パフォーマンスを最適化するために、サーバーで Oracle 1.6 TB NVMe SSD を設定するときは次のガイドラインを確認してください。
ブロックサイズは、サーバーオペレーティングシステムまたはファイルシステムから構成でき、Oracle データベースのデフォルトサイズに設定します。
Oracle 1.6 TB NVMe SSD は、4k に整列されたアドレスを使用して 4k の倍数のサイズでデータ転送を行う場合に最適なパフォーマンスが得られるように設計されています。パーティションを 4k 境界で開始するように整列してください。
ZFS ファイルシステムでは、手動で整列する必要がある場合があります。Oracle 1.6 TB NVMe SSD の最大転送サイズは 128k です。大きい転送サイズの入出力要求は、サイズが 128k 以下の転送サイズに分割されます。最適なパフォーマンスのため、転送サイズを 128k に制限して、小さな転送サイズへの分割に伴う追加のオーバーヘッドを避けてください。
Oracle 1.6 TB NVMe SSD は、タイプ EFI のラベルを使用してフォーマットしてください (format -e コマンド)。
EFI ラベルが ZFS によって作成されるときはデフォルトの開始セクターが 256 であること (ブロックサイズが 512 の場合は 128k で S1 を整列する) を確認します。vtoc ラベルのデフォルトのシリンダサイズは 50176 (224*224) ブロックです。ブロックサイズが 512 の場合、デフォルトの Oracle Solaris オペレーティングシステムのパーティションサイズは 512k で整列します。例: 50176*512 = 49*512*1024。
4k 整列を指定し、保証します。EFI ラベルのデフォルトの開始セクター 34 は、4k 整列値ではありません。Solaris の format コマンドの partition サブコマンドを使用して、開始セクターを 256 またはほかの 128k 整列値に変更します。セクターあたり 512B です。
ZFS ファイルシステムでは、ディスク全体が ZFS に割り当てられている場合 (推奨)、パーティションが 8k 境界で開始するように自動的に整列されます。個々の EFI パーティションを ZFS プールに割り当てる場合は、前述のとおり、パーティションが 4k 整列されていることを確認してください。1.6 TB NVMe SSD での ZFS の最適なパフォーマンスについては、ZFS のベストプラクティスガイドおよび『ZFS Evil Tuning Guide』を参照してください。
最高のパフォーマンスのため、システムが、Specificationsに示されている物理的、環境的、および電気的な仕様を満たしていることを確認します。