用語「クライアント」と「サーバー」は、システムがファイルシステムを共有するときに担う役割を説明しています。サーバーは、ネットワークを介してそのファイルシステムを共有するシステムです。これらのファイルシステムにアクセスするシステムがクライアントです。
クライアントは、サーバーの共有ファイルシステムをマウントすることによってサーバーのファイルにアクセスします。クライアントがリモートファイルシステムをマウントしたとき、ファイルシステムがコピーされるのではありません。マウントプロセスでは一連のリモートプロシージャー呼び出しによって、クライアントからサーバーの共有ファイルシステムに透過的にアクセスできるようになります。マウントはローカルマウントのように行われます。ファイルシステムがローカルであるかのようにコマンドを入力できます。詳細は、ファイルシステムのマウント を参照してください。
サーバーのファイルシステムは、NFS オペレーションによって共有すると、クライアントからアクセスできるようになります。NFS ファイルシステムは、autofs を使用すると自動的にマウントできます。autofs については、autofs について を参照してください。shareコマンドと autofs に関連するタスクについては、ファイルシステムの自動共有およびTable 4–1を参照してください。