1 Oracle ZFS Storage Appliance の概要
プローブベースのリンク状態障害検出を使用した IPMP グループの作成
リンク状態のみの障害検出を使用した IPMP グループの作成
InfiniBand パーティションのデータリンクとインタフェースの作成
クラスタ化されたコントローラでの VLAN ID なしの VNIC の作成
ZFSSA モデルでは、ネットワークデバイスは使用可能なハードウェアを表し、構成可能な設定を持っていません。データリンクはレイヤー 2 のエンティティーであり、これらのネットワークデバイスに LACP などの設定が適用されるように作成する必要があります。インタフェースは、IP 設定が含まれたレイヤー 3 のエンティティーです。これらの設定は、データリンクを介して使用可能になります。このモデルでは、ネットワークインタフェースの設定が、レイヤー 2 の設定のためのデータリンクと、レイヤー 3 の設定のためのインタフェースという 2 つの部分に分離されています。
Figure 4-1 「ネットワーク構成」ウィンドウ
1 つのポート上に 1 つの IP アドレスがある場合 (一般的な構成) の例を次に示します。
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3 ウェイリンクアグリゲーションのための次の構成を考えてみます。
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データリンクエンティティー (名前を「aggr1」とします) によって、ネットワークデバイスが構成可能な方法 (LACP アグリゲーションポリシー) でグループ化されます。インタフェースエンティティー (名前を「phobos」とします) によって、構成可能な IP アドレス設定が提供されます。これらの設定は、データリンクを介してネットワーク上で使用可能になります。ネットワークデバイス (システムが付けた名前は「igb1」、「igb2」、...) には、直接の設定はありません。ネットワークデバイスに特定の設定が適用されるかどうかにかかわらず、データリンクは、ネットワーク構成を完了するために必要です。