Oracle Data CloudプラットフォームAPI開発者ガイド
Oracle Data Cloud APIは、Oracle Data Cloudプラットフォームとあなたのアプリケーションの間でJavaScript Object Notation (JSON)データを転送するための標準のHTTPメソッドを使用するRESTful Webサービスです。次の各項では、Oracle Data Cloud APIを表示し、HTTPメソッドとそれらがサポートしているJSONデータ型の概要を説明します。
Oracle Data Cloud APIの使用を開始するには、Oracle Data Cloud APIキーを取得して、対話型のAPIドキュメントの使用方法を学習し、次の表に表示されているAPIをクリックして、Oracle Data Cloudプラットフォームとのインテグレーションに使用する方法を学習してください。
ノート: Oracle Data Cloudのタグとコードには、BlueKaiとbkへの参照が含まれています。これらの参照は、従来のネーミング・ポリシーによるものです。
API
Oracle Data Cloudプラットフォームは、収集したユーザー・データのプログラムによる分類、分析、共有、またはシステムやメディア実行プラットフォームへの配信のための次のAPIを提供しています。
API | 説明 | サービスURI |
---|---|---|
オーディエンス | オーディエンスのカテゴリを表示します。ターゲット、モデリング、最適化または分析するファーストパーティ、セカンドパーティ、サードパーティのカテゴリを選択します。 | services.bluekai.com/Services/WS/audiences |
Audience Discoveryレポート | セグメントの個々のカテゴリで構成された事前定義済オーディエンスに関連するカテゴリのリストを取得します。 | services.bluekai.com/Services/WS/WSMultiAudience |
オーディエンス権限 | オーディエンスをDMPパートナと共有します。 | services.bluekai.com/Services/WS/AudienceGrant |
バルク収集 | ユーザー・データAPIへの多くのコールを1つのHTTPS POSTの本文でバッチ処理します。 | bulkapi.bluekai.com/2/api |
キャンペーン | DMPパートナにターゲット・オーディエンスを配信するための指示を作成します。 | services.bluekai.com/rest/campaigns |
カテゴリ | ファーストパーティ・カテゴリをタクソノミに追加します。ターゲット・オーディエンスの作成に使用できるファーストパーティ・カテゴリとサードパーティ・カテゴリを表示します。 | taxonomy.bluekai.com/taxonomy/categories |
コンテナ | サイト・データまたは一意のユーザーID (UUID)をOracle Data Cloudプラットフォームに渡すためのコンテナを作成します。 | services.bluekai.com/Services/WS/sites |
国 | Oracle Data Cloudプラットフォームでサポートされている国を表示し、それらの国をオーディエンスおよびインベントリ・リーチAPIに渡します。 | services.bluekai.com/rest/countries |
IDタイプ | カテゴリIDソースに関する情報を取得し、パートナ・シートのIDタイプを作成および管理します。 | services.bluekai.com/rest/idTypes |
OnRamp | Oracle Data CloudプラットフォームでCRMデータを収集およびアクティブ化します。 | portal.datalogix.com/audience-onramp/api/v1/audiences |
ping | APIキーを使用してOracle Data Cloudプラットフォームに認証済メッセージ・リクエストを送信できることを検証できます。 | services.bluekai.com/Services/WS/Ping |
ルールAPI | 自分のサイトから収集されたユーザー・データをカテゴリにマッピングする分類ルールを個別に作成します。 | services.bluekai.com/rest/taxonomyRuleChains |
スケジュール | タグを発火するための指示を指定します。 | services.bluekai.com/rest/schedules |
セグメント・リーチ | カテゴリ、セグメントおよびオーディエンスの一意のユーザーの推定数を取得します。 | services.bluekai.com/Services/WS/SegmentInventory |
プライベート・タクソノミにファーストパーティのカテゴリを個別に追加します。 | services.bluekai.com/Services/WS/classificationCategories | |
自分のサイトから収集されたユーザー・データをカテゴリにマッピングする分類ルールを個別に作成します。 | services.bluekai.com/Services/WS/classificationRules | |
ターゲット・オーディエンスの作成に使用できるファーストパーティ・カテゴリとサードパーティ・カテゴリを表示します。 | services.bluekai.com/Services/WS/Taxonomy | |
タクソノミ・パートナ権限 | 特定の購入者に対して、プライベート・タクソノミのファーストパーティ・カテゴリをホワイトリスト登録(共有)またはブラックリスト登録(制限)します。 | taxonomy.bluekai.com/taxonomy/partnerPermissions |
ユーザー・データ | サーバーサイドAPIを使用して、データをOracle Data Cloudプラットフォームに転送したり、プロファイル・ストアに転送します。 | api.tags.bluekai.com/getdata/siteID/v1.2 |
ベンダー | データを収集したりアクティブ化するために、DMPをアプリ・パートナのプラットフォームに接続するように、ベンダーのアプリを構成できます。 | services.bluekai.com/rest/vendors |
サポートされているデータ形式
Oracle Data Cloud APIでは、JSON形式のデータのみサポートされています。
headers = {"Accept":"application/json","Content-type":"application/json","User_Agent":"Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.6; en-US; rv:1.9.1) Gecko/20090624 Firefox/3.5"}
1秒間に10回のコールの制限
各APIには、1秒間に10回のコールの制限があります。この数を超えると、エラーが発生する場合があります。
URL
ほとんどのOracle Data Cloud APIのベースURLは、https://services.bluekai.com/Services/WS
です
APIのリソース名がURLに追加されます。たとえば、オーディエンスAPIのURLは、https://services.bluekai.com/Services/WS/audiences
となります
重要:コールはHTTPS経由で送信する必要があります。非セキュアなHTTPを使用したコールは、403 Forbiddenエラーになります。
HTTPメソッド
Oracle Data Cloud APIでは、オブジェクトやコレクションの取得、読取り、作成、編集、削除のためのGET、POST、PUTおよびDELETEメソッドがサポートされています。POSTおよびPUTメソッドには、リクエストの本文に含める特定のJSON形式のデータが必要です。次の表は、Oracle Data Cloud APIをコールするための構文をまとめたものです。
メソッド | 説明 | URI |
---|---|---|
GET (リスト) | 項目のコレクションを取得します。 | https://services.bluekai.com/Services/WS/resourceName |
GET (読取り) | 特定の項目を読み取ります。 | https://services.bluekai.com/Services/WS/resourceName/?itemId=item_id |
POST | 新規項目を作成します。 | https://services.bluekai.com/Services/WS/resourceName (JSON形式の本文が必要) |
PUT | 既存の項目を編集します。 | https://services.bluekai.com/Services/WS/resourceName (JSON形式の本文が必要) |
DELETE | 項目を削除します。 | https://services.bluekai.com/Services/WS/resourceName/?itemId=item_id |
JSONデータ
すべてのPOSTおよびPUTリクエストでは、オブジェクトを作成または更新するために本文にJSON形式のデータが必要です。JSON形式では、判読可能なテキストを使用して、データ・オブジェクトをキーと値のペアの形式で送信します。標準のJSONデータ型は、文字列、整数、ブール、オブジェクト、配列およびnull値で構成されます。
レスポンス・コード
すべてのOracle Data Cloud APIコールは、JSON形式のデータを返します。コールが成功した場合、JSONレスポンスには、ステータス・コード200およびOKに設定されたmsgフィールドが含まれます。POSTおよびPUTレスポンスには、APIリクエストによって返されたオブジェクトのIDが含まれます。
エラー・メッセージ
Oracle Data Cloud APIに無効なリクエストを送信した場合、JSONレスポンスには、エラーが記述されたstatusフィールドとmsgフィールドが含まれます。