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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのマネージング
11g リリース1 (11.1.1)
E51450-01
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3 ワークスペース要素の管理

ワークスペース・マネージャは、ドキュメント・バッチのキャプチャおよび処理に不可欠な共有可能ワークスペース要素を作成および管理します。メタデータ・フィールド、選択リスト、ドキュメント・プロファイルおよびデータベース参照などのこれらの要素については、この章で説明します。これらのワークスペース要素は、クライアント・プロファイル、プロセッサ・ジョブおよびコミット・プロファイルでも利用できます。

この章では、次の項目について説明します。

クライアント・プロファイルおよびプロセッサ・ワークスペース要素の詳細は、次の章を参照してください。

3.1 ワークスペースとそれらの要素の概要

ワークスペースは、特定の環境のメタデータ、構成プロファイルおよび物理データが含まれる完全なキャプチャ環境です。ワークスペース・マネージャでは、ワークスペースの追加、編集および削除が可能です。

表3-1は、選択されたワークスペース内の共有可能キャプチャ要素ワークスペースのリストと説明を示しています。

表3-1 ワークスペース内で管理するキャプチャ要素

キャプチャ要素 管理方法 参照先

ワークスペース・ユーザー

作成済のCaptureユーザーまたはグループに、選択したCaptureワークスペースについてのワークスペース・マネージャまたは参照者アクセス・レベルを付与します。

第3.3項

メタデータ・フィールド

クライアント・ユーザーまたはCaptureプロセッサとCaptureドキュメントの値を入力するフィールドを作成します。選択リストやデータベース参照などのメタデータ・フィールドの入力方法を構成します。メタデータ・フィールドはワークスペース全体で使用します。

第3.4項


ユーザー定義の選択リスト

メタデータ・フィールドに選択項目のドロップダウン・リストを表示するように構成します。この選択リストのタイプは、選択項目のリストを維持します。選択リストはクライアント・プロファイルおよびプロセッサ・ジョブで使用します。

第3.5項


データベース選択リスト

メタデータ・フィールドに選択項目のドロップダウン・リストを表示するように構成します。この選択リストのタイプでは、選択項目がデータベース検索から取得されます。選択リストはクライアント・プロファイルおよびプロセッサ・ジョブで使用します。

第3.6項

依存選択リスト

親リストでのユーザーの選択が、リンクされた子のリストの選択項目に反映されるように、ユーザー定義選択リストまたはデータベース選択リスト間の依存性を構成します。

第3.7項


データベース参照プロファイル

データベースへのリンクを構成します。たとえば、データベースで一致する値を検索し、値を返し、キャプチャ・メタデータ・フィールドに入力するように参照を構成します。データベース参照はクライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで使用します。

3.8項


バッチ・ステータス

ユーザーまたはバッチ・プロセッサがバッチを割り当てることができるステータスを作成します。バッチ・ステータスは、表示または実行するバッチをフィルタするために使用できます。

第3.9項


ドキュメント・プロファイル

キャプチャされたドキュメントのタイプのそれぞれに適用する一連のメタデータ・フィールドを指定します。

第3.10項


スクリプト

クライアントでの機能や、認識またはインポート・プロセッサ・ジョブでの機能をカスタマイズするJavaScriptをインポートします。

第3.11項


クライアント・プロファイル

Captureクライアントで、クライアント・ユーザーがドキュメントを検索、インポートおよび索引付けするときに使用する設定を構成します。

第4.1項


インポート・プロセッサ・ジョブ

電子メール、監視対象フォルダまたはリスト・ファイルからのドキュメントの自動インポートを構成します。

第5.1項


ドキュメント変換ジョブ

イメージ以外のドキュメントからイメージ形式への自動変換を構成します。

第6.1項


認識プロセッサ・ジョブ

自動的なバー・コード検出、分離、ドキュメントの索引付けを構成します。

第7.1項


コミット・プロファイル

バッチをコミット・フォルダまたはコンテンツ・リポジトリに出力する方法を構成します。

第8.1項



3.2 ワークスペースの管理

ワークスペースの管理に関するいくつかの重要点を次に示します。

この項の内容は次のとおりです。

図3-1 ワークスペースの管理用ワークスペース・ペイン

図3-1の説明が続きます
「図3-1 ワークスペースの管理用ワークスペース・ペイン」の説明

3.2.1 ワークスペースの追加、編集またはコピー

ワークスペースを追加、編集またはコピーする手順は次のとおりです。

  1. ワークスペース・ペインで、追加ボタンをクリックするか、ワークスペースを選択して編集ボタンをクリックします。

    ワークスペースをコピーするには、コピーするワークスペースを選択して、コピーボタンをクリックします。

  2. ワークスペースの名前とオプションの説明を入力し、「OK」をクリックします。ワークスペースのリストに新規または編集されたワークスペースが表示されます。

  3. この章の説明に従って、要素を編集するワークスペースを選択します。

3.2.2 ワークスペースの削除

ワークスペースを恒久的に削除すると、プロファイル、プロセッサ・ジョブおよびメタデータ設定などのバッチ・データや構成がすべて削除されます。


注意:

ワークスペースを削除する前に、処理中のバッチがないことを確認してください。バッチの処理中にワークスペースを削除すると、悪影響を及ぼす可能性があります。


ワークスペースを削除するには、次のようにします。

  1. ワークスペース・ペインで、削除するワークスペースを選択して、削除ボタンをクリックします。

  2. プロンプトが表示されたら、「はい」をクリックして、削除を確定します。

3.2.3 ワークスペースのフィルタリング

多数のワークスペースを管理する場合は、ワークスペース・リストをフィルタリングすることで限定すると便利な場合があります。ワークスペース・リストをフィルタする手順は次のとおりです。

  1. ワークスペース・ペインで、「フィルタ」フィールドにフィルタを入力します。

    ワークスペースのすべての名前を入力するか、1つ以上の文字に一致させるためのワイルドカードとして%を使用します。たとえば、%capture%と入力すると、名前にcaptureが含まれるワークスペースが表示されます。フィルタでは大文字と小文字が区別されることに注意してください。ワークスペースの説明も検索されます。

  2. 「リフレッシュ」ボタンをクリックします。

    ワークスペース・リストには、適用された指定のフィルタが表示されます。

フィルタを削除するには、「フィルタ」フィールドの内容を消去して、「リフレッシュ」ボタンをクリックします。

3.3 ワークスペースのセキュリティの管理

第1.7.1項の説明のとおり、ワークスペースへのアクセス権を持つワークスペース・マネージャは、他の管理者や参照者のアクセス権を「セキュリティ」タブで付与または削除できます。第1.6項の説明のとおり、管理者と参照者は、ワークスペース・コンソール自体へのアクセス権をあらかじめ所有しておく必要があります。

この項の内容は、次のとおりです。

図3-2 ワークスペースのアクセス権があるワークスペース・マネージャおよびビューアを表示する「セキュリティ」タブ

図3-2の説明が続きます
「図3-2 ワークスペースのアクセス権があるワークスペース・マネージャおよびビューアを表示する「セキュリティ」タブ」の説明

3.3.1 ワークスペース・マネージャおよび参照者へのワークスペース・アクセス権の付与

別のマネージャまたはワークスペース・ビューアにワークスペース・アクセス権を付与する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペース内で、「セキュリティ」タブをクリックします。

    「ワークスペース・ユーザー」表に、ワークスペースへのアクセス権のあるマネージャおよびビューア(自分自身を含む)が表示されます。「ユーザー/グループ」列で、その列にあるどちらかの三角形をクリックします。

    緑色のチェック・マークは、ワークスペース・マネージャまたはワークスペース・ビューアのアクセス・レベルを示しています。

  2. 「追加」ボタンをクリックします。「セキュリティ・メンバーの追加」ウィンドウが表示されます。

  3. 「キャプチャ・ロール」フィールドで、マネージャにアクセス権を付与する場合は「キャプチャ・ワークスペース・マネージャ」を選択し、ビューアにアクセス権を付与する場合は「キャプチャ・ワークスペース・ビューア」を選択します。

  4. 下の左側のフィールドで、「グループの検索」を選択してCaptureのグループ・ロールが割り当てられたユーザーを検索するか、「ユーザーの検索」を選択してCaptureのユーザー・ロールが割り当てられたユーザーを検索します。

  5. 横のテキスト・フィールドで、任意に名前の一部または全部を入力することで、特定のユーザーまたはグループを検索します。ワイルドカードとして*記号を使用できます。このテキスト・フィールドを空白にするとすべてのメンバーが返されます。「検索」をクリックします。

  6. 検索結果から1つ以上のメンバーを選択して(複数のメンバーを選択するには[Ctrl]キーを押しながら選択します)、「追加」をクリックします。表に追加されたメンバーが表示されます。

図3-3 Captureのロールが割り当てられたグループまたはユーザーにワークスペースのアクセス権を付与

図3-3の説明が続きます
「図3-3 Captureのロールが割り当てられたグループまたはユーザーにワークスペースのアクセス権を付与」の説明

3.3.2 ワークスペース・マネージャおよび参照者からのワークスペース・アクセス権の削除

ワークスペースのアクセス権を削除すると、マネージャまたはビューアはワークスペース・コンソールには依然としてアクセスできますが、選択したワークスペースはマネージャおよびビューアから使用および参照できなくなります。


注意:

自分自身のワークスペースへのアクセス権を削除することはできません。それぞれのワークスペースには、アクセス権を持つワークスペース・マネージャが少なくとも1人存在する必要があります。


マネージャまたはビューアのワークスペース・アクセス権を削除する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペース内で、「セキュリティ」タブをクリックします。

  2. 「ワークスペース・ユーザー」表で、アクセス権を削除するマネージャまたはビューアを選択します。

  3. 表の「削除」ボタンをクリックします。プロンプトが表示されたら、削除を確認します。

3.4 メタデータ・フィールドの管理

ワークスペースの作成手順では、メタデータ・フィールドの定義が不可欠です。クライアント・ユーザーは、索引付けの間にこれらのフィールドに入力し、バッチ・プロセッサは処理中にこれらのフィールドに値を割り当てます。一般に、ユーザーが後からコンテンツ管理システムでドキュメントを検索するときにこれらのフィールドを使用します。

メタデータ・フィールドは、様々な方法で構成できます。メタデータ・フィールドは要求できます。これは、正常に出力するには(コミットされるには)、それらの入力が必要であることを意味します。また、メタデータ値は、自動入力したり、認識プロセッサによってバー・コードの読取りから抽出したり、選択リストから選択したり、データベース参照から選んだりすることができます。

図3-4 ワークスペース用に定義されたメタデータ・フィールド

図3-4の説明が続きます
「図3-4 ワークスペース用に定義されたメタデータ・フィールド」の説明

この項の内容は次のとおりです。

3.4.1 メタデータ・フィールドの追加または編集

メタデータ・フィールドを追加すれば、ワークスペース全体で使用できます。メタデータ・フィールドを編集すると、そのフィールドの使用時には常に変更されています。

メタデータ・フィールドを追加または編集する手順は次のとおりです。

  1. ワークスペースの「メタデータ」タブをクリックします。

  2. 「メタデータ・フィールド」表で、追加ボタンをクリックします。このフィールドを編集するには、表でそのフィールドを選択して、「編集」ボタンをクリックします。

    「メタデータ・フィールド」画面が表示されます。

    metadata1.gifについては周囲のテキストで説明しています。
  3. 「フィールド名」フィールドで、メタデータ・フィールドの名前を入力します。

  4. 「データ型」フィールドで、フィールドのデータ型を選択します。英数字、数字、日付および浮動小数を選択できます。

  5. このフィールドへの入力を必須にするには、「必須」フィールドを選択します。コミット・プロセッサによってコミットされるには、ドキュメントの必須フィールドに値が入力されている必要があります。

  6. 必要に応じて他のフィールドに入力します。

    • 入力マスクを構成する手順は、第3.4.3項を参照してください。

    • 表示手順を構成する手順は、第3.4.4項を参照してください。

    • 自動を構成する手順は、第3.4.5項を参照してください。

    • 正規表現の検証を構成およびテストする手順は、第3.4.6項を参照してください。

  7. 選択リスト・フィールドで、前に作成したメタデータ・フィールドのソースと選択リストを指定します。第3.5.1項および第3.6.1項を参照してください。

  8. メタデータ・フィールドのデータベース参照を構成する手順は、第3.8.1項を参照してください。

  9. 終了したら、「発行」をクリックします。

3.4.2 メタデータ・フィールドの削除

メタデータ・フィールドを削除すると、ワークスペースから恒久的に削除されます。クライアント・プロファイルまたはバッチ・プロセッサで使用中のメタデータ・フィールドを削除した場合、バッチ処理の別の段階でエラーが発生する可能性があります。

選択したワークスペースからメタデータ・フィールドを削除する手順は次のとおりです。

  1. ワークスペースの「メタデータ」タブをクリックします。

  2. 右側のペインで、「メタデータ・フィールド」表から削除するメタデータ・フィールドを選択して、削除ボタンをクリックします。

  3. はい」をクリックして、削除を確認します。

    メタデータ・フィールドがワークスペースから削除されます。

3.4.3 メタデータ・フィールドの入力マスクの構成

入力マスクとは、ユーザーがメタデータ・フィールドに入力できる内容を制御するフィルタです。たとえば、マスクによってユーザーが数値を入力するのを許可し、英文字を拒否できます。ユーザーがマスクに準拠しない文字を入力すると、アプリケーションで受け入れられません。

ユーザーがメタデータ・フィールドに入力できる内容を制御する入力マスクを設定する手順は次のとおりです。

  1. 第3.4.1項の説明に従って、メタデータ・フィールドを追加または編集します。

    入力マスクを適用するには、メタデータ・フィールドのデータ型が英数字、数字または浮動小数である必要があります。

  2. 「メタデータ・フィールド」画面の「入力マスク」フィールドで、表3-2 (英数字)または表3-3 (数値または浮動少数)に示されている任意の使用可能マスク文字を入力します。

    他の文字は入力したとおりに正確に表示されます。

  3. 「送信」をクリックして、メタデータ・フィールドの設定を保存します。

  4. ワークスペース(たとえば、クライアント・プロファイル)で、メタデータ・フィールドの入力マスクを使用およびテストします。

図3-2 英数字入力マスク文字

マスク文字 説明

#


数字を入力する必要があります。

'(一重引用符)

エスケープ文字、特殊な形式の文字のエスケープに使用します。

U

すべての文字を受け入れ、大文字に変換します。

L

すべての文字を受け入れ、小文字に変換します。

A

すべての文字および数字を受け入れます。

?

すべての文字を受け入れます。

*


すべての記号を受け入れます。

H

すべての16進数文字を受け入れます(0-9、a-fまたはA-F)。


表3-3は、数値および浮動少数の入力マスクのリストです。

表3-3 数値および浮動少数の入力マスク文字

マスク文字 説明

0

桁の入力を要求します。

#


桁の入力を要求します。ゼロは存在しないことを表します。

.

小数点区切りまたは通貨表示の小数点区切りとして含めます。

-

マイナス記号として含めます。

,

グループ化セパレータとして含めます。

;

プラスおよびマイナスのサブパターンを区切るために含めます。



注意:

DecimalFormatパターンには、#,##0.00;(#,##0.00)のように、プラスおよびマイナスのサブパターンが含まれます。各サブパターンには、プリフィクス、数値部分およびサフィックスが含まれます。マイナスのサブパターンはオプションです。マイナスのサブパターンを指定しない場合、そのマイナスのサブパターンは、プラスのサブパターンの先頭にローカライズされたマイナス記号(ほとんどのロケールで-を使用)を付けて表します。つまり、0.000.00;-0.00と同じになります。明示的なマイナスのサブパターンがある場合は、マイナスの接頭辞と接尾辞を指定するだけです。桁数、最小桁数、その他の属性はすべてプラスのパターンと同じです。つまり、#,##0.0#;(#)#,##0.0#;(#,##0.0#)の動作は完全に同じになります。

ユーザーが小数点値を入力できるようにするには、少なくとも1つの小数点(#.0#)に強制する書式を作成する必要があります。クライアント・ユーザーが数値の符号を変更する場合は、先に数値を入力してから[+]または[-]キーを押す必要があります。


3.4.4 メタデータ・フィールドの表示形式の構成

表示形式によって、ユーザーが入力したデータが特定の形式で表示されることを確認できます。別のメタデータ・フィールドにユーザーが移動すると、指定した表示形式に適合するようにデータ表示が必要に応じて変更されます。たとえば、標準日付書式を表示するように日付フィールドを書式設定できます。保存されるメタデータ値は変更されません。

メタデータ値の表示が変更されるように表示形式を設定する手順は次のとおりです。

  1. 第3.4.1項の説明に従って、メタデータ・フィールドを追加または編集します。

    表示形式を適用するには、メタデータ・フィールドのデータ型が数字、日付または浮動小数である必要があります。

  2. 「メタデータ・フィールド」画面で、「表示形式の選択」をクリックします。表3-4に示されている、データ型に対して使用可能な形式から選択します。

  3. 「送信」をクリックして、メタデータ・フィールドの設定を保存します。

  4. クライアント・プロファイルでメタデータ・フィールドの表示形式を使用します。

表3-4 入力形式

入力形式 データ型 説明

通貨

浮動小数

システム・ロケールの通貨を使用して書式設定された数値。

一般的な日付

日付

標準の日付。標準の時間が続きます。日付の表示は、システムのロケール設定によって決まります。

短い日付

日付

システムの短い日付書式を使用した日付。日付の表示は、システムのロケール設定によって決まります。

標準の日付

日付

システムの標準の日付書式を使用した日付。日付の表示は、システムのロケール設定によって決まります。

長い日付

日付

システムの長い日付書式を使用した日付。日付の表示は、システムのロケール設定によって決まります。

短い時間

日付

24時間書式(17:45など)を使用した時間。

標準の時間

日付

時間と分およびAM/PM表示付きの12時間書式の時間。

長い時間

日付

時間、分、秒を含むシステムの長い時間書式を使用した時間。

一般的な数値

数字、浮動小数

グループ区切り記号がない数字(7500など)。

固定数値

数字、浮動小数

小数点区切り文字の左側に少なくとも1桁、右側に2桁がある数値(7500.16など)。

標準の数値

数字、浮動小数

小数点区切り文字の左側に少なくとも1桁、右側に2桁があるグループ区切り記号付きの数値(7,500.16など)。

日付書式

日付

次の日付書式のいずれかを選択します。


yyyy-MM-dd
yyyy-MM-dd HH:mm
yyyy-MM-dd HH:mm:ss
MM-dd-yyyy
MM-dd-yyyy HH:mm
MM-dd-yyyy HH:mm:ss
dd-MM-yyyy
dd-MM-yyyy HH:mm
dd-MM-yyyy HH:mm:ss
MM/dd/yyyy
MM/dd/yyyy HH:mm
MM/dd/yyyy HH:mm:ss
yyyy/MM/dd
yyyy/MM/dd HH:mm
yyyy/MM/dd HH:mm:ss
dd/MM/yyyy
dd/MM/yyyy HH:mm
dd/MM/yyyy HH:mm:ss

3.4.5 メタデータ・フィールドを自動入力に設定

メタデータ・フィールドに特定の値が自動的に入力されるように構成できます。たとえば、日付フィールドをユーザーに入力させるのではなく、バッチのスキャン日付を自動的に入力する必要がある場合などです。また、フィールドにデフォルト値を入力して、ユーザーが必要時に変更できるようにするなどです。

メタデータ・フィールドは、表示することなく自動入力できます。

メタデータ・フィールドを自動入力する構成手順は次のとおりです。

  1. 第3.4.1項の説明に従って、メタデータ・フィールドを追加または編集します。

  2. 「メタデータ・フィールド」画面の「自動入力タイプ」フィールドで、フィールドのデータ型を選択します。使用可能な自動入力のデータ型は、表3-5に示されているとおり、選択したメタデータ・フィールドによって異なります。

    表3-5 メタデータのデータ型別の自動入力タイプ

    自動入力タイプ データ型 説明

    バッチ名

    英数字

    メタデータ・フィールドにCaptureによって割り当てられたバッチ名を入力します。

    ユーザーID

    英数字

    メタデータ・フィールドには、ドキュメントが作成されたときにバッチがロックされたユーザーのIDが入力されます。

    コンピュータ名

    英数字

    メタデータ・フィールドには、ドキュメントが作成されたときに使用されていたコンピュータの名前が入力されます。

    プロファイル名

    英数字

    メタデータ・フィールドにバッチのキャプチャに使用されるクライアント・プロファイルを入力します。

    バッチ・ステータス

    英数字

    メタデータ・フィールドにバッチに割り当てられたステータス(存在する場合)を入力します。

    ドキュメント・プロファイル

    英数字

    メタデータ・フィールドへ、選択したドキュメントに割り当てられたドキュメント・プロファイルが入力されます。

    デフォルト値

    英数字、数字、日付、浮動小数

    メタデータ・フィールドに「デフォルト値」フィールドに指定された値が入力されます。

    バッチ優先度

    英数字、数字、浮動小数

    メタデータ・フィールドにバッチに割り当てられた優先度を入力します。

    スキャン日付

    日付

    メタデータ・フィールドにドキュメントがキャプチャされたときの日付が入力されます。

    現在の日付

    日付

    メタデータ・フィールドに現在の日付を入力します。


  3. 自動入力タイプに「デフォルト値」を選択した場合、「デフォルト値」フィールドに値を入力します。

  4. 「送信」をクリックして、メタデータ・フィールドの設定を保存します。

  5. ワークスペース(たとえば、クライアント・プロファイル)で、メタデータ・フィールドの自動入力を使用およびテストします。

3.4.6 正規表現の検証の構成

正規表現により、入力したデータが特定の書式に一致することが保証されます。たとえば、a、b、cのいずれかの値に一致するようにする場合は、次のように入力します。

[abc]

メタデータ・フィールドの正規表現は英数字型のフィールドにのみ適用されます。詳細は、次のような正規表現の使用およびフォーマット化に関するドキュメントを参照してください。

http://docs.oracle.com/javase/tutorial/essential/regex/

正規表現を構成およびテストする手順は次のとおりです。

  1. 第3.4.1項の説明に従って、メタデータ・フィールドを追加または編集します。

  2. 「メタデータ・フィールド」画面で、「正規表現」フィールドに式を入力します。

  3. 正規表現をテストします。「サンプル値」フィールドにサンプル値を入力して「検証」をクリックします。「結果」読取り専用フィールドの横に有効または無効の結果が表示されます。

  4. 「送信」をクリックして、メタデータ・フィールドの設定を保存します。

  5. ワークスペース(たとえば、クライアント・プロファイル)で、メタデータ・フィールドの正規表現を使用およびテストします。

3.5 ユーザー定義選択リストの管理

選択リストには、選択できる値が表示されます。選択リストを使用すると、特定のメタデータ・フィールド値を標準化し、索引付けのスピードを向上してデータ入力エラーを防止できます。選択リストは「メタデータ」タブで作成し、クライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで選択します。このため、複数のキャプチャ領域で同じ選択リストを使用できます。

次のタイプのリストを作成できます。

図3-5 ユーザー定義選択リストと対応する選択項目

図3-5の説明が続きます
「図3-5 ユーザー定義選択リストと対応する選択項目」の説明

この項の内容は次のとおりです。

3.5.1 ユーザー定義選択リストの追加と編集

次の手順を実行して、Captureで使用するユーザー定義選択リストを構成します。ユーザー定義選択リストは、Captureデータベース内に保存されます。

たとえば、ユーザーが、「不満」、「満足」、「意見」、「その他」から一致するタイプを選択できるように選択リストを作成できます。

  1. ワークスペースの「メタデータ」タブをクリックします。

  2. 「ユーザー定義の選択リスト」で、表内の「ドキュメント・キャプチャ」を選択して「編集」ボタンをクリックします。

  3. 「選択リスト・タイプ」画面で、追加ボタンをクリックして選択リストを追加するか、選択リストを選択して編集ボタンをクリックすることで編集します。

  4. 「キャプチャ選択リスト」画面で「選択リスト名」フィールドに名前を入力します(例、Correspondence Type choice list)。「データ型」フィールドでデータ型を選択します(英数字、数字、日付または浮動小数)。


    注意:

    メタデータ・フィールドに選択リストの値を表示するには、選択リストのデータ型がメタデータ・フィールドと同じである必要があります。


  5. 「選択リスト・アイテム」表で、追加ボタンをクリックして選択リスト・アイテムを追加します。

  6. 「選択リスト・アイテムのプロパティ」ウィンドウで、「アイテム値」フィールドに選択リストの値を入力します。

    ユーザーにある値を表示し、別の値をコミットする場合、アイテムの「表示値」フィールドに別の値を入力します。複数のユーザーに同じ値を表示するには、「表示値」フィールドに値を入力せずに「OK」をクリックします。手順5および6を繰り返して別の選択項目を追加します。

    値のエクスポートおよびインポートの詳細は、第3.5.2項または第3.5.3項を参照してください。

  7. 上および下矢印を使用するか、昇順および降順矢印ボタンを使用して、選択リスト・アイテムが選択リスト内で目的のとおりに表示されるように順序を指定します。

  8. 「送信」をクリックします。

    「定義された選択リスト」表に、新しい選択リストが表示されます。「閉じる」をクリックします。

  9. Captureで選択リストを使用します。第3.5.5項を参照してください。

    メタデータ・フィールドで選択リストを使用する手順は次のとおりです。

    1. 第3.4.1項の説明に従って、メタデータ・フィールドを追加または編集します。

    2. 「メタデータ・フィールド」画面の「選択リスト・ソース」フィールドで、「キャプチャ・ソース」を選択します。

    3. 「選択リスト」フィールドで、作成した選択リストを選択します。

    4. 必要に応じて、「ロック」フィールドを選択します。この場合、メタデータ・フィールドをロックすることで、ユーザーがこの選択リスト・フィールドに値を入力するのを防止できます。

3.5.2 テキスト・ファイルからCapture選択リストへの値のインポート

次の手順を実行して、テキスト・ファイルからユーザー定義選択リストへ値をインポートします。Captureでは、改行/行送りで区切られたUTF-8テキスト・ファイルをインポートします。テキスト・ファイル内の各行は、選択リスト・アイテムとしてインポートされます。

  1. 第3.5.1項の説明に従って、ユーザー定義選択リストを追加または編集します。

    1. ワークスペースの「メタデータ」タブの「ユーザー定義の選択リスト」表で、「ドキュメント・キャプチャ」を選択して編集ボタンをクリックします。

    2. 「定義された選択リスト」表で、追加ボタンまたは編集ボタンをクリックして選択リストを追加または編集します。

  2. 「選択リスト・アイテム」表で、編集ボタンをクリックします。

  3. 「選択リスト・アイテムのインポート」ウィンドウで、「参照」ボタンをクリックし、インポートするファイルに移動して「開く」をクリックします。

  4. 「重複のチェック」フィールドを選択して、重複する値を確認し、削除します。


    注意:

    このオプションを選択すると、大きな選択リストをインポートする場合に時間がかかります。


  5. 「プロセス」をクリックします。

    値がインポートされ、追加されたアイテムと発生したエラーが「インポート・ステータス」領域に表示されます。別のインポートするファイルを選択するには、

  6. 「閉じる」をクリックします。

3.5.3 Capture選択リストの値をテキスト・ファイルにエクスポート

次の手順を実行して、ユーザー定義選択リストからテキスト・ファイルへ値をエクスポートします。選択した選択リストの値が区切り文字付きテキスト・ファイルに書き込まれます。

  1. 第3.5.1項の説明に従って、ユーザー定義選択リストを編集します。

    1. ワークスペースの「メタデータ」タブの「ユーザー定義の選択リスト」表で、「ドキュメント・キャプチャ」を選択して編集ボタンをクリックします。

    2. 「定義された選択リスト」表で、選択リストを選択して編集ボタンをクリックします。

  2. 「キャプチャ選択リスト」画面で、編集ボタンをクリックします。export.txtファイルを開くまたは保存するかどうか確認するメッセージが表示されます。保存オプションを選択します。

    テキスト・ファイルが指定された場所に書き込まれます。

3.5.4 ユーザー定義選択リストまたは項目の削除

選択リストを削除すると、選択リストが使用されているクライアント・プロファイルまたはプロセッサで選択リストを使用できなくなります。

  1. 第3.5.1項の説明に従って、ユーザー定義選択リストを編集します。

    ワークスペースの「メタデータ」タブの「ユーザー定義の選択リスト」表で、「ドキュメント・キャプチャ」を選択して編集ボタンをクリックします。

  2. 選択リストを削除するには、「定義された選択リスト」表でそのリストを選択して、削除ボタンをクリックします。削除を確定します。

  3. 選択リスト・アイテムを削除するには、「定義された選択リスト」表で選択リストを選択して、編集ボタンをクリックします。「選択リスト・アイテム」表で、アイテムを選択し、削除ボタンをクリックします。削除を確定します。「送信」をクリックします。

3.5.5 Captureでのユーザー定義選択リストの使用

1つ以上のユーザー定義選択リストを作成したら、次の操作が可能です。

  • 表3-6に示されているとおり、Captureプロファイルまたはバッチ・プロセッサ・ジョブ内でそれらを使用できます。

  • 第3.7項の説明のとおり、それらの間に依存性を定義できます。

表3-6 Captureでのユーザー定義選択リストの使用

Captureのコンポーネント 選択リストのタイプ 使用方法

クライアント・プロファイル

選択リスト

依存選択リスト

メタデータ・フィールドで選択リストを使用します。第3.4.1項を参照してください。

選択リストの依存性を作成します。その場合、親フィールドでの選択は、子の選択リスト・フィールドに表示される値を決定します。依存性を作成してから、クライアント・プロファイルでそれを選択します(第3.7.1項を参照)。

認識プロセッサ

選択リスト

選択リストの値に一致するバー・コード値をメタデータ・フィールドに割り当てます。第7.4.1項を参照してください。

Content Serverコミット・プロファイル

選択リスト

選択リストのメタデータ・フィールド値に基づいて、タイプ、セキュリティ・グループ、アカウントのいずれかまたは全部を動的に割り当てます。第8.7.4.3項を参照してください。


3.6 データベース選択リストの管理

選択リストには、選択できる値が表示されます。選択リストを使用すると、特定のメタデータ・フィールド値を標準化し、索引付けのスピードを向上してデータ入力エラーを防止できます。選択リストは「メタデータ」タブで作成し、プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで選択します。このため、複数のキャプチャ領域で同じ選択リストを使用できます。

次のタイプのリストを作成できます。

図3-6 Product Familyリストのデータベース選択リスト

図3-6の説明が続きます
「図3-6 Product Familyリストのデータベース選択リスト」の説明

この項の内容は次のとおりです。

3.6.1 データベース選択リストの追加と編集

次の手順を実行して、データベース選択リストを構成します。データベース選択リストは、リンクしたデータベース・レコードから選択項目を提供します。

データベース選択リストを構成するには、データ・ソースが必要です。これは、通常はシステム管理者よって構成されます。最初にデータ・ソースに接続し、次にデータベースの値をどのように使用するかを指定します。JDBCデータ・ソースの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理を参照してください。

データベース選択リストを追加または編集する手順は次のとおりです。

  1. ワークスペースの「メタデータ」タブをクリックします。

  2. 「データベース選択リスト」表で、「データベース」を選択して編集ボタンをクリックします。

  3. 「選択リスト・タイプ」画面の「選択リスト・ソース」表で追加ボタンをクリックして、ソースを追加します。ソースを編集するには、表でソースを選択して、編集ボタンをクリックします。

  4. 「選択リスト・ソース」画面で「選択リスト名」フィールドにソースの名前を入力します(例、Product source)。

  5. 「JNDI」フィールドで、接続先のデータ・ソースを入力し、「接続」をクリックします。

    Captureがソースに接続されると、「接続」ボタンの下の「ステータス」フィールドが更新されます。「定義された選択リスト」表は、ソースを使用する選択リストを追加または編集するために使用します。

  6. 「定義された選択リスト」表の追加ボタンをクリックします。

  7. 「データベース選択リストのプロパティ」ウィンドウで、「選択リスト名」フィールドに名前を入力します。

  8. 「スキーマ」および「表」フィールドで、選択リストに使用するスキーマとデータ・ソースのテーブルを指定します。

  9. 「アイテム値」フィールドで、データを選択リストに表示する表の列を指定します。「表示値」フィールドに、選択リストでユーザーに表示する代替値を入力します。この値は多くの場合、アイテムの値と同じになります。

  10. 「ソート順序」フィールドでデータを昇順と降順のいずれで表示するかを指定し、「OK」をクリックします。

    「定義された選択リスト」表に、選択リストが表示されます。

  11. 「送信」をクリックします。

    新しいソースが表示された、「選択リスト・ソース」画面に戻ります。追加の選択リストをデータ・ソースを指定して作成するか、他のデータ・ソースの選択リストを作成できます。

  12. Captureで選択リストを使用します。第3.6.3項を参照してください。

    メタデータ・フィールドで選択リストを使用する手順は次のとおりです。

    1. 第3.4.1項の説明に従って、メタデータ・フィールドを追加または編集します。

    2. 「メタデータ・フィールド」画面の「選択リスト・ソース」フィールドで、作成したソースを選択します。

    3. 「選択リスト」フィールドで、作成した選択リストを選択します。

    4. 必要に応じて、「ロック」フィールドを選択します。この場合、メタデータ・フィールドをロックすることで、ユーザーがこの選択リスト・フィールドに値を入力するのを防止できます。

3.6.2 データベース選択リストのソースと選択リストの削除

次のガイドラインに従ってください。

  • 選択リスト・ソースを削除すると、選択リストの作成に使用できなくなり、その選択リスト・ソースを使用するすべての選択リストが削除されます。

  • 選択リストを削除すると、選択リストが使用されているクライアント・プロファイルまたはプロセッサで選択リストを使用できなくなります。

データベース選択リストのソースを削除する手順は次のとおりです。

  1. ワークスペースの「メタデータ」タブの「データベース選択リスト」表で、一番上のデータベース・エントリを選択して編集ボタンをクリックします。ソースのリストが表示されます。

  2. 「選択リスト・ソース」表で、ソースを選択し、削除ボタンをクリックします。削除を確定します。

  3. 「閉じる」をクリックします。

データベース選択リストの選択リストを削除する手順は次のとおりです。

  1. ワークスペースの「メタデータ」タブの「データベース選択リスト」表で、削除する選択リストを選択します。(「選択リスト」列に、選択リストの名前が表示されます。)「編集」ボタンをクリックします。

  2. 「定義された選択リスト」表で、選択リストを選択して削除ボタンをクリックします。削除を確定します。

  3. 「送信」をクリックします。

3.6.3 Captureでのデータベース選択リストの使用

1つ以上のデータベース選択リストを作成したら、次の操作が可能です。

  • それらをクライアント・プロファイルまたはバッチ・プロセッサ・ジョブで使用します。表3-7を参照してください。

  • 第3.7項の説明のとおり、それらの間に依存性を定義できます。

表3-7 Captureでのデータベース選択リストの使用

Captureのコンポーネント 選択リストのタイプ 機能

クライアント・プロファイル

選択リスト

依存選択リスト

メタデータ・フィールドで選択リスト(ユーザー定義およびデータベース)を使用します。

選択リストのメタデータ・フィールドの依存性を作成します。その場合、親フィールドでの選択は、子の選択リスト・フィールドに表示される値を決定します。

認識プロセッサ

選択リスト

選択リストの値に一致するバー・コード値をメタデータ・フィールドに割り当てます。

Contentコミット・プロファイル

選択リスト

選択リストのメタデータ・フィールド値に基づいて、タイプ、セキュリティ・グループ、アカウントのいずれかまたは全部を動的に割り当てます。


3.7 依存選択リストの管理

選択リストの依存性では、1つの親フィールドに2つ以上の子選択リストがリンクされ、ユーザーが親フィールドで選択すると、いずれかの子選択リストが表示されます。図3-7の例に示すとおり、クライアント・ユーザーが親の「Products」メタデータ・フィールドからHouseholdを選択すると、依存する子の「Subproducts」メタデータ・フィールドに選択対象の家庭用(Household)製品が表示されます。

第3.7.1項の説明のとおり、依存選択リストとそれに関連付ける選択リストを「メタデータ」タブで作成し、次にクライアント・プロファイルで依存選択リストを選択します。

図3-7 Clientの「メタデータ」ペインにおける依存選択リストの結果

図3-7の説明が続きます
「図3-7 Clientの「メタデータ」ペインにおける依存選択リストの結果」の説明

選択リストの依存性に関する重要点

この項の内容は次のとおりです。

3.7.1 依存選択リストの追加と編集

次の手順を実行して、選択リスト間に親/子の依存性を作成します。

  1. 「メタデータ」タブで、選択リストを作成します。ユーザー定義選択リストを作成するには、第3.5項を、データベース選択リストを作成するには、第3.6項を参照してください。

    少なくとも、親の選択リストとしての1つと、2つ以上の子の選択リストの3つが必要です。

    例では、次のユーザー定義選択リストを作成しました。

    親または子 選択リスト名 選択項目

    Products

    • Automotive

    • Household

    Automotive Subproducts

    • Cars

    • Motorcycles

    Household Subproducts

    • Bathroom

    • Kitchen


  2. 「メタデータ」タブで、選択リストを含めるメタデータ・フィールドを作成します(第3.4.1項)。

    例では、親フィールドとしてProductsフィールドを作成し、子フィールドとしてSubproductsフィールドを作成しました。

    1. 親フィールドの「メタデータ・フィールド」画面の「選択リスト・ソース」フィールドで、ソースを選択します。「選択リスト」フィールドで、手順1で親として作成した選択リストを選択します。例では、選択リストとしてProductsを選択します。

    2. 子フィールドの「メタデータ・フィールド」画面の「親選択リスト・フィールド」フィールドで、親のメタデータ・フィールドを選択します。例では、親メタデータ・フィールドとしてProductsを選択します。

    3. ユーザーがリストから選択項目を選択せずに、エントリに入力するのを防止するために、「ロック」フィールドを選択します。

  3. 「分類」タブで、手順2(第3.10.1項)で作成した、メタデータ・フィールドを使用するドキュメント・プロファイルを作成します。

    例では、ProductsおよびSubproductsメタデータ・フィールドを含んだProductsという名前のドキュメント・プロファイルを作成します。

  4. 「メタデータ」タブで、依存選択リストを作成します。

    1. タブの一番下あたりまでスクロールして、「依存選択リスト」表の追加ボタンをクリックします。「依存選択リスト」画面で、Product/subproduct dependencyなどの依存性の名前を入力します。

    2. 「定義された依存選択リスト」表で、追加ボタンをクリックします。親の選択リスト・アイテム(Household)と、ユーザーが選択するときに表示される子のリスト(Household Subproducts)を指定することで最初の従属選択項目のフィードに入力します。

      choice_list_dependency6.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    3. 追加ボタンをクリックし、他の親の選択リスト・アイテム(Automotive)と、ユーザーが選択するときに表示される子のリスト(Automotive Subproducts)を指定することで2番目の従属選択項目のフィードに入力します。

      choice_list_dependency5.gifについては周囲のテキストで説明しています。
    4. 「OK」をクリックします。

      choice_list_dependency3.gifについては周囲のテキストで説明しています。
  5. 「送信」をクリックします。

  6. 「キャプチャ」タブで、ドキュメント・プロファイルと作成した選択リストの依存性(第4.2項)を使用するクライアント・プロファイルを追加または編集します。

    1. 「一般設定」トレイン・ストップの「プロファイル・タイプ」フィールドでオプション2または3を選択します。名前とバッチの接頭辞を入力します。

    2. 「ドキュメント索引付け設定」トレイン・ストップの「依存選択リスト」フィールドで、作成した依存性を選択します。「ドキュメント・プロファイル」フィールドで作成したドキュメント・プロファイルを選択します。

    3. 「セキュリティ」トレイン・ストップで、Captureユーザーにクライアント・プロファイルへのログイン・アクセス権を付与します。

    4. 「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。

  7. クライアントで選択リストの依存性をテストします。

    1. クライアントへサインインします。

    2. 作成したクライアント・プロファイルを選択し、バッチをキャプチャします。

    3. バッチを展開し、ドキュメントを選択します。

    4. メタデータ・ペインで、選択リストの依存性を試用してみます。

3.7.2 依存選択リストの削除

選択リストの依存性を削除すると、クライアント・プロファイルで使用できなくなります。関連する選択リストおよびメタデータ・フィールドは影響を受けません。

依存選択リストを削除する手順は次のとおりです。

  1. 「メタデータ」タブの「依存選択リスト」表で、削除する依存性を選択して、削除ボタンをクリックします。

  2. プロンプトが表示されたら、「はい」をクリックして、削除を確定します。

3.8 データベース参照の管理

データベース参照では、(クライアント・ユーザーまたはプロセッサが)指定した値が外部データベースで検索され、一致したデータベース・レコードからメタデータ・フィールドが移入されます。たとえば、顧客IDを照合するために、データベースを検索するデータベース参照を構成し、一致したレコードの完全な顧客名と住所を返すことができます。

データベース参照では、特定のフィールドのデータ入力を省略し、データの整合性を確保できます。また、索引付けのスピードを大幅に向上し、エラーを防止できます。クライアント・プロファイルで使用する場合、図3-8のように、ユーザーはメタデータ・フィールドに値を入力し、クライアント・ウィンドウのドキュメント・ペインで「データベース参照」ボタンをクリックします。指定されたデータベース・フィールドで値の一致が検索され、検出された場合には自動的に他の指定されたメタデータ・フィールドに入力されます。

ワークスペースのデータベース参照を構成したら、クライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブを構成するときにそれらを選択します。次のガイドラインに注意してください。

図3-8 クライアントでのデータベース参照の使用

図3-8の説明が続きます
「図3-8 クライアントでのデータベース参照の使用」の説明

この項の内容は次のとおりです。

3.8.1 データベース参照の追加と編集

データベース参照を構成するには、データ・ソースが必要です。これは、通常はシステム管理者よって構成されます。最初にデータ・ソースに接続し、次に一致する値と返す値をどのように検索するかを指定します。JDBCデータ・ソースの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JDBCデータ・ソースの構成と管理を参照してください。

データベース参照を構成する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペースで、データベース参照を構成するメタデータ・フィールドを作成します。さらに、データベース参照を入力するメタデータ・フィールドを作成します。詳細は、第3.4項を参照してください。

    たとえば、顧客IDフィールドを検索するデータベース参照を作成し、一致したデータベース・レコードから顧客名と住所を返すことができます。

  2. 「メタデータ」タブで、一番下までスクロールします。「データベース参照プロファイル」表で、追加ボタンをクリックします。参照を編集するには、参照を選択して、編集ボタンをクリックします。

  3. 「一般設定」トレイン・ストップで、設定を選択します。

    1. 「データベース参照名」フィールドに名前を入力します。

    2. 「JNDI名」フィールドで、接続先のデータ・ソースの名前を入力し、「接続」をクリックします。ステータスが「接続されています」に変わり、その後にソース名が表示されます。

  4. 「検索フィールド」トレイン・ストップで、Captureのメタデータ・フィールドでの値の一致を検索するために、「検索フィールド定義」を使用してデータベース・フィールドを指定します。


    注意:

    Captureメタデータ・フィールドは、値を検索するデータベース・フィールドと一致するデータ型を持つ必要があります。


    1. 追加ボタンをクリックするか、検索フィールド定義を選択して編集ボタンをクリックします。定義を削除するには、それを選択して「削除」ボタンをクリックします。確認を求められた場合には、削除の確認をします。

    2. 「検索フィールド設定」ウィンドウで、フィールドに入力します。

      • 「キャプチャ・フィールド」オプションで、データベース参照をアクティブにするCaptureメタデータ・フィールドを選択します。

      • データベース・フィールドのスキーマと表を選択し、「データベース・フィールド」で検索するデータベース・フィールドを選択します。

      • 残りのフィールドは、必要に応じて検索およびソートオプションを指定するために使用します。

      図3-9 データベース参照の検索フィールドの構成

      図3-9の説明が続きます
      「図3-9 データベース参照の検索フィールドの構成」の説明

    3. 任意に追加の検索フィールドを設定する場合は、手順aとbを繰り返します。

  5. 「戻りフィールド」トレイン・ストップで、データベースから返すデータベース値を指定します。手順4で定義した検索フィールドごとに、戻りフィールドを指定する必要があります。

    1. 「戻りフィールド定義」表で、一連のボタンの横にある「検索フィールド」オプションのフィールドを選択し、追加ボタンをクリックします。

    2. ワークスペースのメタデータ・フィールドのリストから入力するには、「戻りフィールド設定」ウィンドウで「キャプチャ・フィールド」を選択します。

    3. 「データベース・フィールド」オプションで、指定した表のフィールドのリストから戻すフィールドを選択します。

    4. aからcの手順を繰り返して、戻りフィールドごとに構成します。

    5. 「戻りフィールド定義」表で、上および下矢印を使用して、値を返す順番にフィールドを並べ替えます。

    図3-10 データベース参照の戻りフィールドの構成

    図3-10の説明が続きます
    「図3-10 データベース参照の戻りフィールドの構成」の説明

  6. 「送信」をクリックして、データベース参照プロファイルを保存します。

  7. データベース参照をクライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで使用します。第3.8.3項を参照してください。

    クライアント・プロファイルで参照を使用する手順は次のとおりです。

    1. 第4章の説明に従って、クライアント・プロファイルを追加または編集します。「一般設定」トレイン・ストップで「2 - キャプチャと索引」と索引または「3 - 索引のみ」を選択します。

    2. 「ドキュメント索引付け設定」トレイン・ストップの「データベース参照プロファイル」フィールドで、参照を選択します。

    3. 「セキュリティ」トレイン・ストップで、Captureユーザーにクライアント・プロファイルへのログイン・アクセス権を付与します。

    4. 「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。

    5. クライアントで、構成したメタデータ・フィールドをクリックすることで参照をテストします。ドキュメント・ペインの「データベース参照」ボタンがアクティブになる必要があります。

3.8.2 データベース参照またはその検索/戻りフィールドの削除

データベース参照を使用中の場合に削除すると、クライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで使用できなくなります。

次の手順を実行して、データベース参照プロファイルを削除します。

  1. 選択したワークスペースで、「メタデータ」タブをクリックします。

    「データベース参照プロファイル」表に、そのワークスペースに定義された参照プロファイルがリスト表示されます。

  2. 参照プロファイルを削除または編集します。

    プロファイルを削除するには、プロファイルを選択して削除ボタンをクリックします。削除を確定します。

  3. プロファイルを編集するには、プロファイルを選択して編集ボタンをクリックします。トレイン・ストップを選択して、変更を加えて、「送信」をクリックします。たとえば、参照の検索は「検索フィールド」トレイン・ストップで編集または削除し、その戻り値は「戻りフィールド」トレイン・ストップで編集または削除します。

3.8.3 Captureでのデータベース参照の使用

1つ以上のデータベース参照を作成したら、表3-8に示されているようにそれらを使用できます。

表3-8 Captureコンポーネントでのデータベース参照の使用

Captureのコンポーネント 機能

クライアント

一致するレコードをデータベースで検索して、見つかった場合は、データベース・レコードの他の値をメタデータ・フィールドに入力します。

インポート・プロセッサ

イメージのインポート後、データベース・フィールドで(リスト・ファイルの)一致するメタデータ値を検索し、データベース表からメタデータ・フィールドに入力します。第5.9項を参照してください。

認識プロセッサ

バー・コード値を使用してデータベースを検索し、返された値を使用してメタデータ・フィールドに入力します。第7.7項を参照してください。


3.9 バッチ・ステータスの管理

バッチ・ステータス機能は、バッチにステータスを割り当てるための標準化された方法です。「分類」タブで、ワークスペースの有効なステータスのリストを作成します。これは、Capture内で様々な方法で使用できます。

この項の内容は次のとおりです。

図3-11 ワークスペースのバッチ・ステータスの定義

図3-11の説明が続きます
「図3-11 ワークスペースのバッチ・ステータスの定義」の説明

3.9.1 バッチ・ステータスの追加または編集

ワークスペースにステータスを追加することで、プロファイルやプロセッサ・ジョブでバッチに割り当てることができるようになり、ユーザーの場合は、バッチの使用時に割り当てることができます。

バッチ・ステータスを追加または編集する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペースで、「分類」タブをクリックします。

    「バッチ・ステータス」表に、そのワークスペースに定義されたステータスがリスト表示されます。

  2. 追加をクリックしてバッチ・ステータスを追加します。バッチ・ステータスを編集するには、参照を選択して、編集ボタンをクリックします。バッチ・ステータスを編集すると、Capture全体のバッチ・ステータスが変更されます。

  3. 「バッチ・ステータスの追加/編集」ウィンドウの「ステータス」フィールドでステータスを入力して「OK」をクリックします。

3.9.2 バッチ・ステータスの削除

バッチ・ステータスを削除すると、クライアント・プロファイルおよびプロセッサで割り当てることができなくなり、ユーザーがバッチに割り当てることもできなくなります。

バッチ・ステータスを削除する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペースで、「分類」タブをクリックします。

    「バッチ・ステータス」表に、そのワークスペースに定義されたステータスがリスト表示されます。

  2. 削除するステータスを選択し、「削除」ボタンをクリックします。プロンプトが表示されたら、削除を確認します。ステータスが削除され、使用できなくなります。

3.9.3 Captureでのバッチ・ステータスの使用

ワークスペースでバッチ・ステータスを使用できる方法は次のとおりです。

  • クライアント・プロファイルでは、バッチが作成されたときに割り当てられるデフォルトのステータスを割り当てることができます。

  • クライアント・ユーザーは、リストされているステータスから選択してバッチ・ステータスを変更したり、ステータスに基づいてバッチを検索したりできます。

  • 一部のCaptureバッチ・プロセッサは、処理が成功または失敗した後にバッチ・ステータスを変更できます。バッチ・ステータスは、コミット後にメタデータとして出力できます。

3.10 ドキュメント・プロファイルの管理

ドキュメント・プロファイルは、ワークスペースの構成用から、特定のタイプのドキュメントへの索引付け用などの一連のメタデータ・フィールドを指定します。たとえば、Correspondence(連絡)、Purchase Order(発注)およびCustomer Agreement(顧客契約)ドキュメント用に構成されたワークスペースの場合、これらのドキュメント・タイプごとにドキュメント・プロファイルを作成し、それぞれに異なるメタデータ・フィールドを含めることができます。ユーザーが複数のドキュメント・タイプを含むバッチをスキャンする場合、適用可能なクライアント・プロファイルで各ドキュメント・プロファイルを選択し、索引付けするユーザーがドキュメントに対応するドキュメント・プロファイルを選択して索引付けできるようにします。

構成時にドキュメント・プロファイルを指定する場合(クライアント・プロファイルを構成する場合など)、1つ以上のドキュメント・プロファイルを選択するか、すべてのプロファイルを選択するか、デフォルト値を選択できます。デフォルト・ドキュメント・プロファイルには、ワークスペースに定義されたすべてのメタデータ・フィールドが含まれており、トラブルシューティングの目的に役立ちます。

この項の内容は次のとおりです。

図3-12 ドキュメント・プロファイルの定義

図3-12の説明が続きます
「図3-12 ドキュメント・プロファイルの定義」の説明

3.10.1 ドキュメント・プロファイルの追加または編集

ドキュメント・プロファイルを追加または編集する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペースで、「分類」タブをクリックします。

  2. 「ドキュメント・プロファイル」表で、追加ボタンをクリックします。

    プロファイルを編集するには、プロファイルを選択して編集ボタンをクリックします。現在クライアントを実行しているクライアント・ユーザーは、クライアントをサインアウトして、再度サインインするまで、ドキュメント・プロファイルの変更が表示されないことに注意してください。

  3. 「ドキュメント・プロファイル」画面のフィールドに入力します。

    1. 「名前」フィールドに、ドキュメント・プロファイルの名前を入力します。

    2. 「メタデータ・フィールド」リストで、プロファイルを含めるフィールドを選択し、矢印ボタンを使用して移動します。上および下矢印は、索引付けするユーザーがドキュメントを読み取ったり索引付けする順序にメタデータ・フィールドを並べるために使用します。

  4. 「送信」をクリックします。

3.10.2 ドキュメント・プロファイルの削除

ドキュメント・プロファイルを削除すると使用できなくなります。たとえば、クライアント・ユーザーには、削除したドキュメント・プロファイルがメタデータ・ペインに表示されなくなります。現在クライアントを実行しているクライアント・ユーザーは、クライアントをサインアウトして、再度サインインするまで、ドキュメント・プロファイルの変更が表示されないことに注意してください。

ドキュメント・プロファイルを削除する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペースで、「分類」タブをクリックします。

    「ドキュメント・プロファイル」表に、そのワークスペースに定義されたプロファイルがリスト表示されます。

  2. 削除するプロファイルを選択し、「削除」ボタンをクリックします。削除を確定します。

3.10.3 Captureでのドキュメント・プロファイルの使用

索引付けするドキュメント・タイプごとにドキュメント・プロファイルを作成すると、表3-9のようにメタデータ・フィールドが割り当てられたCaptureの領域でそれらを選択できます。

表3-9 Captureコンポーネントでのデータベース・プロファイルの使用

Captureのコンポーネント 機能

クライアント・プロファイル

ユーザーがドキュメント・プロファイルを選択してメタデータ・フィールドに入力できるようにするには、「ドキュメント索引付け設定」トレイン・ストップで1つ以上のドキュメント・プロファイルを選択します。第4.14項を参照してください。

インポート・プロセッサ

インポートされたドキュメントに索引付けするために、使用するドキュメント・プロファイルを選択します。第5.8項を参照してください。

認識プロセッサ

認識されたドキュメントに索引付けするために、使用するドキュメント・プロファイルを選択します。ドキュメント・プロファイルは動的に決定することもできます。第7.5項を参照してください。

コミット・プロファイル

コミット・プロファイルが出力するドキュメントを1つ以上のドキュメント・プロファイルを選択することで制限します。コミット・プロファイルの実行時には、選択したドキュメント・プロファイルに割り当てられたドキュメントのみがコミットされます。第8.5項を参照してください。


3.11 キャプチャ・スクリプトの管理

CaptureのスクリプトはJavaScriptsであり、次のコンポーネントでCaptureの機能をカスタマイズできます。

一般に、Java開発者は『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Captureのためのスクリプトの開発』を参照して1つ以上のスクリプトを記述します。ワークスペース・マネージャはワークスペースの「詳細」タブにスクリプトをインポートしてから、クライアント・プロファイルや、インポートまたは認識プロセッサ・ジョブでスクリプトを選択します。

図3-13 クライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで使用するためにインポートされるJavaScripts

図3-13の説明が続きます
「図3-13 クライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブで使用するためにインポートされるJavaScripts」の説明

この項の内容は次のとおりです

3.11.1 スクリプトのインポートまたは変更

次の手順を実行して、スクリプトをインポートまたは変更します。

  1. 選択したワークスペースで、「詳細」タブをクリックします。

    「スクリプト」表に、そのワークスペース用にインポートされたJavaScriptがリスト表示されます。

  2. 「追加」ボタンをクリックします。スクリプトを変更するには、表でそのフィールドを選択して、編集ボタンをクリックします。「スクリプト」画面が表示されます。

  3. 「タイプ」フィールドで、スクリプトを使用するCaptureコンポーネントを選択します。Captureクライアント、認識プロセッサおよびインポート・プロセッサを選択できます。

  4. 「名前」フィールドで、Captureでスクリプトを識別するための名前を入力します。

  5. 「スクリプト・ファイル名」フィールドで、スクリプト・ファイルをインポートします。「参照」をクリックして、ファイルに移動します。

  6. 「送信」をクリックします。インポートされたスクリプトが「スクリプト」表に表示されます。

3.11.2 スクリプトのエクスポート

必要に応じて、この手順を実行し、スクリプトを「スクリプト」表でエクスポートします。たとえば、この操作はスクリプトの動作を確認または変更するために行うことができます。

  1. 選択したワークスペースで、「詳細」タブをクリックします。

  2. 「スクリプト」表で、エクスポートするスクリプトを選択して、「スクリプトのエクスポート」ボタンをクリックします。

  3. 表示された開く/保存オプションで、スクリプト・ファイルを保存します。選択したスクリプトはテキスト・ファイルとしてエクスポートされます。

3.11.3 スクリプトの削除

「スクリプト」表からスクリプトを削除すると、クライアント・プロファイルまたはプロセッサ・ジョブに割り当てることができなくなります。スクリプトを削除する前に、クライアント・プロファイルまたはジョブで使用中でないことを確認してください。クライアント・プロファイル、インポート・ジョブまたは認識ジョブに現在割り当てられているスクリプトを削除するとエラーが発生する場合があります。

スクリプトを削除する手順は次のとおりです。

  1. 選択したワークスペースで、「詳細」タブをクリックします。

    「スクリプト」表に、そのワークスペース用に保存されたJavaScriptがリスト表示されます。

  2. 「スクリプト」表で、削除するスクリプトを1つ以上選択します。

  3. 「スクリプトの削除」ボタンをクリックします。プロンプトが表示されたら、削除を確認します。

3.11.4 クライアント・プロファイルでのスクリプトの使用

クライアント・プロファイルで1つ以上のスクリプトを使用する手順は次のとおりです。

  1. 「詳細」タブで、第3.11.1項の手順に従ってスクリプトをインポートし、「タイプ」フィールドでCaptureクライアントを選択します。

  2. 「キャプチャ」タブをクリックし、第4.2項の説明に従って、クライアント・プロファイルを追加または編集します。

  3. クライアント・プロファイルの「拡張プロファイル」トレイン・ストップの「拡張プロファイル」表でクライアント・スクリプトの追加、編集、削除または並替えを行います。

    1. スクリプトを追加するには、追加ボタンをクリックします。「拡張プロファイル設定」ウィンドウで、説明を入力し、「拡張タイプ」フィールドでCapture Java Script拡張を選択して、スクリプトを選択します。追加のスクリプトを含めるには、この手順を繰り返します。

    2. 選択したスクリプトを並べ替えるには、上矢印および下矢印ボタンを使用します。クライアント・プロファイルを使用するとき、この表に示されている順序でスクリプトが実行されます。

    3. 「送信」をクリックし、クライアント・プロファイルを保存します。

  4. クライアントで、クライアント・プロファイルのスクリプトの機能をテストします。

3.11.5 認識プロセッサ・ジョブでのスクリプトの使用

認識ジョブでスクリプトを使用する手順は次のとおりです。

  1. 「詳細」タブで、第3.11.1項の手順に従ってスクリプトをインポートし、「タイプ」フィールドで「認識プロセッサ」を選択します。

  2. 「処理」タブをクリックし、第7.2.1項の説明に従って、認識プロセッサ・ジョブを追加または編集します。

  3. 認識ジョブの「一般設定」トレイン・ストップの「スクリプト」フィールドで認識スクリプトを選択します。認識ジョブを保存するには、「送信」をクリックします。

  4. プロセッサ・ジョブを実行してスクリプトの機能をテストします。

3.11.6 インポート・プロセッサ・ジョブでのスクリプトの使用

インポート・プロセッサ・ジョブのスクリプトを使用する手順は次のとおりです。

  1. 「詳細」タブで、第3.11.1項の手順に従ってスクリプトをインポートし、「タイプ」フィールドで「インポート・プロセッサ」を選択します。

  2. 「キャプチャ」タブをクリックし、第5.2項の説明に従って、インポート・プロセッサ・ジョブを追加または編集します。

  3. インポート・ジョブの「一般設定」トレイン・ストップの「スクリプト」フィールドでインポート・スクリプトを選択します。インポート・ジョブを保存するには、「送信」をクリックします。

  4. プロセッサ・ジョブを実行してスクリプトの機能をテストします。