Oracle® Solaris 11.2 新機能

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更新: 2014 年 12 月
 
 

カーネルゾーンによる独立し分離した環境

Oracle Solaris ゾーンには、ゾーン内で完全なカーネルとユーザー環境を提供する、Oracle Solaris カーネルゾーンと呼ばれる完全に独立し、分離した環境のサポートが含まれます。カーネルゾーンは運用の柔軟性を高め、メンテナンス期間をスケジュールすることが著しく困難なマルチテナント環境に最適です。カーネルゾーンは大域ゾーンと異なるカーネルバージョンで実行でき、大域ゾーンをリブートする必要なく、個別に更新できます。また、Oracle VM for SPARC と組み合わせてカーネルゾーンを使用して、仮想化の柔軟性を向上させることもできます。

既存の zonecfg(1M) および zoneadm(1M) コマンドを使用して、カーネルゾーンを構成、インストール、およびブートします。

たとえば、カーネルゾーンを作成およびインストールするには:

# zonecfg -z newzone create -t SYSsolaris-kz
# zoneadm -z newzone install

詳細については、Oracle Solaris カーネルゾーンの作成と使用 および solaris-kz(5) のマニュアルページを参照してください。