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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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データおよび高速リカバリ領域用のディスク・グループの作成

このトピックでは、データ用ディスク・グループと高速リカバリ領域用ディスク・グループの作成方法について説明します。

例4-1のSQL文は、標準冗長性でdataという名前のディスク・グループを作成します。これは2つの障害グループcontroller1またはcontroller2で構成され、各障害グループには4つのディスクがあります。通常、dataディスク・グループはデータベースのデータファイルを格納するために使用します。

例では、ASM_DISKSTRING初期化パラメータが文字列'/devices/*'に設定されていることを前提としています。Oracle ASMディスク検出によって、/devicesディレクトリでdiska1からdiska4、およびdiskb1からdiskb4が識別されます。

例4-1では、NAME句によって、システム生成のデフォルト名以外の名前を明示的にディスクに割り当てることができます。システム生成の名前の形式はdiskgroup_nnnnです。nnnnは、ディスク・グループ内のディスクのディスク番号です。Oracle ASMフィルタ・ドライバを使用した場合のディスク名フォーマットの詳細は、Oracle ASMフィルタ・ドライバを参照してください。

例4-1でのディスク・グループの作成時に、次のディスク・グループ属性の値が明示的に設定されています。

例4-2では、fraディスク・グループ(通常は高速リカバリ領域用に作成)をディスク・グループ属性のデフォルト値で作成します。Oracle ASMディスクの名前は指定していません。また、障害グループは明示的に指定していません。この例では、diskc1からdiskc9/devicesディレクトリに存在することを前提としています。

例4-1 DATAディスク・グループの作成

CREATE DISKGROUP data NORMAL REDUNDANCY
  FAILGROUP controller1 DISK
    '/devices/diska1' NAME diska1,
    '/devices/diska2' NAME diska2,
    '/devices/diska3' NAME diska3,
    '/devices/diska4' NAME diska4
  FAILGROUP controller2 DISK
    '/devices/diskb1' NAME diskb1,
    '/devices/diskb2' NAME diskb2,
    '/devices/diskb3' NAME diskb3,
    '/devices/diskb4' NAME diskb4
  ATTRIBUTE 'au_size'='4M',
    'compatible.asm' = '11.2', 
    'compatible.rdbms' = '11.2',
    'compatible.advm' = '11.2';

例4-2 FRAディスク・グループの作成

CREATE DISKGROUP fra NORMAL REDUNDANCY
  DISK '/devices/diskc*';