Oracle® 1.6 TB NVMe SSD ユーザーガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

既存の NVMe ストレージドライブの交換 (CRU)

ドライブで障害が発生した場合、または使用可能なドライブ寿命を超えた場合は、Oracle 1.6 TB NVMe SSD を交換します。


Caution

注意  -  コンポーネントが損傷する可能性があります。サーバープラットフォームが異なると、NVMe 対応ベイの位置が異なります。サーバーの NVMe 対応ベイを識別するには、NVMe ストレージドライブをサーバーの NVMe 対応スロットに取り付ける前に、サーバーのオレンジ色のシルクスクリーンに NVMe# というラベルが付いていることを確認します。サーバーのシャーシには、NVMe 対応構成 (Oracle NVMe スイッチコントローラカードおよびケーブルなど) が含まれている必要があります。



Caution

注意  -  コンポーネントが損傷する可能性があります。回路基板およびドライブには、静電気に非常に弱い電子部品が組み込まれています。衣服または作業環境で発生する通常量の静電気によって、これらのボード上にあるコンポーネントが損傷を受けることがあります。コンポーネントのコネクタエッジには触れないでください。これらの手順では、静電放電に弱いコンポーネントを取り扱う必要があります。静電放電は、コンポーネントの障害の原因となる可能性があります。損傷を防ぐため、ESD Safety Measuresで説明されている静電気防止対策を必ず実行してください。


次のタスクでは、手順の例について説明します。サーバーのサービスマニュアルの手順に従います。

  1. ドライブを取り外す前に、必要に応じてサーバーのオペレーティングシステムを準備します。

    NVMe ストレージドライブの取り付けおよび取り外しサービスアクション中の正常シャットダウンについては、サーバーのサービスマニュアルの手順に従います。

    NVMe ストレージドライブをアンマウントします。

  2. 取り外す NVMe ドライブの物理的な位置を特定します。

    Caution

    注意  -  コンポーネントが損傷する可能性があります。2.5 インチスモールフォームファクタドライブを使用するときは、サーバーのフロントパネルにある NVMe というラベルの付いたサーバースロット (SFF-8639 ディスクバックプレーンおよびコネクタ付き) を探します (このスロットは次の図に示すようにラベル付けされた Oracle 1.6 TB NVMe SSD のサポートに対応しています)。NVMe ストレージドライブを、HDD のみをサポートする NVMe 非対応スロット (HDD とラベル付けされた) に取り付けないでください。



    image:Oracle 1.6 TB NVMe SSD フロントラベルを示す図。
  3. ドライブのフロントパネルにあるステータスインジケータに注意して、交換が必要なサーバーのドライブを確認します。
    • NVMe ストレージドライブの青色の取り外し可能ステータスインジケータ (LED) が点灯していることを確認します。

    • 緑色 (操作可能)、オレンジ色 (ディスク障害)、青色 (SSD の取り外し準備完了)

    • Status Indicatorsを参照してください。

  4. NVMe ストレージドライブをサーバーから取り外します。
    1. 取り外すドライブのラッチリリースボタンを押してドライブのラッチを開きます。

      ドライブのフロントパネルにある取り外しレバーボタンを押し、レバーを全開位置まで押し上げます。

    2. 開いた取り外しレバーを持って、ドライブをゆっくりと手前に引き出します。
    3. ドライブをすぐに交換しない場合は、サーバーの空のドライブスロットにフィラーパネルを取り付けます。

      ドライブを交換しない場合は、空のドライブスロットにフィラーパネルを取り付けて適切な通気を維持し、管理タスクを実行してドライブなしで動作するようにサーバーを構成します。


      image:サーバー前面からの Oracle 1.6 TB NVMe SSD の取り外しを示す図
  5. NVMe ストレージドライブの取り外しを確認します。

    NVMe ストレージドライブの識別については、サーバーのサービスマニュアルの手順に従います。

  6. NVMe ストレージドライブを取り付け (または交換) します。

    ドライブは、取り付けたスロットに従って物理的にアドレスが指定されます。取り外したドライブと同じスロットに、交換用のドライブを取り付けることが重要です。

    Supported Servers and Operating Systems in Oracle Flash Accelerator F160 PCIe Card and Oracle 1.6 TB NVMe SSD Product Notesを参照してください。

    1. ドライブの背面版の中央を指で押して、ドライブを空きスロットに差し込みます。

      ドライブがしっかり固定されるまでスロット内にスライドさせます。

    2. ドライブラッチを閉じてドライブを所定の位置に固定します。

      ドライブの背面版の中央を指で押して、取り外しレバーをシャーシにはめ込みます。取り外しレバーを閉じ、レバーがはまり込んでサーバー前面と水平になるようにします。


      image:サーバー前面への Oracle 1.6 TB NVMe SSD の取り付けを示す図

    Caution

    注意  -  コンポーネントが損傷する可能性があります。2.5 インチスモールフォームファクタドライブを使用するときは、サーバーのフロントパネルにある NVMe というラベルの付いたサーバースロット (SFF-8639 ディスクバックプレーンおよびコネクタ付き) を探します (このスロットは Oracle 1.6 TB NVMe SSD のサポートに対応しています)。NVMe ストレージドライブを NVMe 非対応スロット (HDD) に取り付けないでください。


  7. ホットプラグ保守アクションの場合は、NVMe ストレージドライブを構成し、ドライブの可用性を確認します。
    • NVMe ストレージドライブの構成および識別については、サーバーのサービスマニュアルの手順に従います。

    • 適切なソフトウェアコマンドを使用して、システムを操作可能状態に戻します。

      • 必要に応じて、NVMe ストレージドライブに電源を入れます。

      • 必要に応じて、デバイスドライバを接続します。

      • 手動の介入が必要な場合は、ミラーを再度アクティブにします。

      • 手動の介入が必要な場合は、ミラーを再度同期します。

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