Oracle® Solaris 11.2 での Secure Shell アクセスの管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

Secure Shell のポート転送を構成する方法

ポート転送によって、ローカルポートをリモートホストに転送することができるようになります。指定すると、ソケットはローカル側で、そのポートを待機します。また、リモート側のポートを指定することもできます。


注 -  Secure Shell のポート転送では、TCP 接続を使用する必要があります。Secure Shell は、ポート転送のための UDP 接続をサポートしていません。

始める前に

root 役割になる必要があります。詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  1. ポート転送ができるようにリモートサーバーで Secure Shell の設定を構成します。

    /etc/ssh/sshd_config ファイルで AllowTcpForwarding の値を yes に変更します。

    # Port forwarding
    AllowTcpForwarding yes
  2. Secure Shell サービスを再起動します。
    remoteHost# svcadm restart network/ssh:default

    永続的なサービスの管理については、Oracle Solaris 11.2 でのシステムサービスの管理 の第 1 章サービス管理機能の概要svcadm(1M) のマニュアルページを参照してください。

  3. ポート転送が使用できることを確認します。
    remoteHost# /usr/bin/pgrep -lf sshd
    1296 ssh -L 2001:remoteHost:23 remoteHost