目的
指定したディレクトリおよびその下のディレクトリ・ツリー全体のファイルが使用する領域の合計を表示します。
構文および説明
du [--suppressheader] [dir]
表10-33に、du
コマンドの構文オプションを示します。
表10-33 duコマンドのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
ディレクトリの名前。 |
|
出力で列のヘッダーを非表示にします。 |
dir
を指定しない場合、現行ディレクトリに関する情報が表示されます。dir
にはワイルドカード文字を使用できます。詳細は、「ワイルドカード文字」を参照してください。
次の2つの値が、いずれもMB単位で表示されます。
Used_MB
: この値には、ミラーリングは含まれません。
Mirror_used_MB
: この値には、ミラーリングが含まれます。
たとえば、標準冗長性のディスク・グループに100MBのデータが含まれ、ディスク・グループの各ファイルが双方向にミラー化されている場合、Used_MB
は100MBで、Mirror_used_MB
は約200MBです。
例
次に、du
コマンドの例を示します。この例では、data
ディスク・グループのorcl
ディレクトリおよびorcl
ディレクトリの下にあるすべてのディレクトリで使用されているディスク領域を表示します。
例10-42 ASMCMD duコマンドの使用方法
ASMCMD [+] > du data/orcl Used_MB Mirror_used_MB 1756 3519