このセクションでは、Orca の使用法について説明します。
初めて Orca を実行するときは、自動的にアプリケーションがセットアップモードで開きます。あとでセットアップを実行する場合は、次回 Orca を実行するときに --setup オプションを実行します。Orca の実行中に Insert + Spacebar を押すと、Orca Configuration GUIを開くことができます。
Orca の構成 GUI には、ログイン時に Orca を自動的に起動するように指定できるオプションもあります。Orca のグラフィカルユーザーインタフェースの詳細については、Orca Configuration GUIを参照してください。
端末セッションウィンドウで orca コマンドを入力して、Orca を実行します。
GUI へのアクセス権がない場合は、仮想コンソールウィンドウから Orca を実行できます。
GUI がインストールされている場合は、Alt + F2 キーまたは Meta + R キーを押します。「実行する」ダイアログで、orca (あとにオプションのパラメータが続く) と入力して、Return キーを押します。
仮想コンソールウィンドウから Orca を実行すると、自動的にテキストセットアップモードに移行します。
デスクトップモードの場合は Insert + Q キー、ノートパソコン配列モードの場合は CapsLock + Q キーを押して、Orca を終了します。
確認ダイアログが開きます。
「終了」を選択して、Orca を閉じます。
システムが応答しない場合は、次のいずれかを実行してください。
Ctrl + Alt + F1 を押して仮想コンソールに移動し、orca --quit コマンドを入力します。次に、Alt + F7 キーを押してデスクトップに戻ります。この手順によって、Orca プロセスが強制終了され、システムリソースが再生されます。その後、事前に定義された方法を使用して、Orca を再起動できます。
Ctrl + Alt + Backspace を押してログインセッションを終了し、グラフィカルログインプロンプトに戻ります。