Oracle® Fusion Middleware Oracle Enterprise Repository管理者ガイド 12c リリース 1 (12.1.3) E59479-02 |
|
前 |
次 |
この章では、インポート・エクスポート・ツールの機能と、このツールを使用してOracle Enterprise Repositoryに対する項目のインポートとエクスポートを行う方法について説明します。
この章の内容は次のとおりです。
Oracle Enterprise Repositoryのインポート・エクスポート・ツールは、Oracle Enterprise Repositoryのインスタンス間でアセットや関連するメタデータのやり取りをできるように設計されています。
注意: インポート・エクスポート・ツールを使用するときは、次のベスト・プラクティスに従います。
|
アーカイブは完全に自己完結型であることが必要です。つまり、エクスポートされたすべての項目を完全に記述するために必要な依存データもすべてエクスポートされます。依存関係は次のとおりです。
アセット、コンプライアンス・テンプレートおよびポリシーはタイプに依存します。
アセット・タイプ、コンプライアンス・テンプレート・タイプおよびポリシー・タイプは、カテゴリ分けタイプとリレーションシップ・タイプに依存します。
たとえば、単一アセットをエクスポートする場合、結果として作成されるアーカイブには、該当のアセット、それに関連付けられているアセット・タイプ、およびそのアセット・タイプが依存するカテゴリ分けタイプとリレーションシップ・タイプが含まれます。インポートする場合、アーカイブに含まれるすべてのデータは、Oracle Enterprise Repositoryの宛先インスタンスにインポートされます。同じ名前の項目がある場合に生じる競合は、次の方法で解決されます。
アセット、コンプライアンス・テンプレート、ポリシーおよびそのそれぞれのタイプには、システム内に一意の名前が必要です。インポートされる項目の名前が、宛先のOracle Enterprise Repositoryインスタンスにすでにある項目と同じ場合、「v2」が新しい(インポートされた)項目の名前に付加されます。このようなことが繰り返されるたびに、項目の新しいバージョン(「v3」、「v4」など)が作成されます。インポートされる項目の名前にすでに「Vn」指定が付いている場合、その名前にさらに「v2」が付加されます。
カテゴリ分けタイプは、同じ名前の宛先カテゴリ分けタイプがある場合、データをマージします。宛先システムに存在しないソース・アーカイブのカテゴリ分けは、既存の(宛先)カテゴリ分けタイプに追加されます。
同じ名前とタイプを共有するソースおよび宛先リレーションシップ・タイプは無視されます。つまり、既存の記述テキストが宛先システムで保持されます。ソースと宛先リレーションシップ・タイプで同じ名前を共有するとしても、タイプが異なる場合は、前述のように、宛先システムへのインポート時に、ソース・リレーションシップ・タイプの名前に「v2」が付加されます。
注意: Oracle Enterprise RepositoryのインスタンスがSiteminderで保護されるように構成される場合、インポート・エクスポート・ツールが適切に機能できるようにするには、次のURLを無視する(または保護しない)ようにポリシー・サーバーを構成する必要があります。http://appserver.example.com/oer/services/ |
この項では、インポート・エクスポート・ツールを使用して、Oracle Enterprise Repositoryに対するオブジェクトのインポートまたはエクスポートを行う方法について説明します。この項の内容は次のとおりです。
注意: インポート・エクスポート・ツールにはJava Web Startが必要です。Java Web Startのインストールおよび構成の詳細は、1.10項「Java Web Startのインストール」を参照してください。 |
インポート・エクスポート・ツールは、Oracle Enterprise Repository内の「管理」タブの「インポートとエクスポート」ページで利用できます。Oracle Enterprise Repositoryユーザーには、システム設定で指定される管理ロール「Admin Role」(enterprise.security.roletype.admin
)が必要です。
インポート・エクスポート・ツールは、起動時にダウンロードして起動するJava WebStartプログラムです。
エクスポート操作では、エクスポートするOracle Enterprise Repositoryのオブジェクトを検索できます。アセット・タイプ、アセット、カテゴリ分けタイプおよびリレーションシップ・タイプを検索できます。エクスポート操作の結果は、検索されたオブジェクトと、そのオブジェクトのすべての依存関係を含む.zipファイルになります。デフォルトでは、結果として作成される.zipファイル内にサンプル・ファイルparameter.properties
が含まれます。
インポート操作は、インポート・エクスポート・ツールによってエクスポートされた.zipファイルを使用して、含まれる項目をOracle Enterprise Repositoryにロードします。インポートの動作は、META-INF/parameter.propertiesまたは一連のデフォルト・アクションで決まります。
注意: 『Oracle Fusion Middleware Oracle Enterprise Repository開発者ガイド』のアセット検索結果のZIPへのエクスポートに関する項で説明されているように、検索結果画面からエクスポートされたアセットをインポートすることもできます。 |
異なるOracle Enterprise Repositoryインスタンス間でデータを移動する必要があるOracle Enterprise Repository管理者は、インポート・エクスポート・ツールまたはOracle Enterprise Repository OpenAPIを使用する必要があります。インポート・エクスポート・ツールを使用する場合、インポート操作を実行する前に、parameter.properties
ファイルを.zipバンドルに含める必要があります。エクスポート操作により、/META-INF
ディレクトリにあるプレースホルダ・ファイルが作成されます。
各インポート・バンドルには/META-INFディレクトリが含まれます。このディレクトリには、バンドルのインポート時にインポート・エクスポート・ツールの動作を制御するファイルが含まれます。parameter.properties
ファイルが存在しない場合、インポート操作の前にこのファイルを作成する必要があります。
プロパティ・ファイルのサポート対象パラメータは、パラメータの法定値とともにリストされます。
PreserveUUIDs
使用者: アセット
説明: このパラメータは、ランダムに生成する新しいUUIDではなくバンドルのアセットのUUIDを保持します。
値:
True - 新規作成されたアセットのUUIDは、インポート・バンドルで指定されるUUIDです。
False - 新規作成されたアセットのUUIDは、Oracle Enterprise Repositoryでランダムに生成されます。
Standard.saver.assettype.props.duplicate.matching
使用者: アセット・タイプ
説明: このパラメータは、インポート・ツールによって、バンドルのアセット・タイプがOracle Enterprise Repositoryにすでに存在するものの複製であるかどうかを特定する方法を指定します。
値:
UUID - インポート・バンドルで指定されるアセット・タイプのUUIDが、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプのUUIDと一致する場合、複製が確定されます。
名前 - インポート・バンドルで指定されるアセット・タイプの名前が、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプの名前と一致する場合、複製が確定されます。
Standard.saver.assettype.props.duplicate.handling
使用者: アセット・タイプ
説明: このパラメータは、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプの複製であると特定されるバンドルのアセット・タイプがインポート・ツールによって処理される方法を指定します。
値:
新しいバージョンの作成 - インポート・バンドルのUUIDとアーキタイプで新しいアセット・タイプを作成しますが、名前の最後に接尾辞「V」と番号が付けられてバージョン指定されます(Service V2など)。アセット・タイプには新しいUUIDがあります。
無視 - バンドルの複製アセット・タイプを無視します。アセット・タイプをインポートせず、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプを変更しません。
マージ - Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプと、バンドルの複製アセット・タイプをマージします。マージ操作では、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプの要素が変更されるわけではありません。操作は追加的なものであり、バンドルのアセット・タイプの要素が、Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプに付加されます。要素の一致は、要素のXMLマッピングによって行われます。ルールは次のとおりです。
要素のXMLマッピングが存在する場合、要素を無視します。
要素のXMLマッピングが存在しない場合、それを追加します。要素は、最初に要素のタブを見つけてから、タブが存在しない場合は作成することで追加されます。要素はタブの最後に追加されます。
上書き - Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプを、バンドルの複製アセット・タイプに置き換えます。Oracle Enterprise Repositoryのアセット・タイプのアセットは変更されませんが、これらのアセットの表示は影響を受けます。
Standard.saver.relationshiptype.props.duplicate.handling
使用者: リレーションシップ・タイプ
説明: このパラメータは、Oracle Enterprise Repositoryのリレーションシップ・タイプの複製であると特定されるバンドルのリレーションシップ・タイプをインポート・ツールによって処理する方法を指定します。複製のリレーションシップ・タイプは、リレーションシップ・タイプの名前と方向の特性で常に一致します。
値:
無視 - バンドルの複製リレーションシップ・タイプを無視します。該当のリレーションシップ・タイプを使用し、すでにOracle Enterprise Repositoryには存在しないアセット・リレーションシップを作成します。
上書き - Oracle Enterprise Repositoryのリレーションシップ・タイプを、バンドルの複製リレーションシップ・タイプに置き換えます。これにより、リレーションシップ・タイプのすべての情報が上書きされます。該当のリレーションシップ・タイプを使用し、すでにOracle Enterprise Repositoryには存在しないアセット・リレーションシップも作成されます。
Standard.saver.metadata.props.duplicate.handling
使用者: CMFメタデータ
説明: このパラメータは、Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータの複製であると特定されるバンドルのCMFメタデータのブロックをインポート・ツールによって処理する方法を指定します。複製CMFメタデータは、メタデータのUUIDで常に一致します。
値:
無視 - バンドルの複製CMFメタデータを無視します。
上書き - Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータを、バンドルの複製CMFメタデータに置き換えます。これにより、CMFメタデータのすべての情報が上書きされます。
Standard.saver.metadata.props.duplicate.handling
使用者: CMFメタデータ・エントリ・タイプ
説明: このパラメータは、Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータ・エントリ・タイプの複製であると特定されるバンドルのCMFメタデータ・エントリ・タイプをインポート・ツールによって処理する方法を指定します。複製CMFメタデータ・エントリ・タイプは、メタデータ・エントリ・タイプの名前で常に一致します。
値:
無視 - バンドルの複製CMFメタデータ・タイプを無視します。
上書き - Oracle Enterprise RepositoryのCMFメタデータ・エントリ・タイプを、バンドルの複製CMFメタデータ・エントリ・タイプに置き換えます。これにより、CMFメタデータ・エントリ・タイプのすべての情報が上書きされます。
すべてのオプションが含まれるサンプルのparameter.properties
ファイルは次のようになります。
##Name: parameters.properties ##Location: import_bundle.zip/META_INF/ ##Legend: ## a double ## indicates a comment ## a single # indicates a command which can be used in an import bundle ## the text between []'s is the set of valid values for the parameter with comma separating individual values ## for assets: ## This parameter will retain the UUIDs of assets in the bundle rather than randomly generating new UUIDs #PreserveUUIDs=[true,false] #Standard.saver.asset.props.duplicate.handling=[Create New Version, Ignore, Overwrite] #Standard.saver.asset.props.duplicate.matching=[UUID, NameVersion] ## for assettypes: #Standard.saver.assettype.props.duplicate.handling=[Create New Version, Ignore, Merge, Overwrite] #Standard.saver.assettype.props.duplicate.matching=[UUID, Name] ## for relationship types: #Standard.saver.relationshiptype.props.duplicate.handling=[Ignore, Overwrite] ## For CMF metadata #Standard.saver.metadata.props.duplicate.handling=[Ignore, Overwrite] ## For CMF metadata entry types #Standard.saver.metadataentrytype.props.duplicate.handling=[Ignore, Overwrite]
parameter.properties
ファイルが.zipバンドルに存在しない場合、インポートのデフォルト動作は次のようになります。
アセット・タイプ
同じ名前とバージョンのアセットがOracle Enterprise Repositoryにある場合、アセットはすでに存在します。
すでに存在するアセットはUUIDで評価されます。
同じ名前、バージョンおよびUUIDのアセットは無視されます。
名前とバージョンが同じであってもUUIDが異なるアセットでは、新しいアセットが生成されます。このアセットのUUIDはランダムで、バージョンは同じです。ただし、名前の最後には接尾辞「V」と番号が付けられバージョン指定されます(Service Asset V2など)。
すでに存在しないアセットは、インポート・バンドルに指定された名前とバージョンで作成されます。UUIDはランダムに生成されます。
リレーションシップのどちらのアセットもインポート・バンドルに含まれる場合、リレーションシップが作成されます。
受入れ可能な値リスト
同じ名前の受入れ可能な値リストがOracle Enterprise Repositoryにある場合、受入れ可能な値リストはすでに存在します。
すでに存在する受入れ可能な値リストはマージされます。インポート・バンドルに表示される値であってもOracle Enterprise Repositoryにない値は、Oracle Enterprise Repositoryに追加されます。Oracle Enterprise Repositoryの値は変更されません。
すでに存在しない受入れ可能な値リストは、インポート・バンドルに指定された名前と内容で作成されます。
カテゴリ分けタイプ
同じ名前のカテゴリ分けタイプがOracle Enterprise Repositoryにある場合、カテゴリ分けタイプはすでに存在します。
すでに存在するカテゴリ分けタイプはマージされます。インポート・バンドルに表示されるカテゴリ分け項目でもOracle Enterprise Repositoryにないカテゴリ分け項目は、Oracle Enterprise Repositoryに追加されます。Oracle Enterprise Repositoryのカテゴリ分け項目は変更されません。
すでに存在しないカテゴリ分けタイプは、インポート・バンドルに指定された名前と内容で作成されます。
リレーションシップ・タイプ
同じ名前のリレーションシップ・タイプがOracle Enterprise Repositoryにある場合、リレーションシップ・タイプはすでに存在します。
同じ名前と方向のリレーションシップ・タイプは無視されます。
名前が同じで方向が異なるリレーションシップ・タイプでは、新しいリレーションシップ・タイプが生成されます。この場合、方向はバンドルに指定された方向で、名前は接尾辞「V」と番号でバージョン指定されます。
すでに存在しないリレーションシップ・タイプは、インポート・バンドルに指定された名前と方向で作成されます。
メタデータ・エントリ
同じUUIDのメタデータ・エントリがOracle Enterprise Repositoryにある場合、メタデータ・エントリはすでに存在します。
Oracle Enterprise Repositoryにすでに存在するメタデータ・エントリは、インポート・バンドルのメタデータ・エントリで上書きされます。
すでに存在しないメタデータ・エントリは、インポート・バンドルに指定されたUUIDで作成されます。
メタデータ・エントリ・タイプ
同じUUIDのメタデータ・エントリ・タイプがOracle Enterprise Repositoryにある場合、メタデータ・エントリ・タイプはすでに存在します。
Oracle Enterprise Repositoryにすでに存在するメタデータ・エントリ・タイプは、インポート・バンドルのメタデータ・エントリ・タイプで上書きされます。
すでに存在しないメタデータ・エントリ・タイプは、インポート・バンドルに指定されたUUIDで作成されます。
インポート・エクスポート・ツールは、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面内から起動できます。インポート・エクスポート・ツールにはJDK 1.4.2以上が必要です。
インポート・エクスポート・ツールは、「管理」タブから起動します。インポート・エクスポート・ツールの特性と、包括的なバックアップに必要なデータ量により、ツールは、管理ロールが割り当てられているユーザー(組込みの管理ユーザーなど)に制限されます。インポート・エクスポート・ツールを起動するためのリンクは、管理ロールを持つユーザーのみに表示されます。
「管理」タブの「インポート/エクスポート」セクションは、システム設定のプロパティによって有効になり構成されます。このセクションが管理ロールを持つユーザーに表示されない場合、次のシステム設定が有効でTrueに設定されていることを確認します。
cmee.importexport.enabled
注意: インポート・エクスポートはREXを利用する自己完結型ツールであるため、Oracle Enterprise Repositoryからツールを起動した後、再度ログインする必要があります。 |
Oracle Enterprise Repositoryにローカルでログインしていない場合に、インポート・エクスポート・ツールの使用が必要になることがあります。インポート・エクスポート・ツールを保存して、ローカル・マシンから実行できます。
ローカル・マシンからインポート・エクスポート・ユーティリティを実行するには、次の手順を実行します。
1.10項「Java Web Startのインストール」の手順に従って、システムで実行されるようにJava Web Startを構成します。
「管理」サイドバーでインポートとエクスポートをクリックします。
「インポート・エクスポート・クライアント」を右クリックし、「ファイルの保存」またはブラウザの同等の機能を選択して、impexp.jnpl
ファイルを保存します。
impexp.jnlp
ファイルを実行の起点にする場所に移動します。
impexp.jnlp
ファイルを実行します。
注意: インポート・エクスポート・ツールは、ローカルで保存し、<JAVA_HOME> /jre/bin にあるjavaws実行可能ファイルを使用して実行することもできます。次に例を示します。
<JAVA_HOME>/jre/bin/javaws -verbose /path_to_file/impexp.jnlp |
図5-1に示すように、インポート・エクスポート・ツールの起動時に、Oracle Enterprise Repositoryの接続情報の入力を求められる場合があります。
注意: SSO環境以外では、資格証明が求められることはありません。 |
図5-1 Oracle Enterprise Repositoryインポート・エクスポート・ユーティリティ
OER URL
Oracle Enterprise Repositoryインストールのパスは、システム設定で定義されているとおり、通常はServletパスと同じになります。例: http://example.com/oer/
ユーザー名
Oracle Enterprise Repository内で管理ロールが付与されているユーザーの名前。
パスワード
上のボックスで指定したユーザーのパスワード。
インポート・エクスポート・ツールがジョブ・モニターによって自動的に中断されるまでに実行可能な最大時間をミリ秒単位で設定するには、新しいシステム設定を次のように構成する必要があります。
cmee.extframework.impexp.monitor.maxruntime
この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行されます。
「管理」サイドバーでインポートとエクスポートをクリックします。
インポート・エクスポート・クライアントをクリックします。インポート・エクスポート・クライアントが表示されます。
図5-2に示すように、「エクスポート」タブをクリックします。
ターゲット・ファイルの選択フィールドに適切なファイル名を入力するか、「参照」をクリックしてターゲット・ファイルのエクスポート先のディレクトリを選択します。「次」をクリックします。
エクスポートするエンティティの選択を使用して、エクスポートするエンティティを特定します。この選択により、以降の手順でのエクスポート・クライアントの具体的な動作が決まります。
図5-3に示すように、エクスポートするアセットの選択ダイアログが表示されます。
「検索」を使用するか、「すべてをリスト」をクリックすると、「使用可能」列に項目のリストが表示されます。
矢印ボタンを使用して、選択した項目を「使用可能」列と「選択済」列の間で移動します。
「次」をクリックします。手順5(エクスポートするエンティティの選択)で複数の選択が行われた場合、次の「選択」ダイアログで手順7と8を繰り返して、エクスポートする次の項目グループを選択します。
「次」をクリックします。図5-4に示すように、エクスポート実行の準備ダイアログには、エクスポートするファイルのリストが表示されます。
「次」をクリックします。エクスポート・プロセスのステータスが、進行状況バーに示されます。
注意: エクスポートされた項目のサイズや複雑性に違いがある場合、このプロセスの速度や進行状況バーの動作に影響があります。 |
図5-5に示すように、完了するとエクスポートの概要が表示されます。
Microsoft Windowsプラットフォームでは、Windows Explorerが開き、アーカイブが保存されたフォルダが表示されます(システム権限によりアプリケーションからのシェルの実行が許可されると仮定)。
この手順は、Oracle Enterprise Repositoryの「管理」画面で実行されます。
注意: この手順は、Oracle Enterprise Repositoryへのソリューション・パックのインポートにも適用されます。 |
「管理」サイドバーでインポートとエクスポートをクリックします。
インポート・エクスポート・クライアントをクリックします。インポート・エクスポート・クライアントが表示されます。
「インポート」タブをクリックします。
インポートするファイルの選択フィールドに適切なファイル名を入力するか、図5-6のように「参照」をクリックして、インポートするソース・ファイルを選択します。
「次」をクリックします。図5-7に示すように、インポート実行の準備ダイアログには、選択したソース・ファイルが表示されます。
「次」をクリックします。インポート・プロセスのステータスが、進行状況バーに示されます。インポートされた項目のサイズや複雑性に違いがある場合、このプロセスの速度や進行状況バーの動作に影響があります。
図5-8に示すように、完了するとインポートの概要が表示されます。
注意: インポート・エクスポート・ツールを実行する場合、比較的大きなデータ・セットをインポートすると、メモリーの問題が生じる可能性があります。これを回避するには、インポート・エクスポート・クライアント・リンクを右クリックして、リンクに名前を付けて保存...オプションをコンテキスト・メニューから選択することで、impexp.jnlp ファイルをローカルに保存します。インポートするデータ・セットのサイズにさらに合うように、impexp.jnlp ファイルを編集してmax-heap-sizeのデフォルトの量を増やします。データ・セットをインポートするマシンに十分なメモリーがある場合、次の例に示すように、max-heap-sizeパラメータの値をさらに高く変更します(<j2se version="1.6" max-heap-size="1024m"/> )。 |