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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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acfsutil encr init

目的

暗号化キー用のストレージを作成します。

構文および説明

acfsutil encr init -h
acfsutil encr init [-p ]

acfsutil encr init -hは、ヘルプ・テキストを表示して終了します。

表16-79に、acfsutil encr initコマンドで使用可能なオプションを示します。

表16-79 acfsutil encr initコマンドのオプション

オプション 説明

-p

キー用のPKCS(パスワード保護)ストレージを作成します。

acfsutil encr initコマンドを実行してからでないと、他の暗号化acfsutilコマンドは実行できません。このコマンドはOracle ACFS暗号化が実行するクラスタごとに1度実行する必要があります。

Oracle Key Vaultをキー・ストアとして使用する場合は、引き続き最初にacfsutil encr initを実行する必要があります。

関連項目:

Oracle Key Vaultの詳細は、『Oracle Key Vault管理者ガイド』を参照してください。

-pオプションを指定すると、パスワードを求められたときに入力する必要があります。パスワードは、acfsutil sec initで説明した形式に従う必要があります。

-pオプションを指定しないと、シングル・サインオン(SSO)ウォレットが作成されます。

rootまたはシステム管理者権限を持つユーザーのみがこのコマンドを実行できます。

次に、acfsutil encr initコマンドの使用例を示します。

例16-72 acfsutil encr initコマンドの使用方法

# /sbin/acfsutil encr init