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Oracle® Database Applianceサービス・マニュアル
リリース2.10 for Linux x86-64

部品番号 B66176-08
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6 Oracle Database Applianceを稼働状態に戻す

この章では、保守の手順を実行した後、Oracle Database Applianceを稼働状態に戻す方法について説明します。内容は次のとおりです。

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2を稼働状態に戻す

この項では、保守後にOracle Database Appliance X3-2およびOracle Database Appliance X4-2を稼働状態に戻す手順について説明します。


注意 ‐ 次の表のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリ外部のSun Server X3-2およびSun Server X4-2ドキュメント・ライブラリに移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。
ODA X3-2
ODA X4-2

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2の電源を入れる

システムに電源を入れるには、次の手順に従います。

各サーバー・ノードは、別々に電源が入ります。

Oracle Database Appliance X3-2/X4-2の電源を入れる

この手順では、保守後にOracle Database Appliance X3-2/X4-2の電源を再投入する方法について説明します。

ほとんどの保守手順は、アプライアンスは停止せず、1つのサーバー・ノードを停止して行うことができます。

  1. 電源を切断し、ストレージ・シェルフ(および存在する場合はストレージ拡張シェルフ)から電源コードを切断した場合は、ここで電源コードを再接続します。
  2. 各電源装置のオン/オフ・ボタンをオンの位置に切り替えることで、ストレージ・シェルフ(および存在する場合はストレージ拡張シェルフ)の電源を入れます。

    ディスクの初期化が始まり、電源装置LEDが緑色に点灯します。これには、数分かかることがあります。


    注意 ‐ ストレージ・シェルフおよびストレージ拡張シェルフのディスクが初期化されるまで、サーバー・ノードの電源を入れないでください。
  3. サーバー・ノードの電源を切断した場合は、ここで抜いた電源コードを再接続します。
  4. 次のいずれかの方法を使用してサーバー・ノードの電源を入れます。
    • サーバー・ノードのフロント・パネルの埋込み式電源ボタンを押します。

    • Oracle ILOM Webインタフェースにログインして、「Host Management」 > 「Power Control」の順にクリックし、「Select Action」リスト・ボックスから「Power On」を選択します。

    • Oracle ILOMコマンドライン・インタフェース(CLI)にログインし、Oracle ILOM CLIプロンプトで次のコマンドを入力します。

      -> start /SYS

    サーバーの電源が入り、電源投入時自己診断(POST)コード・チェックポイント・テストが終了すると、フロント・パネルの緑色の電源/OKステータス・インジケータが点灯し、点灯したままになります。


    注意 ‐ アプライアンスを完全に停止した場合は、手順3および4を繰り返して2番目のサーバー・ノードの電源を入れます。

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)を稼働状態に戻す

サーバー・ノードの上部カバーの取付け

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)サーバー・ノードから上部カバーを取り外した場合は、次の手順を実行してカバーを交換します。


電圧注意アイコンを示す図

注意  ‐ 危険電圧が存在します。上部カバーを外したままシステムを稼働させないでください。



温度注意アイコンを示す図

注意  ‐ 装置の損傷。システムを起動する前に、上部カバーを適切に取り付けてください。


サーバー・ノードの上部カバーを取り付ける

  1. シャーシの前面の上に0.5インチ(12.7mm)張り出すように上部カバーをサーバー・ノード上に降ろします。
  2. カバーの裏面上の隔離碍子6個(片側に3個)がすべて、シャーシ側面の上部にあるスロットにぴったりはまっていることを確認します。

    上部カバーの位置を合せると(前の手順で説明)、カバーの裏面の6個の隔離碍子がシャーシ側面の上部にあるスロットにぴったりはまります。


    画像: サーバー・ノードへの上部カバーの取付け方法を示す図。
  3. 上部カバーをぴったりはまるまでサーバー・ノードの後方にスライドさせます[2]。

サーバー・ノードのシステム・シャーシへの取付け

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)サーバー・ノードをシャーシから取り外した場合、次の手順を実行して再び取り付けます。

サーバー・ノードをシステム・シャーシに取り付ける


注意 ‐ サーバー・ノードFRUの新しいサーバー・ノードとの交換は、Oracle認定サービス技術者が実行する必要のあるサービス・アクティビティです。顧客は、サーバー・ノード内の他の顧客保守可能コンポーネントの保守を行うために、サーバー・ノードを取り外すことができます。
  1. システム・シャーシにサーバー・ノードを取り付ける前に、サーバー・ノードの背面上の両方のリリース・ラッチが開いた位置にあることを確認します。
    画像: システム・シャーシへのサーバー・ノードの取付け方法を示す図。
  2. システム・シャーシの背面にサーバー・ノードを差し込み、リリース・ラッチの下のへりがシャーシに触れるまでスライドさせます[2]。
  3. システム・シャーシにサーバー・ノードを元どおりはめるには、サーバー・ノードの両側に1つずつあるラッチをつかみ、それらを同時に閉じた位置まで押し上げます[3]。

    注意アイコンを示す図

    注意  ‐ 装置の損傷。システム・シャーシにサーバー・ノードを元通りはめるには、この手順にあるように必ずリリース・ラッチを使用します。そのようにしないと、サーバー・ノードの前面のコネクタやディスク・ミッドプレーン・モジュールのコネクタを損傷することがあります。


  4. サーバー・シャーシをラックへ再度取り付けます。

    『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』のラックへのシステムの取付けに関する項に記載されている手順に従います。

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の電源を入れる

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の電源を入れるには、次の手順に従います。

各サーバー・ノードは、別々に電源が入ります。


注意 ‐ Oracle ILOMを使用してサーバー・ノードの電源を入れる場合、『Oracle Database Applianceスタート・ガイド』に説明されている初期構成を実行していることを確認してください。

Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の電源を入れる

  1. 保守されたサーバー・ノードの背面にある電源装置に電源コードが接続されていることを確認します。

    接続すると、サーバー・ノードはスタンバイ電源状態になります。サーバー・ノードのフロント・パネルのSPステータスLEDが緑色に点灯して、ゆっくりとした点滅から常時点灯になります。サーバー・ノードのフロント・パネルの電源/OK LEDが緑色に点灯して、スタンバイの点滅になります。電源コードを差し込んでからLEDがスタンバイの点滅になるまで約5分かかります。

    SPステータスLEDおよび電源/OK LEDの位置は、「サーバー・ノードのステータス・インジケータ」を参照してください。

    スタンバイ電源状態は、サーバー・ノードのサービス・プロセッサはアクティブだが、サーバー・ノード・ホストの電源は切れていることを示しています。

  2. 次のいずれかを実行して、サーバー・ノードの電源を入れます。

    アプライアンスを停止せずに1つのサーバー・ノードの電源を切断した場合、そのサーバー・ノードに対してのみこの手順を実行します。アプライアンスを完全に停止した場合、両方のサーバー・ノードに対してこの手順を実行します。

    • サーバー・ノードの電源ボタンの使用。フロント・パネル[1]上の埋込み式の電源ボタンを一瞬押して放します。
      画像: 上段サーバー・ノードの左下隅にある凹型の電源ボタンと電源/OK LEDの位置を示す図。

      各サーバー・ノードでは、サーバー・ノードの起動中には緑色の電源/OK LED [2]が点滅し、サーバー・ノードが動作状態のときには点灯し続けます。

    • Oracle ILOM Webインタフェースの使用:
      1. ブラウザを開き、ブラウザのアドレス・フィールドにサーバー・ノードのサービス・プロセッサIPアドレスを入力します。
      2. ログイン・ページで、ユーザー名(アカウントにはReset and Host Control (r)権限が必要)とパスワードを入力し、「Log In」ボタンをクリックします。
      3. 「Remote Power Control」に移動し、「Select Action」リスト・ボックスから「Power On」を選択して「Save」および「OK」をクリックします。

        各サーバー・ノードでは、サーバー・ノードの起動中には緑色の電源/OK LED [2]が点滅し、サーバー・ノードが動作状態のときには点灯し続けます。

    • Oracle ILOM CLIの使用:
      1. sshクライアントを使用してOracle ILOMにログインします。次のように入力します。

        $ssh username@sp_ip_address

        usernameはReset and Host Control (r)権限を持つユーザー・アカウント名、sp_ip_addressはサーバー・ノード・サービス・プロセッサのIPアドレスです。

      2. プロンプトが表示されたら、ユーザー・アカウントのパスワードを入力します。
      3. 次のコマンドを入力して、サーバー・ノードの電源を入れます。

        -> start /SYS

        各サーバー・ノードでは、サーバー・ノードの起動中には緑色の電源/OK LED [2]が点滅し、サーバー・ノードが動作状態のときには点灯し続けます。