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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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アクション・スクリプト

アクション・スクリプトは、リソースを開始、停止、確認またはクリーンアップする1つ以上のアクションを定義します。エージェント・フレームワークは、C/C++アクションなしに、これらのアクションを起動します。アクション・スクリプトを使用すると、C/C++エントリ・ポイントおよびスクリプト・エントリ・ポイントを含むエージェントを作成できます。すべてのアクションがアクション・スクリプトに定義されている場合、スクリプト・エージェントを使用して、アクション・スクリプトに定義されているアクションを起動できます。

アクション・スクリプトに定義されているアクションを起動する前に、エージェント・フレームワークは、必要なすべての属性をリソース・プロファイルから環境にエクスポートします。アクション・スクリプトは、stdout/stderrにメッセージを記録でき、エージェント・フレームワークは、エージェント・ログにこれらのメッセージを出力します。ただし、アクション・スクリプトは、stdout/stderrに出力されるメッセージに次のいずれかのタグを接頭辞として追加することで、特別なタグを使用して、進捗、警告またはエラーのメッセージをcrs*クライアント・ツールに送信できます。

CRS_WARNING:
CRS_ERROR:
CRS_PROGRESS:

エージェント・フレームワークは、最終メッセージをcrs*クライアントに送信するときに、接頭辞として追加されたタグを削除します。

リソース属性は、接頭辞_CRS_を持つ環境変数としてアクション・スクリプト内からアクセス可能です。たとえば、START_TIMEOUT属性は、_CRS_START_TIMEOUTという環境変数になります。

関連項目:

  • -envオプションを1つのstartアクションまたはstopオプションの属性値を上書きする方法として使用する場合の詳細は、それぞれcrsctl start resourceおよびcrsctl stop resourceを参照してください。

  • エージェントのアクション・スクリプトの例は、例B-3を参照してください。