仮定の入力

仮定を入力するには:

  1. セルまたはセル範囲を選択します。セルは空白にするか数値を含めることができます。ただし、数式やテキストを含めることはできません(仮定の定義)。

  2. 「仮定の定義」アイコンの上半分をクリックします。

    選択した範囲内で選択した1つ以上のセルについて、Crystal Ballでは、「分布一覧」ダイアログ(図3.2「基本カテゴリが選択された分布一覧」)が表示されます。

    図3.2 基本カテゴリが選択された分布一覧

    基本カテゴリが選択された分布一覧。メニュー・バー、カテゴリ・フォルダが含まれるカテゴリ・ペイン、分布ペインおよび説明ペインが表示されています。

  3. 分布一覧で、一覧から必要な分布を選択します。「基本」カテゴリには、頻繁に使用される分布が複数含まれています。「すべて」をクリックすると、Crystal Ballに用意されている分布がすべて表示されます。詳細は、Crystal Ballの分布一覧の使用を参照してください。

    また、「適合」ボタンをクリックすると、履歴データに対する分布の適合で説明するように、実測データに対して分布が適合されます。

    分布一覧の詳細は、「分布一覧」ウィンドウを参照してください。

  4. 「仮定の定義」ダイアログ(図3.3「正規分布」)が開いたら、分布のタイトルおよびパラメータを入力します。パラメータには、数値またはセル参照を使用できます(セル参照および式の入力)。ほとんどの分布では、代替パラメータを使用できます(代替パラメータ・セットの使用)。

    図3.3 正規分布

    正規分布が表示された「仮定の定義」ダイアログ。

    分布タイプを変更するには、「分布一覧」をクリックし、分布一覧に戻り、別の分布を選択します。

  5. 詳細を確認するには、「名前」テキスト・ボックスの近くにある「詳細」ボタンをクリックします。

    図3.4「拡張された「仮定の定義」ダイアログ」に示すように、「仮定の定義」ダイアログに詳細が表示されます。

    図3.4 拡張された「仮定の定義」ダイアログ

    拡張された「仮定の定義」ダイアログ。「損失」ボタン、切捨てグラバー、および最大切捨て値および最小切捨て値が表示されています。

    拡張された「仮定の定義」ダイアログで、次を実行できます:

    • 最大切捨ておよび最小切捨てテキスト・ボックス(分布の真下にあり、[Tab]キーを使用してアクセスできます)に最大切捨て値および最小切捨て値を入力します。

    • 切捨てグラバーを使用して値範囲を切り捨てます。

    • 数値スピナー(テキスト・ボックスの横にある矢印)を使用してパラメータ設定を調整します。

    • 「縮小」ボタンをクリックし、最小値および最大値テキスト・ボックスと切捨てグラバーを非表示にします。(分布の切捨ての詳細は、分布の切捨てを参照してください。)

    「仮定の定義」ダイアログの標準版と拡張版の両方で次のアクティビティを実行できます:

    • 「分布一覧」ボタンをクリックし、「分布一覧」ウィンドウを表示し、別の分布を選択します。

    • 「相関」ボタンをクリックして、仮定の間の相関を定義します(仮定間の相関の定義)。

    • メニュー・バーで「編集」「追加」の順に選択し、現在定義されている仮定分布を分布一覧内の「お気に入り」カテゴリまたはユーザー定義のカテゴリに追加します。

    • 他のメニュー・コマンドを使用して、別の仮定機能に示すように、グラフのコピー、Microsoft Excelまたは別のアプリケーションへの貼付け、データの印刷、ビューの変更、代替パラメータの使用、仮定プリファレンスおよびグラフ・プリファレンスの設定、ヘルプの表示を行います。

  6. 仮定を定義するためのパラメータの入力が終了したら、「入力」をクリックします。

    入力した値を反映して分布が変更されます。「入力」のかわりに「OK」をクリックすると、Crystal Ballによってパラメータが受け入れられ、ダイアログが閉じます。

  7. 「OK」をクリックします。

    セルの範囲を選択した場合、これらの手順を繰り返し、セルごとに仮定を定義します。

仮定の詳細は、別の仮定機能を参照してください。