データベース用のOracle ACFSファイルシステムを作成するには、図9-4に示すようなディスク・グループ構成オプション・メニューから「データベース使用のACFSの作成」を選択します。図14-7に示すように、ダイアログが表示されます。
注意:
データベース・ファイルの格納を目的としたOracle ACFSファイルシステムのOracle ADVMボリュームを作成する場合は、ASMCAツールではなくASMCMD volcreate
コマンドまたはSQL ALTER
DISKGROUP
ADD
VOLUME
SQL文を使用して、列のストライプ化が1に設定されていることを確認します。volcreate
コマンドの詳細は、「volcreate」を参照してください。ALTER
DISKGROUP
ADD
VOLUME
文の詳細は、「ディスク・グループでのOracle ADVMボリュームの管理」を参照してください。
このダイアログでは、次の情報を入力する必要があります。
データベース・ホームのボリューム名
作成するOracle ADVMボリュームの名前です。Oracle ADVMボリュームの詳細は、「Oracle ASM動的ボリューム・マネージャの概要」および「volcreate」を参照してください。
データベース・ホームのマウント・ポイント
データベース・ホームのインストール先となるファイルシステムのマウント・ポイントです。データベース・ホームを含めるファイルシステムは、Oracle Grid Infrastructureのベース・ディレクトリ(グリッド用のORACLE_BASE
)の下に配置しないでください。マウント・ポイントおよびデータベース・ホームの詳細は、「Oracle ACFSとOracle Databaseホームについて」を参照してください。
データベース・ホーム・サイズ(GB)
デフォルトは7GBで、最小の推奨サイズです。
データベース・ホームの所有者名
データベースをインストールし、データベース・ホームのソフトウェアを所有するユーザーのオペレーティング・システム名です。
データベース・ホームの所有者グループ
データベース・ホームの所有者のオペレーティング・システム・グループです。
マウント・ポイントには既存のディレクトリを指定する必要があります。ファイルシステムは、使用可能にするためにマウントする必要があります。マウント・コマンドは、オペレーティング・システムのプロンプトで、root
またはWindowsのAdministrator
として手動で実行する必要があります。Oracle ACFSファイルシステムのマウントの詳細は、Linuxの場合は「mount」を、Windowsの場合は「acfsmountvol」を参照してください。
マウント・レジストリの詳細は、「Oracle ACFSマウント・レジストリについて」を参照してください。
図14-7: Oracle ASMコンフィギュレーション・アシスタントのデータベース用のOracle ACFSの作成ダイアログ