ALTER
DISKGROUP
SQL文を使用してディスク・グループの構成を変更できます。データベースの状態がオンラインのままで、ディスクの追加、サイズ変更および削除を行うことができます。可能であれば、1つのALTER
DISKGROUP
文で複数の操作を行うことをお薦めします。1つのALTER
DISKGROUP
文で操作をグループ化すると、リバランス操作を削減できます。
ディスク・グループの構成が変更されると、Oracle ASMにより自動的にリバランスが行われます。デフォルトでは、ALTER
DISKGROUP
文は、操作の完了を待たずに戻されます。この操作のステータスを監視するには、V$ASM_OPERATION
ビューに問い合せます。
リバランス操作が完了するのを待ってからALTER
DISKGROUP
文の処理が戻されるようにするには、REBALANCE
WAIT
句を使用します。これは特にスクリプトの場合に役に立ちます。この文では、REBALANCE
NOWAIT
句も使用できます。これにより、リバランス操作をバックグラウンドで非同期に実行するデフォルトの動作が呼び出されます。
多くのプラットフォーム上でCTRL+C
と入力すると、待機モードのリバランス実行を中断できます。これにより、「ORA-01013: ユーザーによって現行の操作の取消しがリクエストされました」
というメッセージとともに文は即時に戻され、操作は非同期で続行されます。CTRL+C
を入力しても、リバランス操作またはディスクの追加、ドロップ、リサイズ操作はキャンセルされません。
リバランス操作の速度およびリソース消費を制御するには、ディスクを追加、削除またはサイズ変更する文にREBALANCE
POWER
句を含めます。この句の詳細は、「ディスク・グループの手動リバランス」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
関連項目:
『Oracle Database SQL言語リファレンス』のALTER DISKGROUP
SQL文