ワークフローに関しては、バージョン管理の 2 つの側面があります。最初は、ワークフローが依存するアプライアンスソフトウェアのバージョンの表現であり、2 番目はワークフロー自体のバージョンの表現です。バージョン管理は、ワークフローへの次の 2 つのオプションメンバーによって表されます。
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アプライアンスのバージョン管理 - アプライアンスソフトウェアの最小限必要なバージョンを表すには、ワークフローにオプションの required フィールドを追加します。このアプライアンスは、ソフトウェアがビルドされた年、月、日のあとにビルド番号とブランチ番号を付加した「year.month.day.build-branch」によってバージョン管理されます。たとえば、「2009.04.10,12-0」は、2009 年 4 月 10 日に最初にビルドされたソフトウェアの 12 番目のビルドです。現在のアプライアンスキットソフトウェアのバージョンを取得するには、CLI コマンド「configuration version get version」を実行するか、または BUI の「システム」画面にある「バージョン」フィールドを参照します。required フィールドを使用した例を次に示します。
使用例 4-8 ワークフローの必須フィールドの使用required フィールドを使用した例を次に示します。
var workflow = { name: 'Configure FC', description: 'Configures fibre channel target groups', required: '2009.12.25,1-0', ...
あるワークフローに、アプライアンス上にロードされているバージョンより新しいバージョンのソフトウェアが必要な場合は、そのワークフローをアップロードしようとすると失敗し、不一致を説明したメッセージが表示されます。
ワークフローのバージョン管理 - アプライアンスソフトウェアの必要なバージョンの指定に加えて、ワークフロー自体も version フィールドでバージョン管理できます。この文字列は、ワークフローのバージョンのメジャー、マイナー、およびマイクロ番号を示し、同じワークフローの複数のバージョンがマシン上に存在できるようにします。ワークフローをアップロードするとき、同じワークフローの互換性がある、古いバージョンはすべて削除されます。ワークフローは、メジャー番号が同じ場合に互換性があるとみなされ、バージョン番号が低い場合に古いとみなされます。そのため、バージョン「2.1」のワークフローをアップロードすると、バージョン「2.0」(またはバージョン「2.0.1」) の同じワークフローが削除されますが、「1.2」や「0.1」は削除されません。