ASMCAコマンドライン・インタフェースは、Oracle ASMディスク・グループ、ボリュームおよびOracle ACFSを構成するための非GUIサポートを提供します。
ASMCAコマンドライン・インタフェースの実行の一般情報は、「ASMCAコマンドラインの実行」を参照してください。
-createVolumeは、Oracle ADVMボリュームを作成します。
構文
asmca -silent
-createVolume
{ -volumeName volume_name
-volumeDiskGroup diskgroup
-volumeSizeGB size_GB
[ -volumeRedundancy { INHERIT | HIGH | NORMAL | EXTERNAL } ] ... }
[-sysAsmPassword sysasm_password ]
表14-1に、-createVolumeコマンドで使用可能なオプションを示します。
表14-1 -createVolumeコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
作成するボリュームの名前を指定します。 |
|
ボリュームを作成するディスク・グループの名前を指定します。 |
|
ボリュームのサイズをGBで指定します。 |
|
ボリュームの冗長性設定を指定します。 |
複数のコマンドに共通のその他のオプションについては、表9-1を参照してください。
例
Oracle ADVMボリュームを作成するには、次のようにします。
例14-1 asmca -silent -createVolumeの使用方法
$ asmca -silent
-createVolume
-volumeName volume1
-volumeDiskGroup mynewdg
-volumeSizeGB 1
Volume volume1 created successfully.
-createACFSは、Oracle Automatic Storage Managementクラスタ・ファイルシステム(Oracle ACFS)を作成します。
このコマンドは、Oracle ACFSファイルシステムをマウントしません。Oracle ACFSファイルシステムのマウントの詳細は、Linux環境の場合は「mount」を、Windows環境の場合は「acfsmountvol」を参照してください。
構文
asmca -silent
-createACFS
{ -acfsVolumeDevice volume_device }
{ -acfsMountPoint mount_path }
[-acfsUserName acfs_username ]
[-acfsUserGroup acfs_usergroup ]
[-sysAsmPassword sysasm_password ]
表14-2に、-createACFSコマンドで使用可能なオプションを示します。
表14-2 -createACFSコマンドのオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
|
Oracle ADVMボリューム・デバイスの名前を指定します。 |
|
マウント・ポイントとして使用する既存のパスを指定します。これは、Oracle RAC環境で必須です。 |
|
Oracle ACFSユーザー名を指定します。 |
|
Oracle ACFSグループ名を指定します。 |
複数のコマンドに共通のその他のオプションについては、表9-1を参照してください。
例
Oracle ACFSファイルシステムを作成するには、次のようにします。
例14-2 asmca -silent -createACFSの使用方法
$ asmca -silent
-createACFS
-acfsVolumeDevice /dev/asm/volume1-457
-acfsMountPoint /acfsmounts/acfs1