Oracle® 1.6 TB NVMe SSD ユーザーガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

NVMe ドライブの冷却のトラブルシューティング

サーバーの適切な内部動作温度を維持することは、サーバーの健全性のために非常に重要です。サーバーのシャットダウンやコンポーネントの損傷を防ぐには、温度超過やハードウェア関連の問題が発生したときにすぐに対処してください。

SSD は、73° C までのフラッシュディスク温度で完全な帯域幅のパフォーマンスが継続的に得られるように設計されています。カードの動作が保証されているホストプラットフォームは、必要なソフトウェア更新が適用されていれば、最悪条件の環境でも最大温度まで十分な余裕を持って動作します。

ステータスインジケータを使用して、Oracle 1.6 TB NVMe SSD のステータスを判断します。LED には、SSD の問題を診断するための重要なステータスインジケータがあります。Status Indicatorsを参照してください。

システムの最大動作温度を超えた場合、あるいは、システム障害が発生してフラッシュメモリーモジュールの内部温度がこの制限を超えて上昇した場合、SSD は次のように反応します。

  • 73° C - ドライブ書き込みスロットリングが有効になって SSD 電力が減少します。

    • SSD ステータスインジケータはオレンジ色で、保守アクション要求。

    • ユーティリティーの出力に温度警告が表示されます。

  • 78° C - 追加のドライブ書き込みスロットリングが有効になります。

    • SSD ステータスインジケータはオレンジ色で、保守アクション要求。

    • ユーティリティーの出力にクリティカルな温度ステータスが表示されます。


      Caution

      注意  -  クリティカルな温度が持続するとデータが失われる可能性があります。


追加の保守情報については、サーバーのドキュメントを参照してください。

次の図は、SSD 温度センサーの場所を示しています。

image:Oracle 1.6 TB NVMe SSD の温度センサーの場所を示す図

(1): SSD 温度センサーの場所 (ASIC の下の PCB の両側)

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