Oracle® Solaris 11.2 新機能

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更新: 2014 年 12 月
 
 

SMF 構成ステンシル、ログ表示、および同期操作

サービス管理機能 (SMF) には SMF ステンシルが含まれ、これにより、開発者と管理者は、SMF リポジトリに保存されている構成プロパティーをアプリケーション固有の構成ファイル (/etc などに保存されている) に簡単にマップすることができます。新しいコマンド svcio(1) は入力としてステンシルファイルを取得し、そのファイルとサービスプロパティーを使用して、アプリケーション構成ファイルを作成します。そこから、SMF は開始またはリフレッシュ SMF メソッドを実行する前に、すべてのステンシル対応のサービスの制御を取り、構成を再生成します。詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのシステムサービスの管理 のステンシルを使用した構成ファイルの作成を参照してください。

管理者は svcs(1) コマンドを使用して、簡単に SMF ログを直接表示できます。ログファイルの名前を表示するには –L オプションを使用し、ログファイルの最後の数行を表示するには –xL オプションを使用し、ログファイル全体を表示するには、–Lv オプションを使用します。Oracle Solaris 11.2 でのシステムサービスの管理 のサービスログファイルの表示を参照してください。

SMF は、共通の簡単なインタフェースを提供することによって、同期操作をサポートし、必要なサービスの状態が完了に移行するまでの待ち時間を短縮します。このインタフェースにより、サービス開発者と管理者はサービスがオンラインになったときに手動でポーリングする必要がなくなります。