13ワークフォース・プロファイル

この章の内容は次のとおりです。

プロファイル管理は、業界または組織の要件を満たすタレント・プロファイルの開発および管理用フレームワークを提供します。プロファイルとは、個人またはワークフォース・ストラクチャ(ジョブやポジションなど)の資格とスキルをまとめたものです。

プロファイルは、就業者のスキル、コンピテンシおよび成果を追跡したり、キャリア・プランニング、トレーニング・ニーズの判断、パフォーマンス管理などの様々なタレント管理アクティビティを遂行したり、採用プロセスにおいてジョブ要件や適切な応募者を識別するのに役立ちます。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • プロファイル検索

  • プロファイル比較

  • ベスト・フィット分析

プロファイル検索

特定の基準に基づいて、就業者プロファイル、ジョブ・プロファイルおよびポジション・プロファイルを検索できます。たとえば、ロンドンの人事(HR)担当者が社内のアプリケーション開発者ポジションの欠員を埋める必要がある場合、ロンドンに居住し、さらにJavaとPL/SQLの使用経験を持つすべての就業者のプロファイルを検索できます。

プロファイル比較

個人ギャラリの「組織チャート」タブにある「比較」オプションを使用して、プロファイルを比較できます。プロファイルを比較することで、就業者の次のキャリア移動またはトレーニング・ニーズを判断したり、ジョブに適した候補者を識別できます。たとえば、Johnは次のキャリア移動を模索しています。彼は、自分のプロファイルをジョブ・プロファイルと比較して、自分のコンピテンシ評点がジョブ・プロファイルのターゲット・コンピテンシ評点と一致するかどうかを判断できます。自分のチームワーク評点が3で、ジョブの評点要件が4の場合、-1劣っていることになります。Johnと彼のマネージャは、このギャップに基づいて、育成プランや他のタレント管理関連職務を推進できます。

ベスト・フィット分析

ベスト・フィット分析を使用すると、ジョブ・プロファイルと最も厳密に一致する個人プロファイルを判別できます(その逆も同様)。たとえば、開発者の欠員を埋めるために、ジョブ・プロファイルでコンピュータ・サイエンスの理学士号、Javaに関するレベル4の専門知識、チームワーク評点3以上が要求されている場合は、この一連の要件と最も厳密に一致する就業者の自動生成リストをレビューできます。また、ベスト・フィット分析では、選択した就業者に似た就業者を検索したり、選択したジョブに似たジョブを検索することもできます。

注意:

注意: HCM Cloudリリース20Bより前に拡張タレント・プロファイルにアップグレードする必要があります。

拡張タレント・プロファイル機能では、インタフェース設計の強化により、個人プロファイルおよびタレント評点の表示のエンゲージメント性と応答性が向上します。新しいユーザー・エクスペリエンスでは、モバイル・ページとWebページの両方で機能を表示できます。インタフェースはシンプルかつ直観的になり、より会話的な言葉遣いで記述されています。

管理の運用の強化により、パフォーマンスと拡張性が向上します。拡張されたソリューションには、Oracle Talent Management Suiteをサポートするために必要なタレント・コンテンツ(コンピテンシ、証明書、スキル、報奨など)を表すコンテンツ・テンプレートが導入されています。それぞれのコンテンツ・テンプレートには固有の属性が含まれています。タレント・データを取得するために必要なコンテンツ・セクションを作成するとき、これらのコンテンツ・テンプレートを使用および再利用できます。テンプレートを使用して、個人タレント・プロファイルとモデル・タレント・プロファイルの両方を設計できます。

この章の関連トピックはすべて更新されており、My Oracle Supportの『Upgrading Oracle Fusion Profile Management』(文書ID 2421964.1)に移動されています。

コンテンツ・ライブラリ、プロファイルとプロファイル・タイプ、コンテンツ・サブスクライバ、教育機関、インスタンス・クオリファイア・セット、評点モデルの各コンポーネントを使用して、ビジネス要件を満たすようにOracle Fusion Profile Managementを構成できます。

この図は、プロファイル管理のコンポーネントがどのように連携するかを示しています。

コンテンツ・ライブラリには、「コンピテンシ」コンテンツ・タイプ
(コンテンツ項目: 「コミュニケーション」、「リーダーシップ」、
「顧客中心」)、「言語」コンテンツ・タイプ(コンテンツ項目: 「フランス語」、
「スペイン語」、「日本語」)および「学位」コンテンツ・タイプ
(コンテンツ項目: 理学修士、理学士、文学修士)が含まれています。コンテンツ・サブスクライバ、評点モデル、教育機関、インスタンス・クオリファイア・セットは
いずれもコンテンツ・ライブラリに接続されます。個人プロファイル・タイプと
ジョブ・プロファイル・タイプは、コンテンツ・ライブラリのコンテンツ・タイプ
から作成されます。Susan Rodgersの個人プロファイルは個人プロファイル・タイプを使用して作成され、
「コミュニケーション」、「フランス語」および理学修士で構成されています。アプリケーション開発者のジョブ・プロファイルはジョブ・プロファイル・タイプを使用して
作成され、「コミュニケーション」、「スペイン語」および理学修士で構成されています。

コンテンツ・ライブラリ

コンテンツ・ライブラリは、コンテンツ・タイプコンテンツ項目の両方を格納し、プロファイルの基盤として機能します。

プロファイル・タイプ

プロファイル・タイプは、プロファイルの作成に使用するテンプレートです。プロファイル・タイプにより、次のことが決まります。

  • プロファイルが個人用か、ジョブやポジションなどのワークフォース・ストラクチャ用か。

  • プロファイルのコンテンツ。

コンテンツ・ライブラリからコンテンツ・タイプを選択し、プロファイル・タイプのコンテンツ・セクションを作成します。

プロファイル

個々の就業者の個人プロファイルを作成したり、ジョブやポジションなどのワークフォース・ストラクチャのモデル・プロファイルを作成します。モデル・プロファイルに対してどのプロファイル・タイプを選択するかにより、そのプロファイルに必要な情報が決まります。たとえば、個人プロファイルには、個人の学歴、言語スキル、コンピテンシ、アクティビティと関心に関する情報を含めることができます。ジョブ・プロファイルには、コンピテンシ、言語スキル、学位、資格など、ジョブの要件に関する情報を含めることができます。

コンテンツ・サブスクライバ

コンテンツ・サブスクライバは、プロファイル管理の外部からコンテンツ・タイプを使用するアプリケーションです。

教育機関

教育機関を定義して、就業者がプロファイルに学位などの学歴情報を追加できるようにすることができます。

インスタンス・クオリファイア・セット

コンテンツ・タイプにインスタンス・クオリファイアを割り当てます。インスタンス・クオリファイア・セットは、プロファイルのコンテンツ項目の複数のインスタンスを一意に識別するものです。たとえば、複数のユーザーが就業者のプロファイルでコンピテンシのパフォーマンス評点を更新した場合、インスタンス・クオリファイアによりコンピテンシの各インスタンスに一意の識別子が割り当てられます。一意の識別子により、各評点を付けたユーザーを判別できるようになります。

評点モデル

コンテンツ・ライブラリにコンテンツ・タイプを作成する際には、評点モデルを添付して、パフォーマンスと熟達度の測定に使用するスケールを決定できます。評点モデルを使用して、就業者の離職のリスクおよび影響を測定したり、就業者のポテンシャルを測定することもできます。

評点モデル

評点モデルを使用して、就業者のパフォーマンス、および個人プロファイルに設定されているスキルと資質の熟達度レベルについて就業者を評点付けします。また、評点モデルを使用すると、モデル・プロファイルの項目に対してターゲット熟達度レベルを指定できるため、モデル・プロファイルと就業者のプロファイルを比較できます。評点モデルを作成するには、「プロファイル」作業領域の「プロファイル・評点モデルの管理」タスクを使用します。

パフォーマンスおよび熟達度について就業者を評点付けするには、個人プロファイルに含まれるコンテンツ・タイプに評点モデルを添付します。次に、そのタイプ内の項目について就業者を評点付けできます。たとえば、「コンピテンシ」コンテンツ・タイプ内の「コミュニケーション」コンテンツ項目について就業者を評点付けできます。

モデル・プロファイルの場合は、プロファイルの項目に対してターゲット熟達度レベルを指定して、モデル・プロファイルと就業者プロファイルを比較できます。評点を使用して、次のことができます。

  • マネージャはモデル・プロファイルと就業者のプロファイルを比較して、ポジションを補充するのに最適な個人を判断できます。

  • 就業者は自身のプロファイルとモデル・プロファイルを比較して、次のことを識別できます。

    • 組織内で適したポジション。

    • スキル・ギャップを識別し、他のポジションに応募する前にギャップを埋めることができます。

就業者のポテンシャル、離職の影響および離職のリスクを測定する評点モデルも使用できます。

モデルの使用に応じて、評点モデルには次のコンポーネントの一部または全部を含めることができます。

  • 評点レベル

  • レビュー・ポイント

  • 評点カテゴリ

  • 分布

評点レベル

評点レベルによって、就業者の評点付けに使用する質的な値(1、2、3、4など)を特定します。

Oracle Fusion Performance Managementで使用される評点モデルでは、次の操作を行う必要があります。

  • 数値評点を定義します(特に、計算済評点を使用するパフォーマンス文書の評点モデルの場合)。

  • 評点レベルを整数で定義します(最も高い数値は最良評点を示す)。評点レベルによって、分析における最高評点と最低評点が決まります。

レビュー・ポイント

「平均」、「合計」または「区分」計算方法を使用するパフォーマンス文書の評点モデルの場合は、レビュー・ポイントを定義します。評点モデルに対して定義するレビュー・ポイントおよびポイント範囲は、評点の計算に使用されます。

評点カテゴリ

評点カテゴリを使用して、タレント・レビュー・プロセスで使用される分析ツール(タレント・レビュー・プロセスで使用されるボックス・チャートなど)用の評点レベルをグループ化できます。評点レベルを低、中、高などのカテゴリにグループ化すると、それらのカテゴリが分析用のラベルになります。評点カテゴリを変更すると分析に影響が出る可能性があるため、設定後の変更はできません。

分布

Oracle Fusion Compensation ManagementおよびOracle Fusion Performance Managementでは、評点モデル分布を使用して、各評点レベルに割り当てられる就業者のターゲット最小比率と最大比率が決まります。Compensation Managementでは、評点モデルに直接設定する分布値が使用されます。ただし、Performance Managementで使用される評点モデルの場合は、「ターゲット評点分布の管理」タスクを使用して分布を設定できます。

タレント評点の更新方法

タレント評点とは、就業者の評価に使用される評点(パフォーマンス、ポテンシャル、熟達度、準備および影響を含む)のことです。評点は、Oracle Fusion Profile Management、Oracle Fusion Performance Management、Oracle Fusion Talent Reviewなど、HCM製品ファミリ内の複数の製品で使用されます。

タレント評点タイプ

次の表に、タレント評点およびその説明を示します。アプリケーション設定および割り当てられたロールに応じて、HCM製品ファミリ内の複数の製品にわたってこれらのタレント評点を表示、追加および更新できます。

タレント評点 説明

タレント・スコア

組織が定義した評点モデルを使用して、組織に対する個人の全体的な価値を評価します。

パフォーマンス評点

項目、セクションまたはパフォーマンス文書全体を評価します。

ポテンシャル・レベル

作業の実行に基づいて個人を評価します。

ポテンシャル・スコア

成功を収めるための個人の到達可能なレベルの技能または能力を評価します。

Nボックス・セル・アサイメント

N個のボックスを含むボックス・チャート・マトリックスで、組織に対する個人の現在の貢献および潜在的な貢献を評価します。Nはグリッド内のボックス数を表します。

昇進準備

個人のキャリア開発における次のポジションに対する準備を評価します。

離職のリスク

個人が退職する可能性を評価します。

離職の影響

個人が離職したときに組織に与える実際の影響または把握できる影響を評価します。

熟達度

コンピテンシに対する個人のスキル・レベルを評価します。

行動評点

コンピテンシに関連付けられた行動に対する個人のアクションを評価します。

タレント評点の更新

アプリケーション設定および自分に割り当てられたロールに応じて、タレント評点を更新できます。次の表に、タレント評点を更新できる場所を示します。

タレント評点 「キャリア・プランニング」ページでの更新の可/不可 タレント・レビューでの更新の可/不可 パフォーマンス管理での更新の可/不可 後任管理での更新の可/不可

タレント・スコア

はい

はい

いいえ

いいえ

パフォーマンス評点

はい

はい

はい

いいえ

ポテンシャル・レベル

はい

はい

いいえ

いいえ

ポテンシャル・スコア

はい

はい

いいえ

いいえ

Nボックス・セル・アサイメント

いいえ

はい

いいえ

いいえ

昇進準備

はい

いいえ

いいえ

いいえ

離職のリスク

はい

はい

いいえ

はい

離職の影響

はい

はい

いいえ

はい

熟達度

はい

いいえ

はい

いいえ

注意: 行動評点は、個人の「スキルおよび資格の編集」ページの「コンピテンシ」で更新できます。

タレント評点を更新する場合は、次のようになります。

  • パフォーマンス文書のパフォーマンス評点は常に、就業者のパフォーマンス評価中にマネージャが入力したパフォーマンス評点です。就業者のパフォーマンス文書からのパフォーマンス評点は、就業者のプロファイルに表示されます(パフォーマンス・テンプレートでそのように構成されている場合)。

  • Oracle Fusion Compensation Managementでは、構成されている場合は、パフォーマンス文書に表示される、パフォーマンス、パフォーマンス目標セクションおよびコンピテンシ・セクションの評点も更新できます。

  • タレント・レビュー・プロセスでは、就業者のプロファイルのタレント評点を使用してタレント・レビュー情報を作成します。タレント・レビュー会議が終結すると、就業者のプロファイルは調整済の評点で自動的に更新されます。したがって、就業者のパフォーマンス文書に表示されるパフォーマンス評点は、就業者のプロファイルに表示されるパフォーマンス評点と異なる可能性があります。

コンテンツ・タイプとコンテンツ項目

コンテンツ・タイプとは、タレント・プロファイルで追跡するスキル、資質および資格のことです。コンテンツ・ライブラリには、コンピテンシ、言語、学位などの事前定義済コンテンツ・タイプが含まれていますが、必要に応じてカスタム・コンテンツ・タイプを作成することもできます。自由形式のコンテンツ・タイプを作成することもできます。カスタム・コンテンツ・タイプを作成するには、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・タイプの管理」タスクを使用します。

ビジネス要件に応じて、事前定義済コンテンツ・タイプを使用することも、カスタム・コンテンツ・タイプを作成することもできます。事前定義済コンテンツ・タイプかカスタム・コンテンツ・タイプかを問わず、自由形式のコンテンツ・タイプを使用できる場合と使用できない場合があります。

自由形式でないコンテンツ・タイプ

自由形式でないコンテンツ・タイプには、コード、名前および摘要に加えて、次の詳細が含まれています。

  • プロパティ: コンテンツ・タイプについて取得する情報を表します。コンテンツ・タイプのプロパティは、「コンテンツ・タイプの編集」ページの「フィールド・プロパティ」タブで定義します。

    注意: 「フィールド・プロパティ」タブでは、次のフィールドの値は自動的に生成され、編集できません。
    • コンテンツ・タイプID

    • コンテンツ項目ID

    • 名前

    • 日付: 自

    • コンテンツ・サプライヤ

  • 関係: コンテンツ・タイプ間の関連性として、1つのコンテンツ・タイプが別のコンテンツ・タイプの親であること、または1つのコンテンツ・タイプが別のコンテンツ・タイプをサポートすることを示します。コンテンツ・タイプの関係は、「コンテンツ・タイプの編集」ページの「関係」タブで定義します。「関係」タブでは、「熟達度計算ルール」フィールドは「行動」コンテンツ・タイプにのみ適用されます。このフィールドの値はデフォルトで「平均」に設定されており、編集できません。

    1つのコンテンツ・タイプが別のコンテンツ・タイプの親であるかどうか、または1つのコンテンツ・タイプが別のコンテンツ・タイプをサポートするかどうかを指定できます。コンテンツ項目は、関連付けられたコンテンツ・タイプの関係を継承します。一度作成した関係は削除できません。関係の終了日を指定して、その時点で関係が適用されなくなるようにすることのみ可能です。

    次のものは作成できません。

    • 2つのコンテンツ・タイプ間の2種類の関係。たとえば、コンテンツ・タイプAをコンテンツ・タイプBの親と子の両方にすることはできません。

    • コンテンツ・タイプとそれ自体の関係。たとえば、コンテンツ・タイプをそれ自体に関連付けることはできません。

  • サブスクライバ: コンテンツ・タイプを使用する他のOracle Cloud製品またはアプリケーションを表すコードです。Oracle Cloudアプリケーションでコンテンツ・タイプを使用するには、アプリケーションに関連付けられている事前定義済サブスクライバ・コードをコンテンツ・タイプに追加する必要があります。カスタム・サブスクライバ・コードはサポートされていません。「コンテンツ・タイプの編集」ページの「サブスクライバ」タブで、サブスクライバ・コードをコンテンツ・タイプに追加します。

自由形式でない事前定義済コンテンツ・タイプの例を次に示します。

  • カテゴリ

  • コンピテンシ

  • コンポーネント

  • 学位

  • 教育レベル

  • 目標

  • 表彰および報奨

  • 言語

  • 免許および資格

  • メンバーシップ

  • Nボックス・セル・アサイメント

  • プラットフォーム

  • プラットフォーム・コード

  • 製品の問題コード

  • 技術職詳細

自由形式のコンテンツ・タイプ

自由形式のコンテンツ・タイプには、コード、名前および摘要のみが含まれ、プロファイル・タイプに追加するまでプロパティは定義されていません。自由形式のコンテンツ・タイプには、コンテンツ項目は含まれません。

注意: 自由形式のコンテンツ・タイプには、関係またはプロパティは含まれません。自由形式のコンテンツ・タイプのプロパティを追加するには、それらのプロパティをプロファイル・タイプに追加します。

コンテンツ項目が不要であれば、コンテンツ・セクションに取得される属性は自由形式であるか、あまり構造化されていないものになることから、自由形式のコンテンツ・タイプを使用できます。たとえば、キャリア関連の情報を格納するように自由形式のコンテンツ・タイプを設定することはできません。

自由形式の事前定義済コンテンツ・タイプの例を次に示します。

  • 達成度

  • 昇進準備

  • 研究分野

  • キャリア志向

  • キャリア・ポテンシャル

  • キャリア・ステートメント

  • 重要度

  • 登録

  • 最終学歴

  • 学習

  • パフォーマンス評点

  • 前職

  • 離職のリスク

  • 特別プロジェクト

  • タレント・スコア

  • 勤務要件

コンテンツ・タイプ・プロパティ

コンテンツ・タイプ・プロパティは、コンテンツ・タイプについて取得する情報を表します。コンテンツ項目は、その項目が属するコンテンツ・タイプに対して定義するフィールドとフィールド・プロパティを継承します。コンテンツ・タイプを作成または編集し、そのプロパティを定義するには、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・タイプの管理」タスクを使用します。コンテンツ・タイプのプロパティは、「コンテンツ・タイプの編集」ページの「フィールド・プロパティ」タブで表示します。

自由形式でないコンテンツ・タイプのプロパティを定義します。自由形式のコンテンツ・タイプのプロパティは、それらのプロパティをコンテンツ・セクションとしてプロファイル・タイプに追加したときに定義されます。

自由形式でないコンテンツ・タイプの次のコンテンツ・タイプ・プロパティの値は、プロファイル項目に対して自動的に生成されるため、変更しないでください。

  • CONTENT_ITEM_ID

  • CONTENT_SUPPLIER_CODE

  • CONTENT_TYPE_ID

  • DATE_FROM

  • NAME

注意: DATE_FROMプロパティには、コンテンツ・タイプ内のコンテンツ項目の開始日情報が格納されます。このフィールドはコンテンツ項目の履歴を保持するために使用され、UIに表示することはお薦めしません

コンテンツ・タイプ・プロパティの属性

各コンテンツ・タイプ・プロパティには、属性を設定するフィールドがあります。関連するコンテンツ項目の定義に使用するコンテンツ・タイプ・プロパティごとに属性を指定します。次の表に、コンテンツ・タイプに含めるコンテンツ・タイプ・プロパティごとに設定できる属性を示します。

属性 説明

デフォルト値

プロパティについてUIにデフォルトで表示される値です

表示

コンテンツ項目に対してプロパティが編集可能か、非表示か、表示のみかを指定します

ラベル

プロパティがコンテンツ・タイプ内に含まれる場合にUIに表示されるプロパティ・ラベルです

必須

ユーザーにフィールドへの値の移入を求めるかどうかを指定します

ソース

プロパティの値を提供する参照タイプの名前です。この属性は、ITEM_TEXT_1からITEM_TEXT_10までのプロパティに対して指定します

コンテンツ・タイプ・プロパティのリスト

次の表に、自由形式でないコンテンツ・タイプに対して定義できるコンテンツ・タイプ・プロパティのリストを示します。これらのプロパティは、「コンテンツ・タイプの編集」ページの「フィールド・プロパティ」タブに表示されます。

コンテンツ・タイプ・プロパティ 指定する内容

COUNTRY_ID

コンテンツ・タイプ内のコンテンツ項目に関連付けられた国ID

ITEM_DATE_1からITEM_DATE_10まで

任意の日付。これらのフィールドを使用して、プロファイル項目の日付を入力します

ITEM_NUMBER_1からITEM_NUMBER_7まで

任意の数値データ

ITEM_TEXT_1からITEM_TEXT_10まで

リストから値を選択する必要があるデータ。各フィールドには、最大で30文字のデータを格納できます。ITEM_TEXT_1からITEM_TEXT_10までのプロパティの値を指定するには、「ソース」属性で参照タイプを指定します

ITEM_TEXT_11からITEM_TEXT_30まで

コードやシリアルIDなどの翻訳不可データ。各フィールドには、最大で30文字のデータを格納できます

ITEM_TEXT_TL_1からITEM_TEXT_TL_5まで

翻訳可能データ。各フィールドには、最大で240文字のデータを格納できます

ITEM_TEXT_TL_6からITEM_TEXT_TL_10まで

翻訳可能データ。各フィールドには、最大で2000文字のデータを格納できます

ITEM_TEXT_TL_11からITEM_TEXT_TL_15まで

翻訳可能データ。各フィールドには、最大で4000文字のデータを格納できます

RATING_MODEL_ID

評点モデル。コンテンツ・タイプに指定する評点モデルは、コンテンツ・タイプに関連付けられたコンテンツ項目にも適用されます。ただし、「コンピテンシ」コンテンツ・タイプに追加されたコンテンツ項目については、「コンピテンシ」コンテンツ・セクションに対して選択された評点モデルが優先されます

STATE_PROVINCE_ID

コンテンツ・タイプ内のコンテンツ項目に関連付けられた州ID

コンテンツ・サブスクライバとは、コンテンツ・タイプを使用する機能領域を表すコードのことです。サブスクライバ・コードは、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・サブスクライバの管理」タスクを使用して管理します。

機能領域でコンテンツ・タイプを使用するには、関連付けられた事前定義済サブスクライバ・コードをコンテンツ・タイプに追加する必要があります。

例:新しいカスタム・コンテンツ・タイプ「Corporate Citizenship」を個人プロファイル・タイプに追加します。「スキルおよび資格」作業領域で「Corporate Citizenship」のコンテンツ・セクションを表示するには、HRMSコンテンツ・サブスクライバ・コードを新しいコンテンツ・タイプに追加する必要があります。

注意: カスタム・サブスクライバ・コードはサポートされていません。

デフォルトでは、次のものを表す事前定義済サブスクライバ・コードが提供されています。

  • 次のようなOracle Fusionアプリケーション:

    • タレント・レビュー

    • 後任管理

    • パフォーマンス管理

    • 業務ネットワーク

    • リソース管理

  • Oracle Fusionアプリケーション内の次のような作業領域:

    • 個人管理

    • プロファイル

      注意: 「プロファイル」作業領域では、様々はサブスクライバ・コードを使用してジョブ・プロファイルおよび個人プロファイルに対してコンテンツ・タイプを使用可能にすることができます。
    • スキルおよび資格

    • チーム・タレント

  • Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceなどのその他のOracle Cloudアプリケーション

Oracle Fusionアプリケーションの事前定義済サブスクライバ・コード

Oracle Fusionアプリケーション内でコンテンツ・タイプを使用可能にするには、関連付けられた事前定義済サブスクライバ・コードをコンテンツ・タイプに追加する必要があります。

次の表に、事前定義済サブスクライバ・コードおよびそれぞれ対応するOracle Fusionアプリケーション(サブスクライブ中のコンテンツ・タイプが表示される)を示します。

サブスクライバ・コード Oracle Fusionアプリケーション

HRTR

タレント・レビュー

SM

後任管理

HRA

パフォーマンス管理

HRS

業務ネットワーク

RM

リソース管理

作業領域の事前定義済サブスクライバ・コード

アプリケーション内の作業領域でコンテンツ・タイプを使用可能にするには、関連付けられた事前定義済サブスクライバ・コードをコンテンツ・タイプに追加する必要があります。

次の表に、事前定義済サブスクライバ・コード、それぞれ対応する作業領域(サブスクライブ中のコンテンツ・タイプが表示される)および各作業領域へのナビゲーションを示します。

サブスクライバ・コード 作業領域 ナビゲーション

HRMSSPC

個人管理

ホーム・ページで「自分のワークフォース」「個人管理」の順に選択します。

HRMSSPC

プロファイル(個人プロファイル用)

  1. ホーム・ページで「自分のワークフォース」「プロファイル」の順に選択します。

  2. 「個人プロファイル」タブを選択して個人を検索し、「検索結果」セクションで個人名をクリックして「スキルおよび資格」ページに個人プロファイルを表示します。

TM

プロファイル(ジョブ・プロファイル用)

  1. ホーム・ページで「自分のワークフォース」「プロファイル」の順に選択します。

  2. 「モデル・プロファイル」タブを選択してジョブを検索し、「検索結果」セクションでジョブ名をクリックしてジョブ・プロファイルを表示します。

HRMS

スキルおよび資格

「自分に関して」「スキルおよび資格」を選択して、「スキルおよび資格」作業領域を開きます。

HRMS

チーム・タレント

ホーム・ページで「自分のチーム」「チーム・タレント」の順に選択します。

その他のCloudアプリケーションの事前定義済サブスクライバ・コード

Oracle Taleo Recruiting Cloud Serviceでコンテンツ・タイプを使用可能にするには、事前定義済サブスクライバ・コードTALEOをコンテンツ・タイプに追加する必要があります。

コンテンツ関係を使用して、関連するコンテンツ・タイプのコンテンツ項目を相互に関連付けることができます。コンテンツ・タイプ関係を定義するには、「コンテンツ・タイプの編集」ページの「関係」タブを使用します。次のシナリオでは、コンテンツ・タイプ関係の使用について説明します。

製品専門知識の追跡

Oracle Fusion Trading Community Modelのリソース・マネージャ・コンポーネントでは、コンテンツ・タイプ関係を使用して就業者の専門分野を追跡します。リソース・マネージャは、「カテゴリ」コンテンツ・タイプを「製品」の親とし、「製品」を「コンポーネント」の親とした事前定義済コンテンツ・タイプ関係を使用して、リソースの専門分野とみなされるカテゴリ、製品およびコンポーネントを追跡できます。

注意: これらのコンテンツ・タイプと関係はOracle Fusion Trading Community Modelのリソース・マネージャ・コンポーネントにのみ適用されるため、この製品はこれらのコンテンツ・タイプに対する唯一の事前定義済コンテンツ・サブスクライバになります。

目標のターゲット結果の指定

就業者は、目標をターゲット結果、つまり「コンピテンシ」や「メンバーシップ」などのコンテンツ・タイプに関連付けることで、目標を管理できます。「コンピテンシ」コンテンツ・タイプに対して、「目標」が「コンピテンシ」をサポートするという関係を設定できます。就業者は、特定のコンピテンシをターゲット結果とする目標を設定できます。

コンテンツ項目とは、コンテンツ・ライブラリ内のコンテンツ・タイプに属する個々のスキル、資質および資格のことです。たとえば、「コンピテンシ」コンテンツ・タイプには、「コミュニケーション」というコンテンツ項目があります。ビジネス・ニーズを満たすコンテンツ項目を作成するには、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ項目の管理」タスクを使用します。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • 項目プロパティ

  • 関連コンテンツ項目

  • 熟達度摘要

項目プロパティ

コンテンツ項目は、その項目が属するコンテンツ・タイプに対して定義するフィールドとフィールド・プロパティを継承します。たとえば、「メンバーシップ」コンテンツ・タイプに定義されたフィールドの1つにITEM_DESCRIPTIONフィールドがあります。このフィールドの属性は、ラベルを「摘要」とし、フィールドを編集可能にし、フィールドへの入力を必須としないように設定されています。「メンバーシップ」コンテンツ・タイプに対してコンテンツ項目を設定すると、「摘要」というラベルのフィールドが表示され、エージェンシについて説明するテキストを入力できますが、フィールドは必須ではありません。

関連コンテンツ項目

項目を作成しているコンテンツ・タイプに関連コンテンツ・タイプがある場合は、その項目の関連コンテンツ項目を入力できます。たとえば、「目標」コンテンツ・タイプが「コンピテンシ」コンテンツ・タイプをサポートするというコンテンツ・タイプ関係がある場合は、コンピテンシのコンテンツ項目に対して関連する目標を入力できます。

熟達度摘要

評点モデルが定義されているコンテンツ・タイプにコンテンツ項目が属する場合は、モデル内の評点に既存の摘要を使用することも、評点に対してコンテンツ項目に固有の摘要を定義することもできます。コンテンツ項目に評点が存在する場合は、その項目に定義されている摘要が評点モデルの摘要のかわりに使用されます。

コンテンツ・タイプに対する承認を有効にする方法

デフォルトでは、タレント・プロファイルに対する変更は承認の対象ではありません。タレント・プロファイルを編集すると、すべての変更内容がタレント・プロファイルにすぐに表示されます。HR担当者および実装者は、就業者が自分のタレント・プロファイルを編集した場合に承認を必要とするように、各コンテンツ・タイプに対して承認を有効にすることができます。

コンテンツ・タイプは、プロファイル・タイプでコンテンツ・セクションとして定義されます。「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用してプロファイル・タイプを編集または作成する際には、コンテンツ・セクションに対して承認を有効にすることができます。このタスクは次の場所からオープンできます。

  • 「設定および保守」作業領域「設定および保守」作業領域を開くには、「ナビゲータ」「設定および保守」を選択します。

  • 「プロファイル」作業領域。「プロファイル」作業領域を開くには、「ナビゲータ」「自分のワークフォース」「プロファイル」を選択します。

HR担当者または実装者として、次のステップに従って、「プロファイル・タイプの管理」ページで個人プロファイル・タイプを作成または編集する際にコンテンツ・セクションに対して承認を有効にします。

  1. 「コンテンツ・セクション」タブで、コンテンツ・セクションへのリンクをクリックします。

  2. 「コンテンツ・セクション」リージョンにあるコンテンツ・セクション・リンクをクリックして、「コンテンツ・セクション」ページを開きます。

  3. 「承認要」チェック・ボックスを選択して、該当するコンテンツ・セクションに対して承認を有効にします。

  4. 「OK」をクリックして変更を保存します。

注意: 個人プロファイル・タイプに追加されたコンテンツ・セクションに対してのみ承認を有効にすることができます。

この例では、就業者のコーポレート・シティズンシップ・アクティビティを追跡するための新しいカスタム・コンテンツ・タイプおよびコンテンツ項目を設定して、就業者が組織の一員としてどの程度関与しているかを評点付けできるようにする方法を示します。また、この例では、コンテンツ・タイプとともに使用する評点モデルを設定し、新しいコンテンツ・タイプを個人プロファイルに追加する方法も示します。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討事項 この例の場合

事前定義済の評点モデルを使用してコーポレート・シチズンシップを評点付けできるか。

いいえ。事前定義済の評点モデルには、関連する評点摘要がありません。

コンテンツ・タイプを自由形式のコンテンツ・タイプにする必要があるか。

いいえ。コンテンツ項目が必要であり、コンテンツをコンテンツ・ライブラリに格納する必要があります。

コンテンツ・タイプにはどのフィールドおよびプロパティを含める必要があるか。

コンテンツ・タイプに次の2つのフィールドを追加します。

  • ITEM_TEXT_20

  • RATING_MODEL_ID

ITEM_TEXT_20フィールドでは、「Comments」というラベルを使用して、企業の一員としての就業者の関与度についてコメントを入力できるようにします。RATING_MODEL_IDフィールドでは、「Company Contribution」というラベルを使用して、コーポレート・シチズンシップの評点モデルをコンテンツ・タイプに添付できるようにします。

いずれのフィールドも入力を必須とし、編集可能にする必要があります。

コンテンツ・タイプにコンテンツ・サブスクライバは必要か。

はい。個人プロファイルに表示されるようにするには、新しいコンテンツ・タイプをHRMSコンテンツ・サブスクライバ・コードに追加する必要があります。

必要な情報を追跡するにはどのようなコンテンツ項目が必要か。

  • Corporate Social Responsibility

  • Corporate Environmental Responsibility

  • Corporate Industrial Citizenship

  • Corporate State Citizenship

  • Corporate Borough, Council, or Municipal Citizenship

コンテンツ・タイプをコンテンツ・セクションとして個人プロファイルに追加する際には、フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

「Comments」「Company Contribution」のいずれのフィールドも次のようにします。

  • コンテンツ・セクションの詳細ビューに表示されるようにする

  • 必須にする

  • 検索結果に含まれるようにする

就業者のコーポレート・シチズンシップを追跡するには、次のタスクを完了します。

  • 評点モデルを作成します。

  • コンテンツ・タイプを作成します。

  • コンテンツ項目を作成します。

  • コンテンツ・タイプを個人プロファイル・タイプに追加します。

評点モデルの作成

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル評点モデルの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「評点モデルの管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「評点モデルの作成」ページで、次の表に示すようにフィールドに入力します。指定がある場合を除き、デフォルト値を使用します。

    フィールド

    コード

    Citizenship

    評点名

    コーポレート・シティズンシップ

    摘要

    コーポレート・シティズンシップ用評点モデル

  4. 「評点レベル」タブで、次の表に示すようにフィールドに入力します。

    評点レベル 名前 概略

    1

    限定的または未使用の影響を示します。

    限定的

    2

    影響の明確なエビデンスを示します。

    明確なエビデンス

    3

    限定された環境での社会的責任における会社の成功イメージを提供します。

    成功イメージ

    4

    選択した環境で会社担当として影響を使用するためにアクティブにコールされます。

    選択した環境での影響力

    5

    影響の高いレベルを示し、すべての環境で効果的に動作できるようにします。

    影響の高いレベル

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

コンテンツ・タイプの作成

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・コンテンツ・タイプの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「コンテンツ・タイプの管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「コンテンツ・タイプの作成」ページで、次の表に示すようにフィールドに入力してコンテンツ・タイプを追加します。指定がある場合を除き、デフォルト値を使用します。

    フィールド

    コード

    Citizenship

    名前

    コーポレート・シティズンシップ

    摘要

    就業者のコーポレート・シティズンシップの評点。

  4. 次の表に示すようにフィールド・プロパティを設定します。指定がある場合を除き、デフォルト値を使用します。

    フィールド名 フィールド・ラベル 必須 表示オプション

    ITEM_TEXT_20

    コメント

    選択

    編集可能

    RATING_MODEL_ID

    会社拠出金

    選択

    編集可能

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

  6. 「コンテンツ・タイプの管理」ページで、「コーポレート・シティズンシップ」コンテンツ・タイプを選択し、「編集」をクリックします。

  7. 「コンテンツ・タイプの編集」ページで、「サブスクライバ」タブを選択します。

  8. 「サブスクライバ」タブで、「追加」をクリックします。

  9. 「サブスクライバ・コード」フィールドで、「HRMS」を選択します。

  10. 「保存してクローズ」をクリックします。

コンテンツ項目の作成

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・コンテンツ項目の管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「コンテンツ項目の管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「コンテンツ項目の作成」ダイアログ・ボックスで、次の表に示すようにフィールドに入力します。

    フィールド

    コンテンツ・タイプ

    コーポレート・シティズンシップ

    コンテンツ項目

    法人の社会的責任

  4. 「コンテンツ項目の作成: 法人の社会的責任」ページの「評点」フィールドで、「コーポレート・シティズンシップ評点モデル」を選択します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

  6. ステップ2から5を繰り返して、「法人の環境責任」、「法人の産業界におけるシティズンシップ」、「法人の州におけるシティズンシップ」、「法人の自治区におけるシティズンシップ」の各コンテンツ項目を追加します。

個人プロファイル・タイプへの「コーポレート・シティズンシップ」コンテンツ・タイプの追加

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・タイプの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「プロファイル・タイプの管理」ページで、個人プロファイル・タイプを検索し、「編集」をクリックします。

  3. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「コンテンツ・セクション」タブを選択します。

  4. 「コンテンツ・セクション」リージョンで、「コンテンツ・セクションの追加」をクリックします。

  5. 「コンテンツ・タイプ」ダイアログ・ボックスで、「Citizenship」を選択します。

  6. 「コンテンツ・セクション」リージョンで、「Citizenship」をクリックします。

  7. 「コンテンツ・セクション」ページで、次の表に示すようにフィールド・プロパティを設定します。指定がある場合を除き、デフォルト値を使用します。

    列名 表示 必須 検索可能

    ITEM_TEXT240_1

    詳細

    選択

    選択

    RATING_LEVEL_ID1

    詳細

    選択

    選択

  8. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。

  9. コンテンツ・アクセス・セクション・リージョンで、「追加」をクリックします。

  10. 「ロール」フィールドで、「従業員」を選択します。

  11. 「更新」チェック・ボックスを選択します。

  12. 「追加」をクリックします。

  13. 「ロール」フィールドで、「マネージャ」を選択します。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「追加」をクリックします。

  16. 「ロール」フィールドで、「HR担当者」を選択します。

  17. 「OK」をクリックします。

  18. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。

この例では、自由形式のカスタム・コンテンツ・タイプを設定し、そのコンテンツ・タイプをHRMSコンテンツ・サブスクライバ・コードに追加し、さらに個人プロファイル・タイプに追加する方法を示します。

会社で、雇用主名、雇用日、ジョブ摘要など、就業者の前職情報を追跡する必要があるものとします。ただし、雇用主ごとにコンテンツ項目を設定および保守する必要はなく、この情報は個人プロファイルにのみ適用されます。そこで、この情報に自由形式のコンテンツ・タイプを使用することに決めました。最小限の情報で自由形式のコンテンツ・タイプを設定できます。その後、それをコンテンツ・セクションとして個人プロファイルに追加する際に、雇用主名、雇用日およびジョブ摘要のプロパティを定義できます。就業者は、コンテンツ・セクションの設定に基づいて、自分のプロファイルに雇用情報を入力できます。次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討事項 この例の場合

コンテンツ・タイプを自由形式のコンテンツ・タイプにする必要があるか。

はい。コンテンツ項目が不要であり、コンテンツをコンテンツ・ライブラリに格納する必要がありません。

コンテンツ・タイプにコンテンツ・サブスクライバは必要か。

はい。個人プロファイルに表示されるようにするには、新しいコンテンツ・タイプをHRMSコンテンツ・サブスクライバ・コードに追加する必要があります。

コンテンツ・タイプをコンテンツ・セクションとして個人プロファイルに追加する際には、どのようなフィールドが必要か。

前雇用主を取得するには、テキスト・フィールドが必要です。雇用日を取得するには、2つの日付フィールドが必要です。ジョブ摘要を取得するには、別のテキスト・フィールドが必要です。したがって、次のフィールドを追加する必要があります。

  • ITEM_TEXT30_1

  • ITEM_DATE_1

  • ITEM_DATE_2

  • ITEM_TEXT240_1

ITEM_TEXT30_1フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: 前事業主

  • 表示: 詳細(セクションはプロファイルの詳細ビューに表示される必要があります)

ITEM_DATE_1フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: 日付: 自

  • 表示: 詳細

ITEM_DATE_2フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: 日付: 至

  • 表示: 詳細

ITEM_TEXT240_1フィールドにはどのようなプロパティが必要か。

フィールドは必須ではなく、情報を検索基準として扱わないため、次のフィールド・プロパティのみを設定する必要があります。

  • ラベル: ジョブ摘要

  • 表示: 詳細

コンテンツ・セクションに対してどのようなロール・アクセスを許可する必要があるか。

従業員、マネージャおよびHR担当者のすべてにセクション更新のアクセス権を付与する必要があります。

就業者の前職情報の追跡に使用する自由形式のコンテンツ・タイプを設定するには、次のことを行う必要があります。

  • 自由形式のコンテンツ・タイプの設定

  • 個人プロファイル・タイプへの自由形式のコンテンツ・タイプの追加

自由形式のコンテンツ・タイプの設定

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・コンテンツ・タイプの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「コンテンツ・タイプの管理」ページで、「作成」をクリックします。

  3. 「コンテンツ・タイプの作成」ページで、次の表に示すようにフィールドに入力します。

    フィールド

    コード

    PREVEMP

    名前

    前職

    摘要

    就業者の前職の情報を追跡します。

  4. 「自由形式タイプ」チェック・ボックスを選択します。

  5. 「保存してクローズ」をクリックします。

  6. 「コンテンツ・タイプの管理」ページで、「前職」コンテンツ・タイプを選択し、「編集」をクリックします。

  7. 「コンテンツ・タイプの編集」ページで、「サブスクライバ」タブを選択します。

  8. 「サブスクライバ」タブの「サブスクライバ・コード」フィールドで、「HRMS」を選択します。

  9. 「保存してクローズ」をクリックします。

個人プロファイル・タイプへの自由形式のコンテンツ・タイプの追加

  1. 「設定および保守」作業領域で、「プロファイル・タイプの管理」タスクを検索し、「タスクに進む」をクリックします。

  2. 「プロファイル・タイプの管理」ページで、「個人」プロファイル・タイプを選択し、「編集」をクリックします。

  3. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「コンテンツ・セクション」タブを選択し、「コンテンツ・セクションの追加」をクリックします。

  4. 「コンテンツ・タイプ」ダイアログ・ボックスで、「前職」コンテンツ・タイプを選択します。

  5. 「コンテンツ・セクション」リージョンで、「前職」コンテンツ・タイプをクリックし、「コンテンツ・セクション」ページで、次の表に示すようにプロパティを入力します。

    列名 ラベル 表示

    ITEM_TEXT30_1

    前事業主

    詳細

    ITEM_DATE_1

    日付: 自

    詳細

    ITEM_DATE_2

    日付: 至

    詳細

    ITEM_TEXT240_1

    ジョブ摘要

    詳細

  6. コンテンツ・アクセス・セクション・リージョンで、「追加」をクリックします。

  7. 「ロール」フィールドで、「従業員」を選択します。

  8. 「更新」チェック・ボックスを選択します。

  9. 「追加」をクリックします。

  10. 「ロール」フィールドで、「マネージャ」を選択します。

  11. 「OK」をクリックします。

  12. 「追加」をクリックします。

  13. 「ロール」フィールドで、「HR担当者」を選択します。

  14. 「OK」をクリックします。

  15. 「プロファイル・タイプの編集: 個人」ページで、「保存してクローズ」をクリックします。

行動は、コンピテンシの従属要素です。「コンピテンシ」コンテンツ・タイプと「行動」コンテンツ・タイプの各コンテンツ項目を関連付けるには、これらのコンテンツ・タイプ間の関係を作成する必要があります。行動とコンピテンシを関連付けるには、「行動」コンテンツ・タイプまたは「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの「コンテンツ・タイプの編集」ページの「関係」タブを使用します。次のいずれかを使用して、「コンテンツ・タイプの編集」ページを開きます。

  • 「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・タイプの管理」タスク。

  • 「設定および保守」作業領域の「プロファイル・コンテンツ・タイプの管理」タスク。

次の機能は「行動」コンテンツ・タイプでは使用できません。

  • タレント・プロファイル要約レポートでの行動の印刷

  • 拡張検索による個人またはコンピテンシの行動別検索

  • サードパーティ・サプライヤやHCMデータ・ローダーなどからの行動コンテンツのアップロード

  • 他のOracle Fusion製品での行動の使用のサポート

行動とコンピテンシを関連付ける際には、次のことを決定する必要があります。

  • 「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの関係のタイプ

  • 各関係の期間

  • 関連コンテンツ項目

関係の決定

「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの間に次の関係を定義できます。

  • 親子関係: 「行動」コンテンツ・タイプを「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの子として定義できます。この関係によって定義する階層では、「行動」コンテンツ項目が「コンピテンシ」コンテンツ項目に追加されます。たとえば、「行動」が「コンピテンシ」の子である場合、「行動」コンテンツ項目を1つ以上の「コンピテンシ」コンテンツ項目に追加できます。この関係では、「コンピテンシ」とそれに関連付けた「行動」に同じ評点モデルを関連付ける必要があります。

  • サポート/被サポート関係: 「行動」コンテンツ・タイプによる「コンピテンシ」コンテンツ・タイプのサポート、またはその逆方向のサポートを確立できます。サポートされる側のコンテンツ項目とサポートする側のコンテンツ項目に階層的な相互関係はありません。つまり、コンテンツ・タイプに関連付けられた各コンテンツ項目は、他のコンテンツ・タイプのコンテンツ項目には依存しません。したがって、コンテンツ・タイプごとに異なる評点モデルを関連付けてから、それぞれのコンテンツ項目をプロファイルに追加して一緒にレビューできます。

注意: 熟達度計算ルールは、「行動」コンテンツ・タイプにのみ適用されます。「行動」の「コンテンツ・タイプの編集」ページの「関係」タブにある「熟達度計算ルール」フィールドの値は、デフォルトで「平均」に設定されており、編集できません。アプリケーションでは、このルールに基づいて、コンピテンシの熟達度評点が行動評点の平均として計算されます。コンピテンシ・レベルで指定された評点はアプリケーションで無視されます。

関係期間の決定

「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの関係の期間を定義できます。日付が重複しなければ、複数の関係があってもかまいません。関係を削除できるのは、コンテンツ・タイプまたはその関連コンテンツ・タイプがどのプロファイル(モデルまたは個人)にも追加されていない場合のみです。コンテンツ・タイプまたはその関連コンテンツ・タイプをプロファイルに追加した後は、関係を削除できません。ただし、関係の終了日を「日付: 至」に入力できます。「コンピテンシ」コンテンツ・タイプと「行動」コンテンツ・タイプの各コンテンツ項目を関連付けて、コンテンツ項目間の関係の期間を定義することもできます。さらに、コンテンツ項目間の関係を削除したり、終了させることもできます。

関連コンテンツ項目の決定

「行動」コンテンツ・タイプと「コンピテンシ」コンテンツ・タイプの関係を確立した後は、次のことを行う必要があります。

  1. コンテンツ・タイプごとにコンテンツ項目を作成します。

  2. 各コンテンツ・タイプ間でコンテンツ項目を関連付けます。2つの異なるコンテンツ・タイプ間のコンテンツ項目を関連付けるには、「関連コンテンツ項目」タブを使用します。このタブは、「コンテンツ項目の編集」ページにあります。「コンテンツ項目の編集」ページを開くには、「プロファイル」作業領域または「設定および保守」作業領域の「コンテンツ項目の管理」タスクを使用します。「関連コンテンツ項目」タブでは、2つのコンテンツ・タイプ間の関係タイプを表示できます。コンテンツ項目を相互に関連付ける際には、その期間を決定することもできます。

タレント・プロファイル

プロファイル・タイプには、個人プロファイル・タイプとモデル・プロファイル・タイプがあります。プロファイル・タイプを作成するには、「プロファイル」作業領域または「設定および保守」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用します。

個人プロファイル・タイプ

個人プロファイル・タイプとは次のようなものです。

  • 就業者または非就業者のプロファイルを作成するために使用するテンプレートです。

  • 就業者について追跡するスキル、資質および資格が含まれます。

モデル・プロファイル・タイプ

モデル・プロファイル・タイプとは次のようなものです。

  • ジョブやポジションなどのワークフォース・ストラクチャのテンプレートです。複数のモデル・プロファイル・タイプを設定できます。

    注意: ジョブやポジションに対するプロファイルを作成するには、ジョブ・プロファイル・タイプを使用する必要があります。
  • ジョブやポジションで必要になるターゲット・スキルおよび資格を識別するものです。

  • 勤務スケジュールや出張周期などの勤務要件を識別するものです。

プロファイル・タイプの定義について

プロファイル・タイプを定義するには、まず、プロファイル・タイプが個人プロファイルであるかモデル・プロファイルであるかを指定します。モデル・プロファイルについては、モデル・プロファイルを使用できるワークフォース・ストラクチャも指定します。ただし、ポジション・プロファイルを作成するには、ジョブ・プロファイル・タイプをテンプレートとして使用する必要があります。プロファイル・タイプの構造を定義するには、コンテンツ・ライブラリ内のコンテンツ・タイプおよび自由形式のコンテンツ・タイプを使用して、1つ以上のコンテンツ・セクションを追加します。コンテンツ・セクションごとに次のものを定義します。

  • インスタンス・クオリファイア・セット

  • セクション・プロパティ

  • ロール・アクセス

注意: 「行動」コンテンツ・セクションにアクセスするのは、「プロファイル・タイプの編集」ページで「コンピテンシ」コンテンツ・セクションを選択した場合のみです。

インスタンス・クオリファイア・セット

コンテンツ・タイプに対してインスタンス・クオリファイア・セットを定義した場合は、セクションに使用するインスタンス・クオリファイア・セットを選択します。「行動」コンテンツ・タイプに対してはインスタンス・クオリファイアは定義できません。

セクション・プロパティ

プロパティでは、プロファイルをタイプに基づいて作成するときに使用するフィールドとその表示方法を指定します。たとえば、プロパティでは、フィールドのラベル、フィールドが必須かどうか、フィールドをプロファイル検索に含めるかどうかを指定します。

自由形式のコンテンツ・タイプについては、すべてのプロパティを定義します。

ロール・アクセス

従業員やマネージャなどのユーザー・ロールを指定して、コンテンツ・セクションの表示やセクションの更新を許可するユーザーを定義できます。

プロファイルの有効日

複数のプロファイルをワークフォース・ストラクチャに関連付けることができます。ただし、ワークフォース・ストラクチャに対して一度に有効にできるプロファイルは1つのみです。したがって、ワークフォース・ストラクチャに関連付けられる複数のプロファイルの有効開始日と有効終了日は重複しない必要があります。

個人プロファイルの作成方法

個人プロファイルは、個々の就業者に対して作成するプロファイル・タイプです。個人プロファイル・データ(個人のスキル、資格、成果およびキャリア・プリファレンスなど)は、就業者の個人プロファイルで「スキルおよび資格」および「キャリア・プランニング」ページに表示されます。HR担当者または実装者は、個人プロファイルをアプリケーションから作成でき、実装者は、HCMデータ・ローダーなどのツールを使用してそれらをアップロードできます。

アプリケーションには、個人レコードに対する個人プロファイルを自動的に作成する機能が用意されています。この機能を使用可能または使用不可にするには、「個人プロファイルの自動作成」チェック・ボックスを使用します。デフォルトでは、このチェック・ボックスはすでに選択されています。「個人プロファイルの自動作成」チェック・ボックスは、個人プロファイル・タイプの「プロファイル・タイプの編集」ページで使用できます。個人プロファイル・タイプを編集するには、「プロファイル」または「設定および保守」作業領域で「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用します。

「個人プロファイルの自動作成」チェック・ボックスが選択された場合は、次のようになります。

  • 個人の「スキルおよび資格」に他のユーザーがアクセスすると、その個人に対する個人プロファイルが自動的に作成されます。

  • 開始待ち就業者に対して追加された個人プロファイルは、従業員の採用日、または派遣就業者の有効配置日にアクティブ化されます。

個人プロファイル・タイプに対して「個人プロファイルの自動作成」チェック・ボックスの選択を解除した場合、個人にプロファイルが存在していないと、その個人の「スキルおよび資格」ページにアクセスしたときにプロファイルを作成するかアップロードするように求めるエラー・メッセージが表示されます。ただし、外部ソースからタレント・プロファイル・データをアップロードする際には、個人プロファイルが重複しないように、「個人プロファイルの自動作成」チェック・ボックスの選択を解除する必要があります。

タレント・プロファイル・データのアップロード方法

タレント・プロファイル・データは、「スキルおよび資格」ページと「キャリア・プランニング」ページに表示される個人プロファイルおよびジョブ・プロファイルのデータです。就業者の各ページには、その就業者の個人スポットライトでアクセスします。タレント・プロファイル・データの例として、評点や、対応する評点モデル、コンテンツ項目、教育機関などがあります。初期移行または一括データ入力のためにタレント・プロファイル・データをアップロードできます。

次のツールでは、タレント・プロファイル・データのアップロードがサポートされます。

  • Oracle ADF Desktop Integration (ADFdi)ワークブック

  • Oracle Fusion HCMデータ・ローダー

  • Oracle Fusion HCMスプレッドシート・データ・ローダー

注意: タレント・プロファイル・データをアップロードするために使用できるツールは、「HCMデータ・ローダー・スコープ」パラメータの設定によって異なります。ADFdiワークブックは、「HCMデータ・ローダー・スコープ」パラメータの影響を受けません。パラメータの設定に関係なく、引き続きADFdiワークブックを使用してコンピテンシをアップロードできます。

詳細情報の参照先:

  • ADFdiワークブックを使用したコンテンツ項目のアップロードについては、My Oracle Support(https://support.oracle.com)のOracle Fusion Profile Management (1453118.1)でコンピテンシおよびコンテンツ項目のアップロードを参照してください。

  • 前述のすべてのデータ・ローダーの詳細は、『Oracle Human Capital Management Cloud Oracle HCM Cloudとの統合』を参照してください。

アップロード処理

次の表に、通常アップロードするタレント・プロファイル・データのタイプと、そのデータをロードするために実行する処理を示します。

注意: コンピテンシをアップロードするためのADFdiワークブックを生成するには、「コンピテンシExcelテンプレートのオープン」オプションを使用します。オプションは、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ項目の管理」ページで使用できます。
アップロード・ツール タレント・プロファイル・データ・タイプ 処理

ADFdiワークブック

  • コンテンツ項目(「コンピテンシ」のみ)

  • 作成

  • 更新

HCMデータ・ローダー

  • 教育機関

  • タレント・プロファイル評点モデル

  • タレント・プロファイル・タイプ(「個人」および「ジョブ」のみ)

  • タレント・プロファイル・コンテンツ項目

  • タレント・プロファイル・コンテンツ項目関係

  • 作成

  • 更新

  • 削除

HCMスプレッドシート・データ・ローダー

  • 教育機関

  • タレント・プロファイル評点モデル

  • タレント・プロファイル・タイプ(「個人」および「ジョブ」のみ)

  • タレント・プロファイル・コンテンツ項目

  • タレント・プロファイル・コンテンツ項目関係

  • 作成

  • 更新

就業者のプロファイルへのコンテンツの追加

HR担当者およびマネージャは、そのコンテンツ・セクションのアクセス設定に基づいて、コンテンツを編集するか、コンテンツを就業者のプロファイルに追加できます。就業者のプロファイルのコンテンツを表示、追加または編集するには、就業者の「スキルおよび資格」ページを使用する必要があります。

HR担当者として、これらのステップに従って、コンテンツを編集するか、コンテンツを就業者のプロファイルに追加します。

  1. 「自分のクライアント・グループ」「プロファイル」をクリックして、「検索: プロファイル」ページを開きます。

  2. 「結果」セクションで就業者の名前をクリックして、その就業者の「スキルおよび資格」ページを開きます。

    ヒント: 別の方法として、「個人管理」作業領域の「タレント・プロファイルの管理」タスクを使用して、個人の「スキルおよび資格」ページを開きます。
  3. 「スキルおよび資格」ページで「編集」をクリックし、コンテンツを編集するか、コンテンツを就業者のプロファイルに追加します。

マネージャとして、これらのステップに従って、コンテンツを編集するか、コンテンツを部下のプロファイルに追加します。

  1. 「自分のチーム」「チーム・タレント」をクリックします。

  2. 部下の個人カードをクリックして、部下の「スキルおよび資格」ページを開きます。

  3. 「スキルおよび資格」ページで「編集」をクリックし、コンテンツを編集するか、コンテンツを部下のプロファイルに追加します。

「タレント・プロファイル」レポートには、就業者についてのタレント関連の情報が表示されます。このトピックでは、レポートを印刷するときに選択可能なオプションについて説明します。レポートを印刷するには、「個人管理」作業領域で「タレント・プロファイルの管理」タスクを選択します。「プロファイルの編集」ページで、「処理」「プロファイルの印刷」を選択します。タレント・レビュー会議関係者も、「タレント・レビュー」ダッシュボードから1人以上の就業者のレポートを印刷できます。

レポート・セクション

「タレント・プロファイル」レポートには、個人要約および5つの構成可能なセクションを含めることができます。この表では、各セクションのコンテンツについて説明します。

レポート・セクション コンテンツ

経験

現在および前のアサイメント。

タレント概要

この3年間のパフォーマンス評価情報。このセクションには、評価期間、総合評点、総合コメント、およびパフォーマンス評点を比較する棒グラフが含まれます。タレント評点も含めることができます。

学歴と資格

コンピテンシ評点および評価タイプ、学位、免許および資格、表彰および報奨、およびメンバーシップ。

キャリア・オプションと関心

出張や転勤、パート・タイム勤務の検討、フレキシブルな勤務スケジュールへの対応の意思などの、キャリア・プリファレンスおよび昇進準備情報。希望するキャリア移動および就業者の関心リストのジョブを含めることもできます。

目標

目標名、完了日、ステータス、摘要など、育成目標およびパフォーマンス目標の情報。このセクションには、就業者の目標達成のグラフが含まれます。

印刷フォーマット

タレント・プロファイル要約は次のフォーマットで印刷できます。

印刷フォーマット 説明

PDF

就業者の写真および選択されたすべてのグラフが含まれます。

RTF

就業者の写真および選択されたすべてのグラフが含まれます。

Microsoft Excel

選択したすべての就業者がExcelワークブックに含まれ、ワークシートごとに1つのプロファイルが、そして就業者の名前がタブ・ラベルとして含まれます。このフォーマットには、写真やパフォーマンス履歴、目標グラフは含まれません。

HTML

選択されたグラフは含まれますが、写真は含まれません。

コンテンツ・セクション

コンテンツ・セクションは、プロファイル、個人またはモデル内でプロファイル項目を扱うセクションです。コンテンツ・セクションのプロパティは、プロファイル・タイプで構成します。コンテンツ・セクションごとにプロパティを定義します。ただし、個人プロファイルのコンテンツ・セクションのアクセシビリティは、割り当てられたロールおよびセキュリティ権限によって異なります。

コンテンツ・セクション・プロパティ

コンテンツ・セクション・プロパティまたはコンテンツ・プロパティは、プロファイルに含まれるデータを定義するために使用される属性です。自由形式のコンテンツ・タイプについては、そのコンテンツ・タイプをコンテンツ・セクションとしてプロファイル・タイプに追加するまで、プロパティは定義されていません。したがって、自由形式のコンテンツ・タイプにはすべてのプロパティを定義します。必要に応じて、コンテンツ・ライブラリや自由形式のコンテンツ・タイプから継承されたコンテンツ・セクション・プロパティを変更したり、新しいプロパティを追加できます。プロファイルに関連付けられたコンテンツ・セクションを選択および編集し、そのプロパティを定義するには、「プロファイル」作業領域または「設定および保守」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用します。このタスクを実行するには、HR担当者か実装者のロールまたは権限を持っている必要があります。

コンテンツ・セクションの承認

プロファイル・タイプのコンテンツ・セクションについては、アクセスを許可された就業者がプロファイルに追加する際に承認を要求するかどうかを指定できます。コンテンツ・セクションに対して承認を有効または無効にするには、「コンテンツ・セクション」ページの「承認要」チェック・ボックスを使用します。「プロファイル」作業領域または「設定および保守」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」ページで個人プロファイル・タイプまたはジョブ・プロファイル・タイプのコンテンツ・セクションを追加または編集する際に、「コンテンツ・セクション」ページを開きます。このタスクを実行するには、HR担当者か実装者のロールまたは権限を持っている必要があります。

コンテンツ・セクションへのアクセス

個人プロファイルのコンテンツへのアクセスについては、コンテンツ・セクションに対して必要なアクセス権をロールに付与する必要があります。各ロールのアクセス・レベルを表示、編集またはレポートとして指定できます。たとえば、ライン・マネージャ・ロールのユーザーには、「コンピテンシ」コンテンツに対しては追加および編集を許可する編集アクセス権を付与し、就業者の「学位」コンテンツに対しては読取りのみを許可する表示アクセス権を付与できます。コンテンツ・タイプ・データは、Oracle Business Intelligence Publisherレポートに含めることができます。「設定および保守」作業領域で「プロファイル・コンテンツ・セクション・アクセスの管理」タスクを使用して、個人プロファイルのコンテンツ・セクションへのアクセスを保護します。このタスクを実行するには、「ITセキュリティ・マネージャ」ロールまたは権限が必要です。

個人プロファイルを検索すると、検索基準と一致するプロファイルが検索結果として表示されます。ただし、個人プロファイルのコンテンツ・セクションの詳細は、ロールに付与されたアクセス・レベルに基づいて表示されます。個人プロファイルは、「プロファイル」作業領域の「検索: プロファイル」ページで検索します。

個人プロファイルが次のものに含まれている場合、個人プロファイルのコンテンツ・セクションは保護されません。

  • ベスト・フィット分析

  • プロファイル比較

  • Oracle Transactional Business Intelligenceレポート

モデル・プロファイルに追加されたコンテンツ・セクションに対しては、そのコンテンツが保護されないことから、アクセス権は不要です。

コンテンツ・セクション・プロパティ

コンテンツ・セクションは、プロファイル、個人またはモデル内でプロファイル項目を扱うセクションです。コンテンツ・セクションのプロパティは、プロファイル・タイプで構成します。コンテンツ・セクション・プロパティは、プロファイルに含まれるデータを定義するために使用される属性です。プロファイルに関連付けられたコンテンツ・セクションを選択および編集し、そのプロパティを定義するには、「プロファイル」作業領域または「設定および保守」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用します。自由形式のコンテンツ・タイプについては、そのコンテンツ・タイプをコンテンツ・セクションとしてプロファイル・タイプに追加するまで、プロパティは定義されていません。したがって、自由形式のコンテンツ・タイプにはすべてのプロパティを定義します。コンテンツ・ライブラリおよび自由形式のコンテンツ・タイプから継承されたコンテンツ・セクション・プロパティは、必要に応じて変更できます。

コンテンツ・セクション・プロパティの属性

次の表に、コンテンツ・セクションに含めた各コンテンツ・セクション・プロパティに設定できる属性のリストを示します。

属性 説明

デフォルト値

コンテンツ・セクション・プロパティについてプロファイルにデフォルトで表示される値です

表示

コンテンツ・セクション・プロパティをプロファイルに表示するかどうかを指定します。表示する場合は、プロパティをコンテンツ・セクションの要約または詳細領域のどちらに表示するか、あるいはその両方に表示するかを指定します

ラベル

コンテンツ・セクション・プロパティがコンテンツ・セクション内に含まれる場合にプロファイルに表示されるプロパティ・ラベルです

必須

ユーザーにプロパティの値の入力を求めるかどうかを指定します

検索可能

コンテンツ・セクション・プロパティ名をプロファイル検索に含める必要があるかどうかを指定します

値セット名

コンテンツ・セクション・プロパティの値を提供する参照タイプまたは事前定義済値セットの名前です。参照タイプは、ITEM_TEXT30_6からITEM_TEXT30_15までのプロパティに対して指定します。該当する場合、値セットは事前定義済コンテンツ・セクション・プロパティにすでに定義されています。カスタム・コンテンツ・タイプの場合、この属性の値として参照タイプのみを指定できます

表示属性

コンテンツ・セクション・プロパティの値リストを提供する事前定義済値セットの属性を指定します。この属性の値は、事前定義済コンテンツ・セクション・プロパティに対してのみ使用し、「値セット名」属性で事前定義済値セットを指定した場合に入力します。該当する場合、表示属性は事前定義済コンテンツ・セクション・プロパティにすでに定義されています。この属性はカスタム・コンテンツ・タイプには使用できません

注意: 「検索可能」属性に関連付けられた機能は、アプリケーションでは使用できません。

コンテンツ・セクション・プロパティのリスト

次の表に、コンテンツ・セクションに属するプロファイル項目とともにページに表示されるコンテンツ・セクション・プロパティのリストを示します。

コンテンツ・セクション・プロパティ 指定する内容

COUNTRY_ID

プロファイル項目に関連付けられた国ID。「値セット名」属性の値がCountryPVOで、「表示属性」属性がGeographyNameであることを確認します。ここで、CountryPVOは値セットの名前で、GeographyNameはCOUNTRY_IDプロパティの値リストを提供するCountryPVO値セットの属性です

DATE_FROM

コンテンツ・セクションの開始日情報。このプロパティはプロファイル項目の履歴を保持するために使用され、UIに表示することはお薦めしません

DATE_TO

コンテンツ・セクションの終了日情報。このプロパティはプロファイル項目の履歴を保持するために使用され、UIに表示することはお薦めしません

ITEM_DATE_1からITEM_DATE_10まで

任意の日付。これらのプロパティを使用して、プロファイル項目の日付を入力します

ITEM_DECIMAL_1からITEM_DECIMAL_5まで

小数を含む数値データ。たとえば、USD 2.99といった価格などが該当します

ITEM_NUMBER_1からITEM_NUMBER_10まで

小数を含まない数値データ。たとえば、29歳といった年齢などが該当します

ITEM_TEXT30_1からITEM_TEXT30_5まで

チェック・ボックスから値を選択する必要があるデータ

ITEM_TEXT30_6からITEM_TEXT30_15まで

リストから値を選択する必要があるデータ。「値セット名」属性の値が参照タイプであることを確認します。たとえば、HRT_RISK_REASONは離職のリスク事由を選択するための参照タイプです

ITEM_TEXT_240_1からITEM_TEXT_240_15まで

名前などの単純なテキスト文字列。各プロパティには、最大で240文字のデータを格納できます。ITEM_TEXT_240_1プロパティを使用する場所に応じて、次のようになります。

  • 自由形式の事前定義済コンテンツ・タイプで使用する場合は、プロファイル項目にはこのプロパティの重複データを入力できません

  • 自由形式のカスタム・コンテンツ・タイプで使用する場合は、プロファイル項目にはこのプロパティの重複データを入力できます

  • 自由形式でない事前定義済コンテンツ・タイプまたはカスタム・コンテンツ・タイプで使用する場合は、コンテンツ項目にはこのプロパティの重複データを入力できません

ITEM_TEXT2000_1からITEM_TEXT2000_5まで

コメントなどの長いテキスト・データ。各プロパティには、最大で2000文字のデータを格納できます

IMPORTANCE

コンテンツ・セクションの優先度。このプロパティの値は、ベスト・フィット・アルゴリズムで使用されます

INTEREST_LEVEL

関心のレベル。このプロパティは、「コンピテンシ」コンテンツ・セクションに追加されます。このプロパティの値は、関心評点モデルに基づいており、プロファイル項目に対して自動的に生成されます

MANDATORY

コンテンツ・タイプの項目が必須かどうか。このプロパティは、ジョブ・プロファイル・タイプに追加されるコンテンツ・タイプで使用されます。「値セット名」属性の値がYES_NOであることを確認します。このプロパティをコンテンツ・タイプに追加した場合、ジョブ・プロファイルのコンテンツ・タイプに含まれるコンテンツ項目のチェック・ボックス列として、このプロパティのラベルが表示されます。このプロパティのデフォルト・ラベルは「必須」です

QUALIFIER_ID1からQUALIFIER_ID2まで

プロファイル・コンテンツ・セクションに割り当てられたインスタンス・クオリファイア情報。様々なコンピテンシ・インスタンスを一意に識別するために、個人プロファイル・タイプに含まれる「コンピテンシ」コンテンツ・セクションのQUALIFIER_ID1およびQUALIFIER_ID2プロパティに事前定義された値は変更しないでください

LAST_UPDATE_DATE

コンテンツ・セクションの最終更新日。このプロパティの値は、プロファイル項目に対して自動的に生成されます

RATING_LEVEL_ID1からRATING_LEVEL_ID3まで

プロファイル・コンテンツ・セクションの評点レベル情報

RATING_MODEL_ID1からRATING_MODEL_ID3まで

プロファイル・コンテンツ・セクションの評点モデル情報。RATING_MODEL_ID1プロパティは、ジョブ・プロファイル・タイプまたは個人プロファイル・タイプに関連付けられた「コンピテンシ」コンテンツ・セクションの評点モデル情報を格納するために使用します。このプロパティのデフォルト値は、「熟達度評点モデル」です

STATE_PROVINCE_ID

プロファイル項目に関連付けられた州ID。このプロパティは、COUNTRY_IDプロパティとともに使用します。「値セット名」属性の値がStateProvincePVOで、「表示属性」がGeographyNameであることを確認します。ここで、StateProvincePVOは値セットの名前で、GeographyNameはSTATE_PROVINCE_IDプロパティの値リストを提供するStateProvincePVO値セットの属性です

注意:
  • 自由形式のコンテンツ・タイプに関連付けられたコンテンツ・セクションの場合、CONTENT_TYPE_IDおよびDATE_FROMプロパティの値はプロファイルに対して自動的に生成されるため、変更しないでください。

  • 自由形式でないコンテンツ・タイプに関連付けられたコンテンツ・セクションの場合、CONTENT_TYPE_IDCONTENT_ITEM_IDおよびDATE_FROMプロパティの値はプロファイルに対して自動的に生成されるため、変更しないでください。

  • SOURCE_IDプロパティはアプリケーションによって使用されないため、無視できます。

個人プロファイルのコンテンツに対するロール・アクセスの例

コンテンツ・セクションへのアクセスが必要なジョブ・ロールと抽象ロール、および各ロールに必要なアクセス・レベルを識別する必要があります。このトピックでは、一部のロールのコンテンツ・セクションへのアクセスの例を示し、それらのロールを持つユーザーが実行できるタスクを識別します。

シナリオ

First Softwareという組織は、次のコンテンツ・セクションを個人プロファイル・タイプに関連付けます。これらのコンテンツ・セクションは、検索可能なプロファイル・コンテンツとして使用できます。

  • コンピテンシ

  • 学位

  • 言語

  • 免許および資格

組織には、従業員、ライン・マネージャおよびライセンス・マネージャの各ロールがあります。適切な個人セキュリティ・プロファイルが各ロールに割り当てられます。個人セキュリティ・プロファイルの内容は次のとおりです。

  • 従業員ロールを持つユーザーは、ディレクトリ内の個人レコードに対するアクセス権限に従って就業者を検索し、自分のレコードを管理できます。

  • ライン・マネージャ・ロールを持つユーザーは、部下の個人レコードを管理できます。

  • ライセンス・マネージャ・ロールを持つユーザーは、該当部門の就業者の個人レコードを管理できます。

各コンテンツ・セクションに対するロールのアクセス・レベルは、次の表に示すように定義されています。

コンテンツ・セクション 従業員ロールのアクセス・レベル ライン・マネージャ・ロールのアクセス・レベル ライセンス・マネージャ・ロールのアクセス・レベル

コンピテンシ

編集

編集

なし

学位

編集

編集

なし

言語

編集

編集

なし

免許および資格

表示

編集

編集

従業員のコンテンツ・アクセス

従業員ロールは組織内のすべてのコンテンツ・セクションに対する編集アクセス・レベルを持つため、このロールに関連付けられたすべてのユーザーは次のタスクを実行できます。

  • ディレクトリ内のすべての就業者を検索し、公式にアクセス可能な個人プロファイル・コンテンツを表示します

  • 検索可能なプロファイル・コンテンツを使用して自分の個人プロファイルを検索します

  • 編集アクセス権または表示アクセス権を持つ自分の個人プロファイル・コンテンツを表示します。この例では、すべての従業員が自分のプロファイルでコンピテンシ、学位、言語、免許および資格の各コンテンツを表示できます

  • 編集アクセス権を持つ自分の個人プロファイル・コンテンツを編集します。この例では、すべての従業員が自分の個人プロファイルでコンピテンシ、学位、言語の各コンテンツを編集できます

  • 個人プロファイル・コンテンツの添付を表示、追加および削除します

ライン・マネージャのコンテンツ・アクセス

ライン・マネージャ・ロールは組織内のすべてのコンテンツ・セクションに対する編集アクセス・レベルを持つため、このロールに関連付けられたすべてのユーザーは次のタスクを実行できます。

  • 「チーム・タレント」ページで自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる直属の部下を検索します

  • 自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる直属の部下の個人プロファイルの保護コンテンツを表示します。この例では、すべてのライン・マネージャが部下の個人プロファイルでコンピテンシ、学位、言語、免許および資格の各コンテンツを表示できます

  • 自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる直属の部下の個人プロファイルの保護コンテンツを編集します。この例では、すべてのライン・マネージャが部下の個人プロファイルでコンピテンシ、学位、言語、免許および資格の各コンテンツを編集できます

  • 自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる直属の部下の個人プロファイル・コンテンツの添付を表示、追加および削除します

ライセンス・マネージャのコンテンツ・アクセス

ライセンス・マネージャ・ロールは組織内の「免許および資格」コンテンツ・セクションのみに対する編集アクセス・レベルを持つため、このロールに関連付けられたすべてのユーザーは次のタスクを実行できます。

  • 検索可能なプロファイル・コンテンツを使用して、ディレクトリ内で自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる就業者を検索します

  • 自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる就業者の個人プロファイルの「免許および資格」コンテンツを表示します

  • 自分の個人セキュリティ・プロファイルに含まれる就業者の個人プロファイルの「免許および資格」コンテンツを編集します

インスタンス・クオリファイア・セットは、コンピテンシ・コンテンツ・セクションやパフォーマンス評点など、同じプロファイル項目の異なるオカレンスを一意に識別するコードのグループです。事前定義済インスタンス・クオリファイアを表示および編集するには、「プロファイル」作業領域の「インスタンス・クオリファイアの管理」タスクを使用します。カスタム・インスタンス・クオリファイアは使用できません。

目的

インスタンス・クオリファイアは、コンテンツ・タイプを更新した個人またはアプリケーションのロールを識別するものです。たとえば、就業者、就業者の同僚および就業者のマネージャの全員が就業者のプロファイルでコンピテンシの評点を入力した場合、インスタンス・クオリファイア・セットにより各インスタンス、つまり異なるロールによって指定された評点が一意に識別されます。コンピテンシの複数の異なるインスタンスが一意に識別されていれば、プロファイルを表示または比較するときに、使用するインスタンスを指定できます。インスタンス・クオリファイアは、コンテンツ・タイプに入力されるデータにも影響します。たとえば、従業員プロファイルを持つ就業者がコンピテンシを入力する場合、「評価タイプ」インスタンス・クオリファイアは必ず「自身」になります(構成されている場合)。

プロパティ

各インスタンス・クオリファイアには、コンテンツ・タイプを更新したロールまたはアプリケーションを示すコードと摘要が含まれています。

次の例では、いずれかによってコンテンツ・タイプが更新されたときにUIまたはBIレポートに表示されるインスタンス・クオリファイアを示します。

  • アプリケーション: 従業員のポテンシャル評点がタレント・レビュー会議で更新された場合、評点のインスタンス・クオリファイアはBIレポートでTRPOTENTIALとして表示されます。同様に、評点が従業員の「キャリア・プランニング」ページで更新された場合、インスタンス・クオリファイアはBIレポートでPROFILEPOTENTIALとして表示されます。

  • ロール: コンピテンシが従業員によって更新された場合、「評価タイプ」インスタンス・クオリファイアの値は従業員の「スキルおよび資格の編集」ページおよびBIレポートで「自身」として表示されます。同様に、コンピテンシがマネージャによって更新された場合、「評価タイプ」クオリファイアの値は「上長」として表示されます。

各インスタンス・クオリファイアには、次のプロパティがあります。

  • 優先度

  • 従業員ビューおよびマネージャ・ビュー

  • 検索機能

  • 従業員およびマネージャのデフォルト・インスタンス・クオリファイア

優先度

優先度によって次のことが決まります。

  • コンピテンシの複数の異なるインスタンスの表示順序。

  • プロファイルを検索および比較するときに使用されるインスタンス。最小値が最高優先度になります。最小値は、コンピテンシ・ギャップ・チャート、プロファイルの比較結果およびプロファイルのベスト・フィット結果に表示されます。

従業員ビューおよびマネージャ・ビュー

従業員ロールおよびマネージャ・ロールに関連付けられたセキュリティ権限でコンテンツ・セクションの表示または編集が許可されている場合は、従業員ビューおよびマネージャ・ビューを使用して、従業員およびマネージャに表示されるインスタンスを決定できます。

検索機能

インスタンス・クオリファイア・コードが割り当てられた項目をプロファイル検索に含めるかどうかを指定できます。たとえば、同僚が指定したコンピテンシ評点は、他の就業者による個人プロファイルの検索時に表示するのは望ましくない場合があります。

デフォルトのインスタンス・クオリファイア

マネージャおよび従業員がコンピテンシを更新したときに使用するデフォルトのインスタンス・クオリファイアを指定できます。従業員またはマネージャがコンピテンシを更新するたびに、レコードには、従業員またはマネージャのデフォルト・コードとして識別されるインスタンス・クオリファイア・コードが割り当てられます。

参照

このトピックでは、プロファイル管理関連で使用され、構成レベルがユーザー・レベルまたは拡張レベルのいずれかに設定された共通参照を識別します。これらの参照をレビューし、企業要件にあわせて必要に応じて更新してください。

プロファイル管理の参照

次の表に、プロファイル管理の参照を示します。

参照タイプ 説明 構成レベル

HRT_CONTENT_SUPP_CODE

コンテンツ・タイプの発生元(顧客やサード・パーティなど)を識別するコード。人事(HR)担当者は、新しいコンテンツ・タイプを設定する際にサプライヤ・コードを割り当てます。

拡張可能

HRT_COMPETENCY_EVAL_TYPE

自身、上長、同僚など、コンピテンシ評点のタイプ。評価タイプは、就業者のコンピテンシ評点を指定した個人のロールを識別するために、インスタンス・クオリファイア・セットで使用されます。

ユーザー

HRT_DEGREE_LEVEL

学士号や修士号など、ジョブ・プロファイルまたはポジション・プロファイルで要求される学歴。

ユーザー

HRT_DURATION

就業者がキャリア移動を希望する期間。就業者は、キャリア・プランニング・カードのキャリア志向情報でキャリア移動の期間を選択します。

ユーザー

HRT_EDUCATION_LEVEL

学士号や1年制単科大学など、学位に対応する教育のタイプ。HR担当者は、「学位」コンテンツ・タイプでコンテンツ項目を作成する際に教育レベルを使用します。

ユーザー

HRT_IMPORTANCE

各コンテンツ・タイプの重要度レベルの値。重要度値は、ベスト・フィット分析計算で使用されます。

ユーザー

HRT_NOTES_TYPE

外部や内部など、ノートのカテゴリの値。

ユーザー

HRT_PAY_FREQUENCY

就業者への支払周期。就業者は、経験および資格カードで自分の勤務要件を編集する際に希望する支払周期を指定します。

ユーザー

HRT_READINESS

指定したジョブ・プロファイルまたはポジション・プロファイルに対する就業者の昇進準備期間。マネージャおよびHR担当者は、就業者のキャリア・プランニング・カードでタレント評点情報を編集する際に準備レベルを使用します。

ユーザー

HRT_RISK_REASON

就業者の離職のリスクの事由。マネージャおよびHR担当者は、就業者のキャリア・プランニング・カードでタレント評点情報を編集する際にリスク事由を使用します。

ユーザー

HRT_SATISFACTION_METHOD

アセスメントやデモンストレーションなど、コンピテンシなどの項目を検証する方法。マネージャおよびHR担当者は、これらの値を使用して、特定のスキルまたは資質に関する就業者の熟達度評価に使用された方法を識別します。

ユーザー

HRT_TASK_PRIORITY

高や中など、タスクの優先度を示すコード。タレント・レビュー・ファシリテータは、タレント・レビューの過程でタスクを割り当てる際に優先度を指定します。

拡張可能

HRT_TASK_TYPE

準備やプレゼンテーションなど、タスクのカテゴリ。タレント・レビュー・ファシリテータは、タレント・レビューの過程でタスクを割り当てる際にタスク・タイプを指定します。

拡張可能

HRT_TRAVEL_FREQUENCY

25パーセントや50パーセントなど、就業者がジョブまたはポジションで出張を求められる時間の割合。マネージャおよびHR担当者は、ジョブ・プロファイルおよびポジション・プロファイルで必要な出張周期を指定します。また、就業者は、経験および資格カードで自分の勤務要件を編集する際に出張周期を指定します

ユーザー

HRT_VALIDITY_PERIOD

免許や資格などのコンテンツ項目の有効期間。マネージャおよび人事(HR)担当者は、「免許および資格」コンテンツ・タイプのコンテンツ項目を設定する際に有効期間を選択します。

ユーザー

HRT_WORK_DAYS

月曜日から金曜日など、ジョブまたはポジションの勤務日数。マネージャおよびHR担当者は、ジョブ・プロファイルおよびポジション・プロファイルで予定勤務日数を指定します。

ユーザー

HRT_WORK_HOURS

午前9時から午後5時など、ジョブまたはポジションの勤務時間。マネージャおよびHR担当者は、ジョブ・プロファイルおよびポジション・プロファイルで予定勤務時間を指定します。

ユーザー

プロファイル・タイプにコンテンツ・セクションを定義する際に、共通参照タイプをコンテンツ・セクション・プロパティに関連付けます。次に、コンテンツ・セクション・プロパティの値リストを指定できます。たとえば、「Industry Expertise」というコンテンツ・セクションには産業のリストを追加できます。コンテンツ・セクションを追加し、共通参照タイプをコンテンツ・セクション・プロパティに関連付けるには、「設定および保守」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用します。既存の共通参照タイプを使用することも、独自の共通参照タイプを作成することもできます。共通参照は、ITEM_TEXT30_6からITEM_TEXT30_15までのコンテンツ・セクション・プロパティに関連付けることができます。

注意: この機能は、これらのコンテンツ・セクション・プロパティが「キャリア志向」、「ポテンシャル」、「リスク」、「昇進準備」、「キャリア・ステートメント」、「タレント・スコア」、「パフォーマンス評点」、「勤務要件」の各コンテンツ・セクションに関連付けられている場合は適用されません。

この例では、共通参照タイプを使用してコンテンツ・セクション・プロパティの値リストを作成する方法を示します。

育成準備

InFusion Corporationの人事(HR)部門は、個人プロファイルを使用して従業員の育成準備を追跡しようと考えています。また、就業者が別の就業者に対するメンター候補となるかどうかも示す必要があります。

育成準備の値

HR部門は、就業者の育成準備のレベルとして次の3つを使用することに決めました。

  • 1-2年

  • 3-5年

  • 準備完了

就業者がメンター候補となるかどうかを示すために、次の3つの選択肢を使用します。

  • はい

  • いいえ

  • おそらく

分析

InFusionは、コンテンツ・ライブラリ内の既存のコンテンツ・タイプを分析し、いずれのコンテンツ・タイプも役立たないと判断します。したがって、「育成準備」という自由形式のコンテンツ・タイプを作成する必要があります。自由形式のコンテンツ・タイプを使用するのは、コンテンツ項目が不要であり、情報をコンテンツ・ライブラリに格納する必要がないためです。

次に、既存の共通参照を分析し、ニーズにあわせて参照コードと意味を追加する必要があるものの、既存の参照タイプであるHRT_READINESSが使用可能であると判断します。メンターシップのインジケータについては、共通参照を作成する必要があります。

コンテンツ・タイプおよび参照を作成し、HRT_READINESSの参照コードを変更したら、コンテンツ・タイプをコンテンツ・セクションとして個人プロファイルに追加する必要があります。コンテンツ・セクションを個人プロファイルに追加すると、HR担当者およびマネージャはセクションを就業者のプロファイルに追加できるようになります。これにより、準備レベルおよびメンター能力について就業者を評点付けできるようになります。

注意: 参照値は、ITEM_TEXT30_6からITEM_TEXT30_15までのコンテンツ・セクション・プロパティにのみ添付できます。

最終的な設定

就業者の育成準備を追跡するために、InFusionは次の設定を完了する必要があります。

  1. 「設定および保守」作業領域の「共通参照の管理」タスクを使用して、HRT_READINESS参照タイプを探します。

  2. 「1-2年」3-4年および「準備完了」に対応するコードを追加します。

  3. 「共通参照の管理」タスクを使用して、「HRT_MENTOR」という共通参照を作成し、はいいいえおよびおそらくの3つの値を追加します。

  4. 「設定および保守」作業領域の「コンテンツ・タイプの管理」タスクを使用して、「育成準備」という自由形式のコンテンツ・タイプを作成します。コンテンツ・サブスクライバとしてHRMSおよびTMを追加します。

  5. 「設定および保守」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用して、「個人」プロファイル・タイプを選択し、それに「育成準備」を追加します。

  6. 「プロファイル・タイプの管理」タスクを使用して、「育成準備」コンテンツ・セクションを選択し、「コンテンツ・セクション」ページにアクセスします。

    次の表に示す2つのプロパティを追加して、コンテンツ・セクションを設定します。

    プロパティ ラベル 表示 値セット名

    ITEM_TEXT30_6

    育成準備

    要約

    HRT_READINESS

    ITEM_TEXT30_7

    メンターの可能性

    要約

    HRT_MENTOR

  7. 「コンテンツ・セクション」ページの「コンテンツ・セクション・アクセス」リージョンで、HR担当者およびマネージャ・ロールを追加します。各ロールがコンテンツ・セクションを編集できるようにするためのオプションを選択します。

    注意: 従業員ロールは追加しないでください。

HR担当者およびマネージャは、就業者プロファイルにアクセスし、「育成準備」コンテンツ・セクションをプロファイルに追加できるようになります。

ライティング・アシスタント

スプレッドシートを使用したライティング・アシスタント・データのアップロード方法

人事(HR)担当者は、アプリケーションによって生成されるスプレッドシートを使用して、コンピテンシに関する新しいライティング・アシスタント・データをアップロードして関連付けることができます。ライティング・アシスタント・データのアップロードに使用するスプレッドシートを生成するには、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ項目の管理」ページにある「エクスポート」オプションを使用します。アップロードしたデータはそれぞれ個別のコンピテンシに関連付けられます。

ライティング・アシスタント・データのアップロード用にアプリケーションで生成されるスプレッドシートには、次の2つのワークシートが含まれます。

  • フィードバック提示 - 各コンピテンシの熟達度レベルごとにフィードバック提示をアップロードします。

  • 開発ヒント - 各コンピテンシに関連する開発ヒントをアップロードします。

スプレッドシートの生成

ライティング・アシスタント・データをアップロードしてコンピテンシに関連付けるためのスプレッドシートを生成する手順は、次のとおりです。

  1. 「設定および保守」作業領域にナビゲートします。

  2. 「コンテンツ項目」タスクを検索して選択します。

  3. 「検索結果」リージョンで、「処理」→「エクスポート」→「ライティング・アシスタントExcelテンプレートのオープン」をクリックします。「ファイル・ダウンロード」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 「保存」をクリックします。ローカル・ハード・ディスクで保存先を選択し、CompetencyFeedbackSuggestion.xlsxスプレッドシートを保存します。

注意: 拡張タレント・プロファイルを使用する場合は、My Oracle Supportの『Upgrade Oracle Fusion Profile Management』(文書ID 2421964.1)のライティング・アシスタントの使用に関する文書を参照してください。

フィードバック提示のアップロードおよび更新

フィードバック提示をアップロードするには、「フィードバック提示」ワークシートで必要なすべての列を指定し、「アップロード」をクリックします。「アップロード」をクリックした後、「保存」をクリックして、関連付けられたコンピテンシの熟達度レベルに対するフィードバック提示をアプリケーション・データベースにコミットします。

既存のフィードバック提示を更新するには、「ダウンロード」をクリックして、コンピテンシに対するすべてのフィードバック提示をスプレッドシートにダウンロードします。その後、提示されたテキストを更新し、「アップロード」をクリックします。「アップロード」をクリックした後、「保存」をクリックして、関連付けられたコンピテンシの熟達度レベルに対するフィードバック提示をアプリケーション・データベースにコミットします。

注意: 複数のコンピテンシおよび複数の熟達度レベルに同じ提示テキストを入力できます。

開発ヒントのアップロードおよび更新

開発ヒントをアップロードするには、「開発ヒント」ワークシートで必要なすべての列を指定し、「アップロード」をクリックします。「アップロード」をクリックした後、「保存」をクリックして、関連付けられたコンピテンシに対する開発ヒントをアプリケーション・データベースにコミットします。

既存の開発ヒントを更新するには、「ダウンロード」をクリックして、コンピテンシに対するすべての開発ヒントをスプレッドシートにダウンロードします。その後、提示されたテキストを更新し、「アップロード」をクリックします。「アップロード」をクリックした後、「保存」をクリックして、関連付けられたコンピテンシに対する更新後の開発ヒントをアプリケーション・データベースにコミットします。

注意: 複数のコンピテンシに同じ提示テキストを入力できます。

ライティング・アシスタント

ライティング・アシスタントは、パフォーマンス評価を担当するマネージャに就業者のコンピテンシまたは評点レベルに対するコメントまたはフィードバックの候補を提示するツールです。ライティング・アシスタントにより、コンピテンシとその熟達度レベルに関連する記述が提示されるため、就業者の確認済のアクションと望ましいアクションを説明するのに役立ちます。ライティング・アシスタント・データは、フィードバック提示および開発ヒントの形式で表示されます。ライティング・アシスタント・データのアップロードに使用するスプレッドシートを生成するには、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ項目の管理」ページにある「エクスポート」オプションを使用します。

ライティング・アシスタント・データを使用するための要件

ライティング・アシスタントを使用するには、人事担当者は、アプリケーションによって生成されるスプレッドシートを使用して、コンピテンシに関連するデータをアップロードする必要があります。提示は、評点付きのコンピテンシに対してのみ有効です。ライティング・アシスタントを使用すると、マネージャは、コンピテンシの熟達度レベルを選択し、その熟達度レベルについて、またはコンピテンシ全体について、提示されたコメントを表示したり、そのコメントをコピーして編集できます。

注意: 拡張タレント・プロファイルを使用する場合は、My Oracle Supportの『Upgrade Oracle Fusion Profile Management』(文書ID 2421964.1)のライティング・アシスタントの使用に関する文書を参照してください。

質問リスト

質問リストを作成すると、アプリケーションをサポートする情報をアプリケーション内で収集できます。たとえば、質問リストを使用して、パフォーマンス評価のフィードバックを収集できます。この項では、質問リストの作成および保守について説明します。「設定および保守」作業領域の「質問リスト・テンプレートの管理」、「質問リストの管理」および「質問ライブラリの管理」タスクを使用します。

サブスクライバ・アプリケーション

質問リストの使用に適格なアプリケーションをサブスクライバ・アプリケーションと呼びます。Oracle Performance Managementに加え、他のサブスクライバ・アプリケーションとして、Oracle Learning Cloud、Oracle Time and Labor、およびOracle Recruitingがあります。各質問リストに対してサブスクライバ・アプリケーションを選択する必要があります。「質問リストの管理」ページでサブスクライバを選択する際には、選択したサブスクライバのみに対する質問リストを作成できます。さらに、サブスクライバでは、そのサブスクライバ用に作成された質問リストのみが表示されるように検索結果がフィルタ処理されます。

注意: 一部のサブスクライバ・アプリケーションでは「設定および保守」のタスクを使用して質問リスト・コンポーネントが管理されますが、独自のタスクが用意されている場合や、質問リストの変更が許可されない場合もあります。詳細は、サブスクライバ・アプリケーションのドキュメントを参照してください。

フォルダ

質問リストはフォルダで維持管理します。質問リストを区別または識別するために必要なフォルダを、サブスクライバ・アプリケーションごとにいくつでも作成できます。

質問リスト・テンプレート

一貫性を維持するために、すべての質問リストはテンプレートに基づきます。質問リストを作成する際には、質問リストのベースになるテンプレートを選択する必要があります。デフォルト設定を指定したり、テンプレートを使用して作成するすべての質問リストに必要な特定のセクションや質問などの必須要件が確実に満たされるようにテンプレートが用意されています。次を対象にしたテンプレートを構成できます。

  • 特定のアプリケーション

  • 一般的な対象者(組織全体、すべての内部顧客など)

  • ターゲット対象者(例: マネージャなど特定のロール)

  • 特定の目的(パフォーマンス評価期間にフィードバックを実行したり、タレント・レビューのアセスメントで就業者のポテンシャルを評点付けするなど)

質問リストを作成できるのは、質問リストと同じサブスクライバ用に作成されたテンプレートからのみです。

質問リストの表示

サブスクライバ・アプリケーションで質問リストを表示する方法を指定できます。たとえば、次のことが可能です。

  • 質問リストを1ページまたは複数ページに表示します。

  • セクションを追加して、質問をタイプ別または他の分類でグループ化します。

  • 質問の順序は、セクション内で垂直またはランダムに定義します。

  • 質問を必須としてマークします。

セクションの質問順序が「ランダム」で定義されている場合は、必要な質問数より少なく、セクション内の質問数より多いサンプル・サイズを指定できます。

注意: 条件付き質問は、ランダムなサンプル質問には含まれません。

サンプリング・サイズは、セクションで定義されている質問の数と同じ、またはこれよりも小さい値に設定できます。

質問ライブラリの質問と応答

質問ライブラリ内に質問を作成します。次の4タイプの質問があります。

  • テキスト

  • 単一選択

  • 複数選択

  • 応答なし

質問タイプごとに、応答を構成したり、表示方法を選択することもできます。たとえば、単一選択の質問の場合は、選択可能な応答をリストに表示するか、またはラジオ・ボタンとして表示するかを指定できます。

「単一選択」および「複数選択」質問タイプの場合は、「質問を条件付きで表示」チェック・ボックスを選択することによって、条件付きの質問を作成できます。制御質問のコードおよび応答を指定する必要があります。質問リストには、条件付き質問と制御質問の両方を追加します。応答者が制御質問に制御応答で回答すると、条件付き質問が表示されます。条件付き質問を表示するには、条件付き質問と制御質問の両方が質問リストに存在している必要があります。

たとえば、「このフォームに関して何か支援を受けましたか」のような制御質問があるとします。制御応答が「はい」の場合、「どのような支援を受けましたか」という条件付き質問を表示できます。

サブスクライブしているアプリケーションが応答フィードバックを使用している場合は、応答者に表示される応答フィードバックを追加して、応答に的を絞ったメッセージを表示することもできます。

ヒント: 選択肢ベースの質問で作成する応答に、独自の応答コードを割り当てることができます。デフォルトでは、アプリケーションから応答コードが提供されます。この応答コードを削除して、自身の設定に役立つまたは意味のある任意のコードを入力できます。

質問リストと質問のスコア付け

スコア付けがサポートされているサブスクライバ・アプリケーションの場合は、応答者の応答をスコア付けする質問を構成できます。応答の累積合計、平均スコア、または満点スコアに対するパーセントが計算されるように質問リストを構成できます。

各質問リストで、質問回答のスコアを直接定義できます。複数の質問リストで再利用される質問については、各質問リストのその質問に異なるスコアを定義できます。質問リストの質問スコアを変更しない場合は、質問のデフォルト・スコアが使用されます。

質問リストおよびテンプレートへのアクセス

個人情報オプションを設定することによって、質問リストおよびテンプレートへのアクセスを制御できます。「個人情報」オプションを「プライベート」に設定すると、指定された所有者のみが質問リストまたはテンプレートを編集できます。それ以外の場合は、アクセス権限を持つ全員が質問リストまたはテンプレートを編集できます。

この項では、テンプレートから生成される質問リストに対して、質問リスト・テンプレートのオプションがどのように影響を与えるかについて説明します。各質問リストのオプションの一部は上書きできます。

「設定および保守」作業領域の「質問リスト・テンプレートの管理」タスクを使用します。

質問のスコア付けと計算ルール

「スコア質問リスト」を選択して、応答に基づいてスコアを計算するように質問リストを構成できます。そうすれば、テンプレートから作成した質問リストが、スコア付けをサポートするサブスクライバに対してスコア付けされるようになります。スコア付けされたテンプレートに基づく質問リストが必ずスコア付けされるわけではありません。質問リストをスコア付けするには、スコアの計算に使用する算式が指定された総合スコア計算ルールも選択する必要があります。

注意: スコア付けは、スコア付けが許可されているサブスクライバ・アプリケーションにのみ適用されます。

テンプレートを編集して「スコア質問リスト」の選択を解除しても、そのテンプレートから作成した既存の質問リストには影響しません。そのテンプレートから将来作成する質問リストのみがスコア付けされなくなります。

セクション・プレゼンテーションおよびセクション順序

質問リストには少なくとも1つのセクションがあります。セクションを使用して、質問をタイプ別やカテゴリ別などにグループ化できます。

「セクション・プレゼンテーション」オプションによって、質問リストでのセクションの使用方法を制御します。次の表に、「セクション・プレゼンテーション」の値を示します。

説明

セクションなし

指定した順序でセクションが表示されます。

リージョンのスタック

「セクション順序」オプションで指定された順に複数のセクションが表示されます。

「セクション順序」オプションによってセクション順序を制御します。次の表に、「セクション順序」の値を示します。

説明

順次

指定した順序でセクションが表示されます。

ランダム

各応答者に表示されるセクションの順序は異なります。レビュー担当者にはセクションが順番に表示されるため、応答のレビュー時の一貫性が保たれます。

このテンプレートに基づいた質問リストでこれらの値が上書き可能かどうかを指定できます。

質問順序および応答順序

「質問順序」および「応答順序」の値によって、応答者に対する質問および可能な応答の表示順序を制御します。応答順序が適用されるのは、応答リストを含む単一選択および複数選択の質問のみです。

次の表に、「質問順序」および「応答順序」の値を示します。

説明

垂直

質問は指定された順序で表示されます。

ランダム

各応答者に表示される質問の順序は異なります。レビュー担当者には質問が順番に表示されるため、応答のレビュー時の一貫性が保たれます。

セクションごとに、これらのオプションのデフォルト値を上書きできます。このテンプレートに基づいた質問リストでこれらの値が上書き可能かどうかも指定できます。

許可される応答タイプ

許可される応答タイプは、ユーザーが質問リストへの応答を要求するときに追加の質問を尋ねることができるかどうかを制御します。追加質問は、「追加質問の許可」チェック・ボックスが選択された状態でセクションに表示されます。たとえば、パフォーマンス評価の関係者フィードバックおよび要求フィードバックは、あるユーザーが別のユーザーに質問リストへの回答を要求し、この要求の一部としてのみ質問される追加の質問を追加できる機能です。質問リストに追加の質問を許可するセクションがない場合、ユーザーは、要求の実行時に追加の質問を尋ねることができません。質問リストには、選択した応答タイプの質問のみが表示可能です。

次に例を示します。

  • 「リストからの単一選択」「ラジオ・ボタン・リスト」を両方とも選択しないと、単一選択の質問を含めることができません。

  • 「ラジオ・ボタン・リスト」「複数選択のチェック」の両方を選択すると、単一選択および複数選択の質問を含めることができます。ただし、いずれの場合も、使用できるのは選択した応答タイプのみです。

セクション書式

「追加質問の許可」オプションによって、サブスクライバ・アプリケーションで承認済ユーザーが質問を追加できるかどうかを制御します。たとえば、パフォーマンス文書の場合、これはマネージャか就業者になります。

「必須」オプションを選択すると、応答者はセクション内のすべての質問に回答する必要があります。

「新規ページ」オプションを選択すると、セクションが新規ページで開始されます。「ページ当たりの最大質問数」フィールドに指定した質問数に応じて、1つのセクションに複数のページが含まれる場合があります。

セクション内の質問と応答

「質問」表で、選択したセクションの質問を管理します。次のことが可能です。

  • 質問ライブラリから質問を追加します。これらの質問の応答タイプを変更できます。

  • スコア付けされる質問またはスコア付けされない質問を作成します。作成した質問は質問ライブラリの一部になります。セクションから質問を作成した後、質問をセクションに追加する必要もあります。

  • 質問を編集します。編集内容も質問ライブラリに反映されます。

  • 質問を削除します。

  • セクション内で質問をドラッグして、質問の順序を変更します。セクションの質問順序が「垂直」の場合、質問リストにはこの順序で質問が表示されます。

セクション自体が必須でない場合は、個々の質問を必須としてマークできます。それ以外の場合、応答者はすべての質問に回答する必要があります。

プレビュー

「プレビュー」処理を使用して、セクション、質問、応答、応答フィードバックおよびテストのスコア付けをレビューできます。

質問リストには、テキスト、単一選択、複数選択および応答なしの質問を含めることができます。この項では、各タイプの質問を作成し、想定される応答を定義する方法について説明します。質問を管理するには、「設定および保守」作業領域の「質問ライブラリの管理」タスクを使用します。

質問リスト・テンプレートおよび質問リストに質問を直接作成、編集およびコピーすることもできます。「設定および保守」作業領域の「質問リスト・テンプレートの管理」および「質問リストの管理」タスクを使用します。

質問を作成する場合、質問テキスト、質問タイプ、スコアリングのオプションを定義し、条件に対して質問を表示し、任意のタイプの質問にイメージを追加します。

サブスクライバ・アプリケーション

質問を作成する際には、質問のサブスクライバ・アプリケーションおよび質問を含めるフォルダを選択する必要があります。サブスクライバ・アプリケーションごとにフィルタを作成して、サブスクライバの質問を保存できます。質問を使用できるのは、同じサブスクライバの質問リストのみです。

テキストの質問

応答者は、テキスト・フィールドに応答を入力します。応答について、次を指定できます。

  • 最小および最大文字数。

  • プレーン・テキストか、またはリッチ・テキストか。応答者が太字や下線などの書式を使用できるようにするには、リッチ・テキストを選択します。

単一選択の質問

応答者は、複数の応答から1つを選択します。応答をリストに表示するか、またはラジオ・ボタンとして表示するかを指定します。

評点モデルを選択すれば、一貫した応答をすばやく用意できます。評点モデルを選択する際には、評点レベルが応答として表示されます。応答は追加、削除または編集できます。評点モデルを変更しても、変更を反映するために質問は更新されません。たとえば、評点モデルに5つの評点レベルが含まれる場合、応答者が選択できる応答として、各レベルの概略が表示されます。

サブスクライブしているアプリケーションでこの機能が有効になっている場合、フィードバックを追加して、完成した質問リストをレビューするユーザーにメッセージを表示できます。応答フィードバックは、応答者が質問リストを送信すると表示されます。

単一選択の質問をラジオ・ボタンとして構成し、必須でない指定にすると、「意見なし」の応答が自動的に表示されます。このオプションでは、選択を解除できない応答を応答者がすでに選択した場合でも、応答者が「意見なし」に応答を変更できます。

複数選択の質問

応答者は、1つまたは複数の回答を指定できます。応答をチェック・ボックスとして表示するか、または選択リストとして表示するかを指定します。必須の応答の最小数および最大数を設定できます。単一選択の質問と同様に、評点モデルを応答タイプに関連付けることができます。単一選択の質問と同様に、複数選択の質問にも応答を追加できます。

ヒント: 選択肢ベースの質問、単一選択または複数選択で作成する応答に独自の応答コードを割り当てることができます。質問コードを使って、意味のある識別子を質問に割り当てることができます。必要ない場合は、アプリケーションによって生成されたコードを使用できます。

選択肢ベースの質問応答の場合、応答を定義するときにイメージを追加できます。質問リスト・テンプレートで、応答タイプの許可イメージ付きチェック・ボックスおよび「イメージ付きラジオ・ボタン」が有効になっていることを確認します。その後、質問応答にイメージを追加できます。質問リスト外では、独立した質問を定義する際に、任意のタイプの質問にイメージを追加できます。選択肢ベースの質問に対する質問応答の場合は、「応答タイプ」としてイメージ付きチェック・ボックスまたは「イメージ付きラジオ・ボタン」を選択してください。その後、質問応答にイメージを追加できます。

応答なしの質問

この質問タイプは、応答が不要な場合に使用します。インストラクションや情報をセクションに追加するために使用できます。

応答のスコア付け

単一選択および複数選択の質問を構成して応答をスコア付けできます。応答をスコア付けするには、ユーザー定義のスコア付けを使用するように設定するか、事前に定義された数値評点を使用する評点モデルを選択できます。評点モデルを使用する応答は、質問がスコア付け用に構成されているときのみにスコア付けされます。アプリケーションでは、応答のスコアを使用して、スコア付けされるように構成されている質問リストのスコアが計算されます。評点モデルを使用する場合は、概略およびスコアを編集できます。

注意: 「ポテンシャル・アセスメント」という質問リスト・タイプでは、ポテンシャル評点が計算されます。ポテンシャル・アセスメントを使用できるのは、タレント・レビュー・ビジネス・プロセスのみです。ポテンシャル・アセスメントは、「設定および保守」作業領域の「ポテンシャル・アセスメントの管理」タスクを使用して設定します。

添付

すべてのタイプの質問(応答なしの質問を含む)について、応答者が添付を追加できるかどうかを指定します。

この項では、質問リストの作成方法の要約を示します。「設定および保守」作業領域の「質問リストの管理」タスクを使用します。「ナビゲータ」「設定および保守」を選択します。

質問リスト・テンプレートの選択

  1. 「質問リストの管理」ページの「フォルダ」セクションで、質問リストのサブスクライバ・アプリケーションを選択します。

  2. 「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。「質問リストの作成」ダイアログ・ボックスがオープンします。

  3. 「質問リスト・テンプレートID」または「名前」の値を入力します(可能な場合)。または、「検索」をクリックして、使用可能なすべてのテンプレートをリストします。

  4. 「検索結果」セクションで、テンプレートを選択して「OK」をクリックします。「質問リストの作成: 基本情報」ページがオープンします。

質問リストの基本情報の入力

  1. 一意で数値の質問リストIDが自動的に表示されます。この値は上書きできます。

  2. これがスコア付き質問リストである場合は、総合スコア計算ルールが表示されます。別のルールも選択できます。

  3. 質問リスト名を入力し、フォルダを選択します。フォルダを使用して、質問リストをタイプ別や目的別などに編成します。

  4. 質問リストにアクセス可能な全員が質問リストを編集できる場合は、「所有者」フィールドは空白のままにして、「個人情報」値を「公開」に設定します。それ以外の場合は、所有者を選択し、「個人情報」「プライベート」に設定します。

  5. 質問リストの準備が完了するまで、「ステータス」値は「ドラフト」に設定したままにします。

  6. 「インストラクションおよびヘルプ資料」セクションで、質問リスト・ユーザー向けのインストラクションを入力して書式設定します。このテキストは、質問リストの先頭ページの上部に表示されます。

  7. ファイルまたはURLの添付を追加します(該当する場合)。リンクは、質問リストの上部およびインストラクション・テキストの下に表示されます。

  8. 「次」をクリックします。質問リスト・コンテンツの作成ページがオープンします。

質問リスト・コンテンツの入力

「セクション順序」「セクション・プレゼンテーション」および「ページ・レイアウト」の値は、質問リスト・テンプレートに指定された値です。テンプレート設定に応じて、これらの値を変更できる場合があります。セクションは、質問リスト・テンプレートに定義されているとおりに表示されます。テンプレート設定に応じて、セクション設定の一部または全部を編集できます。さらに、事前定義されたセクションを削除したり、追加セクションを作成できます。

  1. 最初のセクションを選択すると、その質問が「質問」セクションに表示されます。質問を削除したり、質問の応答タイプや「必須」設定を変更できます。

  2. 追加のセクションを作成する場合は、それらに質問を追加します。「質問」セクションで、「追加」をクリックすると、「質問の追加」ダイアログ・ボックスがオープンします。質問を検索して選択し、「OK」をクリックします。

  3. セクションに対する質問を作成することもできます。セクションを選択し、「質問」セクションで「作成」をクリックすると、「質問の作成」ページがオープンします。フォルダを選択し、質問および応答の詳細を入力して、「保存してクローズ」をクリックします。質問は質問ライブラリでも使用できるようになります。ステップ2の指示に従って、セクションに質問を追加します。

  4. 必要に応じて質問を編集します。質問を選択して「編集」をクリックすると、「質問の編集」ページがオープンします。質問および応答の詳細を入力して、「保存してクローズ」をクリックします。質問リストおよび質問ライブラリの質問が更新されます。

  5. すべてのセクションおよび質問が完了したら、「次」をクリックして、質問リスト・レビューの作成ページをオープンします。

  6. 「プレビュー」をクリックして、質問リストをプレビューします。スコア付き質問リストの場合は、「テスト」をクリックしてスコア付けを確認します。

  7. 「OK」をクリックして、「プレビュー」ダイアログ・ボックスをクローズします。「保存」をクリックして、質問リストを保存します。

質問リストを使用する準備が完了したら、質問リストの「ステータス」値を「アクティブ」に設定します。

質問リストのスコア付け: 説明

質問リストの質問への応答に基づいてスコアを計算するように質問リストを構成できます。このトピックでは、スコア付け対象の質問リストの作成について説明します。質問リストの作成に使用する質問リスト・テンプレートを作成する必要があります。「設定および保守」作業領域の「質問リスト・テンプレートの管理」および「質問リストの管理」タスクを使用します。

サブスクライバ・アプリケーション

スコア付き質問リストを使用できるのは、適格なサブスクライバ・アプリケーションのみです。Recruitingは、スコア付き質問リストの使用に適格な唯一のサブスクライバです。

質問リストのスコア付け設定

質問リストをスコア付けするには、質問リスト・テンプレートで「スコア質問リスト」を選択します。テンプレートから作成された質問リストはいずれもスコア付け可能です。テンプレートを編集して「スコア質問リスト」の選択を解除しても、そのテンプレートから作成した既存の質問リストには影響しません。そのテンプレートから将来作成する質問リストのみがスコア付けされなくなります。

スコア付き質問

スコア付け可能な質問リストを作成するには、応答をスコア付けするよう構成した質問をセクションに追加する必要があります。質問ライブラリから質問を追加することも、セクション自体でスコア付き質問を作成することもできます。

スコア付け対象として構成されていない質問をスコア付き質問リストに追加してもかまいません。これらの質問は、総合スコア計算から除外されます。

総合スコア計算ルール

スコア付き質問の質問スコアから総合質問リスト・スコアを計算するために使用される方法は、計算ルールによって決まります。次の表に、計算ルールとそれらの各ルールで質問リスト・スコアを計算するために使用されるFormulaを示します。

総合スコア計算ルール 質問リスト・スコアを計算するためのFormula

合計

質問スコアの合計

パーセント

(質問スコアの合計/最高可能質問スコアの合計) * 100

平均

質問スコアの合計/スコア付き質問の数

スコアを計算する際には、スコア付け対象として構成されている質問であっても、スコアが指定されていなければ無視されます。

質問リスト・スコアの計算例

スコアの計算例として、次の表に示す属性を持つ質問リストについて考えます。

属性

計算ルール

平均

質問の合計数

10

スコア付け対象として構成された質問の数

9

スコア付け不可の質問の数

1

各応答の最大値

5

この質問リストの場合、最高可能スコアは45 (9 x 5)です。最大平均スコアは5 (45/9)です。

応答者は、質問リストへの応答として、9つのスコア付き質問のうち8つで最大値5を選択し、残りの1つを空白のままにします。応答者は、スコア付け対象でない質問に対する応答も選択します。アプリケーションでは、次のように質問リスト・スコアが計算されます。

  • 応答の合計は40 (8 x 5)です。スコア付け対象でない質問はスコアに影響しません。

  • 平均計算ルールに基づく最終的な質問リスト・スコアは4.44 (40/9)です。

プレビュー

質問リストの質問とスコアをレビューするには、「プレビュー」をクリックします。回答を選択して「テスト」をクリックすると、最終的な質問リスト・スコアと応答フィードバックが表示されます。スコアをクリアして再テストするには、「リセット」をクリックします。

適格なサブスクライバ・アプリケーションを対象として、応答に基づいてスコアを計算するように質問を構成できます。このトピックでは、質問リストのスコア付けに使用できる質問の作成について説明します。「設定および保守」作業領域の「質問ライブラリの管理」タスクを使用します。

サブスクライバ・アプリケーション

スコア付き質問を使用できるのは、適格なサブスクライバ・アプリケーションのみです。

適格な質問タイプ

スコア付け用としては次の2つの質問タイプが適格です。

  • 単一選択

  • 複数選択

単一選択を使用した場合、選択された応答の値が質問スコアになります。複数選択の質問の場合、選択されたすべての応答の合計値が質問スコアになります。

スコア質問

質問をスコア付けするには、「スコア質問」を選択します。スコア付き質問リストでは、スコア付き質問に基づいて質問リスト・スコアが決定されます。テンプレートで設定するデフォルトの計算ルールは、質問リストで上書きできます。

保存済の質問を後で使用する場合は、その質問を編集してスコアを削除できます。スコア付き質問リストで使用されている質問からスコアを削除しても、その質問リストにはスコアが残ります。

スコア付け対象でない質問リストにスコア付き質問を追加してもかまいません。スコア付け対象でない質問リストでは、応答スコアは使用できません。

ヒント: プレビュー機能を使用して、スコア付けが予期したとおりに動作するかどうかを確認できます。

最低計算スコアと最高計算スコア

複数選択の質問では、最低計算スコアと最高計算スコアのいずれかまたは両方を定義できます。これらの最高スコアと最低スコアは、応答者が選択した応答数や応答のスコアに関係なく、質問に割り当てられます。

最高計算スコアと最低計算スコアを定義すると、スコアをビジネス・プロセスに沿った範囲に限定できます。たとえば、次のような目的で最高スコアと最低スコアを設定できます。

  • 質問リスト内の質問の最大値と最小値を一貫させる

  • 質問が極端に高いスコアまたは極端に低いスコアで過剰に加重されないようにする

最高計算スコアと最大応答数のいずれも定義しない場合、最高可能スコアはすべての応答の合計になります。

応答の構成

ユーザーに応答の選択肢を提示するには、応答を追加する必要があります。その後、それらの応答に追加構成を指定できます。

最小選択項目数と最大選択項目数

複数選択の質問では、オプションで、応答者にいくつの項目を選択させるか(最小数と最大数)を定義できます。応答者が指定数の応答を選択しなかった場合は、エラー・メッセージが表示されます。

概略

応答を追加する際には、応答のスコアを定義できます。応答者に対して表示する概略を入力する必要があります。ビジネス・プロセスに必要な数の応答に対して、応答のスコアを入力できます。

スコアは同じにすることも、変更することもできます。たとえば、いずれのスコアも5の5つの応答を使用できます。また、値がそれぞれ1、2、3、4、5の5つの応答を使用することもできます。

ヒント: 応答を追加したら、プレビュー機能を使用して、応答リストが長すぎず応答者が効率よく参照できるかどうかを確認できます。
評点モデル

評点モデルを選択して、事前定義済の概略とスコアを入力できます。ただし、それらの概略とスコアはいずれも編集可能です。

応答フィードバック

フィードバックを追加することで、応答者が選択した応答に関連するメッセージを表示できます。このフィードバックは、サブスクライブしているアプリケーションの構成に応じて、応答者またはレビュー担当者に表示されます。

プレビュー

質問と応答をレビューするには、「プレビュー」をクリックします。回答を選択して「テスト」をクリックすると、最終的なスコアと応答フィードバックが表示されます。スコアをクリアして再テストするには、「リセット」をクリックします。

スコア付き質問リスト・テンプレート、質問リストおよび質問の作成

この例では、質問に対する応答をスコア付けしたり、以後の質問リスト・スコアを決定するために使用する質問リスト・テンプレートおよび質問リストを構成する方法を示します。質問リストは単純なテンプレートに基づきます。テンプレートを使用して質問リストのデフォルト設定を確立し、ビジネス要件を強制します。また、2つのスコア付き質問を構成してテンプレートに追加します。

次の表に、このシナリオにおける主な検討事項の概要を示します。

検討事項 この例の場合

このテンプレートは質問リストのスコア付け用に構成するか。

はい

質問リスト・スコアの計算にはどの計算ルールを使用するか。

合計

セクションはいくつ存在するか。

2

質問リスト・テンプレートではいくつのスコア付き質問を作成する必要があるか。

2

テンプレートに既存の質問を追加するか。

いいえ

タスクの概要

質問リスト・テンプレートおよび質問リストを構成します。

  1. 質問リスト・テンプレートを作成します。

  2. 質問リスト・コンテンツを構成し、セクションを作成します。

  3. Section 1用に単一選択のスコア付き質問を作成します。

  4. Section 1に単一選択の質問を追加します。

  5. Section 2用に複数選択のスコア付き質問を作成します。

  6. Section 2に複数選択の質問を追加します。

  7. 質問リストをレビューしてプレビューします。

質問リスト・テンプレートの作成

  1. 「設定および保守」作業領域の「タスク」タブで、「検索」を選択します。

  2. 「検索」フィールドで、「質問リスト・テンプレートの管理」と入力して「検索」をクリックします。

  3. 「検索」ページで、「質問リスト・テンプレートの管理」をクリックします。

  4. 「質問リスト・テンプレートの管理」ページの「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。

  5. 「質問リスト・テンプレートの作成: 基本情報」ページの「サブスクライバ」リストで、「学習」を選択します。

  6. 「スコア質問リスト」を選択します。

  7. 「全スコア計算ルール」リストで、「合計」を選択します。

  8. 次の表に示すように、残りのフィールドを設定します。特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    名前

    Visionスコア付け質問リスト・テンプレート

    ステータス

    アクティブ

    摘要

    任意

    インストラクションの変更の許可

    選択

    インストラクションおよびヘルプ資料

    任意

  9. 「質問リスト・テンプレートの作成: コンテンツ」ページで、次の表に示すようにフィールドに入力します。特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    書式オプションの変更の許可

    選択

    セクションの変更の許可

    選択

  10. 「保存してクローズ」をクリックします。

  11. 「質問リスト・テンプレートの管理」ページで、「完了」をクリックします。

質問リスト・コンテンツの構成とセクションの作成

  1. 「設定および保守」作業領域の「タスク」タブで、「検索」を選択します。

  2. 「検索」フィールドで、「質問リストの管理」と入力して「検索」をクリックします。

  3. 「検索」ページで、「質問リストの管理」をクリックします。

  4. 「質問リストの管理」ページの「フォルダ」セクションの「サブスクライバ」フィールドで、「学習」を選択します。

  5. 「検索結果」セクションで、「作成」をクリックします。

  6. 「質問リストの作成」ダイアログで、「名前」フィールドにVisionスコア付け質問リスト・テンプレートと入力します。

  7. 「検索結果」セクションで、「Visionスコア付け質問リスト・テンプレート」を選択し、「OK」をクリックします。

  8. 「質問リストの作成: 基本情報」ページで、「名前」フィールドにVisionスコア付け質問リストと入力します。

  9. 「フォルダ」フィールドで、フォルダを選択します。

  10. 「次」をクリックして、「質問リストの作成: コンテンツ」ページを開きます。

  11. 「セクション」セクションで、「作成」をクリックして、「セクションの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。

    注意: セクションがすでに存在する場合は、セクションを作成するかわりに、既存のセクションを選択して必要に応じて編集できます。

  12. 次の表のように、各フィールドに値を入力します。特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    タイトル

    セクション1

    摘要

    任意

    概要

    任意

  13. 「OK」をクリックして、「質問リスト・テンプレートの作成: コンテンツ」ページに戻ります。

  14. 「セクション」セクションの「セクション1」行で、「必須」を選択します。その他のフィールドではデフォルト値を使用します。

  15. 「セクション」セクションで、「作成」をクリックして、「セクションの作成」ダイアログ・ボックスを開きます。

  16. 次の表のように、各フィールドに値を入力します。その他のフィールドでは、特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    タイトル

    セクション2

    摘要

    任意

    概要

    任意

  17. 「OK」をクリックして、「質問リスト・テンプレートの作成: コンテンツ」ページに戻ります。

  18. 「セクション2」行で、次の表に示すようにフィールドに入力します。その他のフィールドでは、特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    追加質問の許可

    選択を解除

    必須

    選択

セクション1用の単一選択のスコア付き質問の作成
  1. 「セクション」セクションで、「セクション1」というタイトルの行を選択します。

  2. 「セクション1: 質問」セクションで、「作成」をクリックして、「Visionスコア付け質問リスト・テンプレート: 質問の作成」ダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「ステータス」リストから、「アクティブ」を選択します。

  4. 「フォルダ」リストから「検索」を選択して、「検索と選択: フォルダ」ダイアログ・ボックスを開きます。

  5. 「検索」をクリックします。

  6. フォルダを選択してから「OK」をクリックして、「Visionスコア付け質問リスト・テンプレート: 質問の作成」ダイアログ・ボックスを再び開きます。質問は、質問ライブラリ内の選択したフォルダに追加されます。

  7. 「質問テキスト」フィールドにこの個人が管理職に適格になると思う場合に選択しますと入力します。

  8. 「質問タイプ」リストから、「単一選択」を選択します。

  9. 「スコア質問」を選択します。

  10. 「応答」セクションで、「表示」リストから「ラジオ・ボタン・リスト」を選択します。

  11. 「追加」をクリックします。

  12. 「概略」列にReady nowと入力します。

  13. 「スコア」列に5と入力します。

  14. 4つの追加エントリに対してステップ11と12を繰り返し、表に示す値を入力します。

    概略

    1年以内に準備完了

    4

    2-3年以内に準備完了

    3

    4-5年以内に準備完了

    2

    5年超で準備完了

    1

    注意: 概略およびスコアを追加するかわりに、事前定義済の評点モデルを選択して、質問をスコア付けすることもできます。

  15. 「保存してクローズ」をクリックします。「確認」ダイアログ・ボックスが開きます。

    質問は、質問ライブラリに追加されます。

  16. 「OK」をクリックして、「質問リスト・テンプレートの作成: コンテンツ」ページに戻ります。

セクション1への単一選択の質問の追加
  1. 「セクション1: 質問」セクションで、「追加」をクリックして、「質問の追加」ダイアログ・ボックスを開きます。

  2. 「キーワード」フィールドに場合に選択と入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 「検索結果」表で、「この個人が管理職に適格になると思う場合に選択します」を選択します。

  5. 「OK」をクリックして、「質問リスト・テンプレートの作成: コンテンツ」ページに戻ります。

セクション2用の複数選択のスコア付き質問の作成
  1. 「セクション」セクションで、「セクション2」というタイトルの行を選択します。

  2. 「セクション2: 質問」セクションで、「作成」をクリックして、「Visionスコア付け質問リスト・テンプレート: 質問の作成」ダイアログ・ボックスを開きます。

  3. 「ステータス」リストから、「アクティブ」を選択します。

  4. 「フォルダ」リストから「検索」を選択して、「検索と選択: フォルダ」ダイアログ・ボックスを開きます。

  5. 「検索」をクリックします。

  6. フォルダを選択してから「OK」をクリックして、「Visionスコア付け質問リスト・テンプレート: 質問の作成」ダイアログ・ボックスを再び開きます。質問は、質問ライブラリ内の選択したフォルダに追加されます。

  7. 「質問」セクションで、次の表に示すようにフィールドに入力します。その他のフィールドでは、特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    質問テキスト

    この個人が次の年用とみなすことができると思うすべてのタスクを選択します。

    質問タイプ

    複数選択

    スコア質問

    選択

    最低計算スコア

    0

  8. 「応答」セクションで、次の表に示すようにフィールドに入力します。その他のフィールドでは、特に指定がないかぎりデフォルト値を使用します。

    フィールド

    添付の許可

    選択

    最小選択項目数

    1

    最大選択項目数

    3

  9. 「追加」をクリックします。

  10. 「概略」列に「メンタリング」と入力します。

  11. 「スコア」列に5と入力します。

  12. 応答フィールド列のアイコンをクリックして、テキスト・フィールドを開きます。

  13. テキスト・フィールドに「この個人は6か月間メンタリングを行う個人に割り当てられます」と入力します。

  14. ステップ9から13までを繰り返して2つの行を追加します。次の表に示すようにフィールドに入力します。

    フィールド

    概略

    採用

    スコア

    -5

    応答フィールド

    不正解。マネージャは、インタビューのみに参加できます。採用担当者が採用を処理します。

    概略

    指導

    スコア

    5

    応答フィールド

    この個人は3か月間1つの科目を教えることを義務づけられています。

  15. 「保存してクローズ」をクリックします。「確認」ダイアログ・ボックスが開きます。

    質問は、質問ライブラリに追加されます。

  16. 「OK」をクリックして、「質問リスト・テンプレートの作成: コンテンツ」ページに戻ります。

セクション2への複数選択の質問の追加
  1. 「セクション2: 質問」セクションで、「追加」をクリックして、「質問の追加」ダイアログ・ボックスを開きます。

  2. 「キーワード」フィールドに「すべてのタスクを選択」と入力します。

  3. 「検索」をクリックします。

  4. 「検索結果」表で、「この個人が次の年用とみなすことができると思うすべてのタスクを選択します」を選択します。

  5. 「OK」をクリックして、「質問リストの作成: コンテンツ」ページに戻ります。

  6. 「次」をクリックして、「質問リストの作成: レビュー」ページを開きます。

質問リストのレビューおよびプレビュー
  1. 「プレビュー」をクリックします。

  2. 「プレビュー: Visionスコア付け質問リスト」ダイアログ・ボックスで、質問に対する応答を選択し、「テスト」をクリックします。

  3. スコアが表示されることを確認します。

  4. 「リセット」をクリックして、再テストします。

  5. 「完了」をクリックして、「質問リストの作成: レビュー」ページに戻ります。

  6. 「保存してクローズ」をクリックします。

  7. 「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、「質問リストの管理」ページに戻ります。

翻訳エディタを使用して、質問リスト・テンプレート、質問リストおよび質問を翻訳できます。翻訳エディタでは、現在のセッションからサイン・アウトせずに、複数の言語のテキストを同時にレビューおよび翻訳できます。翻訳エディタでは、翻訳可能なフィールドごとにデータが意図したとおりに翻訳されていることを確認できます。質問リスト・テンプレート、質問リストおよび質問が表示されるときには、常に翻訳が表示されます。

適格な言語

翻訳できる言語は、アプリケーションにインストール済でアクティブな言語です。アプリケーションでは、ユーザーがサイン・インしたときに選択した言語に対応する翻訳テキストが表示されます。

翻訳できるテキスト

翻訳エディタを使用して、質問リスト・テンプレート、質問リストおよび質問のすべてのテキスト・フィールドを翻訳できます。質問リストおよびテンプレートについては、次の部分を翻訳できます。

  • 名前、適用および概要

  • セクション・タイトル、摘要および概要

質問については、次の部分を翻訳できます。

  • 質問テキスト

  • 質問応答の概略

  • 質問の応答フィードバック

翻訳エディタの使用

「翻訳エディタ」アイコンをクリックして、質問リスト、質問リスト・テンプレートまたは質問の翻訳可能なテキストを編集します。このアイコンは、表示できるフィールドがあるページおよびセクションに表示されます。表示される「翻訳の編集」ダイアログ・ボックスで、使用可能な言語のテキストを各フィールドに入力できます。アプリケーションでは、ユーザーがサイン・インしたときに選択した言語に対応する翻訳テキストが表示されます。たとえば、英語からスペイン語に質問を翻訳した場合は、スペイン語を話すユーザーにスペイン語の翻訳が表示されます。現在のセッションの言語と同じ言語にテキストが翻訳されている場合は、UIに翻訳が即座に適用されて表示されます。

新しい質問リスト、テンプレートまたは質問を作成する際には、まず保存してから翻訳エディタを使用する必要があります。オブジェクトをデータベースに保存すると、翻訳エディタが使用可能になります。

翻訳の継承

質問リストには、テンプレートからの翻訳が継承されます。翻訳は、編集して変更できます。翻訳した質問と同じ質問が別の質問リストまたはテンプレートで使用された場合は、その質問でも質問の翻訳が継承されます。質問ライブラリ、または翻訳が使用されている質問リストまたはテンプレートで、翻訳を編集できます。

フィードバック

フィードバック表示オプションおよびデフォルト・オプションを構成して、フィードバックの表示対象者を指定できます。「設定および保守」作業領域、「ワークフォース配置」(または「ワークフォース開発」)オファリング、「ワークフォース・プロファイル」機能領域の「フィードバック表示の管理」タスクを使用します。

フィードバック・コンテキスト

フィードバックは、次のコンテキストに設定できます。

  • ORA_NO_CONTEXT: 個人スポットライト、個人のスマート・ナビゲーションおよびOracle Fusionアプリケーション全体のその他の場所で、個人のフィードバック・ノートに使用されます。

  • ORA_TALENT_REVIEW_TYPE: タレント・レビュー会議のフィードバック・ノートにのみ使用されます。タレント・レビューで作成されたノートはフィードバックとしてOracle Fusionアプリケーションの他の場所に表示されますが、他の場所で作成されたフィードバックはタレント・レビュー会議には表示されません。

表示オプションおよびデフォルト

フィードバックの表示対象とするロールを選択します。ユーザーは、フィードバックの作成時に、そのフィードバックの表示対象とするロールを選択できます。選択を解除しないかぎり、すべての設定が使用可能になります。

次の表に、各表示オプションのオプションと摘要を示します。

表示オプション 説明

全員

組織内のすべての人に表示される公開ノート

マネージャのみ

フィードバックが作成される就業者の階層のマネージャ

マネージャおよび就業者

就業者の階層のマネージャと、フィードバックを受け取る就業者

自分のみ

作成者によって作成者自身または他の個人に関して作成された、作成者のみに表示される個人ノート

就業者および自分のみ

作成者によって就業者について作成され、就業者とノートの作成者のみに表示される個人ノート

HR担当者は、「自分のみ」表示設定のフィードバックを除くすべてのフィードバックを表示できます。

注意: フィードバック表示は、データ・セキュリティによっても決まります。個人ノートを作成または表示できるのは、対象となる個人に対する表示権限を持っている場合のみです。

デフォルト

個人がフィードバックを作成するときに「表示」選択リストに表示されるデフォルト値を編集できます。「デフォルトなし」オプションを選択すると、フィールドには事前定義のオプションは表示されません。ユーザーは、デフォルトが設定されているかどうかに関係なく使用可能なオプションを選択できます。コンテキストのデフォルト設定は次のとおりです。

  • ORA_NO_CONTEXT: デフォルトなし

  • ORA_TALENT_REVIEW_TYPE: マネージャのみ

表示オプションまたはデフォルトを編集しなかった場合は、デフォルト設定が適用されます。

削除したコンテキスト設定

コンテキスト設定を削除してもフィードバックは引き続き追加および表示できますが、コンテキスト設定は編集できなくなります。フィードバック・コンテキスト設定を削除すると、次のルールが適用されます。

  • ORA_NO_CONTEXTのみを削除すると、ORA_NO_CONTEXTの事前定義のデフォルト値が個人フィードバックに適用されます。すべての表示オプションが使用可能で、デフォルト設定は「デフォルトなし」です。

  • ORA_TALENT_REVIEW_TYPEのみを削除すると、ORA_NO_CONTEXT設定が個人フィードバックとタレント・レビュー・フィードバックの両方に適用されます。

  • ORA_NO_CONTEXTとORA_TALENT_REVIEW_TYPEの両方を削除すると、ORA_NO_CONTEXTの事前定義のデフォルト値が個人フィードバックとタレント・レビュー・フィードバックの両方に適用されます。

ワークフォース・プロファイルに関するFAQ

評点レベルのグループのラベルです。評点カテゴリは、分析ツール(パフォーマンスおよびポテンシャル・ボックス・チャートなど)用に評点をグループ化するために、パフォーマンス管理およびタレント・レビューなどのタレント管理プロセスで使用されます。

事前定義済コンテンツ・タイプ関係は編集できません。独自に定義したコンテンツ・タイプ関係のみを編集できます。

関係タイプ「次によってサポートされる」を使用して、目標に関連付けるコンテンツ・タイプに対して関係を設定します。たとえば、「目標」と「コンピテンシ」の各コンテンツ・タイプ間の関係を定義するには、「目標」コンテンツ・タイプではなく「コンピテンシ」コンテンツ・タイプに対して関係を設定します。

自由形式のコンテンツ・タイプを使用すると、コンテンツ・ライブラリに格納する必要がないプロファイルで情報を取得できます。たとえば、就業者の前職に関する情報を格納する目的で自由形式のコンテンツ・タイプを設定できます。自由形式のコンテンツ・タイプを作成するには、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・タイプの管理」タスクを使用します。

自由形式のコンテンツ・タイプには、コード、名前および摘要のみが含まれ、プロファイル・タイプに追加するまでプロパティは含まれません。自由形式のコンテンツ・タイプには、コンテンツ項目は含まれません。コンテンツ項目が不要であれば、コンテンツ・セクションに取得される属性は自由形式であるか、あまり構造化されていないものになることから、自由形式のコンテンツ・タイプを使用できます。たとえば、実績、キャリア文書および表彰と報奨に関する情報を格納するために自由形式のコンテンツ・タイプを設定できます。

コンテンツ項目の関係タイプは、該当するコンテンツ・タイプから導出されるため、変更できません。関係は、「プロファイル」作業領域の「コンテンツ・タイプの編集」ページからコンテンツ・タイプ・レベルでのみ変更できます。事前定義済の関係は変更できません。

個人プロファイルから属性を削除するには、HR担当者ロールを持っている必要があります。

注意: 事前定義済の属性は、非表示にはできますが、削除できません。

個人プロファイルから事前定義済属性でない属性を削除するには:

  1. 「プロファイル」作業領域の「タスク」タブで、「プロファイル・タイプの管理」をクリックします。

  2. 個人プロファイル・タイプを検索し、「検索結果」セクションでそのプロファイル・タイプに対する行を選択します。

  3. 「検索結果」セクションで「編集」をクリックして、「プロファイル・タイプの編集」ページを開きます。

  4. 「コンテンツ・セクション」タブで、削除する属性を含むコンテンツ・セクションを選択します。

  5. 「コンテンツ・セクション」リージョンで、選択したコンテンツ・セクション・リンクをクリックして「コンテンツ・セクション」ページを開きます。

  6. 「コンテンツ・プロパティ」セクションで、属性の行を選択し、「削除」をクリックします。

新しいバージョンの質問リストを作成するか、または既存のバージョンを更新するよう求められます。

既存のバージョンを更新する場合は、ステータスが「アクティブ」のままになり、質問リストのバージョンは変わらず、「使用中」ステータスが「はい」になります。質問リストを保存するとすぐに変更が有効になります。応答者が新しい応答を開始するか、保存済応答をオープンするか、完了した読取り専用質問リストを表示すると、変更したバージョンが表示されます。変更前に応答者が質問に答えて質問リストを保存した場合は、変更後に再オープンすると、保存した応答が引き続き表示されます。質問リストは必要に応じて編集できます。ただし、テキストの変更など、影響が少ない部分に変更を制限することをお薦めします。質問を追加したり、質問を必須としてマークしたり、選択型の質問に対する応答を変更すると、すでに完了した質問リストで問題が発生する可能性があります。

新しいバージョンを作成する場合、以前のバージョンには影響しません。新しいバージョンのステータスが「下書き」に設定されて、質問リストのバージョンが1つ増えます。「使用中」ステータスが「前バージョン」に設定されます。このバージョンを使用した質問リストが完成すると、「使用中」ステータスが「はい」に変わります。ステータスを「アクティブ」に設定して質問リストを保存すると、変更が有効になります。応答者が新しい応答を開始するか、保存済応答をオープンすると、新しいバージョンが表示されます。完成した質問リストには、完成したときの質問リスト・バージョンが表示されます。新しいバージョンの前に応答者が質問に答えて質問リストを保存した場合は、新しいバージョンを再オープンしても、保存した応答は表示されません。

個人プロファイル・タイプに対してカスタム承認ルールを有効にするとどうなりますか。

HR担当者および実装者は、次のように個人プロファイル・タイプに対してカスタム承認ルールを有効にすることができます。

  • 個人プロファイル・タイプに関連する各コンテンツ・セクションに対して承認ルールを定義できます。

  • 就業者が自分のタレント・プロファイルの「スキルおよび資格の編集」ページからすべての承認対象コンテンツに対する変更を送信すると、デフォルトの承認ルールに基づいて通知が承認者に送信されます。

個人プロファイル・タイプに対してカスタム承認ルールを有効にするには、「プロファイル・タイプの管理」ページで「個人」プロファイル・タイプを選択し、「編集」をクリックします。次に、「プロファイル・タイプの編集」ページで「カスタム承認ルール使用可能」チェック・ボックスを選択します。個人プロファイルに対して承認ルールを構成するには、「承認ルールの管理」インタフェースを使用します。

個人のプロファイルのスキルおよび資格データは編集できますか。

はい。ロールのコンテンツ・セクションのアクセス設定に基づいて、就業者のプロファイルの任意の事前定義コンテンツまたはカスタム・コンテンツを表示および編集できます。

自分のプロファイルにコンテンツを追加するにはどのようにすればよいですか。

ホーム・ページで、「自分」「スキルおよび資格」を選択します。「スキルおよび資格」ページで「編集」をクリックし、プロファイルのコンテンツを編集または追加します。ロールに対するコンテンツ・セクションのアクセス設定に基づいて、プロファイルの任意の事前定義コンテンツまたはカスタム・コンテンツを表示および編集できます。

コンテンツ・セクション・プロパティの「ラベル」フィールドに値を入力しなかった場合は、「列名」フィールドの値がデフォルト値として使用されます。「コンテンツ・セクション」ページを開くには、「プロファイル」作業領域の「プロファイル・タイプの管理」タスクをクリックし、「作成」をクリックしてプロファイル・タイプを作成します。次に、「コンテンツ・セクション」タブでコンテンツ・セクションを追加し、「コンテンツ・セクション」リージョンでそのコンテンツ・セクションへのリンクをクリックします。

Oracle Fusion Profile Managementのデータに関する問題を診断する方法を教えてください。

Oracle Fusion Profile Managementデータ表に移入した後、診断ダッシュボードへのアクセス権がある場合は、プロファイル管理整合性検証テストを実行できます。グローバル領域の設定および処理のメニューから、「診断テストの実行」を選択します。この検証テストでは、無効な行の詳細を含んだレポートが生成されます。これらの行を、修復または削除できます。

プロファイル管理の場合、テストによって次の4つのカテゴリのデータ整合性が検証されます。

  • ビジネス・グループ検証: ビジネス・グループが有効であり、Oracle Fusion Global Human Resourcesのビジネス・グループ表に存在することを確認します。

  • 外部キー検証: 外部キー属性がNULLでないことを検証します。

  • フィールド・レベル検証: フィールド・レベル属性がプロファイル管理で設定されたビジネス・ルールと一致する必要があります

  • 行数検証: 設定された表の行数が0(ゼロ)より大きいことを検証します。