Oracle® Solaris 11.2 での Secure Shell アクセスの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Secure Shell でのセッションの特性

サーバー側の sshd デーモンの動作は、/etc/ssh/sshd_config ファイルのキーワードを設定することで変更できます。たとえば、sshd_config ファイルにより、サーバーにアクセスするときに使用する認証タイプを変更できます。サーバー側の動作は、sshd デーモンを起動するときに、コマンド行オプションによって変更することもできます。

    クライアント側の動作は、Secure Shell のキーワードで変更できます。キーワードの優先順位は次のとおりです。

  • コマンド行オプション

  • ユーザーの構成ファイル (~/.ssh/config)

  • システム全体の構成ファイル (/etc/ssh/ssh_config)

たとえば、ユーザーは、コマンド行で –c aes256-ctr,aes128-ctr,arcfour を指定することによって、aes128-ctr を優先しているシステム全体の構成 Ciphers の設定をオーバーライドできます。これで、最初の暗号化方式 aes256-ctr が優先されるようになります。