データ密度

データ密度の数値は、その属性に値があるレコードの割合を表します。たとえば、Addressデータ・オブジェクトのレコードの合計数の半分のState属性のみにnull以外の値が移入されている場合、Stateのデータ密度値は50%になります。

重要ニア・リアルタイムAPIでインポートされたデータは、データ密度の計算に使用できません。データ密度の計算にデータが確実に使用されるようにするには、ストリーミングAPIまたは取込みジョブを使用してデータをインポートします。ストリーミングAPIを使用してデータを取り込む方法については、Oracle Unity Developerヘルプ・センターを参照してください。

データ密度の計算方法

データ密度は、Oracle Unityで実行される2つのシステム・ジョブ(データ・ウェアハウス・ジョブとID解決ジョブ)で計算されます。

データ・ウェアハウス・ジョブ

データ・ウェアハウス・ジョブでは、AddressやOrder Itemなどのデータ・オブジェクトに属する属性のデータ密度値が計算されます。

ID解決ジョブ

ID解決ジョブでは、Master CustomerやMaster Accountなどのマスター・エンティティに属する属性のデータ密度値が計算されます。

データ密度の計算に関する追加情報

  • 適切なシステム・ジョブ(データ・ウェアハウスまたはID解決)が初めて実行されて、データ・オブジェクトまたはマスター・エンティティのデータが処理されるときにデータ密度値が計算されます。
  • データ密度が初めて計算された後、さらに9回は、適切なシステム・ジョブが実行されて、データ・オブジェクトまたはマスター・エンティティのデータが処理されるときに、データ密度値が計算されてリフレッシュされます。
  • システム・ジョブが10回実行されて、データ・オブジェクトまたはマスター・エンティティのデータが処理された後は、7日ごとにデータ密度の値が計算されてリフレッシュされます。

データ・モデルおよびセグメンテーション・キャンバスでデータ密度値をレビューできます。

データ・モデル内のデータ密度

データ・モデル内の個々の属性のデータ密度値をレビューできます。

データ・モデルのデータ密度値をレビューするには:

  1. 右下隅にあるOracleアイコンアプリケーション・ナビゲーション・ボタンのイメージ。Oracle Unityの様々な部分へのアクセスに使用します。をクリックして、ナビゲーション・メニューを開きます。
  2. 「データ・モデル」を選択します。
  3. データ・オブジェクトのリストから、レビューするオブジェクトを選択します。
  4. データ・モデルのデータ・オブジェクトのリストのイメージ

  5. 「属性」タブをクリックします。
  6. データ・オブジェクトの属性セクションのイメージ

  7. 「データ密度」列をレビューします。
  8. データ・モデルの「データ密度」列のイメージ

セグメンテーション・キャンバスのデータ密度

セグメントを作成するときは、使用する属性のデータ密度値が高いことを確認する必要があります。90%以上のデータ密度値をお薦めします。

セグメンテーション・キャンバスでデータ密度値をレビューするには:

  1. セグメントの作成のステップに従います。
  2. 「自分のデータ」タブをクリックします。
  3. セグメンテーション・キャンバスの「自分のデータ」タブのイメージ

  4. 「密度」の値を確認します。
  5. セグメンテーション・キャンバスのデータ密度値のイメージ

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Oracle Unityデータ・モデルの管理

セグメンテーション

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