この手順では、初めて Orca を有効にする方法について説明します。セットアップを続行するには、各操作後に Return キーを押します。
Orca の起動時に --text-setup オプションを実行するか、Orca の実行中に Insert キーと Space キーを押して Orca 構成 GUI を起動すれば、いつでも設定を変更できます。設定は ~/.orca/user-settings.py ファイルに保存されます。新しい設定を有効にするには、ログアウトしてからログインし直す必要があります。
orca --text-setup Enter
デフォルトの言語は英語に設定されます。
オプションは次のとおりです。
1 – デスクトップで Insert キーが使用されます。
2 – ノートパソコンで Caps Lock が使用されます。
この機能では、BRLTTY と互換性のあるデバイスが使用可能であることが前提となっています。ただし、BRLTTY デバイスが使用できない場合でも、y を入力すれば Orca は機能します。
この機能は、BRLTTY 出力を検証する必要がある開発者に役立ちますが、点字出力を視覚的に診断したり検証したりするなど、その他の状況で役立つこともあります。
Orca はシステムで有効にする必要があります。
Orca の拡大鏡部分を全画面モードで使用する予定がある場合は、X サーバーのコンポジット拡張が有効になっていることを確認します。X サーバーのコンポジット拡張を有効にするには、次の操作を実行します。
Alt + F2 または Meta + R を押して、「実行する」ダイアログを開きます。
xdpyinfo コマンドを入力して、Enter キーを押します。
出力で Composite という文字列を探します。