Oracle ASMユーザーは、図7-3に示すOracle Enterprise Managerの「ユーザー」ページで管理できます。このページにアクセスするには、Oracle Automatic Storage Managementの「ホーム」ページの上部中央付近にある「ユーザー」タブをクリックします。
図7-3 Oracle Automatic Storage Managementの「ユーザー」ページ
Oracle ASMユーザーを管理するには、次のようにします。
Oracle Automatic Storage Managementの「ホーム」ページにアクセスします。
手順の詳細は、「Oracle Automatic Storage Managementホームページへのアクセス」を参照してください。
上部の「ユーザー」リンクをクリックして、ユーザーのプロパティ・ページを表示します。
ASMSNMP
は主にOracle Enterprise ManagerによりOracle ASMインスタンスを監視するために使用される、より権限の低いユーザーです。このアカウントにはSYSDBA
権限が付与されます。ASMSNMP
はOracle ASMインスタンスの作成時にOracle ASMコンフィギュレーション・アシスタント(ASMCA)により作成されます。ASMCAを使用したOracle ASMインスタンスの作成の詳細は、「ASMCAによるOracle ASMインスタンスの作成」を参照してください。
関連項目:
Oracle ASMのインストールの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーション・ガイド』を参照してください。
データベース・アカウントとパスワードの確認の詳細は、『Oracle Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。
「作成」をクリックして、新しいOracle ASMユーザーを追加します。ユーザーを追加する場合、Oracle Enterprise Managerに「ユーザーの作成」ページが表示されます。このページには、ユーザー名、パスワードおよびパスワード確認などのユーザーのログイン資格証明を入力する必要があります。また、新しいユーザーに権限を付与するには、「使用可能な権限」列で権限を選択し、右矢印ボタンをクリックして「付与された権限」列に権限を移動するか、または権限をダブルクリックして移動します。使用可能な権限にはSYSDBA、SYSOPERおよびSYSASMがあります。ユーザーを作成するには「OK」を、手順を取り消すには「取消」をそれぞれクリックします。あるいは、「SQL表示」をクリックして、Oracle Enterprise Managerがユーザー作成に使用するSQLを表示します。
ユーザーのプロパティを編集するには、編集するユーザーの「選択」列のボックスを選択して、「編集」をクリックします。「ユーザーの編集」ページで必要に応じてパスワードを変更します。また、ユーザーに割り当てられている権限を変更するには、その権限を選択し、左右の矢印ボタンを使用して権限を「付与された権限」列から「使用可能な権限」列に移動します(逆も同様)。権限をダブルクリックして移動することもできます。ユーザー・プロパティを編集するには「OK」を、手順を取り消すには「元に戻す」をそれぞれクリックします。あるいは、「SQL表示」をクリックして、Oracle Enterprise Managerがユーザー・プロパティの編集に使用するSQLを表示します。
Oracle ASMユーザーを削除するには、削除するユーザーの「選択」列のボックスを選択して、「削除」をクリックします。確認ダイアログで、「はい」をクリックしてユーザーを削除するか、または「いいえ」をクリックしてユーザーの削除手順を中止します。
認証の詳細は、「Oracle ASMインスタンスにアクセスするための認証」を参照してください。