デフォルトでは、パラレル文のキューは先入先出キューとして動作します。リソース・プランを構成および設定して、パラレル文をデキューする順序と、各ワークロードまたはコンシューマ・グループが使用するパラレル実行サーバーの数を管理できます。
Oracle Database Resource Managerは、コンシューマ・グループおよびリソース・プランの概念に基づいて動作します。コンシューマ・グループは、同じリソース権限および要件を使用したユーザーのグループを識別します。リソース・プランは、各コンシューマ・グループに対するディレクティブのコレクションから構成され、パラレル・サーバーなどの各種データベース・リソースの管理と割当てを指定します。マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)およびプラガブル・データベース(PDB)では、パラレル文キューの順序はshares
と呼ばれるディレクティブによって管理されます。
リソース・プランは、RESOURCE_MANAGER_PLAN
パラメータをリソース・プランの名前に設定すると有効になります。
並列度ポリシーがAUTO
に設定されている場合、次の項で説明するディレクティブを使用して、コンシューマ・グループのパラレル文の処理を管理できます。
どのような場合でも、指定されたコンシューマ・グループのパラレル文のキューはOracle RACデータベース上の単一キューとして管理されます。各コンシューマ・グループに対する制限は、そのコンシューマ・グループに属するOracle RACデータベースのすべてのセッションに適用されます。パラレル文のキューイングは、データベース・インスタンス全体での初期化パラメータPARALLEL_SERVERS_TARGET
の合計値に基づいて発生します。
関連項目:
Oracle Database Resource ManagerによるOracle Databaseリソースの管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください
V$RSRC
*ビュー、DBA_HIST_RSRC_CONSUMER_GROUP
ビューおよびパラレル問合せの待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
DBMS_RESOURCE_MANAGER
パッケージの詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージ・プロシージャおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。