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Oracle® Automatic Storage Management管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71290-10
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ディスクのオンライン化とオフライン化

ディスクをオンラインまたはオフラインに戻すには次の手順を実行します。

  1. Oracle Automatic Storage Managementの「ホーム」ページにアクセスします。

    手順の詳細は、Oracle Automatic Storage Managementホームページへのアクセスを参照してください。

  2. ページの上部にある「ディスク・グループ」リンクをクリックして「ディスク・グループ」ページを表示します。Oracle Enterprise Managerには、図7-5のようなページが表示されます。

    図7-5 Oracle Automatic Storage Managementの「ディスク・グループ」リスト・ページ

    図7-5の説明が続きます
    「図7-5 Oracle Automatic Storage Managementの「ディスク・グループ」リスト・ページ」の説明
  3. 「名前」列のディスク名をクリックすると、変更するディスク・グループの「一般」ページがOracle Enterprise Managerに表示されます。表示される「一般」ページは、図7-6のようなページになります。

    図7-6 Oracle Automatic Storage Managementの「ディスク・グループ」の「一般」ページ

    図7-6の説明は次にあります
    「図7-6 Oracle Automatic Storage Managementの「ディスク・グループ」の「一般」ページ」の説明
  4. ディスクをオンラインに戻すには、オンラインに戻すディスクを選択して「オンライン」をクリックします。ディスクをオンラインに戻す場合、Oracle ASMでは次の操作を実行します。

    • Oracle ASMは、選択したディスクに対してオンライン操作を実行します。オンラインに戻す1つ以上のディスクまたはすべてのディスクを選択できます。すべてのディスクを選択する場合、Oracleはこの操作に対してALLキーワードを使用します。すべてのディスクを選択しない場合、オンライン操作が行われるのは選択したディスクのみです。

    • オンライン・プロセス時に、Oracle Enterprise Managerは書込み操作に対応するために最初にディスクをオンライン・モードにします。Oracle Enterprise Managerは、ディスクが読取り操作に対して完全にオンラインになるまで、ディスクの失効データを現在のデータで再同期します。つまり、Oracle ASMの高速ミラー再同期機能を実行します。

    • 「障害グループ」ビューを選択して、選択したディスク・グループに対してこの操作を実行することもできます。この場合、Oracleは障害グループのディスクにSQLを使用します。

    • オンライン状態のディスクを選択することもできますが、Oracle Enterprise Managerではその選択を無視して、すでにオフラインになっていたディスクのみをオンラインに戻します。

    • Oracle Enterprise Managerの「確認」ダイアログで「はい」をクリックしてディスクをオンラインに戻すか、または「いいえ」をクリックして操作を取り消します。「SQL表示」をクリックして、Oracle Enterprise Managerがオンライン操作に使用するSQLを確認することもできます。

  5. ディスクをオフラインにするには、オフラインにするディスクを選択して「オフライン」をクリックします。ディスクをオフラインに戻す場合、Oracle ASMでは次の操作を実行します。

    • 失効データの量に応じて、操作の完了にさらに時間がかかる場合があります。ディスク・グループの「ホーム」ページから「保留中の操作」リンクを使用して、操作の進捗状況を監視できます。

    • ASM_POWER_LIMITを使用して「リバランス指数」に設定する値は整数である必要があります。リバランス指数の値が高速ミラー再同期操作に与える影響の詳細は、ページ上のテキストを参照してください。ASM_POWER_LIMIT0に設定されている場合、Oracle ASMによる自動リバランスは実行されません。リバランス指数の設定とASM_POWER_LIMIT初期化パラメータの詳細は、ASM_POWER_LIMITを参照してください。

    • デフォルトでは、リバランス指数の値はASM_POWER_LIMIT初期化パラメータの値を使用します。

    • Oracle Enterprise Managerには「オフライン」の「確認」ページが表示されます。このページには、選択したディスクをオフラインにすると、Oracle ASMインスタンスがDISK_REPAIR_TIME初期化パラメータの設定値で指定される期間待機してから、ディスクが削除されることを示すテキストが表示されます。ディスクの修復期間中に、ディスクを修復してオンラインに戻すことができます。オンライン化に成功した各ディスクでは、保留中の削除操作が取り消され、再同期操作が開始されます。

    • DISK_REPAIR_TIMEを大きな値(1日よりも長い時間など)に設定すると、データが失われる可能性が高くなります。これは、ディスク・グループ内のファイルを保護する冗長性がこの期間中低くなるためです。

      Oracle Enterprise Managerの「確認」ダイアログで「はい」をクリックしてオフライン処理を開始するか、または「いいえ」をクリックして操作を停止します。「SQL表示」をクリックして、Oracle Enterprise Managerがオフライン操作に使用するSQLを確認することもできます。