Syslog メッセージは、ZFSSA から 1 つ以上のリモートシステムに転送される小さなイベントメッセージです。Syslog は、2 つの ZFSSA 機能を提供します。
syslog メッセージを 1 つ以上のリモートシステムに送信するように警告を構成できます。
ZFSSA 上の Syslog 対応のサービスではその Syslog メッセージがリモートシステムに転送されます。
Syslog は、RFC 3164 で説明されている classic 出力形式を使用するように構成することも、RFC 5424 で説明されている、より新しいバージョン管理された出力形式を使用するように構成することもできます。syslog メッセージは UDP データグラムで転送されます。そのため、ネットワークによってドロップされやすかったり、送信側のシステムのメモリーが少ない場合やネットワークが輻輳している場合にまったく送信されないことがあったりします。したがって、管理者はネットワーク内に複雑な不具合のあるシナリオでは一部のメッセージが欠けていたり、ドロップされていることを想定するようにしてください。
このメッセージには、次の要素が含まれます。
このメッセージを発行したシステムコンポーネントの種類を記述する facility
このメッセージに関連付けられた状態の重要度を記述する severity
関連付けられたイベントの時間を UTC で記述する timestamp
アプライアンスの正規名を記述する hostname
このメッセージを発行したシステムコンポーネントの名前を記述する tag
イベントそのものを記述する message