ヘッダーをスキップ
Oracle® Database Applianceサービス・マニュアル
リリース2.10 for Linux x86-64

部品番号 B66176-08
ドキュメント・ホームへ移動
ホーム
ブック・リストへ移動
ブック・リスト
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引
フィードバック・ページへ移動
お問合せ

前のページへ移動
次のページへ移動
PDF

7 サーバー・ノードの診断ツールとサービス・プロセッサのリセット

この章では、サーバー・ノード(システム・コントローラとも呼ばれます)のパフォーマンスのトラブルシューティングまたは監視に使用できる診断ツールを紹介します。イベントでサービス・プロセッサ(SP)がハングした場合、またはアクセス不可になった場合にリセットする手順も紹介します。

この章の内容は次のとおりです。

サーバー・ノードの診断ツール

Oracleには、サーバー・ノードとともに使用するために幅広く選択できる診断ツールが用意されています。このツールには、システムの消灯管理、サービス・プロセッサのリカバリ、電源投入時自己診断テスト(POST)、U-Boot診断起動テスト、またはPc-Check診断テストの他、システム・コンポーネントのステータスを示すハードウェアのLEDも含まれます。

次の表に、使用できる診断ツールをまとめます。

診断ツール
主な機能
情報を探す場所
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)
サーバーのステータスと環境の状態の監視、警告(SNMPトラップ、IPMI PET、リモートsyslog)の生成、障害の分離およびリモート・コンソールへのアクセスを行います。

注意 ‐ Oracle Database Applianceのパッチ適用および更新はすべて、通常のOracle Database Applianceパッチ・セット・バンドルで実行されます。これにはBIOSおよびSPファームウェアが含まれます。これにより、ソフトウェアおよびファームウェアのコンポーネントのバージョンがすべて連携するようにサポートされます。パッチはMy Oracle Supportを通じて入手できます。

Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)ドキュメント・コレクション:
Oracle ILOMの「Preboot」メニュー
Oracle ILOMの「Preboot」メニューは、Oracle ILOMの実行中に解決できないOracle ILOMの問題を解決するために使用できるユーティリティです。Oracle ILOMの起動プロセスに割り込んで、設定を構成してから、Oracle ILOMの起動を続行できます。特に、Oracle ILOMルート・パスワードを工場出荷時のデフォルトにリセットし、シリアル・ポートへのOracle ILOMのアクセスをリストアできます。
  • Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の詳細は、次の『Oracle x86サーバー診断ガイドOracle ILOM 3.0.xをサポートするサーバー向け』を参照してください。

    http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E23161_01

  • Oracle Database Appliance X3-2/X4-2については、次のOracle ILOM 3.1を搭載したサーバーのOracle x86サーバー診断、アプリケーションおよびユーティリティ・ガイドを参照してください。

    http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E23161_01

システムのインジケータおよびLED
システムおよびそのコンポーネントのステータスを一目でわかるように表示します。
電源投入時自己診断テスト(POST)
システムのコア・コンポーネント(CPU、メモリーおよびマザーボードI/Oブリッジ統合回路)をテストします。
U-Boot
Oracle ILOMを起動する前に、SPの側面を初期化およびテストします。SPメモリー、SP、ネットワーク・デバイスおよびI/Oデバイスをテストします。
  • Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の詳細は、次の『Oracle x86サーバー診断ガイドOracle ILOM 3.0.xをサポートするサーバー向け』を参照してください。

    http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E23161_01

  • Oracle Database Appliance X3-2/X4-2については、次のOracle ILOM 3.1を搭載したサーバーのOracle x86サーバー診断、アプリケーションおよびユーティリティ・ガイドを参照してください。

    http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E23161_01

Pc-Check
すべてのマザーボード・コンポーネント(CPU、メモリーおよびI/O)、ポートおよびスロットをテストするDOSベースのユーティリティ。
  • Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の詳細は、次の『Oracle x86サーバー診断ガイドOracle ILOM 3.0.xをサポートするサーバー向け』を参照してください。

    http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E23161_01

  • Oracle Database Appliance X3-2/X4-2については、次のOracle ILOM 3.1を搭載したサーバーのOracle x86サーバー診断、アプリケーションおよびユーティリティ・ガイドを参照してください。

    http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E23161_01

サービス・プロセッサのリセット

サービス・プロセッサのリセットが必要な場合(ファームウェアの更新後など)があります。ホストOSに影響を及ぼさずに、Oracle ILOMを使用してサーバー・ノードSPをリセットできます。ただし、この処理により現在のOracle ILOMセッションが切断され、リセットが完了するまで新しいセッションを開始できなくなります。

Oracle ILOM WebインタフェースまたはCLIを使用してSPをリセットする場合は、Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM)ドキュメント・ライブラリを参照してください。

http://www.oracle.com/goto/ILOM/docs


注意 ‐ ご使用のアプライアンスでサポートされているバージョンのOracle ILOMに該当するドキュメントを必ず参照してください。『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』のサポートされているコンポーネントおよび機能に関する項を参照してください。

Oracle ILOM WebインタフェースまたはCLIを使用してSPをリセットできない場合(SPがハングした場合など)は、次の表に説明されているSPリセット・ボタンを使用します。

ODA (オリジナル・バージョン)
ODA X3-2
ODA X4-2
  1. システム背面の電源および位置特定ボタン/LEDの横にある、SPリセット・ボタンを探します。

    『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』のOracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のバック・パネルに関する項を参照してください。

  2. 小さいスタイラスまたは非導電性物体を開口部に挿入し、凹型の押しボタン・スイッチを押します。

    SPがリセットされます。