メタデータの例は次のとおりです。
ファイルシステムのブロックポインタ
ディレクトリ情報
データ複製解除テーブル
ZFS uberblock
プリフェッチはストリーミング読み取りのワークロードのパフォーマンスを向上させるメカニズムです。このメカニズムでは、入出力アクティビティーを検査して逐次読み取りであることを識別し、余分の読み取りを前もって実行することで、アプリケーションがデータをリクエストする前にデータをキャッシュに入れることができます。プリフェッチは ARC へのアクセスを実行することによって ARC よりも前に発生します。プリフェッチ ARC アクティビティーを理解しようとするときは、このことに注意してください。次に例を示します。
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データがプリフェッチされたあと、アプリケーションはそれ自身の ARC アクセスによってデータをリクエストする場合があります。サイズが異なる場合があることに注意が必要です。プリフェッチは 128K バイトの入出力サイズで実行され、アプリケーションは 8K バイトの入出力サイズで読み取ることがあります。たとえば、次のデータは直接関係がないように見えます。
データ hit 数: 368
プリフェッチデータ miss 数: 23
ただし、プリフェッチが 128K バイトの入出力サイズでリクエストしていれば、これは 23 x 128 = 2944K バイトです。また、アプリケーションが 8K バイトの入出力サイズでリクエストしていれば、これも 368 x 8 = 2944K バイトです。