ディスク・グループからディスクを削除する場合、Oracle ASMでは削除したディスクのすべてのファイル・エクステントがディスク・グループの残りのディスクに移動することによってディスク・グループがリバランスされます。その後、Oracle ASMによりディスクが解放されます。そのディスクは別のディスク・グループに追加するか、他の用途に使用できます。1つ以上のディスクを1回の操作で削除できます。また、必要に応じて削除操作にリバランス指数を設定できます。ディスクの削除に考えられる理由は次のとおりです。
ディスクに障害が出始めており、置き換える必要があるため
ディスクをアップグレードするため
ディスクを別のディスク・グループに再度割り当てるか、別のストレージ・システムに再度割り当てるため
注意:
ディスク・グループからのディスクの削除は、ディスクをディスク・グループから論理的にのみ削除します。ディスクの内容は削除されません。ただし、内容はディスクを新しいディスク・グループに追加したときに失われます。
ディスク・グループからディスクを1つ以上削除するには、次のようにします。
Oracle Automatic Storage Managementの「ホーム」ページにアクセスします。
手順の詳細は、「Oracle Automatic Storage Managementホームページへのアクセス」を参照してください。
「ディスク・グループ」リンクをクリックし、「ディスク・グループ」プロパティ・ページを表示します。
Oracle Automatic Storage Managementの「ログイン」ページが表示されたら、SYS
ユーザーとしてログインし、SYSASM
として接続します。Oracle ASMインスタンスのSYS
パスワードを入力します。このパスワードは、Oracle ASMインスタンスの作成時に設定されています。
「名前」列のリンクをクリックして、削除するディスクが含まれるディスク・グループを選択します。
「ディスク・グループ」ページが表示されます。
「メンバー・ディスク」ヘッダーの下の「選択」列で、削除するディスクのボックスを選択し、「削除」をクリックします。
「確認」ページが表示されます。
リバランス指数を変更する場合、または削除するディスクにFORCE
オプションを設定する場合は、次のようにします。
「拡張オプションの表示」をクリックします。
必要に応じて「強制」オプションを選択するか、「指数のリバランス」リストでリバランス指数を選択します。
注意:
Oracle ASMでディスクの読取りまたはディスクへの書込みができない場合は、FORCE
オプションが必要になる場合があります。FORCE
オプションの詳細は、「ディスク・グループからのディスクの削除」を参照してください。
「はい」をクリックしてディスクを削除します。
「ディスク・グループ」ページに戻り、削除中の各ディスクについて、DROPPING
の状態が表示されます。
削除したディスクがディスク・グループに表示されなくなるまでページをリフレッシュします。
注意:
削除したディスクは、削除操作およびリバランス操作が完了するまで再利用または切断できません。削除したディスクがディスク・グループに表示されなくなると、操作は完了です。ディスクの削除の詳細は、「ディスク・グループからのディスクの削除」を参照してください。