Oracle Clusterwareは、リソースとしてOracle Clusterwareに登録されたアプリケーションを管理し、特定のリソースを起動、停止および監視できるアプリケーション独自のプリミティブに対するアクセス権限を持つ必要があります。Oracle Clusterwareでは、リソース固有のすべてのコマンドはエージェントと呼ばれるエンティティを介して実行されます。
エージェントは、リソースを管理するためのエージェント・フレームワークおよびユーザー・コードを含むプログラムです。エージェント・フレームワークは、アプリケーション固有のコードを組み込んで、カスタマイズされたアプリケーションを管理できるCライブラリです。アプリケーションの起動、停止、状態のチェックなど、CまたはC++での実際のアプリケーション管理機能のすべてをエージェントにプログラムします。これらの機能はエントリ・ポイントと呼ばれます。Oracle Clusterwareにかわって、エージェント・フレームワークによりこれらのエントリ・ポイント機能が起動されます。エージェントの開発者は、これらのエントリ・ポイントを使用して、リソースの起動、停止および監視方法に関する、機能を特定のリソースに必要な機能を組み込むことができます。エージェントで複数のリソースを管理できます。
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