アクション・スクリプトは、リソースを開始、停止、確認またはクリーンアップする1つ以上のアクションを定義します。エージェント・フレームワークは、C/C++アクションなしに、これらのアクションを起動します。アクション・スクリプトを使用すると、C/C++エントリ・ポイントおよびスクリプト・エントリ・ポイントを含むエージェントを作成できます。すべてのアクションがアクション・スクリプトに定義されている場合、スクリプト・エージェントを使用して、アクション・スクリプトに定義されているアクションを起動できます。
アクション・スクリプトに定義されているアクションを起動する前に、エージェント・フレームワークは、必要なすべての属性をリソース・プロファイルから環境にエクスポートします。アクション・スクリプトは、stdout/stderr
にメッセージを記録でき、エージェント・フレームワークは、エージェント・ログにこれらのメッセージを出力します。ただし、アクション・スクリプトは、stdout/stderr
に出力されるメッセージに次のいずれかのタグを接頭辞として追加することで、特別なタグを使用して、進捗、警告またはエラーのメッセージをcrs*
クライアント・ツールに送信できます。
CRS_WARNING: CRS_ERROR: CRS_PROGRESS:
エージェント・フレームワークは、最終メッセージをcrs*
クライアントに送信するときに、接頭辞として追加されたタグを削除します。
リソース属性は、接頭辞_CRS_
を持つ環境変数としてアクション・スクリプト内からアクセス可能です。たとえば、START_TIMEOUT
属性は、_CRS_START_TIMEOUT
という環境変数になります。
関連項目:
-env
オプションを1つのstartアクションまたはstopオプションの属性値を上書きする方法として使用する場合の詳細は、それぞれ「crsctl start resource」および「crsctl stop resource」を参照してください。
エージェントのアクション・スクリプトの例は、例B-3を参照してください。