L2ARC はレベル 2 Adaptive Replacement Cache を意味し、低速なプールディスクを読み取る前にアクセスされる SSD ベースのキャッシュです。 L2ARC は現在、ランダムな読み取りワークロードのためのものです。この統計は、 L2ARC キャッシュデバイスが存在する場合に L2ARC アクセスを表示し、キャッシュの使用状況とパフォーマンスを観察できます。
パフォーマンスの問題の調査中、現在のワークロードが L2ARC にどのようにキャッシュされているかをチェックするとき。
|
オーバーヘッドで説明したように、ファイル名による内訳などを有効なままにすると、もっとも高い負荷がかかります。
L2ARC ミスを調査するには、高度な分析の「キャッシュ: L2ARC サイズ」を使用して、L2ARC のサイズが十分に増加しているかチェックします。L2ARC は通常、小さいランダム読み取りから取り込む場合、数百 G バイトのウォームアップに数日まではかからなくても、数時間かかります。速度は「キャッシュ: L2ARC I/O バイト数」の書き込みを検査してもチェックできます。また、高度な分析「キャッシュ: L2ARC エラー」をチェックして、 L2ARC のウォームアップを妨げているエラーがないか確認してください。
さらに L2ARC 適格性で「キャッシュ: ARC アクセス」を調べると、データが L2ARC キャッシュに適格かどうかをまず確認できます。 L2ARC はランダムな読み取りワークロードのためのものであるため、逐次あるいはストリーミング読み取りのワークロードを無視し、これらにワークロードを代わりにプールディスクから返すようにすることができます。