Oracle® 1.6 TB NVMe SSD ユーザーガイド

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更新: 2016 年 4 月
 
 

Oracle 1.6 TB NVMe SSD の最適化のガイドライン

パフォーマンスを最適化するために、サーバーで Oracle 1.6 TB NVMe SSD を設定するときは次のガイドラインを確認してください。

  • ブロックサイズは、サーバーオペレーティングシステムまたはファイルシステムから構成でき、Oracle データベースのデフォルトサイズに設定します。

  • Oracle 1.6 TB NVMe SSD は、4k に整列されたアドレスを使用して 4k の倍数のサイズでデータ転送を行う場合に最適なパフォーマンスが得られるように設計されています。パーティションを 4k 境界で開始するように整列してください。

  • ZFS ファイルシステムでは、手動で整列する必要がある場合があります。Oracle 1.6 TB NVMe SSD の最大転送サイズは 128k です。大きい転送サイズの入出力要求は、サイズが 128k 以下の転送サイズに分割されます。最適なパフォーマンスのため、転送サイズを 128k に制限して、小さな転送サイズへの分割に伴う追加のオーバーヘッドを避けてください。

  • Oracle 1.6 TB NVMe SSD は、タイプ EFI のラベルを使用してフォーマットしてください (format -e コマンド)。

    EFI ラベルが ZFS によって作成されるときはデフォルトの開始セクターが 256 であること (ブロックサイズが 512 の場合は 128k で S1 を整列する) を確認します。vtoc ラベルのデフォルトのシリンダサイズは 50176 (224*224) ブロックです。ブロックサイズが 512 の場合、デフォルトの Oracle Solaris オペレーティングシステムのパーティションサイズは 512k で整列します。例: 50176*512 = 49*512*1024

    4k 整列を指定し、保証します。EFI ラベルのデフォルトの開始セクター 34 は、4k 整列値ではありません。Solaris の format コマンドの partition サブコマンドを使用して、開始セクターを 256 またはほかの 128k 整列値に変更します。セクターあたり 512B です。

  • ZFS ファイルシステムでは、ディスク全体が ZFS に割り当てられている場合 (推奨)、パーティションが 8k 境界で開始するように自動的に整列されます。個々の EFI パーティションを ZFS プールに割り当てる場合は、前述のとおり、パーティションが 4k 整列されていることを確認してください。1.6 TB NVMe SSD での ZFS の最適なパフォーマンスについては、ZFS のベストプラクティスガイドおよび『ZFS Evil Tuning Guide』を参照してください。

  • 最高のパフォーマンスのため、システムが、Specificationsに示されている物理的、環境的、および電気的な仕様を満たしていることを確認します。

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