Oracle® Solaris 11.2 での Secure Shell アクセスの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Secure Shell およびログインの環境変数

次の Secure Shell キーワードが sshd_config ファイル内に設定されていない場合は、/etc/default/login ファイル内の同等のエントリから値が取得されます。

/etc/default/login のエントリ
sshd_config のキーワードと値
CONSOLE=*
PermitRootLogin=without-password
#CONSOLE=*
PermitRootLogin=yes
PASSREQ=YES
PermitEmptyPasswords=no
PASSREQ=NO
PermitEmptyPasswords=yes
#PASSREQ
PermitEmptyPasswords=no
TIMEOUT=seconds
LoginGraceTime=seconds
#TIMEOUT
LoginGraceTime=120
RETRIESSYSLOG_FAILED_LOGINS
password および keyboard-interactive 認証方式にのみ適用される

次の変数は、ユーザーのログインシェルから初期化スクリプトで設定され、sshd デーモンによってその値が使用されます。変数が設定されていない場合には、デーモンはデフォルト値を使用します。

TIMEZONE

TZ 環境変数の設定を制御します。設定されていない場合、sshd デーモンの起動時のTZ の値を使用します。

ALTSHELL

SHELL 環境変数の設定を制御します。デフォルトは ALTSHELL=YES で、sshd デーモンはユーザーのシェルの値を使用します。ALTSHELL=NO の場合、SHELL の値は設定されません。

PATH

PATH 環境変数の設定を制御します。値が設定されていない場合、デフォルトのパスは /usr/bin になります。

SUPATH

root に対する PATH 環境変数の設定を制御します。値が設定されていない場合、デフォルトのパスは /usr/sbin:/usr/bin になります。

詳細は、login(1) および sshd(1M) のマニュアルページを参照してください。