Oracle® Hardware Management Pack for Oracle Solaris 11.2 リリースノート

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更新: 2015 年 11 月
 
 

新機能

Oracle Solaris 11.2 SRU リリースの一部として次の新機能があります。

Release SRU 14 の機能 (HMP バージョン 2.3.3.0)

Release SRU 9 の機能 (HMP バージョン 2.3.2.1)

  • Sun Storage 6 Gb SAS PCIe 内蔵 HBA (SGX-SAS6-INT-Z) からより多くのデータを収集するために、拡張された診断機能が追加されました (20364298)。これには、Solaris 環境および Linux 環境の RAID のディスクに生成されるさまざまなディスクエラーおよび SMART イベントが含まれます。これらのイベントは RAID 内の疑わしいディスクを特定しやすくするのに役立ちます。詳細は、Oracle Server Management Agents ユーザーズガイドを参照してください。

Release SRU 8 の機能 (HMP バージョン 2.3.2.0)

  • 新しい X5 シリーズプラットフォームおよびコンポーネントのサポートが追加されました。詳細は、サポートマトリスクを参照してください。

  • NVMe コントローラを構成するために nvmeadm ツールが追加されました。詳細は、Oracle Server CLI Tools ユーザーズガイドを参照してください。

  • NVMe および NIC コントローラを更新するために新しいターゲットが fwupdate update コマンドに追加されました。詳細は、Oracle Server CLI Tools ユーザーズガイドを参照してください。

  • Oracle Storage 12 Gb/s SAS PCIe RAID HBA が取り付けられているシステムでは、最初に RAID ボリュームを作成せずに、基礎になるオペレーティングシステムが直接ディスクにアクセスできるように、JBOD モードを有効にできます。詳細は、Oracle Server CLI Tools ユーザーズガイドを参照してください。

  • hwmgmtd.conffast_updates_enabled 機能を使用できます。これによって、より正確なディスクのモニタリングのために、ドライブの温度センサーのポーリング頻度を増やすことができます。

  • Oracle VM が動作している SPARC サーバー上の Hardware Management Agent は、論理ドメインにインストールできます。これによって、プライマリドメインで Hardware Management Agent を使用して、論理ドメイン内で検出されたストレージデバイスをモニターできます。

  • 最新の Oracle サーバーで検出された新しいセンサータイプを組み込むため、Oracle Hardware Management Pack の SNMP プラグインの一部である SUN-HW-MONITORING-MIB が拡張されました。

  • ILOM-SYSTEM-MIB に基づいてイベントトラップを転送するため、 itpconfig ツールが更新されました。Oracle ILOM Web インタフェースを使用して MIB (「ILOM Administration」>「Management Access」>「SNMP」) をダウンロードし、使用しているサーバーでこの MIB がサポートされることを確認できます。

  • システムイベントログ (SEL) のモニタリングは、Hardware Agent (hwmgmtd) では無効になっています。SEL および障害ベースのトラップにアクセスするには、次のいずれかのツールを使用します。

    • ipmievd ユーティリティーを使用して、IPMI SEL イベントを Oracle ILOM から syslog に記録します。

      ipmievd は、Oracle Hardware Management Pack の ipmitool パッケージの一部であるバイナリです。詳細は、ipmievd.8 のマニュアルページを参照してください。

    • itpconfig (Oracle ILOM トラッププロキシ) を使用し、ホストと ILOM の相互接続機能を使用して Oracle ILOM からホストに SNMP トラップを直接転送します。SNMP トラップを送信するように Oracle ILOM を構成する方法については、Oracle ILOM のドキュメントを参照してください。itpconfig の使用に関する詳細は、『Oracle Server Management Agents ユーザーズガイド』を参照してください。


    注 -  FRU (フィールド交換可能ユニット) の追加/削除トラップおよびストレージデバイストラップは、管理エージェント (hwmgmtd) によって引き続き処理されます。これらのトラップを受信するには、管理エージェントをインストールして実行している必要があります。

Release SRU 2 の機能 (HMP バージョン 2.2.8.3)

  • X5 シリーズプラットフォームおよびコンポーネントのサポートが追加されました。詳細は、サポートマトリスクを参照してください。

Oracle Solaris 11.2 の初期リリース (HMP バージョン 2.2.8.1)

Oracle Hardware Management Pack は、Oracle Solaris 11.2 に統合されました。