ネットワークに関する問題が発生した場合や、ネットワークパフォーマンスの縮退が疑われる場合は、fmdump コマンドを使用して、network-monitor によって生成された ireport を取得できます。これらのレポートには、潜在的な問題が検出されたデータリンクの名前が含まれています。
たとえば、次のコマンドを実行することによって ireport を取得できます。
# fmdump -IVp -c 'ireport.os.sunos.net.datalink.*'
情報レポートを取得することを指定します。
レポートの内容をダンプすることを指定します。
レポートを出力することを指定します。
イベントのタイプを指定します。
–c class オプションを使用すると、特定のクラスに一致するイベントのみを出力できます。このモニターによって生成されたイベントには、'ireport.os.sunos.net.datalink' のクラス接頭辞が使用されます。
詳細は、fmdump(1M) のマニュアルページを参照してください。
次の例は、network-monitor によって送信された ireport の出力を示しています。
nvlist version: 0 class = ireport.os.sunos.net.datalink.mtu_mismatch version = 0x0 uuid = f3832064-e83b-6ce8-9545-8588db76493d pri = high detector = fmd:///module/network-monitor attr = (embedded nvlist) nvlist version: 0 linkname = net0 linkid = 0x3 mtu = 0x1b58 (end attr) __ttl = 0x1 __tod = 0x513a4f2e 0x279ba218
この特定の ireport の出力には、次の情報が含まれています。
エラー状態のタイプを指定します。network-monitor モジュールによって送信された ireport には、ireport.os.sunos.net.datalink の接頭辞が付けられます。前の例に示したように、この情報は –c オプションで指定されます。
この状態が検出されたデータリンクの名前を指定します。