このガイドで説明する新機能

ここでは、Oracle Service Busの新機能、変更された機能およびこのドキュメントに記載されたその他の重要な変更の概要を示し、追加情報の参照先を示します。このドキュメントは、以前の『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド』というドキュメントの新版です。

既知の問題のリスト(リリース・ノート)については、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/docs/soa-aiafp-knownissuesindex-364630.htmlの「Known Issues for Oracle SOA Products and Oracle AIA Foundation Pack」を参照してください。

12c (12.1.3)に関するドキュメントの重要な変更

このリリースでは、開発者ガイドおよび管理者ガイドがいずれも大幅に変更されています。このガイド『Oracle Service Busの管理』はリライトされ、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlから実行可能なタスクとOracle Service Busコンソールで使用できる管理タスクのみが含まれています。両ガイドに以前含まれていた開発情報は統合・整理されて、『Oracle Service Busでのサービスの開発』に移されました。

12c (12.1.3)での新機能と変更された機能

Oracle SOA Suite 12c (12.1.3)について、このガイドは更新され、新規および変更された次の管理機能が含まれています。

• これまでOracle Service Bus管理コンソールにあったモニター機能および実行時管理機能は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlで提供されるようになりました。新しいページについては、このドキュメント全体で説明しています。Oracle Service Bus管理のスタート・ガイドを参照してください。

• ダッシュボードでのService Busシステム全体のヘルスのモニターのサポート。「Service Busのドメイン・レベルのモニター・ページ」を参照してください。また、プロジェクトや単独のサービスもそれぞれのダッシュボードでモニターできます。「プロジェクトのサービス・ヘルス統計の表示」および「サービスのすべてのサービス・ヘルス統計の表示」を参照してください。

• ビジネス・サービスとプロキシ・サービス、パイプラインおよび分割-結合に対するサービス・レベル・アグリーメント(SLA)のアラートのサポート。「サービス・レベル・アグリーメントのアラート・ルールの作成」を参照してください。

• SLAとパイプラインに対する生成済のアラートのモニターおよびフィルタのサポート。「SLAアラートおよびパイプライン・アラートのモニター」を参照してください。

• 最新の集計間隔の、または最後に統計がリセットされた時点以降のヘルス統計をモニターするサービスの検索のサポート。「サービス・ヘルス統計のモニター」を参照してください。

• リシーケンス・メッセージのモニター、リシーケンス・グループで発生する問題の処理、データベース表の管理など、リシーケンサの管理サポート。リシーケンス・グループのモニターおよびリシーケンサ表の管理を参照してください。

• 複数のサービスまたは1つのみのサービスの操作設定のサポート。「複数のサービスに対する操作設定の有効化と無効化」および「単一のサービスに対する操作設定の有効化と無効化」を参照してください。

• グローバル・レベルでの操作設定のサポート。「グローバル・レベルの操作設定の構成」を参照してください。

• Fusion Middleware Controlの新しいセキュリティ機能を使用したアクセス権限およびセキュリティの構成のサポート。「Oracle Service Bus管理セキュリティの構成」を参照してください。また、このリリースには新しいセキュリティ・ロールが含まれます。「Oracle Service Busでのロール・ベースのアクセス」を参照してください。

• Fusion Middleware Controlを使用した診断ログ出力の構成および表示のサポート。「Oracle Service Bus用のDiagnostic Loggingの構成」および「Oracle Service Busの診断ログ・ファイルの表示」を参照してください。

• デバッグ・ログ出力を含む、新しいOracle Diagnostic Logging (ODL)ログ出力。「Oracle Service Busのログ出力」を参照してください。

• 診断機能のDMSセンサーのサポート。「診断フレームワークを使用した問題の診断」を参照してください。

• Fusion Middleware ControlによるService Bus構成のインポートとエクスポートのサポート。「Oracle Service Busリソースのインポートとエクスポート」を参照してください。

• メッセージ・レポートの構成および表示のサポート。「メッセージおよびアラートのレポートの構成」を参照してください。

• JMSレポート・プロバイダのAdvanced Queueing (AQ)の構成のサポート。「Oracle Advanced Queueing JMSの使用」を参照してください。

• インポートおよびエクスポート可能な構成ファイルによる操作設定のスクリプト作成のサポート。「環境値と操作設定を更新するための構成ファイルの使用」を参照してください。

• 一度に1つのサービスのスロットルの構成ではなく、1つのスロットル・グループと複数のビジネス・サービスの関連付けのサポート。「ビジネス・サービスのグループに対するスロットルの構成」を参照してください。

• ビジネス・サービス・エンドポイントのモニターおよび管理(オンライン化/オフライン化など)のサポート。「ビジネス・サービスのエンドポイントURIのモニターおよび管理」を参照してください。

• Oracle Web Services Manager (OWSM)セキュリティ・ポリシーのグローバル・アタッチのサポート。「グローバル・ポリシーの構成」を参照してください。

• セキュリティ・ポリシーのデタッチ、アタッチおよびオーバーライドによる、OWSMポリシーの管理のサポート。「セキュリティ・ポリシーの管理」を参照してください。

• 使用状況、ポリシー違反、メトリックなど、サービスにアタッチされたOWSMポリシーのモニターのサポート。「セキュリティ・ポリシーのモニター」を参照してください。