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Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド
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Document Information

このドキュメントの使用法

 1 概要

 2 Analytics のインタフェース

 3 統計およびデータセット

統計

概要

説明

Analytics

高度な分析

デフォルト統計

タスク

統計タスク

動的な統計の影響を判断する

CPU: 使用率

CPU: 使用率

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

詳細

キャッシュ ARC アクセス

キャッシュ: ARC アクセス

チェックするタイミング

内訳

詳細

メタデータ

プリフェッチ

追加の分析

キャッシュ L2ARC I/O バイト数

キャッシュ: L2ARC I/O バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

キャッシュ L2ARC アクセス

キャッシュ: L2ARC アクセス

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

使用済み容量 (バイト)

容量: 使用済み容量 (バイト)

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

使用済み容量 (パーセント)

容量: 使用済み容量 (パーセント)

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

容量: 使用済みシステムプール (バイト)

容量: 使用済みシステムプール (バイト)

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

容量: 使用済みシステムプール (パーセント)

容量: 使用済みシステムプール (パーセント)

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動 NDMP バイトの統計

データ移動: NDMP バイトの統計

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動 NDMP 操作の統計

データ移動: NDMP 操作の統計

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動レプリケーション (バイト)

データ移動: レプリケーション (バイト)

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動レプリケーション操作

データ移動: レプリケーション操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動シャドウ移行バイト数

データ移動: シャドウ移行バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動シャドウ移行操作

データ移動: シャドウ移行操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動シャドウ移行リクエスト

データ移動: シャドウ移行リクエスト

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

ディスクディスク

ディスク: ディスク

チェックするタイミング

内訳

解釈

追加の分析

詳細

ディスク I/O バイト数

ディスク I/O バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

ディスク I/O 操作

ディスク: I/O 操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

ネットワークデバイスバイト数

ネットワーク: デバイスバイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

ネットワークインタフェースバイト数

ネットワーク: インタフェースバイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル SMB 操作

プロトコル: SMB 操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコルファイバチャネルバイト数

プロトコル: ファイバチャネルバイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコルファイバチャネル操作

プロトコル: ファイバチャネル操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル FTP バイト数

プロトコル: FTP バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル HTTPWebDAV リクエスト

プロトコル: HTTP/WebDAV リクエスト

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル iSCSI バイト数

プロトコル: iSCSI バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル iSCSI 操作

プロトコル: iSCSI 操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル NFS バイト数

プロトコル: NFSv バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル NFS 操作

プロトコル: NFSv 操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル SFTP バイト数

プロトコル: SFTP バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル SRP バイト数

プロトコル: SRP バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

プロトコル SRP 操作

プロトコル: SRP 操作

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

CPU: CPU

CPU: CPU

チェックするタイミング

内訳

詳細

CPU カーネルスピン

CPU: カーネルスピン

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ ARC アダプティブパラメータ

キャッシュ: ARC アダプティブパラメータ

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ ARC の追い出されたバイト数

キャッシュ: ARC の追い出されたバイト数

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ ARC サイズ

キャッシュ: ARC サイズ

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ ARC ターゲットサイズ

キャッシュ: ARC ターゲットサイズ

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ DNLC アクセス

キャッシュ: DNLC アクセス

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ DNLC エントリ

キャッシュ: DNLC エントリ

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ L2ARC エラー

キャッシュ: L2ARC エラー

チェックするタイミング

内訳

キャッシュ L2ARC サイズ

キャッシュ: L2ARC サイズ

チェックするタイミング

内訳

データ移動ディスク間で転送された NDMP バイト数

データ移動: ディスク間で転送された NDMP バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動テープ間で転送された NDMP バイト数

データ移動: テープ間で転送された NDMP バイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

データ移動 NDMP ファイルシステム操作

データ移動: NDMP ファイルシステム操作

チェックするタイミング

内訳

データ移動 NDMP ジョブ

データ移動: NDMP ジョブ

チェックするタイミング

内訳

データ移動レプリケーション待機時間

データ移動: レプリケーション待機時間

チェックするタイミング

内訳

ディスク使用率

ディスク: 使用率

チェックするタイミング

内訳

ディスク ZFS DMU 操作

ディスク: ZFS DMU 操作

チェックするタイミング

内訳

ディスク ZFS 論理 I/O バイト数

ディスク: ZFS 論理 I/O バイト数

チェックするタイミング

内訳

ディスク ZFS 論理 I/O 操作

ディスク: ZFS 論理 I/O 操作

チェックするタイミング

内訳

メモリー動的メモリー使用率

メモリー: 動的メモリー使用率

チェックするタイミング

内訳

メモリーカーネルメモリー

メモリー: カーネルメモリー

チェックするタイミング

内訳

メモリー使用中のカーネルメモリー

メモリー: 使用中のカーネルメモリー

チェックするタイミング

内訳

メモリー断片化で失われたカーネルメモリー

メモリー: 断片化で失われたカーネルメモリー

チェックするタイミング

内訳

ネットワークデータリンクバイト数

ネットワーク: データリンクバイト数

チェックするタイミング

内訳

追加の分析

ネットワーク IP バイト数

ネットワーク: IP バイト数

チェックするタイミング

内訳

ネットワーク IP パケット数

ネットワーク: IP パケット数

チェックするタイミング

内訳

ネットワーク TCP バイト数

ネットワーク: TCP バイト数

チェックするタイミング

内訳

ネットワーク TCP パケット数

ネットワーク: TCP パケット数

チェックするタイミング

内訳

ネットワーク TCP 再送信

ネットワーク: TCP 再送信

チェックするタイミング

内訳

システム NSCD バックエンドリクエスト

システム: NSCD バックエンドリクエスト

チェックするタイミング

内訳

システム NSCD 操作

システム: NSCD 操作

チェックするタイミング

内訳

データセット

概要

BUI

CLI

使用可能なデータセットの表示

データセットの読み取り

すべてのデータセットの一時停止および再開

データセットのデータの破棄

 4 パフォーマンスへの影響

索引

キャッシュ: ARC アクセス

ARC は Adaptive Replacement Cache を意味し、ファイルシステムおよびボリュームデータのための DRAM 内のキャッシュです。この統計は、ARC へのアクセスを表示し、ARC の使用状況とパフォーマンスを観測できます。

チェックするタイミング

パフォーマンスの問題の検査中、現在のワークロードが ARC にどのようにキャッシュされているかをチェックするとき。

内訳

キャッシュ ARC アクセスの使用可能な内訳は次のとおりです。

Table 3-4  ARC アクセスの内訳
内訳
説明
hit/miss
ARC ルックアップの結果。hit/miss の状態は、下の表で説明します。
ファイル名
ARC からリクエストされたファイル名。この内訳を使用すると階層モードを使用でき、ファイルシステムのディレクトリをナビゲートできます。
L2ARC 適格性
これは、ARC アクセスの時点で測定された L2ARC キャッシュ適格性です。L2ARC 適格データの ARC ミスが高い場合、そのワークロードにはレベル 2 キャッシュデバイスが有益となる可能性があります。
プロジェクト
これは ARC にアクセスしているプロジェクトを示します。
シェア
これは ARC にアクセスしているシェアを示します。
LUN
これは ARC にアクセスしている LUN を示します。

オーバーヘッドで説明したように、ファイル名による内訳などを有効なままにすると、もっとも高い負荷がかかります。

hit/miss 状態は次のとおりです。

Table 3-5  hit/miss の内訳
hit/miss の内訳
説明
データ hit 数
データブロックが ARC DRAM キャッシュに存在し、返されました。
データ miss 数
データブロックは ARC DRAM キャッシュに存在しませんでした。データは L2ARC キャッシュデバイスから読み取られるか (使用可能でデータがキャッシュされている場合)、またはプールディスクから読み取られます。
メタデータ hit 数
メタデータブロックが ARC DRAM キャッシュに存在し、返されました。メタデータは、データブロックを参照するディスク上のファイルシステムフレームワークを含みます。その他の例についてはあとで示します。
メタデータ miss 数
メタデータブロックは ARC DRAM キャッシュに存在しませんでした。データは L2ARC キャッシュデバイスから読み取られるか (使用可能でデータがキャッシュされている場合)、またはプールディスクから読み取られます。
プリフェッチデータ/メタデータ hit/miss 数
アプリケーションからの直接リクエストでなく、プリフェッチメカニズムによってトリガーされた ARC アクセス。プリフェッチの詳細についてはあとで示します。

詳細

メタデータ

メタデータの例は次のとおりです。

プリフェッチ

プリフェッチはストリーミング読み取りのワークロードのパフォーマンスを向上させるメカニズムです。このメカニズムでは、入出力アクティビティーを検査して逐次読み取りであることを識別し、余分の読み取りを前もって実行することで、アプリケーションがデータをリクエストする前にデータをキャッシュに入れることができます。プリフェッチは ARC へのアクセスを実行することによって ARC よりも前に発生します。プリフェッチ ARC アクティビティーを理解しようとするときは、このことに注意してください。次に例を示します。

Table 3-6  プリフェッチタイプ
タイプ
説明
プリフェッチデータ miss 数
プリフェッチによって逐次ワークロードであることが識別され、データに対して ARC アクセスを実行することによってデータを前もって ARC にキャッシュすることがリクエストされました。データはキャッシュに存在しなかったため、これは「ミス」でデータはディスクから読み取られます。これは正常であり、プリフェッチによってディスクから ARC にデータを取り込む方法を示しています。
プリフェッチデータ hit 数
プリフェッチによって逐次ワークロードであることが識別され、データに対して ARC アクセスを実行することによってデータを前もって ARC にキャッシュすることがリクエストされました。ところがデータは ARC にすでに存在していたため、アクセスは「ヒット」を返し、プリフェッチ ARC アクセスは実際は不要でした。この現象は、キャッシュされたデータが逐次的な方法で繰り返し読み込まれる場合に起こります。

データがプリフェッチされたあと、アプリケーションはそれ自身の ARC アクセスによってデータをリクエストする場合があります。サイズが異なる場合があることに注意が必要です。プリフェッチは 128K バイトの入出力サイズで実行され、アプリケーションは 8K バイトの入出力サイズで読み取ることがあります。たとえば、次のデータは直接関係がないように見えます。

ただし、プリフェッチが 128K バイトの入出力サイズでリクエストしていれば、これは 23 x 128 = 2944K バイトです。また、アプリケーションが 8K バイトの入出力サイズでリクエストしていれば、これも 368 x 8 = 2944K バイトです。

追加の分析

ARC ミスを調査するには、「キャッシュ: ARC サイズ」を使用して、ARC が増加して使用可能な DRAM をどの程度使用しているかチェックします。