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Oracle® Storage 12 Gb/s SAS PCIe RAID 内蔵 HBA 設置ガイド

(HBA モデル 7110116 および 7110117 対応)

Oracle Technology Network
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ドキュメント情報

このドキュメントの使用方法

第 1 章 HBA の概要

第 2 章 ハードウェアの取り付けと取り外し

第 3 章 ブート前の環境でのブート可能ドライブの作成

第 4 章 HBA ソフトウェアのインストール

Oracle Solaris のドライバおよびファームウェアのインストール

ファームウェアの更新

Linux のドライバおよびファームウェアのインストール

Linux ドライバをインストールするには

ファームウェアの更新

Windows Server のドライバおよびファームウェアのインストール

Windows ドライバをインストールするには

ファームウェアの更新

Oracle VM のドライバおよびファームウェアのインストール

Oracle VM ドライバをインストールするには

VMware のドライバおよびファームウェアのインストール

HBA のデフォルトキャッシュ設定の変更

UEFI ブートモードで HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更するには

レガシーブートモードで HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更するには

ネイティブ VMware HBA ドライバの置換

IP 接続、ESXi シェル、および SSH を有効にするには

ネイティブ VMware HBA ドライバを置換するには

RAID 構成ユーティリティーのインストール

第 5 章 既知の問題

付録 A HBA の仕様

用語集

HBA のデフォルトキャッシュ設定の変更

インストールオプションの 1 つとして、システムに HBA を設置したあとで VMware ESXi をインストールできます。このセクションでは、HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更することにより、システムで VMware ESXi テクノロジのインストールを完了する方法について説明します。すでに VMware ESXi テクノロジをシステムにインストールしている場合は、このセクションの手順に従わないでください。代わりに、ネイティブ VMware HBA ドライバの置換 に直接進みます。

VMware ESXi テクノロジのインストール時に、次のエラーメッセージが表示されます。

ESXi 5.5 install error: could not create locker database

インストールのこの時点で、HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更する必要があります。システム BIOS が UEFI ブートモードとレガシーブートモードのどちらに設定されているかに基づいて、HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更するために異なるユーティリティーを使用する必要があります。次のいずれかを実行します。

UEFI ブートモードで HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更するには

システム BIOS が UEFI ブートモードに設定されていて、すでに HBA がシステムに設置されたあとで VMware テクノロジをインストールする場合は、このセクションの手順を実行します。

  1. ドライブおよびそのスロットを検証するには の説明に従って、BIOS 設定ユーティリティーの「MegaRAID Configuration Utility」メニューにアクセスします。
  2. 矢印キーを使用して、「LSI MegaRAID Configuration Utility」メニューオプションに移動して、Enter キーを押します。

    図 4-1  MegaRAID 構成ユーティリティーにアクセスする


    image:「MegaRAID Configuraiton」ユーティリティーのメイン画面の図。
  3. 表示されるメニューオプションから、「Configuration Management」メニューオプションに移動して Enter キーを押し、「Create Virtual Drive」メニューオプションに移動して Enter キーを押します。

    これは、VMware ESXi テクノロジのインストールを計画する仮想ドライブです。

    図 4-2  「Create Virtual Drive」メニューオプション


    image:「Create Virtual Drive」メニューの図。
  4. 表示されるページで、矢印キーを使用して「Skip」フィールドに移動し、Enter キーを押します。

    図 4-3  「Skip」フィールドの選択


    image:「MegaRAID Configuration Utility」の「Skip」フィールドの図。
  5. 「Read Policy」および「I/O Policy」フィールドの値を確認し、書きとめます。

    これらがデフォルトの HBA キャッシュ設定です。VMware テクノロジのインストールが完了したら、これらのデフォルトキャッシュ設定に戻す必要があります。

  6. 矢印キーを使用して次のフィールドに移動し、次のように編集します。
    • Select RAID Level – 矢印キーを使用してこのフィールドに移動し、Enter キーを押します。表示されるポップアップウィンドウから、仮想ドライブの RAID レベルを選択し、Enter キーを押します。

    • Read Policy – 矢印キーを使用してこのフィールドに移動し、Enter キーを押します。表示されるポップアップウィンドウから、「No Read Ahead」を選択し、Enter キーを押します。

    • I/O Policy – 矢印キーを使用してこのフィールドに移動し、Enter キーを押します。表示されるポップアップウィンドウから、「Cached」を選択し、Enter キーを押します。

    図 4-4  HBA のキャッシュ設定の変更


    image:「Create Virtual Drive」画面の図。
  7. 矢印キーを使用して「Save Configuration」フィールドに移動し、Enter キーを押します。
  8. 表示される画面から、「Confirm」フィールドの値を「Enabled」に変更し、「Yes」フィールドに移動し、Enter キーを押して構成を保存します。

    図 4-5  構成の保存


    image:構成を保存する画面の図。
  9. Tab キーを使用して「Exit」タブに移動し、「Save Changes and Exit」を選択し、Enter キーを押します。

    図 4-6  ユーティリティーの終了


    image:ユーティリティーを終了する方法を示す図。

    これで、ユーティリティーが終了します。システムをリブートしてキャッシュ設定の変更を受け入れ、VMware ESXi 5.5 のインストールを完了することができます。

  10. VMware ESXi テクノロジのインストールが完了したら、ユーティリティーに戻り、デフォルトキャッシュ設定 (手順で書きとめた値) に戻します。

    ネイティブ VMware HBA ドライバの置換 の説明に従って、HBA ネイティブドライバを置換できます。

レガシーブートモードで HBA のデフォルトキャッシュ設定を変更するには

システム BIOS がレガシーブートモードに設定されていて、すでに HBA がシステムに設置されたあとで VMware テクノロジをインストールする場合は、このセクションの手順を実行します。

  1. 論理ドライブの作成に使用可能なドライブを検証するにはの説明に従って、BIOS 構成ユーティリティーにアクセスします。
  2. 表示されるページから、矢印キーを使用して VMware ESXi テクノロジのインストールを計画している仮想ドライブに移動し、Enter キーを押します。

    図 4-7  BIOS 構成ユーティリティーから仮想ドライブの選択


    image:BIOS 構成ユーティリティーで仮想ドライブを選択する方法の図。
  3. F2 キーを押して仮想ドライブの「Operations」メニューを表示し、矢印キーを使用して「Properties」メニューオプションに移動し、Enter キーを押します。

    図 4-8  「Properties」メニューオプションの選択


    image:仮想ドライブのプロパティーを表示する方法を示す図。
  4. 表示されるページから、矢印キーを使用して「Advanced」ボタンに移動し、Enter キーを押します。

    図 4-9  高度な仮想ドライブプロパティーを表示する


    image:仮想ドライブの「Properties」画面の「Advanced」ボタンを示す図。
  5. 「Read Policy」および「I/O Policy」フィールドの値を確認し、書きとめます。

    これらがデフォルトのキャッシュ設定です。VMware テクノロジのインストールが完了したら、これらのデフォルトキャッシュ設定に戻す必要があります。

  6. 表示される「Advanced Properties」ポップアップウィンドウから、矢印キーを使用して次のフィールドに移動し、次のように編集します。
    • 「Read Policy」 – このフィールドに移動し、Enter キーを押します。表示されるポップアップウィンドウから、「Normal」を選択し、Enter キーを押します。

    • 「I/O Policy」 – このフィールドに移動し、Enter キーを押します。表示されるポップアップウィンドウから、「Cached」を選択し、Enter キーを押します。

    図 4-10  デフォルトキャッシュ設定の変更


    image:仮想ドライブのデフォルトキャッシュ設定を変更する方法を示す図。
  7. 矢印キーを使用して「OK」ボタンに移動し、Enter キーを押して「Advanced Properties」ポップアップウィンドウを終了します。
  8. 矢印キーを使用して「Properties」ページの「OK」ボタンに移動し、変更を保存します。

    ユーティリティーのメインページに戻ります。

  9. Esc キーを押し、表示されるポップアップウィンドウから、矢印キーを使用して「OK」ボタンに移動し、Enter キーを押します。

    図 4-11  BIOS 構成ユーティリティーの終了


    image:ユーティリティーを終了する方法を示す図。

    これで、ユーティリティーが終了します。システムをリブートしてキャッシュ設定の変更を受け入れ、VMware ESXi テクノロジをインストールします。

  10. VMware ESXi テクノロジのインストールが完了したら、ユーティリティーに再度アクセスし、デフォルトキャッシュ設定 (手順で書きとめた値) に戻します。

    ネイティブ VMware HBA ドライバの置換 の説明に従って、ネイティブ HBA ドライバを置換できます。