連アイテム: コンテキストに基づいて相互に関連付けられているフレックス・アセット(類似したテーマの映画など)間の関係の名前を保持します。テンプレートから関連アイテム推奨が呼び出されると、ページに現在表示されているアセットとの間に推奨によって指定された関係を持つように手動で構成されているアセットのみが返されます(推奨されます)。
アセット間の典型的な関係は、クロスセルおよびアップセルの関係です。たとえば、「クロスセル」という名前の関連アイテム推奨では、サスペンス映画を表示するレンダリングされたページに、SF映画のリストが表示されます。これは、SF映画の購入者はサスペンス映画も購入すると、マーケティング担当者が判断したためです。
関連アイテム推奨を作成するには、名前を付けて、関連アイテム推奨であることを指定します。その後、この推奨によって示される関係を他のフレックス・アセットとの間に持つフレックス・アセットを決定します。これらの関係を親アセットの「新規」フォームまたは「編集」フォームで割り当て、各セグメントのリストで各アセットに確信度の値を割り当てます。
推奨がテンプレートによってレンダリングされるとき、Engageでは2つの処理が行われます。まず、Engageは現在表示されているアセットとの間に推奨で指定されている関係を持つアセットを特定します。さらに、Engageはこれらのアセットの評価を調べて、現在の訪問者に関連するかどうかを判断します。
推奨アセットのタイプ別の機能を、次の表にまとめます。
Engageでは、与えられた推奨を使用して現在の訪問者に推奨するのに最も適したアセットを判断するときに、各アセットのセグメント内での個別評価に、推奨でアセットに割り当てられている確信度の値を掛けて、アセットの重み付けされた評価を求めます。次の項で、これらの概念の詳細を説明します。
この項の内容は、次のとおりです。
アセットの個別評価によって、特定のセグメントに所属する訪問者に対するそのアセットの重要度が決定します。アセットの「作成」ビューまたは「編集」ビューで、評価をアセットに手動で割り当てます。
注意: セグメント用に評価できるのはフレックス・アセットのみです。ベーシック・アセットでは評価がサポートされていないため、推奨に配置しても無視されます。作成した推奨にフレックス・アセットのみを配置していることを、管理者に相談して確認してください。 |
次の3種類の評価をアセットに割り当てることができます。
評価 | 説明 |
---|---|
セグメント内 |
現在の訪問者が特定のセグメントのメンバーである場合に使用します。 |
セグメント外 |
現在の訪問者が特定のセグメントのメンバーでない場合に使用します。 |
セグメント評価が適用されない場合 |
現在のサイトにセグメントが定義されていない場合、またはセグメントを認識しない推奨(リスト・モードの静的リスト推奨)にアセットが配置されている場合に使用します。 |
特定の評価が割り当てられていないフレックス・アセットまたはフレックス親用に、システム・デフォルトの評価もあります。システム・デフォルトは、ユーザーや開発チームが変更しないかぎり、50に設定されています(サイト・ページのXMLまたはJSPオブジェクト・メソッドで変更可能)。システム・デフォルトは、サイトの評価スケールの平均または中間点を表します。そのため、システム・デフォルトの評価は50のままにしておくことをお薦めします。
評価の範囲
個別評価の有効な範囲は0から100です。個々の値が0や100になるのは特殊な場合で、アセットの評価に次のように影響します。
セグメントのアセットの評価が0の場合、Engageでは、該当するアセットをそのセグメントのメンバーに推奨することはありません。たとえば、「Macintoshユーザー」というセグメントのメンバーにはPCやPCソフトウェアを推奨しないようにしたい場合などがあります。
セグメントのアセットの評価が100の場合、Engageでは、該当するアセットをそのセグメントのメンバーに常に推奨します。
評価の継承
フレックス・アセットおよびフレックス親は、「セグメント内」、「セグメント外」、「セグメント評価が適用されない場合」(フォールバック)の評価を親から継承します。アセットまたは親の最終評価は、個別評価(個別評価がない場合はシステム・デフォルトの評価)と継承した評価の平均です。次の計算式で示すように、アセットの継承された評価は、その親の最終評価です。
Final rating= individual rating+inherited rating/2
それぞれの意味は次のとおりです。
個別評価 = カスタム評価が指定されていない場合はシステム・デフォルト
継承された評価 = 親の最終評価
例を示します。
アセットまたは親 | 個別評価 | 継承された評価 | 最終評価 |
---|---|---|---|
アセット親A (トップレベル・グループ) |
70 |
評価の継承なし |
70 |
アセット親B (アセット親Aの子) |
60 |
70 |
(60 + 70) / 2 = 65 |
アセット1 (アセット親Bの子) |
95 |
65 |
(95 + 65) / 2 = 80 |
フレックス・アセットが、自身は個別評価を持たないセグメントの評価を継承した場合、Engageでは、継承された評価とシステム・デフォルトの評価(通常は50)を平均して、最終評価を特定します。次に例を示します。
アセットまたは親 | 個別評価 | 継承された評価 | 最終評価 |
---|---|---|---|
アセット親A (トップレベル・グループ) |
80 |
継承なし |
80 |
アセット親B (アセット親Aの子) |
なし、システム・デフォルトの50を使用 |
80 |
(50 + 80) / 2 = 65 |
アセット1 (アセット親Bの子) |
70 |
65 |
(70 + 65) / 2 = 67.5 |
0および100の値には特殊な機能があるため、継承を考慮する場合は、次のルールが適用されます。
個別評価か継承された評価のいずれかが0の場合、最終評価は0になります。
個別評価か継承された評価のいずれかが100の場合、もう一方の値が0でないかぎりは、最終評価は100になります。
現在の訪問者が複数のセグメントに所属していて、それらのセグメントに対する評価がアセットにある場合は、次のルールが適用されます。
評価のうち最上位のものが最終評価となります。
いずれかの評価が0の場合は、最終評価は0となります。
Engageの確信度は、特定のコンテンツを訪問者が見たいと思う確率を示します。そのため、Engageでは、推奨で各アセットに割り当てられている確信度の値を使用して、あるコンテンツを訪問者に推奨する頻度を決定します。推奨で特定のセグメントに対してあるアセットを評価するときは、そのアセットの評価(シナリオにより、個別評価または最終評価)に、推奨でのそのセグメントの確信度の値を掛けて、アセットの重み付けされた評価が求められます。重み付けされた評価はその後、そのアセットが現在の訪問者にどのくらい関係があるかを判断するために、推奨で使用されます。つまり、確信度は、アセットの評価のスケール変更係数です。アセットの個別評価も、その確信度の値も、単独では、アセットを訪問者に推奨する目的で使用できないことを覚えておいてください。重み付けのプロセスは、特定の推奨に割り当てられているすべてのアセットに適用されます。
1つのアセットが複数の推奨によって評価される場合、それぞれの重み付け評価は、他に関係なく独自に計算されます。つまり、ある推奨でアセットに割り当てられている確信度の値は、他の推奨で認識されるアセットの評価には影響しません。たとえば、あるアセットの個別評価が80で、推奨1のセグメントAの確信度が60%、推奨2のセグメントAの確信度が90%の場合、どちらの推奨でも、それぞれの重み付けされた評価を計算するときに、アセットの個別評価である80が使用されます。
確信度の割当て方法は、推奨のタイプによって、次のように異なります。
リスト・モードの静的リスト推奨の場合は、リスト内の位置に基づいて、各アセットに確信度の値がEngageによって自動的に割り当てられます。リストの最初のアセットの値が100%、2つ目が99%、3つ目が98%で、以下降順となります。
推奨モードの静的リスト推奨の場合は、推奨の「新規」フォームまたは「編集」フォームを使用して、推奨の各セグメントに関して確信度の値をアセットに手動で割り当てます。
関連アイテム推奨の場合は、親アセットの「新規」フォームまたは「編集」フォームを使用して、推奨の各セグメントに関して確信度の値をアセットに手動で割り当てます。
動的リスト推奨の場合は、選択したCSElementアセットからEngageへ確信度の値が返され、それぞれのアセットに自動的に割り当てられます。
確信度の値の範囲
確信度はスケール変更係数であるため、パーセンテージで示されます。パーセンテージの値の有効な範囲は0から100です。0%および100%の値は、アセットの評価に次のように影響します。
確信度の値が0%のアセットは、その推奨によって返されることはありません。このアセットの評価に0% (0)を掛けるため、評価が0となるからです。
確信度の値が100%の場合、アセットの評価に100% (1)が掛けられるため、アセットの評価には、確信度によるスケール変更や影響はまったくありません。
確信度の値の継承
通常は、フレックス・アセット間の関係を指定して、その関係に対して親レベルで確信度の値を割り当てます。アセットは、推奨によって親に割り当てられた確信度の値を継承するからです。
同じ推奨に関して、1つのアセットに複数の確信度の値がある場合、Engageでは最大の値を使用します(値の1つが0の場合も同様)。平均値は使用しません。
「選択基準」は、要求元のテンプレートに対して返されるアセットを推奨アセット側で選択する方法を指定できる構成オプションです。
注意: リスト・モードの静的リスト推奨では、「ランダム」選択基準はサポートされていません。 |
「選択基準」として選択したメソッドによって、Engageがデータベースからアセットを選択する方法が決まります。「選択基準」には、次の2つのメソッドがあります。
最上位: Engageでは、現在のセグメント(つまり、現在の訪問者が所属するセグメント)の重み付け評価が最上位であるアセットを選択します。
ランダム: Engageでは、重み付けされたランダム・アルゴリズム(アセットの重み付け評価に基づいて動作)を使用して、リストからアセットを選択します。メッセージを回転させ、訪問者がサイト・ページに戻るたびに最新または別々の推奨されるアセットを表示する推奨を設計するには、この選択基準を使用します。ただし、これは重み付けされたランダム・アルゴリズムであるため、この場合も、アセットの重み付け評価に基づいて選択が行われます。現在のセグメントに関するアセットの評価が高いほど、選択される可能性が高くなります。
たとえば、あるアセットに関してランダムの選択基準メソッドを使用する推奨をコールするようにコーディングされているテンプレートについて考えます。候補には、次の3つの製品が含まれます。
アセット | 重み付け評価 |
---|---|
Movie 123 |
95 |
Movie ABC |
87 |
Movie RedYellowBlue |
65 |
製品が選択される確率は、製品の評価をすべての評価の合計(247)で割って計算します。したがって、Movie 123が選択される確率は38%、Movie ABCは35%、Movie RedYellowBlueは26%となります。
「ソート基準」は、推奨によって返されるアセットをテンプレートがレンダリングする順序を指定できる構成オプションです。「ソート基準」は、「選択基準」メソッドでリストに含めるアセットを特定した後に、返されるアセットのリストに対して適用されます。
注意: リスト・モードの静的リスト推奨では、「ランダム」選択基準はサポートされていません。 |
デフォルトでは、選択されたアセットのリストは、次の属性を基準としてソートできます。
_ASSETTYPE_: リスト内のアセットを、アセット・タイプ別にアルファベット順にソートします。たとえば、Articleアセットが最初で、次にImageアセット、Productアセットの順になります。(デフォルトでは、アセットは昇順でソートされます。「降順」のソート方向を選択すると、ソート順を逆にできます。)
_CONFIDENCE_: 返されたアセットを、確信度の値を基準としてソートします。
_RATING_: 返されたアセットを、評価(個別または最終)を基準としてソートします。
属性ごとに、昇順または降順のソート順序を指定できます。
サイト上で使用できるアセット・タイプに固有のソート・オプションは、管理者によって設定されます。たとえば、次の属性タイプおよび対応する属性を含むサイトを設定できます。
製品属性: 価格、SKU、色などの製品属性(システムでどの製品属性が使用されているかによって異なる)を基準としてソートします。
コンテンツ属性: ヘッドライン、ファイル名、作成者などのコンテンツ属性(システムでどのコンテンツ属性が使用されているかによって異なる)を基準としてソートします。コンテンツ属性は、ベーシック・アセットではなく、フレックス・アセットを定義するために使用する属性のみを意味します。
推奨に追加できるソート・オプションの数に制限はありません。Engageでは、これらのオプションが、推奨フォームに表示される順序で使用されます。
次の項では、Engageでテンプレートに渡すアセットを決定する方法を、推奨のタイプ別に説明します。
この項の内容は、次のとおりです。
リスト・モードを使用すると、特定の値に固定されているマーケティング・オプション(選択やソート基準など)を使用して、簡単な静的リストを作成できます(詳細は、第19.1項「推奨アセット」の表を参照)。リスト・モードの静的リスト推奨がテンプレートによって呼び出されると、リスト内のすべてのアセットが、常に推奨アセット内で指定する順序で表示されます。
あるテンプレートで、リスト・モードの静的リスト推奨が呼び出されたものの、アセットの具体的な数は要求されない場合、推奨では、推奨内のアセットの評価を調べて、評価が0のアセットを除外します。その後、訪問者が所属するセグメントにかかわらず、リスト上にある、評価が0以外のアセットがすべて返されます。
テンプレートからリスト・モードの静的リスト推奨が呼び出され、なおかつ、推奨のリスト上より少ない数のアセットが要求された場合、Engageでは、重み付け評価が最も高いアセットが推奨されます(ランダムの重み付けアルゴリズムは、リスト・モードではサポートされていません)。
推奨では、リスト上のアセットの重み付け評価を、次のように計算します。
推奨のリスト上にある各アセットを調べて、そのアセットに「セグメント評価未適用」評価があるかどうかを確認します。
このような評価が指定されているアセットごとに、Engageで、評価にアセットの確信度(リスト内のアセットの位置によって特定)が掛けられます。この値はアセットの重み付け評価です。たとえば、評価が90で確信度が75%の場合、重み付け評価は67.5 (90 x 0.75)と計算されます。
Engageでは、返すアセットを決定する際に、「最上位」選択基準を使用しているアセットが推奨されています(「ランダム」選択基準は、リスト・モードではサポートされていません)。選択基準の詳細は、第19.2.3項「選択基準」を参照してください。
リスト・モードとは対照的に、推奨モードの静的リスト推奨がテンプレートによって呼び出された場合、表示されるアセットの順序は、リストの順序ではなく、セグメントと評価によって決まります。さらに、セグメントと評価を適用すると、リスト内の一部のアセットが全体的にフィルタで除外される場合があります。
あるテンプレートで、推奨モードの静的リスト推奨が呼び出されたものの、アセットの具体的な数は要求されない場合、推奨では、推奨内のアセットの評価を調べて、評価が0のアセットを除外します。その後、リスト上にある、現在の訪問者に関する評価が0以外のアセットがすべて返されます。
テンプレートから推奨モードの静的リスト推奨が呼び出され、なおかつ、推奨のリスト上より少ない数のアセットが要求された場合、Engageでは、推奨で指定されている「選択基準」メソッドを使用して、返すアセットが決定されます。
推奨では、リスト上のアセットの重み付け評価を、次のように計算します。
現在の訪問者が所属するセグメントを特定します。
推奨のリスト上にある各アセットを調べて、現在の訪問者に該当するセグメントの評価がそのアセットに指定されているかどうかを確認します。
現在の訪問者が所属するセグメントの評価が指定されているアセットごとに、Engageで、そのアセットに関して推奨で割り当てられている確信度の値が評価に掛けられます。この値はアセットの重み付け評価です。たとえば、評価が90で確信度が75%の場合、重み付け評価は67.5 (90 x 0.75)と計算されます。
「選択基準」のメソッドが「最上位」の場合、Engageでは、重み付け評価が最も高いアセットが推奨されます。「選択基準」のメソッドが「ランダム」の場合、Engageでは、重み付けされたランダム・アルゴリズムを使用して、推奨されるアセットが(重み付け評価に基づいて)選択され、返されます。選択基準の詳細は、第19.2.3項「選択基準」を参照してください。
動的リスト推奨がテンプレートによって呼び出されたとき、表示されるアセットの順序は、セグメントおよび評価によって決まります。さらに、セグメントと評価を適用すると、リスト内の一部のアセットが全体的にフィルタで除外される場合があります。
あるテンプレートで、動的リスト推奨が呼び出されたものの、アセットの具体的な数は要求されない場合、推奨では、生成されたリストから取得するすべてのアセットが返されます。この場合、Engageでは、重み付け評価は計算されません。
テンプレートから動的リスト推奨が呼び出され、なおかつ、推奨のリスト上より少ない数のアセットが要求された場合、Engageでは、推奨で指定されている「選択基準」メソッドを使用して、返すアセットが決定されます。
Engageでのアセット評価の計算方法は次のとおりです。
現在の訪問者が所属するセグメントを特定します。
エレメントによって返された各アセットを調べて、現在の訪問者に該当するセグメントの評価がそのアセットに指定されているかどうかを確認します。
適切な評価が指定されているアセットごとに、エレメントによって返されたアセットの確信度の値が評価に掛けられます。この値は、アセットの最終評価です。たとえば、評価が90で確信度が0.75の場合、最終評価は67.5 (90 x 0.75)と計算されます。確信度の値がエレメントによって返されない場合、Engageでは、確信度の値として、1がリスト内の各アセットに割り当てられます。
「選択基準」のメソッドが「最上位」の場合、Engageでは、最終評価が最も高いアセットが推奨されます。「選択基準」のメソッドが「ランダム」の場合、Engageでは、重み付けされたランダム選択を使用して、推奨されるアセットが返されます。
この例では、Movie 123というムービー・アセットの製品説明を表示するテンプレートで、「クロスセル」という名前の関連アイテム推奨を呼び出します。クロスセルのテンプレートでは、Movie 123とクロスセル関係を持つ5つのアセットが要求されます。
Engageで実行される処理は次のとおりです。
現在の訪問者が所属するセグメントを特定します。
Movie 123のアセット・フォームの「関連アイテム」セクションを調べて、クロスセル推奨のリストにどんなアセットが含まれているかを特定します。また、Movie 123のすべての親の関連アセットも調べます。
Movie 123とクロスセル関係を持つすべてのムービー・アセットおよび製品アセットの準備リストを作成します(このリストには、親からこの関係を継承した製品アセットがすべて含まれます)。このリストによって、各アセットの確信度の値も特定されます。
準備リストで、すべてのムービー・アセットおよび製品アセットのアセット・フォーム上の「評価」セクションを調べます。
現在の訪問者が所属するセグメントに該当する評価を持つムービー・アセットおよび製品アセットのみを含むように、準備リストを制約します。
制約されたリスト上にある各アセットの確信度を評価に掛けます。
「選択基準」のメソッドが「最上位」の場合、Engageでは、最終評価が最も高い5つのアセットが推奨されます。「選択基準」のメソッドが「ランダム」の場合、Engageでは、重み付けされたランダム・アルゴリズム(アセットの重み付け評価に基づいて動作)を使用して、5つの推奨アセットを返します。
通常は、マーケティング担当者が推奨アセットを作成し、静的リスト推奨や関連アイテム推奨によって参照されるアセットの確信度の値を設定します。(動的リスト推奨の確信度は、推奨されているアセットをレンダリングするテンプレートにコーディングされます。)
ビジネス・ユーザーは、マーケティングが作成した推奨によって参照されるアセットに個別評価を割り当てます。
この項の内容は、次のとおりです。
推奨の基本的な設定手順は次のとおりです。
デザイナと開発者がマーケティング・チームとミーティングして、サイトに表示するすべてのマーケティング・メッセージを定義し、推奨アセットおよびプロモーション・アセットを使用してこれらのメッセージを表現する方法を計画します。
デザイナと開発者が、推奨のテンプレートを設計およびコーディングします。動的リスト推奨を使用する場合は、動的リストを生成するように設計されたCSElementアセットも作成します。
次に、マーケティングが、Engageの推奨フォームを使用して、推奨アセットを作成(推奨に名前を付けて構成)します。
Engageのフレックス・アセット・フォームを使用して、各セグメントに対する、つまり各セグメントのメンバーになる個々の訪問者に対するアセットの重要度を評価します。(通常は、個々のフレックス・アセットではなくフレックス親に対して評価を割り当てます。)
関連アイテム推奨ごとに、フレックス・アセットに対して、その推奨で定義されている関係を持つアセットを割り当てます。(通常は、個々のフレックス・アセットではなくフレックス親の関係を指定します。)
この項では、推奨アセットの作成および構成方法について説明します(前述の手順3)。第19.6項「推奨されるアセットの構成」では、評価をアセットに割り当てる方法と、関連アイテム推奨で定義されている関係を使用してフレックス・アセットをフレックス親アセットに割り当てる方法について説明します(前述の手順4)。
リスト・モードを使用すると、特定の値に固定されているマーケティング・オプション(選択やソート基準など)を使用して、簡単な静的リストを作成できます(詳細は、第19.1項「推奨アセット」の表を参照)。リスト・モードの静的リスト推奨がテンプレートによって呼び出されると、リスト内のすべてのアセットが、常に推奨アセット内で指定する順序で表示されます。
リスト・モードの静的リスト推奨を作成するには
アセットを推奨に割り当てる前に、推奨の作成中に簡単に取得できるように、ソース・アセットをブックマークに追加することをお薦めします。
注意: この手順で「推奨」フォームの各セクションを進みながら「保存」をクリックすると、そのセクションまでに行った変更を保存できます。 |
WebCenter Sitesにログインして、作業するサイトを選択し、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
推奨に含めるアセットを見つけてブックマークを付けます(「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードにアセットが追加されます)。
「検索」フィールドで、目的の検索条件(存在する場合)を指定して、虫めがねアイコンをクリックします。
検索を特定のアセット・タイプに絞り込む場合は、「検索」フィールドで下矢印をクリックして「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。
検索結果リストで、ブックマークを付けるアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。「検索」タブのツールバーで、「ブックマーク」アイコンをクリックします。
アセットの検索とブックマークの詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。
メニュー・バーで、「コンテンツ」→「新規」→「新規推奨」の順に選択します。
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「推奨」フォームがタブに表示されます。上部にあるフォームのセクション名に注目してください。新規の推奨アセットを作成するときは、フォームの「名前」セクションが最初に表示されます。
注意: 推奨アセットを作成または編集するときは、切替え先のセクションの名前をクリックすると、フォームのセクション間を切り替えることができます。 |
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「名前」フィールドに、リストを説明する一意な名前を入力します。最大64文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字にスペースは使用できません。
「説明」フィールドに、リストの簡単な説明を入力します。最大128文字の英数字を入力できます。
「サブタイプ」ドロップダウン・リストで、推奨のサブタイプを選択します。サブタイプは、リストをカテゴリ分けする方法です。設計チームがこのタイプの推奨のサブタイプを定義していない場合は、このドロップダウン・リストに"(サブタイプなし)"と表示されます。選択可能なサブタイプ(存在する場合)の詳細は、開発者に問い合せてください。
「テンプレート」ドロップダウン・リストで、推奨のテンプレートを選択します。
注意: 「テンプレート」フィールドにドロップダウン・リストが含まれていない場合は、現在のサイトの推奨用にテンプレートが作成されていません。推奨テンプレートの詳細は、開発者に問い合せてください。 |
「モード」フィールドで、ドロップダウン・メニューの「リスト」を選択します。
「開始日」フィールドと「終了日」フィールドで、アセットをオンラインで表示する日付の範囲を選択します。開始日と終了日の詳細は、第7.3.1項「開始日と終了日について」を参照してください。
「ロケール」フィールドで、アセットをオンラインで表示する場所を選択します。
「オプション」タブを選択します。
リストの目的に合わせてオプションを設定します。
「この推奨はすべてのアセット・タイプに適用されます。」チェック・ボックスが選択されていない場合、推奨が適用されるアセット・タイプを選択するためのメニューが表示されます(図19-3)。
「推奨」フォームの「選択」セクションで、推奨の選択基準を選択します。詳細は、第19.2.3項「選択基準」を参照してください。
「推奨」フォームの「ソート」セクションで、次の手順を実行します。
「属性タイプ」ドロップダウン・リストで、アセット・リストのソートの基準とする属性のタイプを選択します。デフォルトでは、「特別」属性タイプのみが選択可能で、アセット・タイプ、確信度および評価を基準としてソートできます。サイト上のアセットの性質に固有の属性タイプは、管理者および開発者が設定します。
詳細は、第19.2.4項「ソート基準」を参照してください。
「属性」ドロップダウン・メニューで、アセット・リストのソートの基準とする属性を選択します。リストの内容は、「属性タイプ」フィールドで選択したオプションによって異なります。たとえば、手順aで「特別」属性タイプを選択した場合、「属性」フィールドには、_ASSETTYPE_、_CONFIDENCE_および_RATING_の各オプションが含まれます。
サイト上のアセットの性質に固有の属性を使用できるようにするには、管理者および開発者が設定する必要があります。
「方向」フィールドで、ソート方向を昇順にするか降順にするかを選択します。
「ソート基準の追加」をクリックします。フォームの下部に基準が表示されます。
(オプション)ソート基準をさらに追加するには、手順aからdを繰り返します。新しいソート基準は、必ずEngageでリスト内のアセットをソートする順序で追加してください。たとえば、まずアセット・タイプを基準とし、次に評価を基準としてアセットをソートします。
「詳細」タブを選択して、リストに関連する情報を追加します。
「コンテンツ」タブで選択した「モード」が「リスト」の場合、「詳細」タブには単一のドロップ・ゾーンが表示されます。
ドロップ・ゾーンで、このセグメントのリストに含めるアセットを追加します(第19.4.3項「推奨モードの静的リスト推奨の作成」の手順2でブックマークを付けたもの)。次の手順を実行します。
「ワーク」ツリーで、「ブックマーク」ノードを開きます。(「ワーク」ツリーが閉じている場合、ナビゲーション・ペインで「ワーク」バーをクリックして開きます。)
ブックマーク付きのアセットのリスト(「ブックマーク」ノードの下に表示)で、必要なアセットの名前をクリックし、ドラッグしてフィールド内にドロップします。
(オプション)リスト内のアセットの順序を変更する場合は、リストでアセットを選択し、リスト内でドラッグして上下に移動します。
アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
リスト・モードとは対照的に、推奨モードの静的リスト推奨がテンプレートによって呼び出された場合、表示されるアセットの順序は、リストの順序ではなく、セグメントと評価によって決まります。さらに、セグメントと評価を適用すると、リスト内の一部のアセットが全体的にフィルタで除外される場合があります。
次のことに留意してください。
セグメントを使用する場合は、どのアセットがどのセグメントに所属するかを把握しておいてください。
必要なセグメントが存在しない場合は、作成できます(適切な権限がある場合)。セグメントの作成と構成の詳細は、第18章「Engageによる訪問者のセグメントへのグループ化」を参照してください。
リストに追加するアセットに割り当てる確信度の値(セグメント内、セグメント外、セグメントが適用されない場合)を事前に知っておく必要があります。
アセットを推奨に割り当てる前に、推奨の作成中に簡単に取得できるように、ソース・アセットをブックマークに追加する必要があります。
推奨モードの静的リスト推奨を作成するには
注意: この手順で「推奨」フォームの各セクションを進みながら「保存」アイコン(アセットのツールバー内)をクリックすると、そのセクションまでに行った変更を保存できます。 |
WebCenter Sitesにログインし、作業を行うサイト(この例ではFirstSite II)と、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
推奨に含めるアセットを見つけてブックマークを付けます(「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードにアセットが追加されます)。
「検索」フィールドで、目的の検索条件(存在する場合)を指定して、虫めがねボタンをクリックします。
検索を特定のアセット・タイプに絞り込む場合は、「検索」フィールドで下矢印をクリックして「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。
検索結果リストで、ブックマークを付けるアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。「検索」タブのツールバーで、「ブックマーク」アイコンをクリックします。
アセットの検索とブックマークの詳細は、第6章「アセットの検索と編成」を参照してください。
メニュー・バーで、「コンテンツ」→「新規」→「新規推奨」の順に選択します。
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「推奨」フォームがタブに表示されます。上部にあるフォームのセクション名に注目してください。新規の推奨アセットを作成するときは、フォームの「名前」セクションが最初に表示されます。
注意: 推奨アセットを作成または編集するときは、切替え先のセクションの名前をクリックすると、フォームのセクション間を切り替えることができます。 |
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「名前」フィールドに、推奨を説明する一意な名前を入力します。最大64文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字は英字にする必要があります。
「説明」フィールドに、リストの簡単な説明を入力します。最大128文字の英数字を入力できます。
「サブタイプ」ドロップダウン・リストで、推奨のサブタイプを選択します。サブタイプは、リストをカテゴリ分けする方法です。設計チームがこのタイプの推奨のサブタイプを定義していない場合は、このドロップダウン・リストは空です。選択可能なサブタイプ(存在する場合)の詳細は、開発者に問い合せてください。
「テンプレート」ドロップダウン・リストで、推奨のテンプレートを選択します。
注意: 「テンプレート」フィールドにドロップダウン・リストが含まれていない場合は、推奨用にテンプレートが作成されていません。推奨用テンプレート作成の詳細は、開発者に問い合せてください。 |
「モード」フィールドで、ドロップダウン・メニューの「推奨」を選択します。
「開始日」フィールドと「終了日」フィールドで、アセットをオンラインで表示する日付の範囲を選択します。開始日と終了日の詳細は、第7.3.1項「開始日と終了日について」を参照してください。
「ロケール」フィールドで、アセットをオンラインで表示する場所を選択します。
「オプション」タブを選択します。
リストの目的に合わせてオプションを設定します。
「推奨」フォームの「選択」セクションで、推奨の選択基準を選択します。詳細は、第19.2.3項「選択基準」を参照してください。
「推奨」フォームの「ソート」セクションで、次の手順を実行します。
「属性タイプ」ドロップダウン・リストで、アセット・リストのソートの基準とする属性のタイプを選択します。デフォルトでは、「特別」属性タイプのみが選択可能で、アセット・タイプ、確信度および評価を基準としてソートできます。サイト上のアセットの性質に固有の属性タイプは、管理者および開発者が設定します。
詳細は、第19.2.4項「ソート基準」を参照してください。
「属性」ドロップダウン・メニューで、アセット・リストのソートの基準とする属性を選択します。リストの内容は、「属性タイプ」フィールドで選択したオプションによって異なります。たとえば、手順aで「特別」属性タイプを選択した場合、「属性」フィールドには、_ASSETTYPE_、_CONFIDENCE_および_RATING_の各オプションが含まれます。
サイト上のアセットの性質に固有の属性を使用できるようにするには、管理者および開発者が設定する必要があります。
「方向」フィールドで、ソート方向を昇順にするか降順にするかを選択します。
「ソート基準の追加」をクリックします。フォームの下部に基準が表示されます。
(オプション)ソート基準をさらに追加するには、手順aからdを繰り返します。新しいソート基準は、必ずEngageでリスト内のアセットをソートする順序で追加してください。たとえば、まずアセット・タイプを基準とし、次に評価を基準としてアセットをソートします。
「詳細」タブで、次の手順を実行します。
「コンテンツ」タブで選択した「モード」が「推奨」の場合、「詳細」タブには静的リスト用の2つのドロップ・ゾーンが表示されます。
「製品のドラッグ」ドロップ・ゾーンで、このセグメントのリストに含めるアセットを追加します(第19.4.3項「推奨モードの静的リスト推奨の作成」の手順2でブックマークを付けたもの)。
次の手順を実行します。
各アセットの確信度の値を割り当てます(「セグメント内」と「セグメント外」の両方)。確信度は、推奨の重み付け係数であり、現在の訪問者がセグメントのメンバーである場合とセグメントのメンバーでない場合に、その訪問者用に返すアセットを決定する際に使用します。
アセットがセグメントに追加されていない場合、「確信度」のフィールドは1つだけ表示されます。
詳細は、第19.2.2項「確信度」を参照してください。
ドロップ・ゾーンに各セグメントをドラッグする際には、次のようにします。
組み込むセグメントを必要な数のみ追加します。
(オプション)同様に、「セグメントが適用されない場合」カテゴリにアセットを追加し、確信度の値を適宜割り当てます。
完成したフォームは、次のようになります。
アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
注意: この手順を開始する前に、開発者に問い合せて、作成する動的リスト推奨でどのCSElementアセットを使用するかを確認してください。 |
動的リスト推奨を作成するには:
WebCenter Sitesにログインし、作業を行うサイト(この例ではFirstSite II)と、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
メニュー・バーで、「コンテンツ」→「新規」→「新規推奨」の順に選択します。
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「推奨」フォームがタブに表示されます。上部にあるフォームのセクション名に注目してください。新規の推奨アセットを作成するときは、フォームの「名前」セクションが最初に表示されます。
注意: 推奨アセットを作成または編集するときは、切替え先のセクションの名前をクリックすると、フォームのセクション間を切り替えることができます。 |
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「名前」フィールドに、推奨を説明する一意な名前を入力します。最大64文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字は英字にする必要があります。
「説明」フィールドに、リストの簡単な説明を入力します。最大128文字の英数字を入力できます。
「サブタイプ」ドロップダウン・リストで、推奨のサブタイプを選択します。サブタイプは、リストをカテゴリ分けする方法です。設計チームがこのタイプの推奨のサブタイプを定義していない場合は、このドロップダウン・リストは空です。選択可能なサブタイプ(存在する場合)の詳細は、開発者に問い合せてください。
「テンプレート」ドロップダウン・リストで、推奨のテンプレートを選択します。
注意: 「テンプレート」フィールドにドロップダウン・リストが含まれていない場合は、推奨用にテンプレートが作成されていません。推奨用テンプレート作成の詳細は、開発者に問い合せてください。 |
「モード」フィールドで、ドロップダウン・メニューの「推奨」を選択します。
「開始日」フィールドと「終了日」フィールドで、アセットをオンラインで表示する日付の範囲を選択します。開始日と終了日の詳細は、第7.3.1項「開始日と終了日について」を参照してください。
「ロケール」フィールドで、アセットをオンラインで表示する場所を選択します。
「オプション」タブを選択します。
リストの目的に合わせてオプションを設定します。
「推奨」フォームの「選択」セクションで、推奨の選択基準を選択します。詳細は、第19.2.3項「選択基準」を参照してください。
「推奨」フォームの「ソート」セクションで、次の手順を実行します。
「属性タイプ」ドロップダウン・リストで、アセット・リストのソートの基準とする属性のタイプを選択します。デフォルトでは、「特別」属性タイプのみが選択可能で、アセット・タイプ、確信度および評価を基準としてソートできます。サイト上のアセットの性質に固有の属性タイプは、管理者および開発者が設定します。
詳細は、第19.2.4項「ソート基準」を参照してください。
「属性」ドロップダウン・メニューで、アセット・リストのソートの基準とする属性を選択します。リストの内容は、「属性タイプ」フィールドで選択したオプションによって異なります。たとえば、手順aで「特別」属性タイプを選択した場合、「属性」フィールドには、_ASSETTYPE_、_CONFIDENCE_および_RATING_の各オプションが含まれます。
サイト上のアセットの性質に固有の属性を使用できるようにするには、管理者および開発者が設定する必要があります。
「方向」フィールドで、ソート方向を昇順にするか降順にするかを選択します。
「ソート基準の追加」をクリックします。フォームの下部に基準が表示されます。
(オプション)ソート基準をさらに追加するには、手順aからdを繰り返します。新しいソート基準は、必ずEngageでリスト内のアセットをソートする順序で追加してください。たとえば、まずアセット・タイプを基準とし、次に評価を基準としてアセットをソートします。
「詳細」タブで、次の手順を実行します。
「タイプ」メニューから、「動的リスト(エレメントによって生成)」、または「動的リスト(必要に応じてセグメント別)」を選択します。エレメントによる選択の場合は、単一のドロップ・ゾーンが表示されます(図19-11)。セグメントによる選択の場合は、セグメントのドロップ・ゾーンと、セグメントに含まれないアセット用のドロップ・ゾーンが表示されます(図19-12)。
エレメントによって生成される動的リストを作成する場合は、次のステップにスキップします。
必要に応じてセグメント別に動的リストを作成する場合は、「セグメント・ドロップ・ゾーン」にセグメントをドラッグします。セグメントを追加するたびに、セグメントに個別の「アセット・ドロップ・ゾーン」が表示されます。
「アセット・ドロップ・ゾーン」に必要なそれぞれのアセットをドラッグします。タイプが、「動的リスト(エレメントによって生成)」の場合、ドロップ・ゾーンにドロップできるアセット・タイプはCSElementのみです。タイプが、「動的リスト(必要に応じてセグメント別)」の場合は、CSElementアセットまたはコンテンツ問合せアセットのどちらかのみをドロップできます。
指定を完了したフォームは、図19-13のようになります。
この例では、AffluentYoungSinglesという名前のセグメントが「セグメント・ドロップ・ゾーン」にドロップされ、CSElementがそこに配置されました。「セグメントが適用されない場合」セクションに、コンテンツ問合せがドロップされました。
アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
関連アイテム推奨を作成するには:
WebCenter Sitesにログインし、作業を行うサイト(この例ではFirstSite II)と、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
メニュー・バーで、「コンテンツ」→「新規」→「新規推奨」の順に選択します。
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「推奨」フォームがタブに表示されます。上部にあるフォームのセクション名に注目してください。新規の推奨アセットを作成するときは、フォームの「名前」セクションが最初に表示されます。
管理者が、すべての新規アセットが作成後にワークフローに配置されるようにアセット・タイプを構成している場合は、「割当て先の選択」フォームを表示するタブが開きます。
必要なロールごとに1人以上のユーザーを選択し、「割当て先の設定」をクリックします。これらのユーザーはだれでも、ワークフロー・プロセスの次の手順を完了できます。詳細は、第16章「ワークフロー」を参照してください。
推奨アセットの「作成」ビューがWebモードで表示されている場合は、アセットのツールバーで「モード」スイッチをクリックして、フォーム・モードに切り替えます。
「名前」フィールドに、推奨を説明する一意な名前を入力します。最大64文字の英数字(スペースを含む)を入力できます。最初の文字は英字にする必要があります。
「説明」フィールドに、リストの簡単な説明を入力します。最大128文字の英数字を入力できます。
「サブタイプ」ドロップダウン・リストで、推奨のサブタイプを選択します。サブタイプは、リストをカテゴリ分けする方法です。設計チームがこのタイプの推奨のサブタイプを定義していない場合は、このドロップダウン・リストは空です。選択可能なサブタイプ(存在する場合)の詳細は、開発者に問い合せてください。
「テンプレート」ドロップダウン・リストで、推奨のテンプレートを選択します。
注意: 「テンプレート」フィールドにドロップダウン・リストが含まれていない場合は、推奨用にテンプレートが作成されていません。推奨用テンプレート作成の詳細は、開発者に問い合せてください。 |
「モード」フィールドで、ドロップダウン・メニューの「リスト」を選択します。
「開始日」フィールドと「終了日」フィールドで、アセットをオンラインで表示する日付の範囲を選択します。開始日と終了日の詳細は、第7.3.1項「開始日と終了日について」を参照してください。
「ロケール」フィールドで、アセットをオンラインで表示する場所を選択します。
「オプション」タブを選択します。
リストの目的に合わせてオプションを設定します。
「推奨」フォームの「選択」セクションで、推奨の選択基準を選択します。詳細は、第19.2.3項「選択基準」を参照してください。
「推奨」フォームの「ソート」セクションで、次の手順を実行します。
「属性タイプ」ドロップダウン・リストで、アセット・リストのソートの基準とする属性のタイプを選択します。デフォルトでは、「特別」属性タイプのみが選択可能で、アセット・タイプ、確信度および評価を基準としてソートできます。サイト上のアセットの性質に固有の属性タイプは、管理者および開発者が設定します。
詳細は、第19.2.4項「ソート基準」を参照してください。
「属性」ドロップダウン・メニューで、アセット・リストのソートの基準とする属性を選択します。リストの内容は、「属性タイプ」フィールドで選択したオプションによって異なります。たとえば、手順aで「特別」属性タイプを選択した場合、「属性」フィールドには、_ASSETTYPE_、_CONFIDENCE_および_RATING_の各オプションが含まれます。
サイト上のアセットの性質に固有の属性を使用できるようにするには、管理者および開発者が設定する必要があります。
「方向」フィールドで、ソート方向を昇順にするか降順にするかを選択します。
「ソート基準の追加」をクリックします。フォームの下部に基準が表示されます。
(オプション)ソート基準をさらに追加するには、手順aからdを繰り返します。新しいソート基準は、必ずEngageでリスト内のアセットをソートする順序で追加してください。たとえば、まずアセット・タイプを基準とし、次に評価を基準としてアセットをソートします。
「詳細」タブで、次の手順を実行します。
「タイプ」メニューから「関連アイテム(アセット・フォームで定義)」を選択します。
この推奨は、アセット・フォーム上のアセットを作成および編集するときに使用されます。アセット・フォームを編集します。
アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
この推奨が、フレックス・アセットおよびフレックス親アセットの「作成」ビューおよび「編集」ビューの「関連アイテム」フィールド(「メタデータ」セクション内)に表示されます。これで、フレックス・アセットの関係を構成できます。
詳細は、第19.6.2項「関連アイテム推奨を使用したアセット関係の構成」を参照してください。
推奨アセットを編集するには
WebCenter Sitesにログインし、作業を行うサイト(この例ではFirstSite II)と、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
編集する推奨アセットを探して開きます。
「検索」フィールドで、目的の検索条件(存在する場合)を指定します。
検索を特定のアセット・タイプに絞り込む場合は、「検索」フィールドで下矢印をクリックして「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。
虫めがねボタンをクリックします。
検索結果のリストで、該当するアセットを右クリックして、コンテキスト・メニューから「編集」を選択します。また、表示するアセットを開いてメニュー・バーから「編集」を選択することも、表示中に「編集」アイコンをクリックすることもできます。
検索の詳細は、第6.1項「アセットの検索の概要」を参照してください。
アセットを編集用に開くと、作成時と同じフォームにアセットが表示され、同じタブとフィールドが表示されます。
必要な編集を行います。すべてのタブにあるすべてのフィールドが変更可能です。
変更を行ったら、アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
次の手順では、推奨を使用してプロモーションするアセットに関して、セグメントの評価とアセットの関係を構成します。具体的には、Sitesインタフェースでフレックス・アセットおよびフレックス親アセットのフォームを使用して、次の手順を実行する必要があります。
各セグメントのメンバーに対するアセットおよび親アセットの重要度を評価します。
関連アイテム推奨で示されているアセット関係を構成します。
注意: 通常は、推奨するアセットはビジネス・ユーザーが構成します。 |
評価は、個々のフレックス・アセットまたはフレックス親に対して割り当てることができます。ただし、次の理由により、親を使用して評価を割り当てることをお薦めします。
アセットがグループ分けされている場合は、複数のアセットの評価をまとめて管理するほうが簡単です。実際に、子アセットに評価を割り当てるだけの目的でフレックス親を作成するとよい場合が多くあります。評価の条件が同じであるすべてのアセットを、同じ親の子に指定できます。そうすれば、1回の変更で、すべての子アセットの評価を変更できます。
あるアセット・グループの評価を別のグループの評価と比較するほうが、個々のアセットの評価を比較するより簡単です。
個別の評価を持つアセットが少ないため、評価をより短時間で計算できます。これにより、システムのパフォーマンスが向上します。
特定の状況で、評価を使用して特定のフレックス・アセットをプロモーションすることは避けてください。かわりに、静的リスト推奨またはプロモーションを使用して特定のアセットを推奨することによって目的を達成してください。
開始する前に、次のタスクを完了してください。
セグメントを調べてどのように定義されているかを理解し、どのフレックス親がどのセグメントに対して重要かを判断します。
未評価のアセットに使用するシステム・デフォルトの評価を変更したかどうかを、サイト開発者に確認します。システム・デフォルトの評価をオーバーライドしていない場合は、デフォルトの評価は50です。この評価は、評価スケールの平均または中間点を表します。この値をメモしておいて、アセットを評価する際に考慮に入れてください。たとえば、あるアセットをシステム・デフォルトの評価より低く評価すると、サイト訪問者に対して推奨される可能性が低くなります。
アセットに評価を割り当てるには:
WebCenter Sitesにログインし、作業を行うサイト(この例ではFirstSite II)と、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
評価を割り当てるフレックス・アセットまたはフレックス親を見つけて、その「編集」ビューを開きます。
「検索」フィールドで、目的の検索条件(存在する場合)を指定します。
検索を特定のアセット・タイプに絞り込む場合は、「検索」フィールドで下矢印をクリックして「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。
虫めがねボタンをクリックします。
検索結果のリストで、該当するアセットを右クリックして、コンテキスト・メニューから「編集」を選択します。
検索の詳細は、第6.1項「アセットの検索の概要」を参照してください。
アセットの「編集」ビューで、「マーケティング」タブを選択して、「評価」セクションに移動します。フォームのこのセクションには、このサイト用に作成されたすべてのセグメントのリストが表示されます。次に例を示します。
0から100の範囲(100が最大値)を使用して、リスト内のセグメントに対してこのアセットを評価します。
任意のセグメントの「セグメント内」列に、このセグメントのメンバーに対するアセットの評価の値を入力します。
任意のセグメントの「セグメント外」列に、このセグメントのメンバーではない訪問者に対するアセットの評価の値を入力します。
「セグメント評価未適用」フィールドに、固有の評価をアセットに割り当てる値を入力します。この評価は、セグメントが定義されていない場合や、セグメントを認識しない推奨(リスト・モードの静的リスト推奨)にアセットが配置されている場合に使用します。
評価の詳細は、第19.2.1項「評価」を参照してください。
アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
開始する前に、次のタスクを完了してください。
それぞれの関連アイテム推奨について説明するよう開発者に依頼し、関連アイテム推奨で示される関係を十分に理解します。
製品アセットやコンテンツ・アセットなど、フレックス・アセットを組み合せて表示するように推奨がプログラムされているかどうかを確認し、関係を正しく構成できるようにします。
アセット間の関係を構成するには:
WebCenter Sitesにログインし、作業を行うサイト(この例ではFirstSite II)と、WebCenter SitesのContributorインタフェースのアイコンを選択します。
構成したい関連アイテム関係を持つフレックス親アセットを処理する前に、これらの関係に含めるアセットを探してブックマークを付ける必要があります。ブックマークを付けたアセットは、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードに表示されます。
「検索」フィールドで、目的の検索条件(存在する場合)を指定します。
検索を特定のアセット・タイプに絞り込む場合は、「検索」フィールドで下矢印をクリックして「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。
虫めがねボタンをクリックします。
検索結果リストで、ブックマークを付けるアセットを選択([Ctrl]キーを押しながらクリック)します。「検索」タブのツールバーで、「ブックマーク」アイコンをクリックします。
構成したい関連アイテム関係を持つフレックス親を見つけて、その「編集」フォームを開きます。
「検索」フィールドで、目的の検索条件(存在する場合)を指定します。
検索を特定のアセット・タイプに絞り込む場合は、「検索」フィールドで下矢印をクリックして「検索タイプ」ドロップダウン・ボックスをレンダリングします。アセット・タイプを選択し、検索をそのタイプに制限します。
虫めがねボタンをクリックします。
検索結果のリストで、該当するアセットを右クリックして、コンテキスト・メニューから「編集」を選択します。
検索の詳細は、第6.1項「アセットの検索の概要」を参照してください。
親アセットの「編集」フォームで、「関連アイテム」セクションまでスクロールします。次の図を参照してください。
注意: 「関連アイテム」セクションは、追加するアセットのアセット・タイプを指定する関連アイテム・タイプの推奨を作成済の場合にのみ使用できます。詳細は、第19.4.5項「関連アイテム推奨の作成」を参照してください。 |
ツリーで、「ワーク」ツリーの「ブックマーク」ノードを開きます。フレックス・アセットまたはフレックス親を、適切な推奨のドロップ・ゾーンにドラッグ・アンド・ドロップします。
Engageでは、推奨の下にアセットのリストが表示されます。
アセットまたは親アセットの横の「確信度」列に、この関係の重みを表す確信度の値を入力します。確信度は、0から100の範囲のパーセンテージで表現されます。0を入力するか、フィールドを空白のままにしておくと、このアセットは推奨から除外されます。
確信度の詳細は、第19.2.2項「確信度」を参照してください。
アセットを保存します。このためには、「保存」アイコンをクリックするか、メニュー・バーから「コンテンツ」→「保存」を選択します。
推奨アセットを正しく構成したことを検証するには、次のタスクを全体の演習として行ってください。
テスト・セグメントをいくつか作成します(セグメントの作成については、第18章「Engageによる訪問者のセグメントへのグループ化」を参照)。
フレックス・アセットおよびフレックス親アセットのフォーム(製品アセットや製品親アセットなど)で、セグメントの評価を割り当てます。
訪問者としてサイトを表示して、テスト・セグメントに所属するように自身を登録します。
推奨アセットで返されるアイテムを調べます。
問題が見つかった場合は、問題を切り分けるテスト・ページを作成するよう、開発者に依頼します。
アセットの評価および関係はパブリッシュ後に有効になるため、評価と関係を構成したアセットを承認して、配信システムにパブリッシュできるようにする必要があります。
アセットの承認とパブリッシュの詳細は、第14章「パブリッシュの承認」を参照してください。