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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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find

目的

指定したディレクトリおよびそのサブディレクトリ内で、指定した名前パターン(ワイルドカードを使用)と一致するすべてのものの絶対パスを表示します。

構文および説明

find [--type type] dir pattern

表10-34に、findコマンドの構文オプションを示します。

表10-34 findコマンドのオプション

オプション 説明

--type type

検索するターゲットのタイプ。

dir

検索を開始するディレクトリ名。

pattern

ターゲットまたはワイルドカード・パターンの名前。

このコマンドは、ディレクトリ・ツリー内の指定したディレクトリおよびその下のすべてのサブディレクトリで、指定したpatternを検索します。patternの値には、ディレクトリ名またはファイル名を指定し、ワイルドカード文字を使用できます。詳細は、ワイルドカード文字を参照してください。

ASMCMD findコマンドでは、大文字と小文字は区別されません。

コマンドの出力では、ディレクトリ名の末尾にスラッシュ(/)が付き、ファイル名とは区別されます。

特定のタイプ(typeとして指定)のすべてのファイルを検索するには、--typeフラグを使用します。たとえば、typeCONTROLFILEを指定して、制御ファイルを検索できます。typeの有効な値を表5-1に示します。これらは、V$ASM_FILEビューのtype列のタイプ値です。

次に、findコマンドの例を示します。1つ目の例では、dataディスク・グループのundoで始まるファイルを検索します。2つ目の例では、+data/orclディレクトリのすべての制御ファイル(--type CONTROLFILE)の絶対パスを戻します。

例10-43 ASMCMD findコマンドの使用方法

ASMCMD [+] > find +data undo*
+data/ORCL/DATAFILE/UNDOTBS1.258.691577151

ASMCMD [+] >  find --type CONTROLFILE +data/orcl *
+data/orcl/CONTROLFILE/Current.260.691577263