dladm および ipadm コマンドを使用して、1 つのシステムでのネットワーク構成の問題をトラブルシューティングできます。これらの 2 つのコマンドは、オプションなしで使用された場合、現在のネットワーク構成に関する役立つ情報を提供します。
これらのコマンドを使用して構成に関する問題をトラブルシューティングするための方法のいくつかを次に示します。
dladm コマンドを使用して、システム上のすべてのデータリンクに関する一般的な情報を表示します。
# dladm LINK CLASS MTU STATE OVER net0 phys 1500 up --
データリンク、その汎用名、および対応するデバイスインスタンスの間のマッピングに関する情報を次のように表示します。
# dladm show-phys LINK MEDIA STATE SPEED DUPLEX DEVICE net0 Ethernet up 1000 full e1000g0
ipadm コマンドを使用して、システム上のすべての IP インタフェースに関する一般的な情報を表示します。
# ipadm NAME CLASS/TYPE STATE UNDER ADDR lo0 loopback ok -- -- lo0/v4 static ok -- 127.0.0.1/8 lo0/v6 static ok -- ::1/128 net0 ip ok -- -- net0/v4 static ok -- 10.132.146.233/24
ipadm show- interface コマンドを使用して、特定の IP インタフェースに関する情報を表示します。
# ipadm show-if net0 IFNAME CLASS STATE ACTIVE OVER net0 ip ok yes --
システム上のすべてのインタフェースに関する情報を次のように表示します。
# ipadm show-if IFNAME CLASS STATE ACTIVE OVER lo0 loopback ok yes -- net0 ip ok yes --
システム上のすべての IP アドレスに関する情報を次のように表示します。
# ipadm show-addr ADDROBJ TYPE STATE ADDR lo0/v4 static ok 127.0.0.1/8 net0/v4 static ok 192.168.84.3/24
ipadm show-addr interface コマンドを使用して、特定のインタフェースの IP アドレスに関する情報を表示します。
# ipadm show-addr net0 ADDROBJ TYPE STATE ADDR net0/v4 dhcp ok 10.153.123.225/24
特定の IP アドレスのプロパティーを次のように表示します。
# ipadm show-addrprop net1/v4 ADDROBJ PROPERTY PERM CURRENT PERSISTENT DEFAULT POSSIBLE net0/v4 broadcast r- 10.153.123.255 -- 10.255.255.255 -- net0/v4 deprecated rw off -- off on,off net0/v4 prefixlen rw 24 -- 8 1-30,32 net0/v4 private rw off -- off on,off net0/v4 reqhost r- -- -- -- -- net0/v4 transmit rw on -- on on,off net0/v4 zone rw global -- global
詳細は、ipadm(1M) のマニュアルページを参照してください。