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Oracle® Server X5-2L Linux オペレーティングシステムインストールガイド

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更新: 2014 年 10 月
 
 

PXE ネットワークブートを使用して SLES 11 SP3 をインストールする

この手順では、PXE ネットワーク環境から SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 11 SP3 をブートする方法について説明します。次のソースからインストールメディアをブートすることを前提にしています。

  • SLES 11 SP3 の AutoYaST イメージ (ネットワークリポジトリ)

AutoYaST を利用すると、システム管理者は、 SLES オペレーティングシステムを複数のシステムにインストールできます。AutoYaST を使用した自動インストールの準備方法については、次の場所にある SUSE のドキュメントを参照してください。

https://www.suse.com/documentation/sles11/

始める前に

SLES 11 PXE インストールを実行する前に、次の要件を満たしていることを確認してください。

  • AutoYaST を使用してインストールを行う場合は、次の操作が必要です。

    • AutoYast プロファイルを作成します。

    SUSE Linux Enterprise Server 11 のドキュメントに記載された AutoYaST のインストール手順に従います。

  • PXE を使用してネットワーク経由でインストールメディアをブートするには、次の操作が必要です:

    • インストールツリーをエクスポートするようにネットワーク (NFS、FTP、HTTP) サーバーを構成します。

    • PXE のブートに必要なファイルを TFTP サーバー上に構成します。

    • PXE 構成からブートするように、サーバーの MAC ネットワークポートアドレスを構成します。

    • DHCP (動的ホスト構成プロトコル) を構成します。

ネットワーク経由で SUSE メディアをブートするための手順については、次の場所にある『SUSE Linux Enterprise Server Deployment Guide』の「Automated Deployment with PXE Boot」を参照してください。

https://www.suse.com/documentation/sles11/book_sle_deployment/data/book_sle_deployment.html

  1. PXE ネットワーク環境が正しく設定され、SLES のインストールメディアを PXE ブートで使用できることを確認します。
  2. サーバーをリセットするか、サーバーの電源を入れます。

    たとえば、次のいずれかを実行します。

    • ローカルサーバーでは、サーバーのフロントパネルにある電源ボタンを押して (約 1 秒) サーバーの電源を切り、電源ボタンをもう一度押してサーバーの電源を入れます。

    • Oracle ILOM Web インタフェースから「Host Management」->「Power Control」をクリックし、次に「Select Action」リストボックスから「Reset」を選択して、「Save」をクリックします。

    • Oracle ILOM CLI でreset /System」と入力します

    サーバーがブートプロセスを開始し、BIOS 画面が表示されます。


    image:BIOS 画面の図。

    注 -  次のイベントがすぐに発生するため、次の手順では集中する必要があります。画面に表示される時間が短いため、これらのメッセージを注意して観察してください。スクロールバーが表示されないように画面のサイズを拡大してもかまいません。
  3. BIOS 画面で、F8 キーを押して、一時ブートデバイスを指定します。

    「Please Select Boot Device」メニューが表示され、使用可能なブートデバイスが一覧表示されます。

  4. 「Please Select Boot Device」メニューで、使用している PXE ネットワークインストールサーバーと通信できるように構成されている PXE インストールブートデバイス (物理ネットワークポート) を選択して、Enter キーを押します。

    ネットワークブートローダーがロードされ、ブートプロンプトが表示されます。数秒後、インストールカーネルのロードが開始されます。

    最初の SUSE Linux ブート画面が表示されます。

  5. インストールを続行する場合は、ローカルメディアまたはリモートメディアを使用して SLES 11 SP3 を手動でインストールするStep 5 に進みます。