目的
Oracle ACFSファイルのタグ名を設定します。詳細は、「acfsutil tag set」を参照してください。
構文
sb8 acfssettag(const oratext *path, const oratext *tagname, oratext *value,
size_t size, ub4 flags);
表18-6に、acfssettagコマンドで使用可能なオプションを示します。
表18-6 acfssettagコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
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ファイルまたはディレクトリのパス名へのポインタを指定します。 |
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通常のファイルまたはディレクトリに対する有効なタグ名の形式で、NULLで終了するOracle ACFSタグ名へのポインタを指定します。 |
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Oracle ACFSタグ値を設定するためのメモリー・バッファを指定します。 |
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Oracle ACFSタグ値のバイト・サイズを指定します。 |
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将来の使用のために予約されています。0に設定する必要があります。 |
説明
acfssettagライブラリ・コールは、Oracle ACFSファイルのタグ名を設定します。戻り値は、ACFS_TAG_SUCCESSまたはACFS_TAG_FAILです。ACFS_TAG_FAILが戻されたときに取得する、オペレーティング・システム固有の詳細なエラー情報の値の詳細は、「Oracle ACFSタグ付けのエラー値」を参照してください。
Oracle ACFSタグ名には、固定値文字列の0 (長さが1バイトの数字ゼロの文字)が現在使用されているため、valueは、Oracle ACFSタグ名のすべてのエントリで同じです。
例
例18-6に、acfssettagファンクション・コールの使用例を示します。
例18-6 ファイルのタグの設定
sb8 rc; size_t size; const oratext *value ; const oratext *path= "/mnt/dir1/dir2/file2"; const oratext *tagname = "patch_set_11_1"; value = "0"; /* zero */ size = 1; (byte) rc = acfssettag (path, tagname, (oratext *)value, size, 0); If (rc == ACFS_TAG_FAIL) /* check errno and GetLastError() to process error returns */