ディスク・グループでは、Oracle ASM動的ボリューム・マネージャ(Oracle ADVM)ボリュームを作成できます。作成後は、動的ボリュームに関連付けられたボリューム・デバイスを使用してOracle ACFSファイルシステムをホスト管理できます。
ディスク・グループの互換性パラメータCOMPATIBLE.ASM
およびCOMPATIBLE.ADVM
は、11.2
以上に設定する必要があります。「ディスク・グループの互換性属性」を参照してください。
ALTER
DISKGROUP
VOLUME
SQL文を使用すると、ボリュームを追加、変更、サイズ変更、無効化、有効化および削除する機能を含め、Oracle ADVMボリュームを管理できます。次に、ALTER
DISKGROUP
VOLUME
文の例を示します。
ボリュームでOracle ACFSファイルシステムをホスト管理している場合、SQL ALTER
DISKGROUP
文を使用してそのボリュームのサイズを変更することはできません。かわりに、acfsutil
size
コマンドを使用する必要があります。詳細は、「acfsutil size」を参照してください。
Oracle ADVMの詳細は、「Oracle ASM動的ボリューム・マネージャの概要」を参照してください。ASMCMDを使用したOracle ADVMボリューム管理の詳細は、「ASMCMDによるOracle ADVMの管理」を参照してください。ASMCAを使用したOracle ADVMボリュームの管理の詳細は、「Oracle ACFSおよびOracle ADVMを管理するためのASMCA GUIツール」を参照してください。
関連項目:
『Oracle Database SQL言語リファレンス』のALTER DISKGROUP
SQL文
例4-5 ALTER DISKGROUP VOLUME文によるボリュームの管理
SQL> ALTER DISKGROUP data ADD VOLUME volume1 SIZE 10G; Diskgroup altered. SQL> ALTER DISKGROUP data RESIZE VOLUME volume1 SIZE 15G; Diskgroup altered. SQL> ALTER DISKGROUP data DISABLE VOLUME volume1; Diskgroup altered. SQL> ALTER DISKGROUP data ENABLE VOLUME volume1; Diskgroup altered. SQL> ALTER DISKGROUP ALL DISABLE VOLUME ALL; Diskgroup altered. SQL> ALTER DISKGROUP data DROP VOLUME volume1; Diskgroup altered.