このソフトウェアリリースでは、次の Oracle VM Server for SPARC 機能が非推奨となり、将来のリリースで製品から削除される可能性があります。
Oracle Solaris 10 OS は、SR-IOV ルートドメインでの使用に対してサポートされなくなりました。さらに、Oracle Solaris 10 OS での SR-IOV I/O ドメインのサポートは非推奨となり、将来の製品の更新で削除される予定です。
Oracle Solaris 11.1 では、Oracle VM Server for SPARC vsw ドライバのネットワークインタフェース機能が非推奨となりました。Oracle VM Server for SPARC vsw ドライバは、引き続きゲストドメインに仮想ネットワークスイッチ機能を提供します。Oracle VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド のOracle Solaris 11 ネットワークの概要を参照してください。
SPARC T4 プラットフォームで単一スレッドのワークロードを管理するために threading プロパティーを設定することが非推奨となりました。デフォルトでは、ドメインが最大スループットに対応するように作成され、Oracle Solaris OS が自動的にクリティカルなスレッド API を使用して単一スレッドのワークロード用に最適化します。
add-vcpu、set-vcpu、および rm-vcpu サブコマンドの –c オプションを使用してハードパーティション分割を管理することが非推奨となりました。代わりに、add-core、set-core、または rm-core サブコマンドを使用して、コア全体を割り当ててください。また、CPU キャップ (max-cores) を指定するには、add-domain または set-domain サブコマンドを使用します。
ハイブリッド I/O 機能の使用が非推奨となり、Single-Root I/O Virtualization (SR-IOV) 機能の使用が推奨されるようになりました。
将来の Oracle VM Server for SPARC リリースでは、制御ドメインでの Oracle Solaris 10 OS の実行はサポートされなくなります。ゲストドメイン、ルートドメイン、および I/O ドメインでは、将来のリリースを使用するときに引き続き Oracle Solaris 10 OS を実行できます。Oracle Solaris 10 パッチは、文書化されているサポートポリシーに基づいて引き続き Oracle VM Server for SPARC 3.2 に提供されます。
将来の Oracle VM Server for SPARC リリースでは、バグの修正または改善要求に対応する ldmp2v ユーティリティーは更新されなくなります。このユーティリティーはサポートされなくなりますが、引き続き Oracle VM Server for SPARC ソフトウェアの一部として組み込まれて文書化されます。
ldmconfig ユーティリティーは Oracle Solaris 10 制御ドメインでのみ実行されるため、将来の Oracle VM Server for SPARC リリースには組み込まれなくなります。このユーティリティーは、バグの修正または改善要求に対応するための更新が行われなくなります。
ldm migrate-domain -p filename コマンドを使用して対話型でない移行操作を開始することが非推奨となりました。代わりに、SSL 証明書ベースの認証を使用します。Oracle VM Server for SPARC 3.2 管理ガイド の移行のための SSL 証明書の構成を参照してください。